ジェニー・シュピール 〜私が神になるまでの話〜

乙夜麻痺

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Episode3

Episode3−1

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《刻刀賢護side》
 珮杜を背負って家に戻るなり椿姫が顔色を変えて走ってきた。

「おいっ!森羅は大丈夫なのか?!」

「あぁ。多分久々にopusオーパスを使ったもんだから疲れたんだろう。2階の部屋で休ませてくる」

「opusを使った?何かあったのか?」

「さぁな。俺もよく分かんないけどよ、とりあえず珮杜が人を守るためにopusを使ったって事は分かる」

 俺はそのまま珮杜を背負って2階の珮杜の部屋へと入り珮杜をベッドの上へと寝かせた。微かな寝息を立て胸を上下に動かし、窓から差し込む月光に美しい顔が照らし出されていた。

「んじゃ、暫く休んでろよ」

 俺は眠る珮杜にそう声をかけると1階へと降り、椿姫に事を説明した。

「てな訳で、俺も全てが終わってからカフェに着いた訳だから詳しい事は分かんないけど、店員には飴市に伝えておくように指示はしといたから」

「ふ~ん、あの警察官に任せたって訳か。アイツも大変だな、毎回尻拭いばっかさせられて」

 椿姫はソファに寝そべり脚を組みながら言った。

「そこは俺も申し訳無いと思うけど、飴市のopusが俺等にとっては頼みの綱なんだ。もう少し頑張ってもらうよ」

 そんな事を話していると玄関でチャイムがなった。

「俺出てくるわ」

 俺は椿姫にそう言うと、玄関へと向かいゆっくりとドアを開けた。

「夜分遅くにすまない。森羅珮杜が見つかったって本当か?」

「あぁ、飴市か。今まさに飴市の話をしていたところだったんだ。とりあえず上がってくれ。何処で誰が聞いているのか分からないしな」

 訪れてきたのは飴市理來あめいちりくであった。俺は飴市を中に入れ椿姫のいる広間まで連れて行った。飴市は背が高くて黒縁の眼鏡をかけ、髪はワックスでキッチリと整えられており、まさに『The警察官』といった風貌だ。仕事も真面目にこなしているようで警察官の中でも(詳しくは知らないが)偉い位にいるらしい。では何故そのような者と俺達が一緒にいるのか。それは彼が、飴市理來が俺達同様『24の器』の1人である『サルバドール・ダリ』の器の現在保有者であるからだ。つまり𝓐𝓡𝓣𝓔のメンバーの1人。

 飴市が広間につき、テーブルを挟んで椿姫の寝ているソファの反対側のソファに座った時、椿姫が口を開いた。

「久しぶりだな飴市。仕事の方はどうだ?」

「どうもこうも、24の器達がopusを用いて起こした事件・事故たちを他の警察の耳に入らないうちに片付けるんだ。大変に決まっている。それよりも今回の件、なかなか厄介だぞ」

「飴市、それ、どういう意味だ?」
 
 椿姫はソファから身体を起こすと今度は脚をテーブルの上へと上げて組みだした。

「実はいつもの様にopusを使って無事に事を終わらせたんだが、店を出る直前一応防犯カメラを確認したんだ。するとそこには事件直後に店を出る天童甜音てんどうらむねの姿があった」

 それを言うと飴市は少し俯いてから中指で眼鏡をあげた。

「なるほど。モーツァルトの器がその場に居合わせた。つまりただの強盗事件じゃなかったって事か?」

 俺がそう聞くと飴市は首を横に振った。

「防犯カメラからの映像によれば彼も人質の1人だった訳だ。しかも1度は銃口を向けられている。たまたま居合わせたと考えるしかないな」

「じゃあさほど厄介な事では無くないか?」

 俺が疑問に思った事を口にすると横から椿姫がかったるそうに言った。

「馬鹿か刻刀。天童が森羅の姿を見たという事は、今まで行方不明だった森羅の生存が確認されたと言う事になるんだぞ。つまり、今まで中断されていた24の器を巡る戦いが再開されるんだ」

