人狼ゲーム ーあなたは命を懸けてでもお金が欲しいと思いますか?ー

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2日目

ー 本日の処刑者 ー

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 大広間を出て自分の部屋へ向かおうとした時、俺の腹の音が鳴った。
空良「そういや昨日からろくに食べてなかった、なにか食うか」俺は談話室へと向かった。
 談話室の扉を開けて中へ入ると、談話室には誰もいなかった。
空良「誰もいないなんて珍しいな、これから人が減ってくんだ、これが当たり前になるかもしれないし、俺がこの光景を見るのは今日が最後かもしれないのか」
俺は近くにあった菓子パンを数個ほど持ち帰って、しばらく部屋で過ごした。
 ぼーっとしているといつの間にか八時近くになっていた。
空良「そろそろ行くか」
俺は大広間へと向かった。
大広間の扉を開けると既に愛華、瑠奈、俊、樹、るり、桜子は椅子に座って待機していた、俺が座ってしばらくもしないうちに、透とあかりも到着した。
俊「さて、今日の処刑位置は四択へと増えたわけだが、俺は今日敢えて処刑位置を決めないで行こうと思う、それぞれがどこに票を入れるかが気になるのでな、この時間の間に各々吊りたい位置はある程度決められたか?」
俊が聞くと俺含め他の八人は無言で頷いた。
 そして九時の鐘の音が鳴り、アナウンスが流れる。
「投票の時間です、本日の処刑者を多数決で決めてください。」
 昨日と違い各々が指を指し始めた。
  
 ー 二日目 投票結果 ー

空良      → 樹
瑠奈      → あかり
透          → るり
あかり → るり
桜子      → 樹
俊          → あかり
るり      →  あかり
樹          → あかり
愛華      → 樹

樹          → 三票
あかり → 四票
るり     → 二票

最多数票者 「金原あかり」

あかり「待って、なんであかり?今日四択のはずでしょ?なんで誰も透に入れないの?透で人狼が増えてたらもう勝てないんだよ、あかりは市民だって、嫌だあああ死にたくなあああい」
 あかりの首輪からキュルキュルと音が鳴り、断末魔のような叫び声が大広間にしばらく響く、こんな光景が毎晩見るかもしれないと思うと耐えられなかった。
しばらくするとあかりの声は聞こえなくなり、代わりにアナウンスが流れた。
アナウンス「皆さん投票お疲れ様でした、この村にはまだ人狼が生き残ってますので、ゲームは続行となります、尚死体には触れないでください、こちらで処理を行います。」
愛華「もうこんなのやだ、お家に帰りたい」
愛華は泣きながら大広間を駆け足で出て行った、他の参加者もあかりから目を背けながら出て行った、また恐怖の夜が訪れる。
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