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108 アツレンでの再会 2
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ジャックはその後ずっとマヒロの腕にぶら下がっていた。横ではハルタカが苦虫を噛み潰したような顔でジャックを睨み、時々排除しようとするのだがその度にジャックはマヒロに向かって「龍人様怖いねぇ」などと呟く。ハルタカの剣呑な顔を見たマヒロが、ハルタカを窘め、ジャックに謝るというループを延々と繰り返していた。
ジャックは喜び勇んで、屋敷の使用人たちや詰所にまだ残っていた退異師たちのところにマヒロを連れて行った。うっすらとした事情しか聞かされておらず、そのせいもあってかなりマヒロのことを心配していた面々は、みな一様にマヒロの無事と再会を喜んだ。
カッケンはマヒロが今日帰ってくると聞いて昨日の夜から厨房に籠り、色々な料理の仕込みをしていた。ひとしきり再会を喜んでから仕込んでいた料理をいちいちマヒロに見せていく。マヒロは久しぶりにカッケンの料理を食べられることに喜び、またこのように準備をしてくれたことに感謝をした。
「もう、晩御飯が今からすっごく楽しみだよ!」
「おっとマヒロ様、こっちも見てもらいたいね!」
カッケンがそう言って保冷庫からそっと出してきたものに、マヒロはまた手を叩いて喜んだ。
「うわショートケーキ!苺‥じゃなくてルコの実がいっぱい!デコレーションもかわいい!え、どうやってこのクリーム絞ったの?すご、ちゃんと波波になってるんだけど‥」
日本で見たような王道のショートケーキがマヒロの前に鎮座している。絞り袋もなくて最初に作った時は苦労したものだ。だがどうしても絞り口がなく、わざわざ職人に頼んで作ってもらうのは費用がかかりすぎるだろう、とあきらめたのをマヒロは覚えていた。
カッケンは少し得意そうに胸を張った。
「アーセル様の剣の工房の‥ダルゴさんと話す機会があってな。マヒロ様がこういうものを欲しがってた、ていう話をした時に『いい機会だから若いヤツに作らせてみよう』ってことになって、ついこないだ持ってきてくれたんだ!」
そう言って幾つかの口金を取り出して見せてくれた。小さな金属がきちんと円錐形に形作られ、その先に様々な切り口ができている。
「うわ、すご‥こんな細かいことができる金属って難しいんじゃないって言ってたのに」
「えーとなんつったかな、あれ?ある?鉱とかっていう金属で作ったとかって‥」
マヒロはぱっと顔を輝かせた。
「アリ鉱金だ!」
それはマヒロが色々な異生物由来の素材を見せてもらった時に興味を持っていた金属だった。軽く、加工はしやすいが少々熱に弱い。製品を選ぶんですと言う隊商会長の話を聞いたのを覚えていた。
カッケンはああ、という顔をして言った。
「それです多分。‥この口金なら冷たいもんにしか使わねえからちょうどいいんじゃないかってダルゴさんが勧めてくれてできたんですよ」
「わ~‥すごい、平口金もある‥カッケンさん本当に私が言った事細かく覚えてくれてたんだね‥」
カッケンは照れ臭そうに笑った。
「いや面白そうだったからね!しかしまあ、花の形に絞り出すのは難しいよ!今回は自信のあるのは一つだけだ」
四角いショートケーキの端に、平口金で絞ったとおぼしきやや不格好なクリームの花が置かれていた。
「すごいよカッケンさん‥!ありがとう!」
横で料理人のスーゴが嬉しそうに言った。
「マヒロ様に教えていただいたもので、アツレンの名物になればいいなってみんなで話してたんです。新しい領主様になったらそれも進めていけばいいってアーセル様が」
そこまで聞いて、マヒロははっとしてみんなの顔を見た。