「馬鹿って……。まぁとりあえず細心の注意をはらって自分の身を、そして仲間の身を守るぞ」

「了解した。俺はとりあえず署の方に戻って残りの仕事を終わらせるから。それじゃあ」

 そう言って飴市はソファから立ち上がると俺等に向って一礼し玄関へと向って歩き始めた。

「あっ、おい!もうちょい休んでかね?!紅茶淹れるけど?」

「いや、早く家に帰らないとあの問題児が何をしでかすか分からないから今日のところは帰らせてもらうよ」

 そう言いながらこちらを振り返る事もせずに、飴市は早足で出て行ってしまった。

「せっかく良い茶葉はいったから淹れてやろうと思ったのによ。椿姫飲むか?」

「あぁ。1杯だけもらう。それにしても飴市もあの問題児預かってて大変そうだよな」

 椿姫はソファに寝転がってそう言った。どうやら疲れが溜まっているらしく時折欠伸をしながら虚ろな目で天井を眺めていた。

「他人事だと思って。あの問題児を飴市が引き取る事になったのだって俺達が押し付けたも同然なんだからな?ちゃんと大変な時は手伝うんだぞ?」

「りょーかーい」


 俺が椿姫の元に紅茶を持って行った頃にはとても眠たそうに目を擦りながら椿姫はソファに大人しく座っていた。

「あんまり目擦ったらメイクとれちまうぞ、厚化粧なんだから」

「うるせー。別に厚化粧じゃねぇよ。それよりも珮杜にもコレ持ってってやったら?もうそろそろ起きてても良い頃合いだろ」

「おうっ!ちゃんと用意してあるって」

 この家にある1番上等なティーカップに熱々の紅茶を注ぎ俺は2階へと運んだ。珮杜の部屋のドアを軽くノックする。

「珮杜ー?起きてるか?」

 しかし珮杜からの返事は無かった。俺は嫌な予感がした。いつもならどれだけ深く眠っていてもすぐに返事をする珮杜が…。

「入るぞ!!」

 俺は勢いよくドアを開けた。そこには珮杜の姿は見当たらなく、ベット近くの窓が大きく開きそこから月光と風が入りぬけカーテンが大きく揺れていた。

「嘘…だろ…」

 まさか窓から飛び降りたのか?!俺は窓へ駆け寄ると身を乗り出し外を確認した。どうやら飛び降りた訳ではないらしい。ではどこへ行ったのか。窓が開いてるのはフェイク?それとも誰かに…?
 窓から離れフラフラとしながら壁に寄りかかった俺は森羅がいたベットの上に1枚の白いカードが置かれている事に気がついた。

「なんだこれ?」

 手にとって見てみるとそれはバースデーカードくらいの大きさで、白い紙に赤いインクで短い文章が綴られていた。

『𝓐𝓡𝓣𝓔の皆様 ごきげんよう
 今回は森羅珮杜氏を預かる事に致しました
 もし返して欲しければ〇〇市✕✕町の△△ビルへとお越しくださいませ
 それではお待ちしております』

 このカードを書いてきたやつがどこの誰だか知らねぇが俺の逆鱗に触れたって事だけは間違いない。

「椿姫!!出かけるぞ!!」



《星宮冥美side》
 1週間で森羅珮杜を連れて帰るなんて無理ゲーすぎないか?絶対にあの所長私の事○す気でしょ…。そんな事を考えながら溜息をつき、壁に掛かった大きなデジタル時計を見ると23:00丁度をさしていた。暗い室内でひたすらパソコンに向かっていたせいか、時間の経過に気が付かなかった。

「あれ?冥美まだ起きてたのかい?」

 突如室内が明るくなったかと思えば、万象博人が部屋の中に入ってきて電気をつけたようだ。どうやら風呂から上がったばかりらしく髪の毛は少し濡れていた。

「まぁね。レポート終わらせなきゃ。そっちもまだ寝ないんでしょ?風呂上がりなのにまだ白衣着てるし」

「まぁね。僕もレポート書かなきゃいけないし、後、森羅珮杜の事も考えなきゃいけないしね?」

「えっ何?それは私に対する嫌味なのか?」

 私は苦笑しながら言った。

「まさか。今回の件は君が悪かった訳じゃないと思うよ。にしても仁科所長も随分な事を言ったもんだ。冥美は24の器の1人なのに殺せるわけ無いだろう?冥美が死んで困るのは所長じゃないか。ま、所長の事だから本気なのかも知れないけどね」 

