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朝、ハルタカが発つ際に優しく口づけされてまた羞恥と混乱の渦に放り込まれてしまい、おろおろした。ハルタカはそんなマヒロの顔を見て少し微笑み、「すまぬ」と言って走り去っていった。
そして何とか気持ちを落ち着かせたマヒロはアーセルに断って、騎士団の鍛練場に来ていた。
アーセルの戦いぶりをもう一度見てみたいと思ったのだ。
今は選抜期間でもあるので、騎士以外の退異師も多数鍛練場にいる。だからいつもに増して人が多い。
騎士の太刀筋と退異師の太刀筋は全く違っていて、県を交わし合っていてもお互いやりにくそうにしているのが素人のマヒロでも見ていてわかった。どちらかと言えば臨機応変な戦い方ができる退異師の方が押していることが多いように見える。
ジャックの伴侶である退異師のエレネは、退異師の中でも腕のいい「二位退異師」という身分らしい。エレネはぱっと見、マヒロと同じくらいの背丈で細く見えるのだがその分、身が軽く騎士たちの剣戟を軽々と避けている。そのくせもたらされる一撃は騎士たち曰く「岩のように重い」らしく、撃ち込まれたものは誰しもすぐには立てないほどの様子だった。
ほっそりして見えるエレネの強さに思わず舌を巻いていると、別の退異師が「異生物相手だとこれより凄まじい」旨を教えてくれ、啞然としたものである。
そんな中でもアーセルの強さは群を抜いている。無論、エレネをはじめとした退異師たちにも全く引けを取らない腕前のようで、誰かに押し込まれ劣勢になっている、というようなアーセルの姿は見たことがなかった。
あれだけがっしりした体つきであるのに身の軽さはエレネにも引けを取っていない。そして太刀筋が目に見えぬほどに速い。強い者同士で手合わせしているとマヒロはその剣を目で追えないほどである。
「‥強い、と思うんだけどなあ‥。」
マヒロには武芸の心は全くないし、格闘技などもあまり見たことはないので何とも言えないのだが、退異師や騎士たちに説明を受けながら鍛練を見た限りでは、アーセルが誰よりも強いように見えた。
「やっぱり異生物相手だと違うもの、なのかな?」
休憩を取るため、マヒロの近くのベンチにやってきたエレネにそう尋ねてみる。エレネは黒髪黒目のマリキシャで、顔立ちは大人っぽい女性のようなのだが身体つきは細マッチョ、というようなヒトである。いわゆる男装の麗人のようでマヒロはちょっとイケナイ扉を開けてしまいそうなのだが。
エレネはふふっと笑って水を飲んだ。
「確かに異生物相手だと色々勝手が違うところはあるな。マヒロ様は異生物を見たことはあるか?」
マヒロは、この世界に来たばかりの時に出会ったおぞましいものを思い出して身震いをした。
「一回だけ」
「あれは、何とも言えず不気味で恐ろしいだろう?」
マヒロはこくこくと頷いた。あの気持ち悪さは今でもよく覚えている。
「普通の、力が弱いヒトが立ち向かうのは無理なものなんだよ、異生物ってのは。まず精神力がある程度強くないと太刀打ちできないし、武器にマリキやレイリキを流せないと異生物を攻撃することもできないからね」
「ああ、回路がついてないと戦えないんですよね?」
エレネは自分の持っている細身の剣をぶんと振ってみせた。
「そう、よく知っているね。ああ、マヒロ様はヨーリキシャだったか。‥じゃあ、俺の剣に少しヨーリキを通してみるかい?」
そう言われておそるおそるエレネの剣を手に取った。剝き出しのそれはぎらりときらめいていて何だか怖ろしい。柄の部分はマヒロの手でも楽に持てるほど細かった。
ゆっくりと教わった通りにヨーリキを流していく。
剣の素材、構成の情報がじわじわと頭の中に入り込んでくる。丁寧に作られたよい剣だ。回路と言われている部分に意識を向けるようにヨーリキを流す。
すると剣の奥の方に刻まれているらしき回路に意識が当たった。繊細に作られていて、美しい紋様のようになっている。そこに何度もマリキが注がれたのであろう痕跡があり、その痕跡がまた回路を彩って美しい。
今まで感じたことのない感触にマヒロは驚いた。実際に使われている回路は、このようにリキシャの痕跡を残すのか。そしてこのように美しいのか。
これまで触れた武器は未使用の回路のものしかなかったので、そのあからさまな違いに思わず感嘆させられる。
「回路って、こんな風になるんですね‥すごい、綺麗です」
「綺麗?なのか。俺は回路の状態が目に見えるわけではないからそれはヨーリキシャにしかわからない感覚なのかもしれないな」
「回路にマリキを通している時に見えたりはしないんですか?」