アーセルが国王になるのなら、新しいフェンドラの領主が必要になる。当面はアーセルの親が務めると聞いていたが、次代の候補はいるのだろうか。
「ジャック、次の領主って」
そうジャックに話しかけると、ジャックは使用人たちと顔を見合わせた。そしてマヒロの腕を掴んだまま、厨房を出るように促した。
「マヒロ様、少しお茶でも飲みましょう。焙煎茶の新茶が入ってます」
ジャックはそう言うと二人を談話室へ案内した。随分暖かくなっているから暖炉には火が入っておらず、二重窓の内窓も開け放たれて外の空気が入れられている。
ティーワゴンを押してきたメイドに礼を言ってからジャックがお茶を淹れ始めた。焙煎茶の香ばしい香りが立って部屋中に広がっていく。
「お夕食が結構たくさんありますし、お茶菓子は軽いものにしておきましょうね」
そう言って、薄いガラスのティーカップに焙煎茶を注ぎ、小さな小皿にふんわりしたクッキーを何枚か置いた。
マヒロは淹れてもらったお茶をとりあえず口に含んだ。柔らかな甘みと焙煎されたことによる香ばしさが程よく口の中に広がってくる。
「美味しい。ありがとうジャック。‥‥あの、後継の領主って、」
ジャックは長椅子に座る二人の横で、立ったまま苦く笑った。
「まあ‥‥ちょっと揉めてます。アーセル様は、王城についてきてくれないんだったらルウェン様に領主をやってほしいっておっしゃってるんですけど‥」
「え?ルウェンはアーセルについて行かないの⁉」
ルウェンの気持ちを知っているマヒロは驚いて思わず大きな声を出してしまった。ハルタカは何も言わず静かに茶を飲んでいる。
ジャックは少し下を向きながら話した。
「それで揉めちゃってですね‥もともと、マヒロ様が、あの、倒れちゃった事件のことでルウェン様は平の退異騎士に戻られてしまって‥ご自分からそうしたらしいんですけど」
「ああ‥」
事件の後、謝罪をするためにマヒロのもとを訪れていた時のルウェンの顔を思い出す。悲痛な顔をしながらも、マヒロを安心させるためにどこか寒々しい笑顔を浮かべていた。
そしてマヒロがぞんざいにそれを遮って自分の言いたいことをぶつけても、怯まずにすぐマヒロのいう事に耳を傾け、協力をしてくれたルウェン。
きっと、ルウェンの中でも様々な葛藤や後悔があったのだろう、ということは推測できた。そして、ルウェンとアーセルがうまく意思疎通ができていないであろうことも想像はできた。
アーセルはそもそも口下手なところがある上に真っ直ぐすぎるほど真っ直ぐではあるし、ルウェンはもともとは明るい性格だとは思うが、今回のことで色々と自分の中に罪悪感を抱いているに違いない。そんな二人の状態で、これからの大切なことを決めるのは難しかったのかもしれない。
「今、アーセルとルウェンってここにはいないの?」
マヒロの問いに、ジャックは力なく頷いた。
「アーセル様は今王都です。マヒロ様がいらっしゃるとのことで明日には戻られるとおっしゃってましたけど、ルウェン様は‥この屋敷の方にはほとんどいらっしゃらなくて。騎士団詰所か、市中の警邏に回られているようです」
「‥じゃあ、全然話し合いとかできてないんじゃないの?」
ジャックはティーワゴンの方に目線を落とした。小さくため息をついてから、言葉を絞り出す。
「多分、ルウェン様が高山から戻られてからは、あんまり話せてないんじゃないかって思ってます‥」
「は?じゃあ、丸々三か月は話してないってことじゃん!?」
ジャックは慌てて言い直した。
「いえ、あの襲撃事件でアーセル様が重傷を負われた時には、ルウェン様はご自身も怪我をされているのに熱心に看病をなさっておいででした。‥でも、アーセル様がようやく話ができるようになったら、もう屋敷には来られなくなってしまって‥」
「‥つまり、『話し合い』は多分されてないだろうってことだな‥」
マヒロはそう呟いた。
この世界のヒトはみんな、ヒトの話を聞かなすぎやしないか?
