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第一章
都合の良いスカウト2
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「ご存じありませんか? ええと……ああ、あった」
森山はカバンの中を漁ってまた別のパンフレットを取り出した。
「覚醒者育成プログラムがある学校が鬼頭アカデミーです」
「覚醒者育成プログラム?」
「安全に覚醒者として成長できるように授業として戦い方やモンスターを学ぶのです。数年前にできたばかりですが卒業生には犬沢優(イヌサワユウ)や北見朱音(キタミアカネ)といった第一線で活躍する覚醒者もいます」
いわゆる高校に当たるのが鬼頭アカデミーなのだが普通の授業の他に覚醒者のための授業があるのが大きな特徴である。
鬼頭正義(キトウマサヨシ)という覚醒者が作った学校なので鬼頭アカデミーという名前になっている。
「本来なら希望者を募って覚醒から面倒を見てくれるのですが覚醒している子も通えますし、覚醒後のフォローや覚醒者としての力の使い方も学べます」
「で、ですけどそこを出たから覚醒者としてやっていくしか……」
「そうでもありませんよ。教育プログラムそのものとしてもちゃんと学ぶことはできるので覚醒者以外の道を歩む人もいます」
「それでも……」
覚醒者の学校になんて通ったら覚醒者になるしかないんじゃないか。
そんな心配がゆかりの中にあった。
どの親だってそうであるが子供に危険なことなどしてほしくない。
覚醒者は稼げる側面があるけれど危険な仕事であるし最悪の場合は死んでしまう。
だからゆかりはトモナリが覚醒者になることは反対だった。
実際回帰前もずっとゆかりが反対するからトモナリは必要に迫られるまで覚醒者とは無縁な人生を歩んでいた。
「母さん、俺鬼頭アカデミーに行ってみたい」
ここまで黙していたトモナリは今だと口を開いた。
「トモナリ?」
「俺、知ってるんだ。父さんも覚醒者だったんでしょ?」
ゆかりがどうしてそこまで渋るのか、トモナリは知っていた。
「父さんみたいに……とは言わないけど俺も人のために戦えるなら戦いたいと思うんだ」
トモナリの父親は覚醒者だった。
ゆかりとまだ小さかったトモナリを守るためにモンスターと戦って覚醒した。
そこから覚醒者として活躍していたのだが試練ゲート攻略中に不慮の事故で亡くなってしまったのである。
生活に余裕があるわけではないが、女手一つでも困らない程度にやっていけているのは覚醒者の遺族を支える制度があるためだった。
そして父親のことがあるためにゆかりはトモナリが覚醒者になることに難色を示していたのだ。
トモナリはこのことを大きくなってから聞いた。
父親が何をしていた人なのかずっと謎だったけれどそうだったのかと納得したものだ。
「どこでそんなことを……」
「母さん。俺はまだ母さんから見て子供かもしれないけど……何もできない赤ん坊じゃないんだ。ここで覚醒したのもなにかの縁かもしれない」
「…………トモナリ」
鬼頭アカデミーに行きたいということは覚醒者になりたいということとほとんど変わらない。
そのことにわずかな抵抗感を覚えるけれど今ゆかりの胸の中にある感情はまた別のものだった。
トモナリは真っ直ぐな目を見て自分の意見を述べている。
自分の息子の成長をゆかりは感じた。
同時に成長してしまったことに寂しさも覚えた。
「ご家族で話し合ってよく考えてみてください。色々と支援制度や特別な奨学金などもありますので」
「……分かりました」
ともあれ森山の前で決めることでもない。
通報の報奨金は後々振り込まれることになって森山は帰っていった。
「本当にアカデミーに?」
森山が帰って改めてゆかりがトモナリに意思の確認をする。
森山が帰ったのでヒカリがそっと部屋から出てきてトモナリの膝の上に座った。
話し合いをしている雰囲気は感じているので声を出さないところはちゃんと空気を読めている。
「うん、本当に行ってみたいんだ」
正直なところ森山の話を聞いてトモナリはよしと思っていた。