痕跡だけでもこんなに美しいのだから、回路に力が通っている時はなお一層美しいだろうに、とマヒロは残念に思った。
そんなマヒロの顔を見たエレネは、あっはっはと優しげな顔に似合わず豪快に笑い飛ばした。
「マヒロ様、忘れてないかい?俺がマリキを通すときは異生物に相対している時だけだ。そんな余裕はないよ」
言われてみればその通りで、マヒロは恥ずかしくなった。命のやり取りの中で使われるものだということが回路の美しさを見て頭から飛んでしまっていた。
「ご、ごめんなさい、あんまり綺麗だったからそういう事が抜けてしまって」
「いや、謝ることはないよ。普段使っているものをそんなふうに言ってもらえるのは嬉しいし。‥そうだ、他のヒトたちの武器も見せてもらったら?ヒトによって回路は違うと思うし面白いかもしれない」
「‥そう、ですね、ありがとうございます」
自分の命を預けるような大切な武器を、マヒロの好奇心のために見せてくれと言っていいものだろうか、という躊躇が歯切れの悪い返事にさせる。
マヒロの返事を聞いたエレネは、すぐに大きな声で鍛錬場に呼びかけた。
「おーい!マヒロ様に武器を見せてもいいってやつがいたらこっちに来てくれ!」
げっ、何ということを大声で言うのだ、とマヒロが目を白黒させて慌てていると、休憩中だった騎士や退異師がわらわらと寄り集まってきた。
「え、マヒロ様にお見せするって?どういう事だ?」
「異生物用回路を見てみたいらしい」
「ああ、マヒロ様はヨーリキシャだからな』
「是非見てください」
「あ~見ていただきたいけど俺の回路あんまりいいやつじゃないかも」
「俺のは昨日異生物を叩き斬ったばかりなんで回路面白いかもしれませんよ」
「そんなのお前だけじゃねえよ」
「マヒロ様俺の獲物弓なんですけど御覧になりますか」
「マヒロ様は回路入力できるんですか?だったらお願いしたいです」
「マヒロ様はヨーリキも最近使い方を練習されたばかりなんだ、無理言うな!」
「いてっ」
「マヒロ様、おれのは大剣で重いかもしれませんが」
あっという間に手に手に自分の獲物をもって差し出してくる人々に、マヒロはすっかり慌ててしまって碌に返事ができなくなってしまった。何よりほとんどが屈強な身体つきの騎士や退異師たちに囲まれて、もはや周りが見えない。
その様子を見たエレネが一番近くにいた退異師を、決して軽くとは言えない力でぶん殴った。
「邪魔!お前たち邪魔!そんでみんないっぺんに喋んな!うっとうしい。並べ!」
そして何とか気持ちを落ち着かせたマヒロはアーセルに断って、騎士団の鍛練場に来ていた。
アーセルの戦いぶりをもう一度見てみたいと思ったのだ。
今は選抜期間でもあるので、騎士以外の退異師も多数鍛練場にいる。だからいつもに増して人が多い。
騎士の太刀筋と退異師の太刀筋は全く違っていて、県を交わし合っていてもお互いやりにくそうにしているのが素人のマヒロでも見ていてわかった。どちらかと言えば臨機応変な戦い方ができる退異師の方が押していることが多いように見える。
ジャックの伴侶である退異師のエレネは、退異師の中でも腕のいい「二位退異師」という身分らしい。エレネはぱっと見、マヒロと同じくらいの背丈で細く見えるのだがその分、身が軽く騎士たちの剣戟を軽々と避けている。そのくせもたらされる一撃は騎士たち曰く「岩のように重い」らしく、撃ち込まれたものは誰しもすぐには立てないほどの様子だった。
ほっそりして見えるエレネの強さに思わず舌を巻いていると、別の退異師が「異生物相手だとこれより凄まじい」旨を教えてくれ、啞然としたものである。
そんな中でもアーセルの強さは群を抜いている。無論、エレネをはじめとした退異師たちにも全く引けを取らない腕前のようで、誰かに押し込まれ劣勢になっている、というようなアーセルの姿は見たことがなかった。
あれだけがっしりした体つきであるのに身の軽さはエレネにも引けを取っていない。そして太刀筋が目に見えぬほどに速い。強い者同士で手合わせしているとマヒロはその剣を目で追えないほどである。
「‥強い、と思うんだけどなあ‥。」
マヒロには武芸の心は全くないし、格闘技などもあまり見たことはないので何とも言えないのだが、退異師や騎士たちに説明を受けながら鍛練を見た限りでは、アーセルが誰よりも強いように見えた。
「やっぱり異生物相手だと違うもの、なのかな?」
休憩を取るため、マヒロの近くのベンチにやってきたエレネにそう尋ねてみる。エレネは黒髪黒目のマリキシャで、顔立ちは大人っぽい女性のようなのだが身体つきは細マッチョ、というようなヒトである。いわゆる男装の麗人のようでマヒロはちょっとイケナイ扉を開けてしまいそうなのだが。
