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第3章 消えた街
《ドルヴィン、レギとの旅》
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魔水晶はガーデニアの街に預けてしまった。シュウたちが強い結界を張り続けて魔素がほとんど失われてしまったのだ。
無くなったら補充すれば良いのだが、シュウがどれだけ魔物を倒しても【証】が手に入らないと言っていた。そんな事があるのだろうか?
どうも魔剣の影響なのだろうとの事だが、今は強力な武器も必要なのだし、上級職の話はまたも流れてしまったようなのだ。
しかし、俺だけが未だにレベル20未満だなどといつ想像できただろうか……。
ガーデニアの街を出発すると、荷馬車が一台、そして多くの魔物が闊歩していた。
荷馬車には恰幅の良い男が1人、特に護衛が付いている様子もない。よほど腕に自信のある商人なのか、そういったスキルでも所持しているのだろうか?
「レギ、あの魔物達の情報を見てくれるか?」
「あ、わかりましたドルヴィンさん」
幾度となくレギに教えてもらい、だいたいの魔物の情報は覚えてしまっていた。
だが、俺はこの辺りには来たことがなく、見ない魔物だらけである。
久しぶりに頼んだせいか、レギも忘れていたかのようにスキルを使い始めていた。
「どちらも非好戦的な魔物みたいですね。こちらから仕掛けなければ襲ってくることもなさそうです」
それで理解した。次の街までは、きっとこんな魔物ばかりなのだろう。
もしかしたら、そうではない魔物もいるのかもしれないが、例えばそう、電気の苦手な魔物用の退魔アクセサリーなどを活用しているのだろう。
「ちょっと狩ってくる」
そう言って弓を構えるミド。最近のお嬢様というのは、あんなものなのだろうか?
ローズが崖下にいる大量の魔物を見つけ、なにやら騒がしくなってきた。
「しっかし、あいつらも飽きないでよくやってやがるなぁ」
「3人は仲良さそうですよね。ちょっと羨ましいです」
ちょっと興味本意で聞いたら、レギはミドの事が気になっているようではあった。まぁ茶化したりせず聞いていただけなのだが。
「そうか、縁があれば良いな」
相手は王の孫娘らしいが……。
崖の縁に立って矢を射っている3人、シュウとミド、ローズである。
ローズは見ているだけといった感じなのだが、もうかれこれ1時間はそうしているだろうか?
数分おきに聞こえる爆発音。その度に周りの魔物が忙しなく動いていた。
「おーい、そろそろやめた方が良いんじゃないか?」
俺が声をかけるのだが夢中になっているようで気づいていない。
まぁ、見ているのに飽きたようでローズだけが先にこちらに来たのだが。
「ホンマ、ミドちゃんは凄い弓の腕しとる思うわ」
「どうでも良いけどよ、崖から落ちたりしないでくれよ?」
ピルスルとレギは変わった植物を見つけたようで、なにやら話し込んでいるようだし。まぁ危険さえ無ければ良しとするか。
そう思っていた矢先の事だった。
『伏せろ!』そうシュウが言ったのだ。
わけも分からず、狼狽えるローズの身体を強引に引っ張ってしまった。
直後に見えた巨大な爆炎。『あぁ、こいつやりやがった』そう思ったね。
「痛たた……なんやの?一体」
起き上がる俺とローズ。
少し離れていたお陰で、非常に熱かったものの火傷する事も無かったが、ローズは少し身体をぶつけたようだ。すまない。
「シュウ!お前か?!何やってんだよ!」
俺が崖の方に向かって怒ると、後ろからピルスルも近付いてまた怒っているようだった。
すると、カラカラと音がし始めて地面に亀裂が入る。亀裂の向こうにはシュウとミドがいる。
「何をしている!早くこっちに来い!」
そう言われても動けずにいるようなのだ。
ミドを抱え上げるシュウ、自身の装備も合わせれば全部で200キロはあるだろうか?非常に重そうに歩いてくる。
「このままじゃ間に合わない、レギ頼む!」
ギリギリのところでミドはピルスルが引き揚げたのだが、シュウはそのまま崩れた崖と共に落ちていく。
「召喚!」
レギの使い魔ハーピーの【クー】がシュウの元に飛んでいって、間一髪落ちる前に救い出したのだった。
ミドが、落ちたシュウの事を心配そうに泣いていたから、クーに掴まれながら登ってくるシュウはどこかバツの悪そうな表情を浮かべていたな。
無くなったら補充すれば良いのだが、シュウがどれだけ魔物を倒しても【証】が手に入らないと言っていた。そんな事があるのだろうか?
