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第三章 歪んだ愛
Ⅱ
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「でもぼくの前でサディアスに口づけしないで」
ロウエルはサディアスの両足を広げて自分の膝の上に置くことで開脚させた。そしてドレスの裾を捲し上げると両手でサディアスの秘部を開いてタランに見せつける。薄紅色の花弁が開き、あふれる蜜で輝いていた。
「ほら、舐めてあげて。粘膜と粘膜が効率的だってのは聞いたでしょ?」
本当はサディアスの了承がない中で彼女に触れるのは気が引けた。だが、見せつけられる行為に興奮し、彼女を求める自分の2つの欲望はもう抑えられるものでは無くなっていた。
タランは生つばを飲み込んで2人の脚の間にひざまずく。サディアスの太ももに手を添えるだけでも彼女は反応した。タランがゆっくりと顔を近づると舌を突き出しおそるおそる舐めた。サディアスの体が大きく跳ねる。タランは始めは遠慮がちに舌を動かしていたが、流れ込む神聖力を感じるともっと求めずにはいられなかった。太ももを撫でながらも滴る蜜を逃すまいとすする。舌も唇も使い、舐め、吸い、なぞり、転がす。ロウエルはその様子をサディアスの肩越しに見下していた。
ロウエルは自分の腕の中で激しく感じている彼女の肩や首筋に吸い付き次々と赤い印を残した。自分は何もされていないのに夢見心地な表情で息を荒くし、悦に浸っている。
そしてサディアスの顔を自分に向かせ、その口内で彼女の舌を探した。同時に胸への愛撫も再開する。多くの箇所から得られる快感にサディアスの躰は何度も痙攣しながら絶頂した。
タランは太ももを舐め、指で秘部をかき乱し始める。ふと思いついて太ももに吸い付いてみる。なるほど直接肌から神聖力を吸い出しているような感覚と満たされる支配欲で病みつきになりそうだった。また印をつけているとロウエルの手が阻んできた。見上げるとロウエルはサディアスの耳に舌を這わしながらタランを冷たく睨んだ。
タランは大人しくあきらめると指を出し入れして悦ばせていた穴の上にある蕾に口を寄せた。指2本を穴の奥でバラバラに動かす。サディアスはますます乱れたが、ロウエルがそれを固定するように強く抱きしめる。
タランはもどかしさが募り、眉間にシワを寄せていた。そして顔を離すと膝立ちで自分の下半身を露出させた。
「そんだけ立派だとサディアスも失神して帰ってくるわけだね」
ロウエルがからかうように言ったがタランは無視した。特に誰にも伺うことなくサディアスの股の裂け目に自分を沈ませていく。全部入ったのを確認すると一呼吸置いて動く。
なぜか今日はいつもより快感が我慢できる。今までは余裕がなくてわからなかった悦ぶサディアスの姿も声も堪能できる。自分の一突き一突きに反応し快感に身を震わせる彼女の姿は目を離せないものだった。
「イケない?この体制動きづらいよね。ちょっとまって」
ロウエルはサディアスの体を自分の方に向け上で四つん這いになるようにした。タランは自分の方に向けられたサディアスの尻に近づくとまた挿入した。更に深くに潜り込む快感に騎士と聖女は荒く息を吐く。
「動きやすい?ぼくもサディアスの顔が近くで見れて嬉しい」
サディアスの下からロウエルの声が聞こえる。
タランが夢中で腰を振る間、ロウエルはサディアスの頭を手で捕まえ逃さないようして口づけしている。タランは角度や速度を変えながらサディアスの中をかき乱した。中々果てることが出来ず今までで一番長く繋がっていた。いつしか満ちないもどかしさに躰が乗っ取られ騎士は自分を失う。3人の吐息と卑猥な水音が部屋に響いていた。
サディアスはついに耐えきれずロウエルの上に崩れた。まだ果てることができないタランは、これ以上逃げられない彼女をロウエルに押し付けるように犯し続けた。
「あ、これいいね。ぼくもサディアスのお腹で擦れて気持ちいい」
ロウエルが満足そうにサディアスの頭を抱きしめて撫でる。