 博人も苦笑しながら言った。
 そうか、博人も分からないのか、所長の本心。多分本人にしか分からないのだろう。いつも1人で何を考えているのだろうか。廊下ですれ違った後、小さくなっていくその背中を見ながらいつも考えてみるけれど、あの人の事は何1つとして分からない。理解出来ない。しかし、所長に1番の信頼をおかれている博人さえも知らないというのは意外であった。所長同様博人の考えていることも正直分からない。所長はポーカーフェイスだからだけど、博人はいつも笑っているからもしかすると博人の方が腹黒いのかも知れない。そんな事を考えながら博人を見ていると部屋の中にまた1人新たな人物が入ってきた。

「博人さん!お手紙ですっ!って冥美もいたのか…」

 嬉しそうに博人の名を呼びながら部屋へと入ってきたのはここの研究員である飛電命斗ひでんめいとであった。

「いちゃ悪い?てかここ私が閉じ籠もって資料を作る専用の部屋なんですけど?」

「いや別に、君がどこで何をしていようが関係ないよ。僕は博人さんに用があったんだからね」

 ツンとして私にそう言ったあと、命斗は博人の元へと行き両手で白い封筒を丁寧に渡した。

「こんなものが届いてましたよ。差出人の名が分かりませんがね…」

「ありがとう命斗。仕事が早くて助かるよ」

 博人がそう褒めると命斗はデレっとして少し頬を赤らめた。

「め、滅相もない!!僕はこれくらいしか出来ないですから!!」

「まぁねぇ。命斗には郵便屋さんが適任じゃない?」

 私が皮肉を込めて言うと先程まで頬を赤らめていた命斗がまたもやツンとした態度になり

「冥美には言われたくないね。僕はちゃんと今日の分の仕事は午前中にとっくに終わらせたよ。ちなみに君がopusで壊した配管の修理もね」

 と椅子に座った私を少し見下ろしながら言った。自分から売った喧嘩であったが、なんだかもの凄く腹が立って私は椅子から勢い良く立ち上がると命斗を見下ろした。(私の身長は167cmなので命斗よりも7cm程高いのだ)そして命斗の胸ぐらをつかむ見ながら言った。

「うっさいわよチビ!こっちだってね森羅の事だけやってる訳じゃないんだよ!私には、私達にはもう時間がないんだ!なのにみんな24の器だの神になるだの馬鹿馬鹿しい!命よりもそんなに大事な事なのかよ!」

「冥美、離して痛い」

 命斗は胸ぐらをつかんでいた私の手を掴み振り払った。

「言い過ぎた事は謝るけど、そんなんじゃここではやっていけないよ?24の器は神になるピースとして重宝されてきたと云う事実はあるけど、それと同時にただのピースとしてしか見られていないんだ。その意味が分かる?僕等にはここを出て自由を手に入れるなんて選択肢は無い。つまり僕達が自由になるためには全てのピースを手に入れて神になるしかないんだよ」

「はいはい、冥美に命斗、喧嘩はそこまでにして?僕等は仲間なんだから。確かにピースとしてしか見られていない僕達は日々自由とは無縁に生きてるからストレスだって溜まるし、不安にだってなる。だからこそ、同じ思いをしているからこそ互いに思いやってこれからを生きていけないかな?」

