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第五章
神に翻弄された悪魔と人々3
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「新たなモンスターの出現を確認。先ほどと同じモンスターだと思われます。数は……ふ、増えていっています」
ドローンの方に目を向けると悪魔のようなモンスターがゾロゾロと路地に増えていっているのが見えた。
「少なくとも数十体は確認ができます。警戒してください」
ようやく本格的に相手のお出ましかと攻略隊もそのまま警戒を強める。
悪魔のようなモンスターが路地が飛び出してきて攻略隊に襲いかかる。
今回他のギルドも混ざってはいるがしっかりと大和ギルドの攻略隊の動きに合わせている。
タンクがモンスターを引きつけつつ防衛ライン守り、後ろから魔法使いなどの遠距離攻撃で数を減らす。
遠距離攻撃が止むと同時に近距離攻撃を行うダメージディーラーたちが前に出てモンスターと戦い始めた。
攻撃の切り替えまで非常にスムーズで一部の隙もない。
北条は指示は他の人に任せて一番前で戦っている。
大きな剣を振るってモンスターを一刀両断にする。
モンスターの等級も高くないので攻略隊も一切の苦戦もなく戦っているがモンスターが次から次へと出てくる。
「モンスターは各建物から出ているようです」
戦いながらモンスターの発生地点なども捜索する。
特定の場所からではなく町の建物からゾロゾロとモンスターが出てきて集まってきているようであった。
さらにドローンを飛ばして町の中を確認していく。
「町の中心部にある大きな屋形のモンスターが移動していません。そこに何かがいるかもしれません」
他のモンスターは攻略隊の方に向かっているのに、移動をしない異常な行動をしているモンスターの姿を見つけた。
そうした行動をしているのには何かの理由がある。
例えばボスクラスのモンスターがいるといったものだ。
「すごいもんだな……」
攻略隊の中だけではなくサポートも密に連絡を取り合っている。
圭たちがいなくてもよかったのではないかと思えるほどに攻略はなんの問題もなくスムーズに進んでいく。
一時は無限に湧いてくるのではないかと思ったほどのモンスターたちもちゃんと限界はあった。
家から出てこなくなり、ドローンで上から見ていると数が減っていることがよく分かる。
D級モンスターであるなら圭たちが相手しようと思った時には1体ずつ倒さねば危険だろうが、攻略隊は1人が1体を相手取っても余裕がある。
戦闘が終わると攻略隊はすぐに怪我の確認やモンスターを集めたりしている。
「安全確保。村雨さんお願いしますね」
「分かりました」
モンスターの死体を運ぶためにゲート中にトラックも入ってきている。
圭は免許も持っているので今回運転をお願いされた。
現場の攻略隊やドローンでも完全に大丈夫だと確認されてから圭はトラックの一台に乗り込んで戦闘現場に向かった。
現場に着くと攻略隊の人たちがトラックの荷台にモンスターを積み込んで行って、いっぱいになったら戻るという簡単なお仕事である。
『ジグダルザグダル
悪魔の力を受けたヒトの成れの果て。
モンスターに対抗するために悪魔の力を借りた一般の人が悪魔の力によって変容した姿である。
主君となる悪魔の命令を受けて動く。
すでに人ではないので知能は大きく損なわれているが、悪魔の力によって身体能力は高い。』
「……」
ほんの少し興味を持ったから真実の目で悪魔のようなモンスターのことを見てみた。
見なきゃよかったと思った。
「あれが……人だった?」
誰にも聞かれることはないつぶやき。
異形のモンスターが実は人だったという事実に圭は驚きを禁じ得ない。
「おい、もういいぞ」
死体を積み込んだ覚醒者がトラックの窓を叩いて圭に合図する。
「あ、はい」
そもそもゲートというものは滅亡した世界のカケラであるということを圭は知っている。
今いるゲートもどこかで滅亡を迎えた世界の一つなのだ。
この世界はどのような最後を迎えたのか。
モンスターに対抗するために悪魔の力を借りたということは追い詰められていたのかもしれないと思った。
もはや神すら頼ることができずに最後の最後に悪魔を頼って戦ったけれど、それでも敵わずに世界が滅びてしまったのだろうか。
答えが出ない疑問を考えながらトラックを走らせてゲート前まで戻ってきた。
そのまま外に出て覚醒者ではないドライバーに運転をバトンタッチして圭はまた中に戻った。
「お疲れ~」
「お疲れ様」
「ありがとう」
モンスターが人だった。
このことは重たい事実であるので圭はみんなに言わないことにした。
正体がなんであれ圭たちにできることはないが、知って気分のいいことではない。
この世界でも悪魔に取り込まれるの異形の姿になることもあるのかもしれない。
だがモンスターと戦うために人に力を与えたとしたら悪魔も案外敵とは言い切れない可能性があるともと思った。
こちらの世界の悪魔がそんな悪魔とは限らないし、悪魔の思惑も分からない以上味方だと見るのも危険なので一例としてそんなことがあったとだけ思っておく。
