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第七章
裸の付き合い
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ダンテとルシファーと別れた後なんとかゲートボスを倒してゲートを閉じた。
色々な事件はあったものの言われていた通りに出会いはあった。
起きたことについて通報した方がいいのではないかという考えがなかったわけではないがルシファーとは協力関係となった。
その上攻撃してきた悪魔教の男たちはルシファーを呼び出すための生贄となって死体も残っていない。
ダンテもいないしゲートは閉じて証拠となるものは何も残っていない。
結局通報するだけ面倒なことになると諦めた。
「ふぅ……」
圭は大きく息を吐き出した。
ダンテと別れてからさっさとゲートを閉じたので割と時間はあった。
ガッツリとお昼を食べてホテルに戻った圭たちはお風呂に入ることにしたのだ。
ホテルは少し離れたところから温泉を引っ張っているらしく、白濁した天然のお湯に浸かることもできる。
ルシファーのこととか世界を救うこととかお風呂に入っている間だけは忘れられる。
ホテルは泊まっている人が少なく、真っ昼間というタイミングでお風呂も貸切状態となっていた。
「これが裸の付き合いってやつですね……」
のんびりとお風呂に浸かる圭の横に薫が入ってきた。
大事なところを手で隠しながら少し恥ずかしそうに圭に笑顔を向ける。
「いつもありがとな」
「そんな……」
圭はポンと薫の頭に手を乗せた。
薫の参入はかなり大きい。
ヒーラーである薫の強化は戦闘能力を大きく底上げしてくれる。
戦いにおいて安定性が増すしヒーラーなのでもちろん治療もできる。
目に見えやすい大きな怪我だけではなく防御した時の手の痺れや細かい擦り傷切り傷も薫は治してくれる。
無茶はしないが多少の傷を気にしなくてもよくなったことは意外と精神的にも負担を軽くしてくれていた。
「へへっ……お役に立てたなら嬉しいです」
耳を赤くしてモジモジとする薫は少し色っぽさがあると圭は思った。
女の子ではないと分かっているのに思わずドキリとさせられてしまいそうでお湯をバシャリと顔にかける。
「圭さん……いい体してますよね」
「そうか?」
薫に言われて圭は自分の体を見る。
確かにかなり体は引き締まってガッチリとしてきたなと思った。
塔の中で特別配達人をしていた時には体を鍛えてもいなかった。
ぷよぷよした体ではなかったがやや細身で筋肉がついているとは言い難かった。
けれど覚醒者として活動するようになって体も鍛え始めた。
戦いの中で体も動かすので気づいたら割といい体になっていたのである。
「男らしい体で羨ましいです」
薫の体は白くて細い。
運動をやっていたようには見えない。
「硬いです」
「少し……くすぐったいな」
そっと手を伸ばした薫が圭の腕に触れる。
みんなのために前で戦う圭の腕はがっしりとしているなと薫は思った。
一方圭は広い浴場に二人きりで並んで座り、体を触られているのはなんだかいけないことをしているような気分になってくる。
「圭さん……」
「薫君?」
薫が熱っぽいような目で圭のことを見つめる。
「僕も……結構頑張ってると思うんです」
「そうだな。頑張ってるよ」
「その……昔からお父さんとお母さんは僕が頑張ると抱きしめてよくやったって言ってくれるんです」
「そうなのか」
「子供じゃないから親にそんなことしてもらうのはもう恥ずかしいんですけど……でも僕も褒めてほしくて……」
「えっと、それってつまり?」
「ギュッとして頑張ったなって言ってほしいなって……」
「い、今?」
「今じゃだめですか?」
ダメも何も今はお風呂に居て互いに裸である。
抱きしめて褒めるのは構わないけれど裸でそれをするのはかなり抵抗感がある。
薫はウルウルとした目で圭を見ている。
むしろここで断ると圭が薫のことを変に意識していることになってしまうだろうかと頭の中で考えが凄い勢いで巡っていく。
「ピッ、フィーネモホメテホシイ!」
「えっ、フィーネ!?」
男同士だしなんとも思わないのなら裸でも抱き合っていいのか? と圭の思考がぶっ飛び始めた時だった。
圭と薫の間に割り込むようにしてフィーネがお風呂を泳いできた。
流石に他の人がいるかもしれないとフィーネは部屋で留守番のはずだった。
なのにどうしているのかと圭も薫も驚いた。
「ヒトイナイ。カクニンズミ!」
こっそりとついてきていたフィーネはちゃんと他に人がいないことを見てお風呂に入っていた。
「……そうか」
フィーネがいないというのならそうなのだろう。
塩水で濡れるのはイヤなんて言っていたのにお風呂は好きだったりするフィーネ。
「まあ、後で褒めてあげるから」
フィーネの登場で混乱していた圭の思考も正常に戻った。
流石にお風呂で裸で抱き合うのは男性同士だとしてもマズイ。
「むぅ……分かりました」
少し残念そうな薫をよそに圭はお風呂でしっかりと疲れを流す。
お風呂から出て服を着てから薫のことをギュッとして褒めてあげた。
たださらに冷静になってみると圭が薫を抱きしめて褒めるのも何か違うのではないかと思ったのだけど、薫は嬉しそうだったので何も言わないことにした。
