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第八章
潜入、暴食の悪魔の城4
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「ピピ……オイシイ!」
「ん! これもいけるぞ」
「これも美味しいねぇ」
「こんなの初めて」
圭はスーツに着替えて、ついでにフィーネも人型になって一般招待客の会場でみんなと合流した。
圭が会場に行った時には料理が運び込まれていてモニター越しにアザードがパーティー開始の挨拶をしているところだった。
挨拶が終わってパーティーが始まった。
突っ立って話しているのも違和感があるしせっかく来たのに何もしないのはもったいないので料理を食べながら話し合いをしようと思った。
ただ料理が美味い。
一流料理人の料理ばかりなのでどの料理も美味くて話し合いが流れてしまう。
「とりあえず下の階にいるかもしれないのね?」
「見てきた感じだとそうだと思う」
「ただそう簡単に助け出せもしないかもしれないわね」
正確にはどこの部屋にいるのかも分からない。
見張りもいるし、見張りが呼んだもう一人の男が来るまでの時間を考えた時に同じ階にいたようだと圭は考えた。
つまりさらわれた人がいることは分かったのだけど、その人たちがどこにいるのか分からず見張りがそれなりの数いそうという状況なのである。
かなみの協力があれば大概の敵はどうにかなるだろうが騒ぎを聞きつければアザードが駆けつけるだろう。
相手の高等級覚醒者がアザードだけとも限らない。
動くにしても不確定なことが多い。
「……何かきっかけがあればいいんだけどな」
騒ぎでも起こってしまえばいいのにと圭はステーキを食べながら思った。
相手が万全の準備を整えている中で動き出すのはリスキーである。
ダンテがいつ動き出すのかも分からない。
このままでは満腹で動けなくなってしまいそうだ。
「きゃー!」
「なんだ!?」
突如として悲鳴が響いて会場に動揺が広がった。
会場の中からではない。
会場の外にあるエレベーターホールの方から悲鳴が聞こえてきていた。
「我々は異端審問官だ!」
何事かと警戒していると武装した覚醒者っぽい人たちが会場に入ってきた。
返り血なのか赤いものが鎧についている人がいてみんなに緊張が走る。
「異端審問官? なんでこんなところに?」
「異端審問官ってなんですか?」
「反悪魔を掲げる宗教集団よ」
人を堕落させたり騙したりする悪魔の契約者はどの国でも警戒されている。
犯罪の証拠が見つかれば逮捕や排斥されるし、排除する機会をうかがっているのだ。
しかし各国の警察や覚醒者組織とはまた別に悪魔教の根絶を掲げる組織がある。
それが異端審問官である。
欧州連盟に本拠地があり、反悪魔を掲げて悪魔教の覚醒者を倒したり支部を攻撃したりする過激な組織である。
ただ悪魔教の排斥を行ってくれているので欧州連盟では活動について黙認されている。
「日本に支部はないはずだけど……」
どの人も外国人のようで、最初に異端審問官だと名乗った先頭に立っている男性以外は英語で話している。
異端審問官たちはキョロキョロと会場を見回して招待客の顔を確認している。
「な、なんだ!?」
一人の男が異端審問官によって日本語を話す異端審問官の前に引きずり出される。
「いやしくも悪魔に魂を売った者よ! 我々が貴様を浄化する!」
「な、何を……」
「あ、あいつ人を殺したぞ!」
「ひ、ひぃっ!」
日本語を話す異端審問官はためらうこともなく剣を振り下ろして引きずり出された男の首を刎ねた。
会場にいた客の間に大きな動揺が広がっていき、覚醒者でもない人たちは目の前で人が死んだことに顔を青くしている。
[次はお前だ!]
「クッ……何をする! 俺は悪魔なんかじゃ……」
『井上慶太
レベル139[86]
総合ランクE[F]
筋力D[E](一般)
体力E[F](無才)
速度E[F](無才)
魔力D[E](一般)
幸運E(無才)
スキル:無し
才能:無し』
「お兄さん」
「……あいつ悪魔教だ」
圭は連れていかれる男を真実の目で見てみた。
するとステータスを見る限り悪魔から力を受け取っている覚醒者のようだった。
日本語を話す異端審問官は再び悪魔教の覚醒者の男の首を切り飛ばした。
[お前ら何者だ!]
下の階から覚醒者たちが上がってきた。
中には圭が先ほど会ったジョンという覚醒者もいた。
[あいつらは悪夢教だ! 正義の名の下に倒すのだ!]