 私と命斗の間に入って来た博人は少し悲しそうな顔をしていた。けれどもいつもの様に笑ってはいた。

「ごめん…」

「すみません…」

 静かに謝る私と命斗の頭を博人はポンポンと優しく撫でてくれた。

「はい、よく謝れました。謝るってさ勇気がいるんだよね。素直に正直になるってとても素晴らしい事だ」

 相変わらず悲しそうな顔で博人は言った。きっと何か過去にあったのではなかろうか。そう思わせるような表情であった。
 
「あっ、あのさ手紙、見なくていいの?」

 この空気に耐えられなくなって私は博人に聞いた。博人は白衣のポケットから先程の封筒を取り出し机の引き出しからカッターを取り出すと器用に封を開け中身を出した。中から出てきたのは封筒の大きさからは想像のつかない程の小さなカードであった。博人は暫くの間カードを眺めると私と命斗に黙ってカードを見せてきた。そこにはこう書かれていた。

『𝐂𝐢𝐩𝐡𝐞𝐫の皆様 ごきげんよう
 今回は森羅珮杜氏を預かる事に致しました
 もし返して欲しければ〇〇市✕✕町の△△ビルへとお越しくださいませ
 それではお待ちしております』

「何これ…。罠じゃないの?𝓐𝓡𝓣𝓔が復讐をしてこようとしてるとか?」

「いや、その可能性は少ないんじゃないかな。せっかく森羅を取り戻した直後にこんな事をするとは思えない。可能性としては第3者が介入していると考えた方が良いかも」

 命斗はそう言って机の上に置いてあった私のパソコンから住所を検索し始めた。

「うん、僕もそう思うよ。ただそうとなるとこのカードは𝓐𝓡𝓣𝓔にも届いているかもね。森羅珮杜がまたも消えたんだ。もしかすると僕等の事を疑っているかもしれない」

 博人はそう言いながら腕を組んで天井を見ながら何かを考え始めた。

「待って、何これ、このビル雑居ビルじゃないか!!なんでこんなところに?しかも周辺施設ももう使われていないものばっかりだ」

 命斗がパソコンの画面を私達に見せてきた。画面には大きな地図が広がっていた。確かにこの雑居ビルを含め半径800mは全て使われていない建物だらけであった。

「もしかすると、何者かが僕達を衝突させようとしているのかもね。特に冥美のopusなんかは周辺に大きな損傷をもたらすものだからこのような場が丁度良いって訳だ」

「つまり、僕達を争わせ人数を少しずつ減らしていく事によって自分達の被害は出さず、美味しいところだけを貰っていこうって訳ですか?」

「じゃあ𝕲𝖗𝖆𝖓𝖉𝖎𝖔𝖘𝖔の仕業って事?」

 私がそう言うと博人は少し首を傾げた。

「でも𝕲𝖗𝖆𝖓𝖉𝖎𝖔𝖘𝖔がそんな事をするかな?現リーダーの天童甜音の性格を考えるとそんな事はしなさそうだけどね」

「博人さんの言う通りだと思います。だからこれは僕等の知らない、だけど向こうは僕等の事を知っている、未知の存在との戦いになるって事ですね」

 話はまとまった。私達はなんの合図も無しに、でも何故か3人同時に白衣を脱ぐと部屋から出た。行き先はそう、森羅珮杜が居るであろう雑居ビル。



【極秘機密情報】
~万象博人(ばんしょうひろと)~
 𝐂𝐢𝐩𝐡𝐞𝐫の現リーダー。いつも冷静沈着に、かつ部下想いの優しさでメンバー達を引っ張っている。仁科所長からの信頼は厚く、メンバーが所長の逆鱗に触れた際には博人が所長をなだめることも。
 癖のない美しい栗色の髪の毛がトレードマークの好青年。

年齢︰27歳 身長︰183cm 体重︰67kg

アイザック・ニュートンの器の現在保持者。



~飛電命斗(ひでんめいと)~

 研究員としてのプライドが高く、誰よりも研究に情熱を注ぐ若き天才。エベレスト級のプライドの為、研究員に対してはツンツンとしているが、外部の人間に対してはとても丁寧な対応を見せる一面も。特に万象博人に対しては憧れが強くとても慕っている。背が低いことがコンプレックスで日々背が高くなる薬を開発中。

年齢︰26歳 身長︰160cm 体重︰55kg

トーマス・エジソンの器の現在保持者。
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