最初はハルタカもそうだったし、会ったばっかりのルウェンもそれに近かったし、ティルンもそうだったし‥しかも、幼馴染でずっと一緒にいたあの二人でさえそんな感じになるって。
「よくない。‥よくないよそれ‥」
ぶつぶつとマヒロが呟いていると、談話室の扉が叩かれた。
ジャックは喜び勇んで、屋敷の使用人たちや詰所にまだ残っていた退異師たちのところにマヒロを連れて行った。うっすらとした事情しか聞かされておらず、そのせいもあってかなりマヒロのことを心配していた面々は、みな一様にマヒロの無事と再会を喜んだ。
カッケンはマヒロが今日帰ってくると聞いて昨日の夜から厨房に籠り、色々な料理の仕込みをしていた。ひとしきり再会を喜んでから仕込んでいた料理をいちいちマヒロに見せていく。マヒロは久しぶりにカッケンの料理を食べられることに喜び、またこのように準備をしてくれたことに感謝をした。
「もう、晩御飯が今からすっごく楽しみだよ!」
「おっとマヒロ様、こっちも見てもらいたいね!」
カッケンがそう言って保冷庫からそっと出してきたものに、マヒロはまた手を叩いて喜んだ。
「うわショートケーキ!苺‥じゃなくてルコの実がいっぱい!デコレーションもかわいい!え、どうやってこのクリーム絞ったの?すご、ちゃんと波波になってるんだけど‥」
日本で見たような王道のショートケーキがマヒロの前に鎮座している。絞り袋もなくて最初に作った時は苦労したものだ。だがどうしても絞り口がなく、わざわざ職人に頼んで作ってもらうのは費用がかかりすぎるだろう、とあきらめたのをマヒロは覚えていた。
カッケンは少し得意そうに胸を張った。
「アーセル様の剣の工房の‥ダルゴさんと話す機会があってな。マヒロ様がこういうものを欲しがってた、ていう話をした時に『いい機会だから若いヤツに作らせてみよう』ってことになって、ついこないだ持ってきてくれたんだ!」
そう言って幾つかの口金を取り出して見せてくれた。小さな金属がきちんと円錐形に形作られ、その先に様々な切り口ができている。
「うわ、すご‥こんな細かいことができる金属って難しいんじゃないって言ってたのに」
「えーとなんつったかな、あれ?ある?鉱とかっていう金属で作ったとかって‥」
マヒロはぱっと顔を輝かせた。
「アリ鉱金だ!」
それはマヒロが色々な異生物由来の素材を見せてもらった時に興味を持っていた金属だった。軽く、加工はしやすいが少々熱に弱い。製品を選ぶんですと言う隊商会長の話を聞いたのを覚えていた。
カッケンはああ、という顔をして言った。
「それです多分。‥この口金なら冷たいもんにしか使わねえからちょうどいいんじゃないかってダルゴさんが勧めてくれてできたんですよ」
「わ~‥すごい、平口金もある‥カッケンさん本当に私が言った事細かく覚えてくれてたんだね‥」
カッケンは照れ臭そうに笑った。
「いや面白そうだったからね!しかしまあ、花の形に絞り出すのは難しいよ!今回は自信のあるのは一つだけだ」
四角いショートケーキの端に、平口金で絞ったとおぼしきやや不格好なクリームの花が置かれていた。
「すごいよカッケンさん‥!ありがとう!」
横で料理人のスーゴが嬉しそうに言った。
「マヒロ様に教えていただいたもので、アツレンの名物になればいいなってみんなで話してたんです。新しい領主様になったらそれも進めていけばいいってアーセル様が」
そこまで聞いて、マヒロははっとしてみんなの顔を見た。
アーセルが国王になるのなら、新しいフェンドラの領主が必要になる。当面はアーセルの親が務めると聞いていたが、次代の候補はいるのだろうか。
「ジャック、次の領主って」
そうジャックに話しかけると、ジャックは使用人たちと顔を見合わせた。そしてマヒロの腕を掴んだまま、厨房を出るように促した。
「マヒロ様、少しお茶でも飲みましょう。焙煎茶の新茶が入ってます」
