白宮の聖女

sara

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第五章 従者と主

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 実はサディアスの初めての相手は全てカガリだった。
 サディアスは神殿の癒しの聖人に関する知識をもとに、出来るだけ親しく心を許した間柄の男子と時間をかけてゆっくり仲を深めて行くことで行為に耐性をつけることが推奨されていた。
 2人は他人に任せるくらいならと思ったし、忍耐力があり真面目で面倒見の良いカガリは性格的にもそれの適役だった。
 カガリは自らが知識をつけてサディアスに伝え、恐怖心を抱かせることのないように、根気よくゆっくりと体を慣らしていった。
 月日をかけ2人が初めて交わったとき、流れ込む神聖力を感じてカガリは強い罪悪感を覚えた。聖女にとってこれが純粋な愛を伝える行為になり得ないことを実感し、悲しくも思った。
 その事がずっと胸にあったが、今は少し気持ちが変わっていた。

 

 カガリは言葉がなくてもサディアスの小さな仕草や反応で望んでいる事を察知すると全てを叶えた。
 優しく丁寧な愛撫は強く、弱く、広く、深く彼女の望むままに動きを変える。
 サディアスは幸福な快楽の波に身を任せていたが、自分も彼に何かしてあげたくなって体を起こして彼を組み敷いた。
 そして、さきほどまで頑なに触らせて貰えなかった肉棒に顔を近づける。
 触れそうなほどの距離で「触ってもいい?」とカガリに聞いてみる。
「きくな」
「それはいいってことだよね?」
 ずっと我慢して、はち切れんばかりのそれは話す息がかかるだけで反応する。息を吹きつけてみる。やはり反応する。先端に透明な雫が膨らんでいく。太ももを撫でながら時折息を吹きかけ、その雫を見守っていたが雫が我慢できずに竿の方に伝い垂れた時サディアスの舌が反射的に動いた。急に舐められカガリは声を漏らす。
 そのまま舌で何度も舐めあげる。棒を頬張り出来るだけ根本まで咥え込む。どこが気持ちいいのか舌で探し回る。ピンと張った筋を何度も舌でなぞり、敏感なくびれを確かめるように往復した。そして先端を執拗に舌で攻めた。左手は竿を上下にしごいたり、玉を優しく揉んだりする。舌先で穴をほじくるようにすれば、カガリは声が抑えられない。
「ま、待て」
 カガリは焦るがサディアスは構わず続けた。口の中で硬さがまし、脈打つのを感じる。カガリの手が強引に顔を掴み無理やり口を離させた。
 すぐ白濁した液体が吹き出して、何度か波打つように出てくる。
 サディアスは不服そうに硬さを失い始めた陰茎を掴むと垂れている精液を出てきた穴に擦り付けるように指を動かす。
「や、め」カガリは呻いて腰を浮かせる。「も、う」
 指だったのを手のひらに変える。従者が声にならない喘ぎ声を吐く。さらに反対の手で竿をしごく。
「あ、あ」
 カガリが大きく体を痙攣させると、棒の先から先ほどとは比べられない量の透明の液体が噴き出た。サディアスは動けないカガリに抱きつく。
 体を震わせながら目線で文句を言ってくるカガリに軽く口づけると「カガリがあんまりにも可愛くて」と悪びれもせず言う。
 サディアスはベッドから立ち上がろうしたが、その手をカガリが掴み引き戻した。倒れ込んだサディアス上を取ったカガリは珍しく笑った。
「癒しじゃないんだ。一回果てたら終わりだと思うな」
 一回じゃなかったけど。サディアスは口を開いたがそこにカガリの指が侵入してきて話せなくなった。指で口内をかき混ぜながら、彼女の耳に口を寄せた。舌でゆっくり耳を舐められカガリの息がかかるのを感じるたび力が抜けてしまう。
「さっきはどこまでしてた?」
 カガリの囁く声が耳の中に響いて、それすら快感になる。サディアスの口から指を抜くと指の腹で胸の先端を滑らせるように撫で付けた。
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