エレネはふふっと笑って水を飲んだ。
「確かに異生物相手だと色々勝手が違うところはあるな。マヒロ様は異生物を見たことはあるか?」
マヒロは、この世界に来たばかりの時に出会ったおぞましいものを思い出して身震いをした。
「一回だけ」
「あれは、何とも言えず不気味で恐ろしいだろう?」
マヒロはこくこくと頷いた。あの気持ち悪さは今でもよく覚えている。
「普通の、力が弱いヒトが立ち向かうのは無理なものなんだよ、異生物ってのは。まず精神力がある程度強くないと太刀打ちできないし、武器にマリキやレイリキを流せないと異生物を攻撃することもできないからね」
「ああ、回路がついてないと戦えないんですよね?」
エレネは自分の持っている細身の剣をぶんと振ってみせた。
「そう、よく知っているね。ああ、マヒロ様はヨーリキシャだったか。‥じゃあ、俺の剣に少しヨーリキを通してみるかい?」
そう言われておそるおそるエレネの剣を手に取った。剝き出しのそれはぎらりときらめいていて何だか怖ろしい。柄の部分はマヒロの手でも楽に持てるほど細かった。
ゆっくりと教わった通りにヨーリキを流していく。
剣の素材、構成の情報がじわじわと頭の中に入り込んでくる。丁寧に作られたよい剣だ。回路と言われている部分に意識を向けるようにヨーリキを流す。
すると剣の奥の方に刻まれているらしき回路に意識が当たった。繊細に作られていて、美しい紋様のようになっている。そこに何度もマリキが注がれたのであろう痕跡があり、その痕跡がまた回路を彩って美しい。
今まで感じたことのない感触にマヒロは驚いた。実際に使われている回路は、このようにリキシャの痕跡を残すのか。そしてこのように美しいのか。
これまで触れた武器は未使用の回路のものしかなかったので、そのあからさまな違いに思わず感嘆させられる。
「回路って、こんな風になるんですね‥すごい、綺麗です」
「綺麗?なのか。俺は回路の状態が目に見えるわけではないからそれはヨーリキシャにしかわからない感覚なのかもしれないな」
「回路にマリキを通している時に見えたりはしないんですか?」
痕跡だけでもこんなに美しいのだから、回路に力が通っている時はなお一層美しいだろうに、とマヒロは残念に思った。
そんなマヒロの顔を見たエレネは、あっはっはと優しげな顔に似合わず豪快に笑い飛ばした。
「マヒロ様、忘れてないかい?俺がマリキを通すときは異生物に相対している時だけだ。そんな余裕はないよ」
言われてみればその通りで、マヒロは恥ずかしくなった。命のやり取りの中で使われるものだということが回路の美しさを見て頭から飛んでしまっていた。
「ご、ごめんなさい、あんまり綺麗だったからそういう事が抜けてしまって」
「いや、謝ることはないよ。普段使っているものをそんなふうに言ってもらえるのは嬉しいし。‥そうだ、他のヒトたちの武器も見せてもらったら?ヒトによって回路は違うと思うし面白いかもしれない」
「‥そう、ですね、ありがとうございます」
自分の命を預けるような大切な武器を、マヒロの好奇心のために見せてくれと言っていいものだろうか、という躊躇が歯切れの悪い返事にさせる。
マヒロの返事を聞いたエレネは、すぐに大きな声で鍛錬場に呼びかけた。
「おーい!マヒロ様に武器を見せてもいいってやつがいたらこっちに来てくれ!」
げっ、何ということを大声で言うのだ、とマヒロが目を白黒させて慌てていると、休憩中だった騎士や退異師がわらわらと寄り集まってきた。
「え、マヒロ様にお見せするって?どういう事だ?」
「異生物用回路を見てみたいらしい」
「ああ、マヒロ様はヨーリキシャだからな』
「是非見てください」
「あ~見ていただきたいけど俺の回路あんまりいいやつじゃないかも」
「俺のは昨日異生物を叩き斬ったばかりなんで回路面白いかもしれませんよ」
「そんなのお前だけじゃねえよ」
「マヒロ様俺の獲物弓なんですけど御覧になりますか」
「マヒロ様は回路入力できるんですか?だったらお願いしたいです」
「マヒロ様はヨーリキも最近使い方を練習されたばかりなんだ、無理言うな!」
「いてっ」
「マヒロ様、おれのは大剣で重いかもしれませんが」
あっという間に手に手に自分の獲物をもって差し出してくる人々に、マヒロはすっかり慌ててしまって碌に返事ができなくなってしまった。何よりほとんどが屈強な身体つきの騎士や退異師たちに囲まれて、もはや周りが見えない。
その様子を見たエレネが一番近くにいた退異師を、決して軽くとは言えない力でぶん殴った。
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