人類が異種族からセクハラを受けまくっているSF未来世界で人間男性軍人(42歳)が虫系種族に産みつけファックされる話

ぱふぇ

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 頭が眩む。アルコールのせいだけじゃない。 ヴェクスの告白は、どんな酒よりもよほど強く俺の頭を揺らしていた。
 高位の将校としての磨き上げられた外見の下で、彼も他の甲虫族コレオプテランのオスと同じように、何百万年もの進化で刻み込まれた遺伝子のプログラミングと戦っていたというのか?

 これは単なる、甲虫族コレオプテランの下級兵士が産卵管で物を考えているというような話ではない。ヴェクスなのだ。礼節を重んじ、威厳に満ちた、品位ある上級将校のヴェクスロル大佐が。そんな彼でさえそういった衝動から逃れられず、俺と知的な友情を築いている間もずっとそれを抑え込んでいたという事実……。
 その考えに顔が熱くなる。

 彼をそういった次元を超越した存在なのかと思うこともあった。他の同族を悩ます性衝動とは無縁なのだと。
 しかし違った。彼は自分の種族の本能の上に立つ、無感情な優越者なんかじゃなかった。れっきとした甲虫族コレオプテランのオスで、それに伴う全ての欲望を持っていた。
 唯一の違いは、鋼鉄のような規律と自制心、それらの本能に行動を支配させることを拒否する意志だけだった。

 これまでの全ての交流が、新しい光の下で捉え直される。
 彼が常に保っていた距離感、決して身体的な接触を持とうとしなかったこと。近づきすぎると身を引いた時も、副眼が俺の目から逸れた時も――俺はそれを軍紀と将校という立場によるものだと解釈していた。だが違った。あれは自制だった。
 この数ヶ月の間、完璧な自制を保つのに、どれほどの努力が必要だったのだろう? 本能が繁殖の器を求めて叫んでいる中で、知的な対等者として俺を扱い続けるのに。

 将校用ラウンジでの夜な夜なの会話、戦術や戦略についての真剣な議論。あの時も、今打ち明けられたような欲望と戦っていたのだろうか。
 会合の後、互いに自室に戻り、彼は報告書や戦略立案、指揮官としての職務に戻るのだと、いつも思い込んでいた。でも今は考えずにはいられなかった。
 俺たちの間に生まれる緊張に、彼もまた影響を受けていたのか。その緊張から解放される必要があったのか。
 ……俺のことを考えながら、自分を慰めただろうかと。

 その光景が頭に浮かぶ――彼の巨大な体が個室で一人きりになり、俺の前では決して表現を許さない衝動と格闘する姿。誇り高い大佐が、俺たちの関係を危うくすることを恐れ、秘密裏に自分を慰めることを強いられる……。
 それは友情への裏切りのように感じられるはずなのに、嫌悪を感じるどころか、体が熱くなっていく。
 ……くそ。こんなことを考えるべきじゃない。ヴェクスのそんな私的な瞬間を想像すべきじゃない。
 でも考えてしまう。
 そして悪いことに、これが初めてではなかった。
 過去に一度だけ、寝台で目を閉じながら、想像してしまったことがある。ラウンジでの会話の余韻が残る夜に。
 それは単なる肉体的な欲求不満によるものだと、孤独とストレスの結果だと自分に言い聞かせていた。
 今夜、初めて気づく。俺は彼の全てを見てみたいと願っていた。優れた知性と共に、抑圧された本能も。理性的な将校の顔と共に、原初の欲望を持つ甲虫族のオスの顔も。

 どうやら、俺たち二人とも自分を騙していたようだ。若年種族に敬意を持つ上級将校と、同盟種族と交友を育むために派遣された人間の大尉という、それぞれに割り当てられた役を演じながら。あの夜、ゼクスカから俺を救ってくれた時から築かれていた何かの周りを、ぐるぐる回り続けていた。

 甲虫族コレオプテランの性衝動というのは、彼らの存在そのものに組み込まれている――戦争と生存の千年単位の進化を経て形作られた、生物学的な命令だ。彼の種族全体を突き動かす繁殖欲求。そして彼はそれを抑制してきた。俺のために。俺たちが築いてきたものを、ただの肉体的な関係に堕さないために。
 甲虫族コレオプテランの戦士カーストのオスが、そのような欲求を抑え込むということは……まるで意志の力だけで大海を堰き止めようとするようなものだったはずだ。

 そして今、彼はついにそれを認めた。
 洗練され、教養ある仮面にほんのわずかな亀裂が入り、その下にいる原初の甲虫族コレオプテランのオスの姿が覗く。

 俺は考えずにはいられなかった。
 その抑制がついに崩れ去ったらどうなるのだろう?