2人の大柄な男の間ですり潰されそうになっている聖女は歯を食いしばり喉から喘ぎ声を漏らしていた。しばらくすると彼女の全身の力が抜け、意識を手放した。
その後ロウエルは屈強な騎士の躰が満足して果てるまでの間、刺激に反射的な反応をするだけになった聖女をなだめるように撫でていた。そうして、ようやく果てたタランが2人の横に倒れ込むと解放されたサディアスの汗がにじむ額に優しく口づけた。
瞼を綴じて空を浮かぶような心地を味わっていたタランを、ロウエルが現実に引き戻す。
「あんたのお陰でかわいいサディアスが見れた。意識がなくても感じるなんて、さすが…」
薄目を開けて青年の方を見たがロウエルの目線はサディアスから離れず、聴こえていないはずの彼女の耳元に何かを囁いている。
「…今日はいつもより、なんだか満ちるのも遅くて」無理をさせた、という言い訳の続きを情けなくなって飲み込む。
「今日は神殿で儀式があったからね。たくさんの人に神聖力を渡していたから弱ってたんだ」
その発言に騎士が目を見張る。
「だから受け答えができなかったのか?こんなことしたら体の負担になるんじゃ‥」
「カガリから儀式があった日の夜は、みんな接触を禁止されてるんだけど‥」
ロウエルはようやくタランを見た。
「それを知らない新人を利用したら見たことないサディアスが見られるかなって。一人でサディアスを失神させられる逸材なんて中々ないんだよ?」
タランは息を呑んだ。目を細め「共犯だね」と笑う彼にタランは「歪んでる‥」と呟いた。
「ありがとう。大丈夫。神聖力を受け入れるのに慣れるまでは自我が飛びやすいって皆知ってるから。こんな事をした、あんたも許してもらえるよ。きっと」
騎士はなんて言ったらどう答えたらいいか分からなかったが、ふと気づく。
「もしかして、今から君が‥?」
「まさか。たしかにあんなの見せつけられたら、すごくつらいし、すぐにしたいけど‥」ロウエルはサディアスの頭に頬ずりする。
「これ以上すると可哀想だし、苦しくても我慢する。ぼくはサディアスの為なら何でもできるんだよ」
青年の狂気と矛盾を受け入れることが出来ずタランはなんて言ったらいいかわからなかった。
3人の息が正常に戻った頃、向かってくるカガリであろう足音が聞こえた。
ロウエルはサディアスの両足を広げて自分の膝の上に置くことで開脚させた。そしてドレスの裾を捲し上げると両手でサディアスの秘部を開いてタランに見せつける。薄紅色の花弁が開き、あふれる蜜で輝いていた。
「ほら、舐めてあげて。粘膜と粘膜が効率的だってのは聞いたでしょ?」
本当はサディアスの了承がない中で彼女に触れるのは気が引けた。だが、見せつけられる行為に興奮し、彼女を求める自分の2つの欲望はもう抑えられるものでは無くなっていた。
タランは生つばを飲み込んで2人の脚の間にひざまずく。サディアスの太ももに手を添えるだけでも彼女は反応した。タランがゆっくりと顔を近づると舌を突き出しおそるおそる舐めた。サディアスの体が大きく跳ねる。タランは始めは遠慮がちに舌を動かしていたが、流れ込む神聖力を感じるともっと求めずにはいられなかった。太ももを撫でながらも滴る蜜を逃すまいとすする。舌も唇も使い、舐め、吸い、なぞり、転がす。ロウエルはその様子をサディアスの肩越しに見下していた。
ロウエルは自分の腕の中で激しく感じている彼女の肩や首筋に吸い付き次々と赤い印を残した。自分は何もされていないのに夢見心地な表情で息を荒くし、悦に浸っている。
そしてサディアスの顔を自分に向かせ、その口内で彼女の舌を探した。同時に胸への愛撫も再開する。多くの箇所から得られる快感にサディアスの躰は何度も痙攣しながら絶頂した。
タランは太ももを舐め、指で秘部をかき乱し始める。ふと思いついて太ももに吸い付いてみる。なるほど直接肌から神聖力を吸い出しているような感覚と満たされる支配欲で病みつきになりそうだった。また印をつけているとロウエルの手が阻んできた。見上げるとロウエルはサディアスの耳に舌を這わしながらタランを冷たく睨んだ。
