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第7話「童貞」
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第7話「童貞」
蛍は、東大阪にある黒瀬が所有するラブホテルに代車を乗り付けた。いつものベンツとは違うのでフロント係も気が付かないと踏んでの行動だった。ビニールのカーテンを車で押しのけ、駐車場に入った。平日の午後3時にも関わらず、ほぼ8割がた駐車場は埋まっていた。(あー、どいつもこいつも昼から盛ってんなぁ!まあ、私も今から、盛るんやけどな!)車を降りると、ナンバーの前にナンバー隠しの衝立(ついたて)を置くと、凪の腕を引き、建物内に入っていった。
空き部屋を示す、部屋選択のタッチパネルの前に立つと、一番高い部屋をタッチした。カタンとカードキーが落ちてきた。
「さあ、凪君行くで!」
蛍が言うと、
「えっ、佐久間さん、行くってどこへ?」
と凪が質問をした。
「うーん、凪君、今から私のことを「佐久間さん」って言うのは禁止。「蛍」または百歩譲って「蛍さん」やな。今から、凪君に280万円の価値があるかの見極めや。黙ってついておいで。」
と踵を返し、エレベーターに乗り込むと黙って凪もついてきた。
割とシックな内装の部屋は中央にバカでかいベッドが横たわり、100インチの大型モニターにホテルの利用方法が映し出されていた。蛍は慣れた手つきで、部屋に備え付きの冷蔵庫から、二本のウーロン茶を出すと、一本をキャップを空けて凪に渡した。
「凪君、今から、凪君は280万円返し終わるまで私のペットや。週2日、月に8日、ベンツの修理代のローン返済分、私に尽くしてもらうで。
ちなみに凪君は「セックス」の経験はあるんか?今、彼女とか居てるんか?」
凪は黙って首を振った。
「よっしゃ、彼女おれへんねやったら、私も気楽なもんや。凪君の最初の女に私がならせてもらうわな。凪君、まずは、服を脱いで!」
「えっ、佐久間さん!」
「ノンノンノン、「佐久間さん」やなくて「蛍さん」やろ。私も今は彼氏おれへんから、凪君と条件は同じや。まあ、契約があるから、私の方が立場は上やけどな。
280万償還まで、私のペットとして、凪君には付き合ってもらうで。まあ、私はSMとか変態的な趣味は無いから、そこは安心してくれてええで。
まずは、凪君の「ぴー」を見定めさせてもらおっかな。はよ脱いで!」
拒否権を持たない凪はもじもじしながら、服を脱いだ。蛍は努めて自然な会話を挟み気分をほぐしていった。柔道部というだけあって、締まった身体で蛍の予想を上回った。緊張の為か、トランクスを脱いだ時点で凪の「ぴー」は縮こまっていた。
「凪君、包茎なんや。真性包茎か?」
蛍が問うと、凪は真っ赤になって頭を振った。
「ふーん、「仮性」なんや…。自分で剥いて見せてくれる?」
「えっ、ここでですか?」
「うん、ここで!」
少し意地悪な顔で蛍は答えると、恥ずかしながら、不器用に「ぴー」の先をいじるイケメン高校生の姿に思わず甘いため息が出た。
そのため息を「悪い意味」にとらえたのか、凪は焦り慌てたが、慌てれば慌てるほど、剥いた皮はくるっと戻ってしまい、なかなかカメさんの頭が出てくることはなかった。(うーん、このシーンをずっと見ていたい気もするけど、真性包茎の可能性もあるんはありがたくないから、ちょっと協力してあげよっか…)と、ベッドの枕元にあったウエットティッシュを取り寄せると、二枚抜き取り、蛍は凪の「ぴー」にゆっくりと手を添えた。
驚いた凪は、
「自分でやりますから、大丈夫です。汚いですから、佐久間さん…、いや、蛍さんは待っていてください。」
と逃げようとしたが、蛍は黙ってウエットティッシュで竿の部分を拭き取ると、ゆっくりと先端の皮を引き下げていった。
それまでおとなしく縮んでいた「ぴー」が急に勃きあがり、上を向いた。真っ赤になって照れる凪の表情を楽しみながら、半分頭を出したカメさんの頭を優しくウエットティッシュで拭いた。真っ赤な頭が脈打ちながら、徐々に皮から顔を出してきた。独特の恥垢の臭いがすこししたが、丁寧にウエットティッシュで拭き取っていく。
凪は何も言えず、両眼をきつく閉じて、蛍の為すがままになっている。
約一分かけて、きれいな真っ赤なカメさんの頭が現れた。凪はプルプルと小刻みに震えている。
蛍は、新たに2枚のウエットティッシュを取り出すと、カメさんの頭を丁寧にグルリと拭いて、顔を近づけた。その時、凪が叫んだ。