いつの間にか攻略隊も移動をしていた。
一休憩してモンスターが敷地から出てこない屋鋪の前まで行っていた。
ドローンの方に目を向けると悪魔のようなモンスターがゾロゾロと路地に増えていっているのが見えた。
「少なくとも数十体は確認ができます。警戒してください」
ようやく本格的に相手のお出ましかと攻略隊もそのまま警戒を強める。
悪魔のようなモンスターが路地が飛び出してきて攻略隊に襲いかかる。
今回他のギルドも混ざってはいるがしっかりと大和ギルドの攻略隊の動きに合わせている。
タンクがモンスターを引きつけつつ防衛ライン守り、後ろから魔法使いなどの遠距離攻撃で数を減らす。
遠距離攻撃が止むと同時に近距離攻撃を行うダメージディーラーたちが前に出てモンスターと戦い始めた。
攻撃の切り替えまで非常にスムーズで一部の隙もない。
北条は指示は他の人に任せて一番前で戦っている。
大きな剣を振るってモンスターを一刀両断にする。
モンスターの等級も高くないので攻略隊も一切の苦戦もなく戦っているがモンスターが次から次へと出てくる。
「モンスターは各建物から出ているようです」
戦いながらモンスターの発生地点なども捜索する。
特定の場所からではなく町の建物からゾロゾロとモンスターが出てきて集まってきているようであった。
さらにドローンを飛ばして町の中を確認していく。
「町の中心部にある大きな屋形のモンスターが移動していません。そこに何かがいるかもしれません」
他のモンスターは攻略隊の方に向かっているのに、移動をしない異常な行動をしているモンスターの姿を見つけた。
そうした行動をしているのには何かの理由がある。
例えばボスクラスのモンスターがいるといったものだ。
「すごいもんだな……」
攻略隊の中だけではなくサポートも密に連絡を取り合っている。
圭たちがいなくてもよかったのではないかと思えるほどに攻略はなんの問題もなくスムーズに進んでいく。
一時は無限に湧いてくるのではないかと思ったほどのモンスターたちもちゃんと限界はあった。
家から出てこなくなり、ドローンで上から見ていると数が減っていることがよく分かる。
D級モンスターであるなら圭たちが相手しようと思った時には1体ずつ倒さねば危険だろうが、攻略隊は1人が1体を相手取っても余裕がある。
戦闘が終わると攻略隊はすぐに怪我の確認やモンスターを集めたりしている。
「安全確保。村雨さんお願いしますね」
「分かりました」
モンスターの死体を運ぶためにゲート中にトラックも入ってきている。
圭は免許も持っているので今回運転をお願いされた。
現場の攻略隊やドローンでも完全に大丈夫だと確認されてから圭はトラックの一台に乗り込んで戦闘現場に向かった。
現場に着くと攻略隊の人たちがトラックの荷台にモンスターを積み込んで行って、いっぱいになったら戻るという簡単なお仕事である。
『ジグダルザグダル
悪魔の力を受けたヒトの成れの果て。
モンスターに対抗するために悪魔の力を借りた一般の人が悪魔の力によって変容した姿である。
主君となる悪魔の命令を受けて動く。
すでに人ではないので知能は大きく損なわれているが、悪魔の力によって身体能力は高い。』
「……」
ほんの少し興味を持ったから真実の目で悪魔のようなモンスターのことを見てみた。
見なきゃよかったと思った。
「あれが……人だった?」
誰にも聞かれることはないつぶやき。
異形のモンスターが実は人だったという事実に圭は驚きを禁じ得ない。
「おい、もういいぞ」
死体を積み込んだ覚醒者がトラックの窓を叩いて圭に合図する。
「あ、はい」
そもそもゲートというものは滅亡した世界のカケラであるということを圭は知っている。
今いるゲートもどこかで滅亡を迎えた世界の一つなのだ。
この世界はどのような最後を迎えたのか。
モンスターに対抗するために悪魔の力を借りたということは追い詰められていたのかもしれないと思った。
もはや神すら頼ることができずに最後の最後に悪魔を頼って戦ったけれど、それでも敵わずに世界が滅びてしまったのだろうか。
答えが出ない疑問を考えながらトラックを走らせてゲート前まで戻ってきた。
そのまま外に出て覚醒者ではないドライバーに運転をバトンタッチして圭はまた中に戻った。
「お疲れ~」
「お疲れ様」
「ありがとう」
モンスターが人だった。
このことは重たい事実であるので圭はみんなに言わないことにした。
正体がなんであれ圭たちにできることはないが、知って気分のいいことではない。
この世界でも悪魔に取り込まれるの異形の姿になることもあるのかもしれない。
だがモンスターと戦うために人に力を与えたとしたら悪魔も案外敵とは言い切れない可能性があるともと思った。
こちらの世界の悪魔がそんな悪魔とは限らないし、悪魔の思惑も分からない以上味方だと見るのも危険なので一例としてそんなことがあったとだけ思っておく。
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