「……っは、ん……んっ……」

 これほど異なる体の構造では、そう呼べるかどうかも分からないが――キスは必死で、圧倒的だった。異なる生物種、異なる身体構造。この遭遇に備えた進化のプログラムなど持ち合わせていない人類の唇に、甲虫族コレオプテランの蠢く口器が触れる。キチン質の大顎が何度も頬をかすめ、薄い熱線を引く。

 4本の腕が背を抱き寄せ、腰を抱き、顎を持ち上げ、耳を愛撫し、それ以上に、同時にあらゆる場所に存在するように感じられた。
 俺の足先はかろうじてデッキに触れているかどうか。支えを求めて彼の太い腕にしがみつきながら、もう片方の手で必死で背後の生体認証スキャナーを手探りする。

「……待て、ヴェクス、部屋……っん、スキャナーが、っ……」

 ようやく掌がスキャナーに触れ、ドアが開いた瞬間、俺たちはほとんどもつれこむようにして暗い部屋に転がり込んだ。通路の光が消え、扉が閉まる。
 真っ暗な部屋の中、揉み合い、互いの息を交換しながらよろめく。
 ベッドに背中から倒れ込んだ時、彼の複眼が暗闇で光っているのが見えた。それまでの慎重な自制が嘘のように、ヴェクスがその巨体で覆いかぶさってくる。

 理解する間もなく、うつ伏せにベッドに押しつけられた。急激な動きに息を呑む間もなく、ヴェクスの4本の腕が恐ろしいほどの効率で動く。主腕の一本が手首を頭上で掴み、もう一本が背を押さえつける。さらに副腕で腰を固定され、完全に身動きが取れなくなった。

「……ヴェク、ス、」

 心臓が胸から飛び出しそうなほど激しく打っている。
 かろうじて息を絞り出す。彼の重みで、浅い呼吸一つ一つが努力を要した。
 何年もの軍事訓練で培われた危険本能が、こんな体勢に身を置くな、抵抗しろ、戦え、逃げろと警鐘を鳴らしていた。
 恐怖で身が竦むべき状況で――俺は恐怖ではないもっとずっと危険な何かによって震えていた。

『……本当にいいんだな?』

 ヴェクスの声が耳元で低く唸った。
 言葉が出ない。

『ジョン……我が種族の作法に則って進めさせてもらうが、人間にとって何か少しでも不快に感じることがあれば……すぐに言ってくれ』

 大顎が優しく首筋に触れる。

『……安心しろ。他の同胞が君に示したような粗野な扱いはしないと、約束する』

 俺は混乱していた。今、彼の圧倒的な重量の下で、身動きすら取れない。それなのに、これが粗野ではないと?
 しかし、彼の仕草には一片の躊躇いもない。まるで当然のように、自然なことのように。そして、その事実が俺の中に衝撃的な理解をもたらした。

 待て。考えてみれば当たり前のことだった。彼らの進化の過程で、どんな風に繁殖が行われてきたのか。これが――これが甲虫族コレオプテランにとっての……正常位なのか?

 衝撃的な理解が全身を走った。
 数千年もの戦争、征服と所有の文化を通じて醸成された、彼らの交尾作法。ヴェクスの感覚では、これは暴力ではない。極めてノーマルなセックスなのだ。
 クラクラしてくる。今この瞬間、俺はただの人間の尺度では計れない何かを体験している。実際の甲虫族コレオプテランの交尾がどれほど激しいものか、想像すらできない。これが「穏やか」な方だと思うと、背筋が震えた。

『ジョン……ほしいと言ってくれ……お前の口から聞かせてくれ』

 最後の理性で踏みとどまるべきかもしれない。しかし、体は既に選択を済ませていた。俺は……勃起していた。何年も経験したことがないほど、硬く。身体と固いマットレスの間に挟まれて、ペニスがドクンドクンと疼いていた。心臓は狂ったように打ち続け、全身から汗が滲む。

 訓練された軍人として、指揮官として、俺は常に制御を握ることを求められてきた。だからこそ、この完璧な束縛の中で、その重圧から解放されることへの欲望が押し寄せる。
 ヴェクスのひんやりした体温、彼の存在感、その圧倒的な力に包まれている今、俺の中の何かが解き放たれたがっている。軍人でも、指揮官でもない。ただヴェクスに望まれる存在として。

『答えてくれ、ジョン』

 口の中がカラカラに乾いていた。
 躊躇いを振り払い、ついに言葉にする。

「の、望む……俺も望んでる、ヴェクス」

 その言葉と共に、これまでの全ての境界線が溶けていく。相手が異種族人だということも、種族間の力関係も、階級も、プロトコルも、そんなものは全て意味を失う。
 残ったのは純粋な、二つの存在の間の引力だけ。
 彼が応えた唸り声は、あまりに低く、骨の髄まで震えが来るのを感じた。
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