「ダメッ!蛍さん、出ちゃいます!」
蛍は、東大阪にある黒瀬が所有するラブホテルに代車を乗り付けた。いつものベンツとは違うのでフロント係も気が付かないと踏んでの行動だった。ビニールのカーテンを車で押しのけ、駐車場に入った。平日の午後3時にも関わらず、ほぼ8割がた駐車場は埋まっていた。(あー、どいつもこいつも昼から盛ってんなぁ!まあ、私も今から、盛るんやけどな!)車を降りると、ナンバーの前にナンバー隠しの衝立(ついたて)を置くと、凪の腕を引き、建物内に入っていった。
空き部屋を示す、部屋選択のタッチパネルの前に立つと、一番高い部屋をタッチした。カタンとカードキーが落ちてきた。
「さあ、凪君行くで!」
蛍が言うと、
「えっ、佐久間さん、行くってどこへ?」
と凪が質問をした。
「うーん、凪君、今から私のことを「佐久間さん」って言うのは禁止。「蛍」または百歩譲って「蛍さん」やな。今から、凪君に280万円の価値があるかの見極めや。黙ってついておいで。」
と踵を返し、エレベーターに乗り込むと黙って凪もついてきた。
割とシックな内装の部屋は中央にバカでかいベッドが横たわり、100インチの大型モニターにホテルの利用方法が映し出されていた。蛍は慣れた手つきで、部屋に備え付きの冷蔵庫から、二本のウーロン茶を出すと、一本をキャップを空けて凪に渡した。
「凪君、今から、凪君は280万円返し終わるまで私のペットや。週2日、月に8日、ベンツの修理代のローン返済分、私に尽くしてもらうで。
ちなみに凪君は「セックス」の経験はあるんか?今、彼女とか居てるんか?」
凪は黙って首を振った。
「よっしゃ、彼女おれへんねやったら、私も気楽なもんや。凪君の最初の女に私がならせてもらうわな。凪君、まずは、服を脱いで!」
「えっ、佐久間さん!」
「ノンノンノン、「佐久間さん」やなくて「蛍さん」やろ。私も今は彼氏おれへんから、凪君と条件は同じや。まあ、契約があるから、私の方が立場は上やけどな。
280万償還まで、私のペットとして、凪君には付き合ってもらうで。まあ、私はSMとか変態的な趣味は無いから、そこは安心してくれてええで。
まずは、凪君の「ぴー」を見定めさせてもらおっかな。はよ脱いで!」
拒否権を持たない凪はもじもじしながら、服を脱いだ。蛍は努めて自然な会話を挟み気分をほぐしていった。柔道部というだけあって、締まった身体で蛍の予想を上回った。緊張の為か、トランクスを脱いだ時点で凪の「ぴー」は縮こまっていた。
「凪君、包茎なんや。真性包茎か?」
蛍が問うと、凪は真っ赤になって頭を振った。
「ふーん、「仮性」なんや…。自分で剥いて見せてくれる?」
「えっ、ここでですか?」
「うん、ここで!」
少し意地悪な顔で蛍は答えると、恥ずかしながら、不器用に「ぴー」の先をいじるイケメン高校生の姿に思わず甘いため息が出た。
そのため息を「悪い意味」にとらえたのか、凪は焦り慌てたが、慌てれば慌てるほど、剥いた皮はくるっと戻ってしまい、なかなかカメさんの頭が出てくることはなかった。(うーん、このシーンをずっと見ていたい気もするけど、真性包茎の可能性もあるんはありがたくないから、ちょっと協力してあげよっか…)と、ベッドの枕元にあったウエットティッシュを取り寄せると、二枚抜き取り、蛍は凪の「ぴー」にゆっくりと手を添えた。
驚いた凪は、
「自分でやりますから、大丈夫です。汚いですから、佐久間さん…、いや、蛍さんは待っていてください。」
と逃げようとしたが、蛍は黙ってウエットティッシュで竿の部分を拭き取ると、ゆっくりと先端の皮を引き下げていった。
それまでおとなしく縮んでいた「ぴー」が急に勃きあがり、上を向いた。真っ赤になって照れる凪の表情を楽しみながら、半分頭を出したカメさんの頭を優しくウエットティッシュで拭いた。真っ赤な頭が脈打ちながら、徐々に皮から顔を出してきた。独特の恥垢の臭いがすこししたが、丁寧にウエットティッシュで拭き取っていく。
凪は何も言えず、両眼をきつく閉じて、蛍の為すがままになっている。
約一分かけて、きれいな真っ赤なカメさんの頭が現れた。凪はプルプルと小刻みに震えている。
蛍は、新たに2枚のウエットティッシュを取り出すと、カメさんの頭を丁寧にグルリと拭いて、顔を近づけた。その時、凪が叫んだ。
「ダメッ!蛍さん、出ちゃいます!」
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