『斎藤ウルフ
レベル233
総合ランクC
筋力C(一般)
体力B(英雄)
速度B(一般)
魔力C(一般)
幸運D(一般)
スキル:魔の契約を見抜く目[貸与]
才能:無し』
日本語を話す異端審問官のことを確認してみる。
能力値は普通なのだがスキルは貸与となっている。
ここまでスキルの貸与など悪魔教の覚醒者でのステータスしか見たことない。
「何が起きてるんだ?」
異端審問官と船を守る悪魔教の覚醒者とで戦いが始まる。
「……圭君。これはチャンスじゃないかしら?」
「そうかもしれないな」
想像していたものではないけれど騒ぎが起きた。
異端審問官と戦うために下にいた覚醒者も来ているということは警備が手薄になっているということである。
「みんな、下の階に行くぞ」
異端審問官と悪魔教が戦っている間に圭たちは会場を抜け出すことにした。
「ん! これもいけるぞ」
「これも美味しいねぇ」
「こんなの初めて」
圭はスーツに着替えて、ついでにフィーネも人型になって一般招待客の会場でみんなと合流した。
圭が会場に行った時には料理が運び込まれていてモニター越しにアザードがパーティー開始の挨拶をしているところだった。
挨拶が終わってパーティーが始まった。
突っ立って話しているのも違和感があるしせっかく来たのに何もしないのはもったいないので料理を食べながら話し合いをしようと思った。
ただ料理が美味い。
一流料理人の料理ばかりなのでどの料理も美味くて話し合いが流れてしまう。
「とりあえず下の階にいるかもしれないのね?」
「見てきた感じだとそうだと思う」
「ただそう簡単に助け出せもしないかもしれないわね」
正確にはどこの部屋にいるのかも分からない。
見張りもいるし、見張りが呼んだもう一人の男が来るまでの時間を考えた時に同じ階にいたようだと圭は考えた。
つまりさらわれた人がいることは分かったのだけど、その人たちがどこにいるのか分からず見張りがそれなりの数いそうという状況なのである。
かなみの協力があれば大概の敵はどうにかなるだろうが騒ぎを聞きつければアザードが駆けつけるだろう。
相手の高等級覚醒者がアザードだけとも限らない。
動くにしても不確定なことが多い。
「……何かきっかけがあればいいんだけどな」
騒ぎでも起こってしまえばいいのにと圭はステーキを食べながら思った。
相手が万全の準備を整えている中で動き出すのはリスキーである。
ダンテがいつ動き出すのかも分からない。
このままでは満腹で動けなくなってしまいそうだ。
「きゃー!」
「なんだ!?」
突如として悲鳴が響いて会場に動揺が広がった。
会場の中からではない。
会場の外にあるエレベーターホールの方から悲鳴が聞こえてきていた。
「我々は異端審問官だ!」
何事かと警戒していると武装した覚醒者っぽい人たちが会場に入ってきた。
返り血なのか赤いものが鎧についている人がいてみんなに緊張が走る。
「異端審問官? なんでこんなところに?」
「異端審問官ってなんですか?」
「反悪魔を掲げる宗教集団よ」
人を堕落させたり騙したりする悪魔の契約者はどの国でも警戒されている。
犯罪の証拠が見つかれば逮捕や排斥されるし、排除する機会をうかがっているのだ。
しかし各国の警察や覚醒者組織とはまた別に悪魔教の根絶を掲げる組織がある。
それが異端審問官である。
欧州連盟に本拠地があり、反悪魔を掲げて悪魔教の覚醒者を倒したり支部を攻撃したりする過激な組織である。
ただ悪魔教の排斥を行ってくれているので欧州連盟では活動について黙認されている。
「日本に支部はないはずだけど……」
どの人も外国人のようで、最初に異端審問官だと名乗った先頭に立っている男性以外は英語で話している。
異端審問官たちはキョロキョロと会場を見回して招待客の顔を確認している。
「な、なんだ!?」
一人の男が異端審問官によって日本語を話す異端審問官の前に引きずり出される。
「いやしくも悪魔に魂を売った者よ! 我々が貴様を浄化する!」
「な、何を……」
「あ、あいつ人を殺したぞ!」
「ひ、ひぃっ!」
日本語を話す異端審問官はためらうこともなく剣を振り下ろして引きずり出された男の首を刎ねた。
会場にいた客の間に大きな動揺が広がっていき、覚醒者でもない人たちは目の前で人が死んだことに顔を青くしている。
[次はお前だ!]
「クッ……何をする! 俺は悪魔なんかじゃ……」
『井上慶太
レベル139[86]
総合ランクE[F]
筋力D[E](一般)
体力E[F](無才)
速度E[F](無才)
魔力D[E](一般)
幸運E(無才)
スキル:無し
才能:無し』
「お兄さん」
「……あいつ悪魔教だ」
圭は連れていかれる男を真実の目で見てみた。
するとステータスを見る限り悪魔から力を受け取っている覚醒者のようだった。
日本語を話す異端審問官は再び悪魔教の覚醒者の男の首を切り飛ばした。
[お前ら何者だ!]
下の階から覚醒者たちが上がってきた。
中には圭が先ほど会ったジョンという覚醒者もいた。
[あいつらは悪夢教だ! 正義の名の下に倒すのだ!]
『斎藤ウルフ
レベル233
総合ランクC
筋力C(一般)
体力B(英雄)
速度B(一般)
魔力C(一般)
幸運D(一般)
スキル:魔の契約を見抜く目[貸与]
才能:無し』
日本語を話す異端審問官のことを確認してみる。
能力値は普通なのだがスキルは貸与となっている。
ここまでスキルの貸与など悪魔教の覚醒者でのステータスしか見たことない。
「何が起きてるんだ?」
異端審問官と船を守る悪魔教の覚醒者とで戦いが始まる。
「……圭君。これはチャンスじゃないかしら?」
「そうかもしれないな」
想像していたものではないけれど騒ぎが起きた。
異端審問官と戦うために下にいた覚醒者も来ているということは警備が手薄になっているということである。
「みんな、下の階に行くぞ」
異端審問官と悪魔教が戦っている間に圭たちは会場を抜け出すことにした。
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