TERRITORY

( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )白夜

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1話

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雀の声で目を覚ます。
朝7時、起床。

「学校だりぃな・・・」

起ききっていない頭で、朝の支度を済ます。
食パンを適当に口に詰め込み、家を出る。

「今日も同じ時間だね!」

背後から挨拶が聞こえる。
幼馴染の龍堂好海りゅうどうこのみだ。

「自然と目が覚めるんだよ」

「今日もどこか攻めるの?」

「まだ決めてない」

そう言い、スマートフォンを確認する。

「学校周りは大方取れてるから、一旦はステイでいいんじゃないかな?」

「そっか!」

「会話に入ってくんな!」

そう言いスマートフォンをしまう。
そんな会話をしながら、普段通り登校する。
現代では、異能が当たり前になり異能者同士での争いが耐えない。
そんな中政府が作った法案が、TERRITORYだ。
領主を決め、グループ同士で自身のテリトリーを獲得でき、その広さにより社会的恩恵が貰える制度だ。
テリトリー同士での戦いに、一切の法的関与はなく全てアプリで管理されている。
要するに、ちゃんと手筈を踏めばなんでもありということだ。
細かい制約やらはあるが、説明すると長くなるので、ここでは割愛しよう。
そんな説明をしていると、教室に着き俺は席へと座る。
放課後までは睡眠時間に変換する。
授業が終われば俺たちの時間だ。
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