覚醒したトモナリは鬼頭アカデミーに通いたいとどこかのタイミングでゆかりに打ち明けるつもりだったのだ。
覚醒者として色々と学びながら他で活動するよりも安全に強くなることができる。
他の覚醒者との縁も繋げるし、トモナリの年齢前後には将来活躍する人も多かったと思う。
さらにはアカデミーではいくつかの事件が起きたことがあったとトモナリは記憶していた。
「父さんのことだけじゃない。俺は母さんも守りたいんだ」
早めに力をつけることは将来における事件に介入して未来を正すためでもあるが、ゆかりを守りたいという思いもトモナリの中にはあった。
女手一つでトモナリを育ててくれたゆかりはゲートやモンスターのせいで十分な恩を返すこともできないままに亡くなってしまう。
もうそんな悲劇は繰り返さない。
「今度は俺が母さんを守るから。そのためにも鬼頭アカデミーに通いたいんだ」
「トモナリ……」
ゆかりは思わぬ息子の思いにウルっとしている。
子供だったのに、男の子になった。
それも立派な男の子。
「剣道を習い始めたのだって全部そのためなんだ」
「……いつの間にか大きくなったのね」
ダメと言うつもりだった。
でもその前にトモナリに行きたいと言われてしまった。
こんな目で言われてダメと言えるだろうか。
こんな想いをぶつけられて否定できるだろうか。
ゆかりにはできない。
子供はいつか自分の手の内から飛び立っていくものだと誰かが言っていたとゆかりは思い出した。
飛び立つ時は分かると思っていたのに、気づいたらトモナリは翼を広げて大きく飛んでいたのだ。
「……行きなさい」
こぼれかけた涙を指で拭ってゆかりは微笑んだ。
イジメ事件が起きてトモナリがどうなるのか心配していた。
でもトモナリはしっかりと前を見て進もうとしている。
それをゆかりの感情で妨げてはならないと感じた。
「色々と支援制度もあるみたいだしお金のことは心配しなくていいから」
ゆかりは鬼頭アカデミーのパンフレットをぱらりとめくる。
アカデミーの学長である鬼頭の顔写真があってアカデミーを作った理由や理念が書いてある。
鬼頭を信頼できるかはわからない。
でも自分の道を進もうとしているトモナリのことは信じてみようと思った。
森山はカバンの中を漁ってまた別のパンフレットを取り出した。
「覚醒者育成プログラムがある学校が鬼頭アカデミーです」
「覚醒者育成プログラム?」
「安全に覚醒者として成長できるように授業として戦い方やモンスターを学ぶのです。数年前にできたばかりですが卒業生には犬沢優(イヌサワユウ)や北見朱音(キタミアカネ)といった第一線で活躍する覚醒者もいます」
いわゆる高校に当たるのが鬼頭アカデミーなのだが普通の授業の他に覚醒者のための授業があるのが大きな特徴である。
鬼頭正義(キトウマサヨシ)という覚醒者が作った学校なので鬼頭アカデミーという名前になっている。
「本来なら希望者を募って覚醒から面倒を見てくれるのですが覚醒している子も通えますし、覚醒後のフォローや覚醒者としての力の使い方も学べます」
「で、ですけどそこを出たから覚醒者としてやっていくしか……」
「そうでもありませんよ。教育プログラムそのものとしてもちゃんと学ぶことはできるので覚醒者以外の道を歩む人もいます」
「それでも……」
覚醒者の学校になんて通ったら覚醒者になるしかないんじゃないか。
そんな心配がゆかりの中にあった。
どの親だってそうであるが子供に危険なことなどしてほしくない。
覚醒者は稼げる側面があるけれど危険な仕事であるし最悪の場合は死んでしまう。
だからゆかりはトモナリが覚醒者になることは反対だった。
実際回帰前もずっとゆかりが反対するからトモナリは必要に迫られるまで覚醒者とは無縁な人生を歩んでいた。
「母さん、俺鬼頭アカデミーに行ってみたい」
ここまで黙していたトモナリは今だと口を開いた。
「トモナリ?」
「俺、知ってるんだ。父さんも覚醒者だったんでしょ?」
ゆかりがどうしてそこまで渋るのか、トモナリは知っていた。
「父さんみたいに……とは言わないけど俺も人のために戦えるなら戦いたいと思うんだ」
トモナリの父親は覚醒者だった。
