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1日目
ー 参加者 ー
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空良「ここは、どこだ?」
俺は確かに、自分の布団で眠りについたはずだった。
周りを見渡すと、俺を含めて合計九人
その中には瑠奈の姿もあった。
空良「瑠奈?どうしてお前もここに」
瑠奈「分からない、でもみんなに共通する点が一つだけあるの。今日の零時に届いたあのアンケート、はいと答えた人がここに連れてこられたみたい。」
空良「じゃあ瑠奈もあのアンケートが来てたのか、ところでさっきから気になってはいるんだが、その首についてるものはなんだ?」
瑠奈「これは、ここにいる人にはみんなついてるものよ、もちろん空良にも」
俺は、恐る恐る自分の首に手を近づけた、何か機械のようなものが取り付けてある、俺は全身に寒気が走った。
しばらくすると、突然アナウンスが耳に響き渡った。
「ようこそ皆さん。これから貴方達には人狼ゲームをしてもらいます、まず配役の説明をしましょう、占い師、霊能者、騎士、市民が三人、人狼が二人、狂人、以上九人村です。役職の説明は省略します。占い師の初日の占いはなし、騎士の連続護衛は可能。夜の九時になるまでに、この広間に必ず集まっていてください、夜の九時丁度に鐘の音が鳴ります、鐘の音と同時に投票を行って処刑する人物を一人決めてください、同票者が複数人出た場合、その同票者の中から選んで再投票を行ってください、同票者の人に投票権はありません、それでも処刑する人物が決まらなかった場合、本日の処刑はなくなります。参加者は夜十一時から朝の七時までは必ず決められた自分の部屋に入ってください、入っていなかった参加者は処刑されます、ただし人狼は零時から二時までの間は部屋を出ることを許されます、その二時間の間に人狼は一人選んで襲撃して殺してください。襲撃をしなかった場合、人狼は強制的に敗北となり処刑されます、指定時間外の部屋にいなかった場合の他に、他の参加者に危害を加えたり、脱走をしようとしたり、カードを相手に見せたりしても処刑されます、その場合見た方も処刑されますので、他人にカード見せたり、見たりはしないでください、また十日以内に決着が着かなかった場合全員処刑されます、勝利した参加者には、賞金として一億円差し上げます。それでは健闘を祈ります。」
ここでアナウンスは終わった、まさか命懸けでデスゲームをやることになるなんて思いもしなかった。
「やだ!やだ!私はこんなの望んでない、お家に返して」とやや小柄な黒髪ロングの女が先程から泣きじゃくっていた。
「もう無駄だよ、首に変な機械がついちまってるし、アンケートみたいなのではい、と答えちまってる。もうやるしかねえんじゃねえか?ほらここに名前が書かれた黒封筒置いてあるぞ。」冷静な短髪の男に言われ、みんな覚悟をしたかのように、黒封筒を取っていく、俺も自分の名前が書かれた黒封筒を恐る恐る取った、中にはカードが入っていて、部屋番号と「市民」のカード、とりあえず俺は一安心した。
「とりあえずみんなカードを確認したな?投票は九時だ、現在の時刻は正午で、時間に余裕はある、ひとまず自己紹介したほうがいいんじゃないか?」と黒髪の眼鏡の男が言った。
「じゃあ俺から、渡邉樹だ、高校二年生。」黒髪の眼鏡の男だ。
「雛野るりです、高校一年生です。」やや身長が高めで、茶髪のロングだ。
「中山俊だ、二年生だ。」先程の冷静な短髪の男だ。
「夕場瑠奈です。今年で三年生になります。」瑠奈は髪を若干茶色に染めていて、髪を巻いている、髪の長さは胸のあたりくらいだ。
「金原あかりです、一年生です。」一年生の割に髪が緑色に染めてあり、ピアスも相当開いていた。
「静川桜子です、二年生です。」身長が俺と同じくらいの一七〇くらいあって、髪は茶髪で、肩くらいだ。
「大久保壮汰、三年だ。」身長は俺より少し低くて、髪が少しボサボサだ。
「間中愛華です、グスッ、一年生です、グスッ。」先程から泣きじゃくっていた、小柄の黒髪の女子だ。
「飯島空良です、三年生です。」