ジャックはそう言うと二人を談話室へ案内した。随分暖かくなっているから暖炉には火が入っておらず、二重窓の内窓も開け放たれて外の空気が入れられている。
ティーワゴンを押してきたメイドに礼を言ってからジャックがお茶を淹れ始めた。焙煎茶の香ばしい香りが立って部屋中に広がっていく。
「お夕食が結構たくさんありますし、お茶菓子は軽いものにしておきましょうね」
そう言って、薄いガラスのティーカップに焙煎茶を注ぎ、小さな小皿にふんわりしたクッキーを何枚か置いた。
マヒロは淹れてもらったお茶をとりあえず口に含んだ。柔らかな甘みと焙煎されたことによる香ばしさが程よく口の中に広がってくる。
「美味しい。ありがとうジャック。‥‥あの、後継の領主って、」
ジャックは長椅子に座る二人の横で、立ったまま苦く笑った。
「まあ‥‥ちょっと揉めてます。アーセル様は、王城についてきてくれないんだったらルウェン様に領主をやってほしいっておっしゃってるんですけど‥」
「え?ルウェンはアーセルについて行かないの⁉」
ルウェンの気持ちを知っているマヒロは驚いて思わず大きな声を出してしまった。ハルタカは何も言わず静かに茶を飲んでいる。
ジャックは少し下を向きながら話した。
「それで揉めちゃってですね‥もともと、マヒロ様が、あの、倒れちゃった事件のことでルウェン様は平の退異騎士に戻られてしまって‥ご自分からそうしたらしいんですけど」
「ああ‥」
事件の後、謝罪をするためにマヒロのもとを訪れていた時のルウェンの顔を思い出す。悲痛な顔をしながらも、マヒロを安心させるためにどこか寒々しい笑顔を浮かべていた。
そしてマヒロがぞんざいにそれを遮って自分の言いたいことをぶつけても、怯まずにすぐマヒロのいう事に耳を傾け、協力をしてくれたルウェン。
きっと、ルウェンの中でも様々な葛藤や後悔があったのだろう、ということは推測できた。そして、ルウェンとアーセルがうまく意思疎通ができていないであろうことも想像はできた。
アーセルはそもそも口下手なところがある上に真っ直ぐすぎるほど真っ直ぐではあるし、ルウェンはもともとは明るい性格だとは思うが、今回のことで色々と自分の中に罪悪感を抱いているに違いない。そんな二人の状態で、これからの大切なことを決めるのは難しかったのかもしれない。
「今、アーセルとルウェンってここにはいないの?」
マヒロの問いに、ジャックは力なく頷いた。
「アーセル様は今王都です。マヒロ様がいらっしゃるとのことで明日には戻られるとおっしゃってましたけど、ルウェン様は‥この屋敷の方にはほとんどいらっしゃらなくて。騎士団詰所か、市中の警邏に回られているようです」
「‥じゃあ、全然話し合いとかできてないんじゃないの?」
ジャックはティーワゴンの方に目線を落とした。小さくため息をついてから、言葉を絞り出す。
「多分、ルウェン様が高山から戻られてからは、あんまり話せてないんじゃないかって思ってます‥」
「は?じゃあ、丸々三か月は話してないってことじゃん!?」
ジャックは慌てて言い直した。
「いえ、あの襲撃事件でアーセル様が重傷を負われた時には、ルウェン様はご自身も怪我をされているのに熱心に看病をなさっておいででした。‥でも、アーセル様がようやく話ができるようになったら、もう屋敷には来られなくなってしまって‥」
「‥つまり、『話し合い』は多分されてないだろうってことだな‥」
マヒロはそう呟いた。
この世界のヒトはみんな、ヒトの話を聞かなすぎやしないか?
最初はハルタカもそうだったし、会ったばっかりのルウェンもそれに近かったし、ティルンもそうだったし‥しかも、幼馴染でずっと一緒にいたあの二人でさえそんな感じになるって。
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