ついでにフィーネも抱きしめてくれというのでメタリック人型になったフィーネを抱っこした圭なのであった。
色々な事件はあったものの言われていた通りに出会いはあった。
起きたことについて通報した方がいいのではないかという考えがなかったわけではないがルシファーとは協力関係となった。
その上攻撃してきた悪魔教の男たちはルシファーを呼び出すための生贄となって死体も残っていない。
ダンテもいないしゲートは閉じて証拠となるものは何も残っていない。
結局通報するだけ面倒なことになると諦めた。
「ふぅ……」
圭は大きく息を吐き出した。
ダンテと別れてからさっさとゲートを閉じたので割と時間はあった。
ガッツリとお昼を食べてホテルに戻った圭たちはお風呂に入ることにしたのだ。
ホテルは少し離れたところから温泉を引っ張っているらしく、白濁した天然のお湯に浸かることもできる。
ルシファーのこととか世界を救うこととかお風呂に入っている間だけは忘れられる。
ホテルは泊まっている人が少なく、真っ昼間というタイミングでお風呂も貸切状態となっていた。
「これが裸の付き合いってやつですね……」
のんびりとお風呂に浸かる圭の横に薫が入ってきた。
大事なところを手で隠しながら少し恥ずかしそうに圭に笑顔を向ける。
「いつもありがとな」
「そんな……」
圭はポンと薫の頭に手を乗せた。
薫の参入はかなり大きい。
ヒーラーである薫の強化は戦闘能力を大きく底上げしてくれる。
戦いにおいて安定性が増すしヒーラーなのでもちろん治療もできる。
目に見えやすい大きな怪我だけではなく防御した時の手の痺れや細かい擦り傷切り傷も薫は治してくれる。
無茶はしないが多少の傷を気にしなくてもよくなったことは意外と精神的にも負担を軽くしてくれていた。
「へへっ……お役に立てたなら嬉しいです」
耳を赤くしてモジモジとする薫は少し色っぽさがあると圭は思った。
女の子ではないと分かっているのに思わずドキリとさせられてしまいそうでお湯をバシャリと顔にかける。
「圭さん……いい体してますよね」
「そうか?」
薫に言われて圭は自分の体を見る。
確かにかなり体は引き締まってガッチリとしてきたなと思った。
塔の中で特別配達人をしていた時には体を鍛えてもいなかった。
ぷよぷよした体ではなかったがやや細身で筋肉がついているとは言い難かった。
けれど覚醒者として活動するようになって体も鍛え始めた。
戦いの中で体も動かすので気づいたら割といい体になっていたのである。
「男らしい体で羨ましいです」
薫の体は白くて細い。
運動をやっていたようには見えない。
「硬いです」
「少し……くすぐったいな」
そっと手を伸ばした薫が圭の腕に触れる。
みんなのために前で戦う圭の腕はがっしりとしているなと薫は思った。
一方圭は広い浴場に二人きりで並んで座り、体を触られているのはなんだかいけないことをしているような気分になってくる。
「圭さん……」
「薫君?」
薫が熱っぽいような目で圭のことを見つめる。
「僕も……結構頑張ってると思うんです」
「そうだな。頑張ってるよ」
「その……昔からお父さんとお母さんは僕が頑張ると抱きしめてよくやったって言ってくれるんです」
「そうなのか」
「子供じゃないから親にそんなことしてもらうのはもう恥ずかしいんですけど……でも僕も褒めてほしくて……」
「えっと、それってつまり?」
「ギュッとして頑張ったなって言ってほしいなって……」
「い、今?」
「今じゃだめですか?」
ダメも何も今はお風呂に居て互いに裸である。
抱きしめて褒めるのは構わないけれど裸でそれをするのはかなり抵抗感がある。
薫はウルウルとした目で圭を見ている。
むしろここで断ると圭が薫のことを変に意識していることになってしまうだろうかと頭の中で考えが凄い勢いで巡っていく。
「ピッ、フィーネモホメテホシイ!」
「えっ、フィーネ!?」
男同士だしなんとも思わないのなら裸でも抱き合っていいのか? と圭の思考がぶっ飛び始めた時だった。
圭と薫の間に割り込むようにしてフィーネがお風呂を泳いできた。
流石に他の人がいるかもしれないとフィーネは部屋で留守番のはずだった。
なのにどうしているのかと圭も薫も驚いた。
「ヒトイナイ。カクニンズミ!」
こっそりとついてきていたフィーネはちゃんと他に人がいないことを見てお風呂に入っていた。
「……そうか」
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「まあ、後で褒めてあげるから」
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少し残念そうな薫をよそに圭はお風呂でしっかりと疲れを流す。
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たださらに冷静になってみると圭が薫を抱きしめて褒めるのも何か違うのではないかと思ったのだけど、薫は嬉しそうだったので何も言わないことにした。
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