タランは大人しくあきらめると指を出し入れして悦ばせていた穴の上にある蕾に口を寄せた。指2本を穴の奥でバラバラに動かす。サディアスはますます乱れたが、ロウエルがそれを固定するように強く抱きしめる。
タランはもどかしさが募り、眉間にシワを寄せていた。そして顔を離すと膝立ちで自分の下半身を露出させた。
「そんだけ立派だとサディアスも失神して帰ってくるわけだね」
ロウエルがからかうように言ったがタランは無視した。特に誰にも伺うことなくサディアスの股の裂け目に自分を沈ませていく。全部入ったのを確認すると一呼吸置いて動く。
なぜか今日はいつもより快感が我慢できる。今までは余裕がなくてわからなかった悦ぶサディアスの姿も声も堪能できる。自分の一突き一突きに反応し快感に身を震わせる彼女の姿は目を離せないものだった。
「イケない?この体制動きづらいよね。ちょっとまって」
ロウエルはサディアスの体を自分の方に向け上で四つん這いになるようにした。タランは自分の方に向けられたサディアスの尻に近づくとまた挿入した。更に深くに潜り込む快感に騎士と聖女は荒く息を吐く。
「動きやすい?ぼくもサディアスの顔が近くで見れて嬉しい」
サディアスの下からロウエルの声が聞こえる。
タランが夢中で腰を振る間、ロウエルはサディアスの頭を手で捕まえ逃さないようして口づけしている。タランは角度や速度を変えながらサディアスの中をかき乱した。中々果てることが出来ず今までで一番長く繋がっていた。いつしか満ちないもどかしさに躰が乗っ取られ騎士は自分を失う。3人の吐息と卑猥な水音が部屋に響いていた。
サディアスはついに耐えきれずロウエルの上に崩れた。まだ果てることができないタランは、これ以上逃げられない彼女をロウエルに押し付けるように犯し続けた。
「あ、これいいね。ぼくもサディアスのお腹で擦れて気持ちいい」
ロウエルが満足そうにサディアスの頭を抱きしめて撫でる。
2人の大柄な男の間ですり潰されそうになっている聖女は歯を食いしばり喉から喘ぎ声を漏らしていた。しばらくすると彼女の全身の力が抜け、意識を手放した。
その後ロウエルは屈強な騎士の躰が満足して果てるまでの間、刺激に反射的な反応をするだけになった聖女をなだめるように撫でていた。そうして、ようやく果てたタランが2人の横に倒れ込むと解放されたサディアスの汗がにじむ額に優しく口づけた。
瞼を綴じて空を浮かぶような心地を味わっていたタランを、ロウエルが現実に引き戻す。
「あんたのお陰でかわいいサディアスが見れた。意識がなくても感じるなんて、さすが…」
薄目を開けて青年の方を見たがロウエルの目線はサディアスから離れず、聴こえていないはずの彼女の耳元に何かを囁いている。
「…今日はいつもより、なんだか満ちるのも遅くて」無理をさせた、という言い訳の続きを情けなくなって飲み込む。
「今日は神殿で儀式があったからね。たくさんの人に神聖力を渡していたから弱ってたんだ」
その発言に騎士が目を見張る。
「だから受け答えができなかったのか?こんなことしたら体の負担になるんじゃ‥」
「カガリから儀式があった日の夜は、みんな接触を禁止されてるんだけど‥」
ロウエルはようやくタランを見た。
「それを知らない新人を利用したら見たことないサディアスが見られるかなって。一人でサディアスを失神させられる逸材なんて中々ないんだよ?」
タランは息を呑んだ。目を細め「共犯だね」と笑う彼にタランは「歪んでる‥」と呟いた。
「ありがとう。大丈夫。神聖力を受け入れるのに慣れるまでは自我が飛びやすいって皆知ってるから。こんな事をした、あんたも許してもらえるよ。きっと」
騎士はなんて言ったらどう答えたらいいか分からなかったが、ふと気づく。
「もしかして、今から君が‥?」
「まさか。たしかにあんなの見せつけられたら、すごくつらいし、すぐにしたいけど‥」ロウエルはサディアスの頭に頬ずりする。
「これ以上すると可哀想だし、苦しくても我慢する。ぼくはサディアスの為なら何でもできるんだよ」
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