ゆかりとまだ小さかったトモナリを守るためにモンスターと戦って覚醒した。
そこから覚醒者として活躍していたのだが試練ゲート攻略中に不慮の事故で亡くなってしまったのである。
生活に余裕があるわけではないが、女手一つでも困らない程度にやっていけているのは覚醒者の遺族を支える制度があるためだった。
そして父親のことがあるためにゆかりはトモナリが覚醒者になることに難色を示していたのだ。
トモナリはこのことを大きくなってから聞いた。
父親が何をしていた人なのかずっと謎だったけれどそうだったのかと納得したものだ。
「どこでそんなことを……」
「母さん。俺はまだ母さんから見て子供かもしれないけど……何もできない赤ん坊じゃないんだ。ここで覚醒したのもなにかの縁かもしれない」
「…………トモナリ」
鬼頭アカデミーに行きたいということは覚醒者になりたいということとほとんど変わらない。
そのことにわずかな抵抗感を覚えるけれど今ゆかりの胸の中にある感情はまた別のものだった。
トモナリは真っ直ぐな目を見て自分の意見を述べている。
自分の息子の成長をゆかりは感じた。
同時に成長してしまったことに寂しさも覚えた。
「ご家族で話し合ってよく考えてみてください。色々と支援制度や特別な奨学金などもありますので」
「……分かりました」
ともあれ森山の前で決めることでもない。
通報の報奨金は後々振り込まれることになって森山は帰っていった。
「本当にアカデミーに?」
森山が帰って改めてゆかりがトモナリに意思の確認をする。
森山が帰ったのでヒカリがそっと部屋から出てきてトモナリの膝の上に座った。
話し合いをしている雰囲気は感じているので声を出さないところはちゃんと空気を読めている。
「うん、本当に行ってみたいんだ」
正直なところ森山の話を聞いてトモナリはよしと思っていた。
覚醒したトモナリは鬼頭アカデミーに通いたいとどこかのタイミングでゆかりに打ち明けるつもりだったのだ。
覚醒者として色々と学びながら他で活動するよりも安全に強くなることができる。
他の覚醒者との縁も繋げるし、トモナリの年齢前後には将来活躍する人も多かったと思う。
さらにはアカデミーではいくつかの事件が起きたことがあったとトモナリは記憶していた。
「父さんのことだけじゃない。俺は母さんも守りたいんだ」
早めに力をつけることは将来における事件に介入して未来を正すためでもあるが、ゆかりを守りたいという思いもトモナリの中にはあった。
女手一つでトモナリを育ててくれたゆかりはゲートやモンスターのせいで十分な恩を返すこともできないままに亡くなってしまう。
もうそんな悲劇は繰り返さない。
「今度は俺が母さんを守るから。そのためにも鬼頭アカデミーに通いたいんだ」
「トモナリ……」
ゆかりは思わぬ息子の思いにウルっとしている。
子供だったのに、男の子になった。
それも立派な男の子。
「剣道を習い始めたのだって全部そのためなんだ」
「……いつの間にか大きくなったのね」
ダメと言うつもりだった。
でもその前にトモナリに行きたいと言われてしまった。
こんな目で言われてダメと言えるだろうか。
こんな想いをぶつけられて否定できるだろうか。
ゆかりにはできない。
子供はいつか自分の手の内から飛び立っていくものだと誰かが言っていたとゆかりは思い出した。
飛び立つ時は分かると思っていたのに、気づいたらトモナリは翼を広げて大きく飛んでいたのだ。
「……行きなさい」
こぼれかけた涙を指で拭ってゆかりは微笑んだ。
イジメ事件が起きてトモナリがどうなるのか心配していた。
でもトモナリはしっかりと前を見て進もうとしている。
それをゆかりの感情で妨げてはならないと感じた。
「色々と支援制度もあるみたいだしお金のことは心配しなくていいから」
ゆかりは鬼頭アカデミーのパンフレットをぱらりとめくる。
アカデミーの学長である鬼頭の顔写真があってアカデミーを作った理由や理念が書いてある。
鬼頭を信頼できるかはわからない。
でも自分の道を進もうとしているトモナリのことは信じてみようと思った。
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