俺が最後で、全員の自己紹介が終わった。これからこの九人で殺し合いをすると思うと、俺は震えが止まらなかった。
俺は確かに、自分の布団で眠りについたはずだった。
周りを見渡すと、俺を含めて合計九人
その中には瑠奈の姿もあった。
空良「瑠奈?どうしてお前もここに」
瑠奈「分からない、でもみんなに共通する点が一つだけあるの。今日の零時に届いたあのアンケート、はいと答えた人がここに連れてこられたみたい。」
空良「じゃあ瑠奈もあのアンケートが来てたのか、ところでさっきから気になってはいるんだが、その首についてるものはなんだ?」
瑠奈「これは、ここにいる人にはみんなついてるものよ、もちろん空良にも」
俺は、恐る恐る自分の首に手を近づけた、何か機械のようなものが取り付けてある、俺は全身に寒気が走った。
しばらくすると、突然アナウンスが耳に響き渡った。
「ようこそ皆さん。これから貴方達には人狼ゲームをしてもらいます、まず配役の説明をしましょう、占い師、霊能者、騎士、市民が三人、人狼が二人、狂人、以上九人村です。役職の説明は省略します。占い師の初日の占いはなし、騎士の連続護衛は可能。夜の九時になるまでに、この広間に必ず集まっていてください、夜の九時丁度に鐘の音が鳴ります、鐘の音と同時に投票を行って処刑する人物を一人決めてください、同票者が複数人出た場合、その同票者の中から選んで再投票を行ってください、同票者の人に投票権はありません、それでも処刑する人物が決まらなかった場合、本日の処刑はなくなります。参加者は夜十一時から朝の七時までは必ず決められた自分の部屋に入ってください、入っていなかった参加者は処刑されます、ただし人狼は零時から二時までの間は部屋を出ることを許されます、その二時間の間に人狼は一人選んで襲撃して殺してください。襲撃をしなかった場合、人狼は強制的に敗北となり処刑されます、指定時間外の部屋にいなかった場合の他に、他の参加者に危害を加えたり、脱走をしようとしたり、カードを相手に見せたりしても処刑されます、その場合見た方も処刑されますので、他人にカード見せたり、見たりはしないでください、また十日以内に決着が着かなかった場合全員処刑されます、勝利した参加者には、賞金として一億円差し上げます。それでは健闘を祈ります。」
ここでアナウンスは終わった、まさか命懸けでデスゲームをやることになるなんて思いもしなかった。
「やだ!やだ!私はこんなの望んでない、お家に返して」とやや小柄な黒髪ロングの女が先程から泣きじゃくっていた。
「もう無駄だよ、首に変な機械がついちまってるし、アンケートみたいなのではい、と答えちまってる。もうやるしかねえんじゃねえか?ほらここに名前が書かれた黒封筒置いてあるぞ。」冷静な短髪の男に言われ、みんな覚悟をしたかのように、黒封筒を取っていく、俺も自分の名前が書かれた黒封筒を恐る恐る取った、中にはカードが入っていて、部屋番号と「市民」のカード、とりあえず俺は一安心した。
「とりあえずみんなカードを確認したな?投票は九時だ、現在の時刻は正午で、時間に余裕はある、ひとまず自己紹介したほうがいいんじゃないか?」と黒髪の眼鏡の男が言った。
「じゃあ俺から、渡邉樹だ、高校二年生。」黒髪の眼鏡の男だ。
「雛野るりです、高校一年生です。」やや身長が高めで、茶髪のロングだ。
「中山俊だ、二年生だ。」先程の冷静な短髪の男だ。
「夕場瑠奈です。今年で三年生になります。」瑠奈は髪を若干茶色に染めていて、髪を巻いている、髪の長さは胸のあたりくらいだ。
「金原あかりです、一年生です。」一年生の割に髪が緑色に染めてあり、ピアスも相当開いていた。
「静川桜子です、二年生です。」身長が俺と同じくらいの一七〇くらいあって、髪は茶髪で、肩くらいだ。
「大久保壮汰、三年だ。」身長は俺より少し低くて、髪が少しボサボサだ。
「間中愛華です、グスッ、一年生です、グスッ。」先程から泣きじゃくっていた、小柄の黒髪の女子だ。
「飯島空良です、三年生です。」
俺が最後で、全員の自己紹介が終わった。これからこの九人で殺し合いをすると思うと、俺は震えが止まらなかった。
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