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放課後を告げるチャイムが鳴る。
隣の席の好海に起こされ、俺はその事実を知る。
「授業終わったよ!」
「あぁ、おはよ・・・」
俺たちは授業が終わると決まって、屋上に行く。
テリトリー会議があるからだ。
屋上の扉を開けると、既にメンバー2名が腰掛け待っていた。
「お前らいつも遅いぞ!」
「まぁまぁ、そんなに急がなくてもいいじゃない」
2人は俺のチームに所属している紅秋葉と千龍美希だ。
別クラスの為、普段は別集合という訳だ。
俺たちのチーム名はBLUE LAGOON。
テリトリーに参加できるのは15歳(高校1年)からだから、新設チームだ。
因みに皆んな小学校からの付き合いの奴らで、結成したチームだ。
「秋葉は時間にシビアだよね」
「まぁ、いい事なんじゃないか?時間は有限っていうしな」
「じゃあ、時間守ってよ!」
一様、この会議は毎日行っている。
日々状況は変わり、テリトリーの入れ替わりなどが激しいからである。
「最近はBee STARSの動きが活発だね」
「うちも狙われるかもしれないな」
「まぁ、そん時は倒しちゃえばいいのよ!」
「簡単に言うな~」
テリトリー戦はスマホで日時を指定し、相手が応じればその日に戦い、決められたオッズ分のテリトリーが勝者チームへ移動する。
俺らのテリトリーは、少数精鋭の為現在のメンバーは4人だが、大型チームは何百というメンバーを抱えているところもある。
新設の少数のため、現在はあまりマークされていない。
「明日は土曜だから近場で組もうと思ってるんだが、みんなコンディションはどうだ?」
「いつでもバチコイよ!」
「私も!」
「お任せします~」
「決まりだな。AI近場で良さそうなところに申請出しといてくれ」
「合点承知之助です!」
AIというのは、俺の異能でスマホに感情を持たせたAIのようなものだ。
電子機器系統は何でもやってくれる。
「明日の試合に向けて、お店でも寄っていきましょうよ!」
「そうだな」
そう言って、会議を終えた俺たちは街の中心地へと向かった。
隣の席の好海に起こされ、俺はその事実を知る。
「授業終わったよ!」
「あぁ、おはよ・・・」
俺たちは授業が終わると決まって、屋上に行く。
テリトリー会議があるからだ。
屋上の扉を開けると、既にメンバー2名が腰掛け待っていた。
「お前らいつも遅いぞ!」
「まぁまぁ、そんなに急がなくてもいいじゃない」
2人は俺のチームに所属している紅秋葉と千龍美希だ。
別クラスの為、普段は別集合という訳だ。
俺たちのチーム名はBLUE LAGOON。
テリトリーに参加できるのは15歳(高校1年)からだから、新設チームだ。
因みに皆んな小学校からの付き合いの奴らで、結成したチームだ。
「秋葉は時間にシビアだよね」
「まぁ、いい事なんじゃないか?時間は有限っていうしな」
「じゃあ、時間守ってよ!」
一様、この会議は毎日行っている。
日々状況は変わり、テリトリーの入れ替わりなどが激しいからである。
「最近はBee STARSの動きが活発だね」
「うちも狙われるかもしれないな」
「まぁ、そん時は倒しちゃえばいいのよ!」
「簡単に言うな~」
テリトリー戦はスマホで日時を指定し、相手が応じればその日に戦い、決められたオッズ分のテリトリーが勝者チームへ移動する。
俺らのテリトリーは、少数精鋭の為現在のメンバーは4人だが、大型チームは何百というメンバーを抱えているところもある。
新設の少数のため、現在はあまりマークされていない。
「明日は土曜だから近場で組もうと思ってるんだが、みんなコンディションはどうだ?」
「いつでもバチコイよ!」
「私も!」
「お任せします~」
「決まりだな。AI近場で良さそうなところに申請出しといてくれ」
「合点承知之助です!」
AIというのは、俺の異能でスマホに感情を持たせたAIのようなものだ。
電子機器系統は何でもやってくれる。
「明日の試合に向けて、お店でも寄っていきましょうよ!」
「そうだな」
そう言って、会議を終えた俺たちは街の中心地へと向かった。
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