どうも魔剣の影響なのだろうとの事だが、今は強力な武器も必要なのだし、上級職の話はまたも流れてしまったようなのだ。
しかし、俺だけが未だにレベル20未満だなどといつ想像できただろうか……。
ガーデニアの街を出発すると、荷馬車が一台、そして多くの魔物が闊歩していた。
荷馬車には恰幅の良い男が1人、特に護衛が付いている様子もない。よほど腕に自信のある商人なのか、そういったスキルでも所持しているのだろうか?
「レギ、あの魔物達の情報を見てくれるか?」
「あ、わかりましたドルヴィンさん」
幾度となくレギに教えてもらい、だいたいの魔物の情報は覚えてしまっていた。
だが、俺はこの辺りには来たことがなく、見ない魔物だらけである。
久しぶりに頼んだせいか、レギも忘れていたかのようにスキルを使い始めていた。
「どちらも非好戦的な魔物みたいですね。こちらから仕掛けなければ襲ってくることもなさそうです」
それで理解した。次の街までは、きっとこんな魔物ばかりなのだろう。
もしかしたら、そうではない魔物もいるのかもしれないが、例えばそう、電気の苦手な魔物用の退魔アクセサリーなどを活用しているのだろう。
「ちょっと狩ってくる」
そう言って弓を構えるミド。最近のお嬢様というのは、あんなものなのだろうか?
ローズが崖下にいる大量の魔物を見つけ、なにやら騒がしくなってきた。
「しっかし、あいつらも飽きないでよくやってやがるなぁ」
「3人は仲良さそうですよね。ちょっと羨ましいです」
ちょっと興味本意で聞いたら、レギはミドの事が気になっているようではあった。まぁ茶化したりせず聞いていただけなのだが。
「そうか、縁があれば良いな」
相手は王の孫娘らしいが……。
崖の縁に立って矢を射っている3人、シュウとミド、ローズである。
ローズは見ているだけといった感じなのだが、もうかれこれ1時間はそうしているだろうか?
数分おきに聞こえる爆発音。その度に周りの魔物が忙しなく動いていた。
「おーい、そろそろやめた方が良いんじゃないか?」
俺が声をかけるのだが夢中になっているようで気づいていない。
まぁ、見ているのに飽きたようでローズだけが先にこちらに来たのだが。
「ホンマ、ミドちゃんは凄い弓の腕しとる思うわ」
「どうでも良いけどよ、崖から落ちたりしないでくれよ?」
ピルスルとレギは変わった植物を見つけたようで、なにやら話し込んでいるようだし。まぁ危険さえ無ければ良しとするか。
そう思っていた矢先の事だった。
『伏せろ!』そうシュウが言ったのだ。
わけも分からず、狼狽えるローズの身体を強引に引っ張ってしまった。
直後に見えた巨大な爆炎。『あぁ、こいつやりやがった』そう思ったね。
「痛たた……なんやの?一体」
起き上がる俺とローズ。
少し離れていたお陰で、非常に熱かったものの火傷する事も無かったが、ローズは少し身体をぶつけたようだ。すまない。
「シュウ!お前か?!何やってんだよ!」
俺が崖の方に向かって怒ると、後ろからピルスルも近付いてまた怒っているようだった。
すると、カラカラと音がし始めて地面に亀裂が入る。亀裂の向こうにはシュウとミドがいる。
「何をしている!早くこっちに来い!」
そう言われても動けずにいるようなのだ。
ミドを抱え上げるシュウ、自身の装備も合わせれば全部で200キロはあるだろうか?非常に重そうに歩いてくる。
「このままじゃ間に合わない、レギ頼む!」
ギリギリのところでミドはピルスルが引き揚げたのだが、シュウはそのまま崩れた崖と共に落ちていく。
「召喚!」
レギの使い魔ハーピーの【クー】がシュウの元に飛んでいって、間一髪落ちる前に救い出したのだった。
ミドが、落ちたシュウの事を心配そうに泣いていたから、クーに掴まれながら登ってくるシュウはどこかバツの悪そうな表情を浮かべていたな。
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