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設立編
—第11章:機械技師リオ1
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ヴェルヴェットはテクノビレッジの商店街を歩いている。
最初に傭兵ギルドに行って登録しようと思ったのだが、ひらひらしたドレスしか持っていないため、馬鹿にされるのは目に見えており行く気がしなかった。
宿舎に無料で宿泊しているので宿代はかからず、一気に金が減る心配もないため、気長に構えることにした。
服と鎧についてフリードリッヒに依頼したところ、快く受け入れてくれた。
適当なものを注文しようとしたら、翌日採寸のために専門の職人が現れて詳細に採寸された。
そこまでしなくてもよかったのだが、「とても着やすく性能のいいものを作る」と言われ、それはそれで悪くはなかったので快くOKした。
しかし、当たり前だが既存の製品と比べて時間がかかるとのことで、どうせならと街を散策することにした。
テクノバーグ家の屋敷からすぐ歩いたところにある、商業が盛んな地域だ。
屋敷の兵士たちから、テクノビレッジやメカストリアの国自体についても聞いた。
メカストリアは蒸気の力を使った機械技術が国全体の基盤を支えている。
石炭や蒸気機関、鉄と歯車の時代だが、自動人形など独自に進化し未来的な要素も取り入れている。
大砲やマスケット銃の技術が軍事面でも強調され、都市の防衛や発展に大きく寄与しているらしい。
特にテクノビレッジはインフラ系の産業が強く、人々の生活に欠かせないものを多く生産しているとのことだ。
テクノビレッジは活気にあふれ、機械の発展とともに住民たちも忙しく活動しているが、どこか整然とした秩序が保たれている。
商人や職人たちは効率を求めながらも、日々の技術革新に対応し続けている。
街の至るところに大きな煙突が立ち、蒸気機関が稼働している。
空気には少し煤や煙の匂いが漂い、機械の軋む音や鉄道の蒸気機関車の汽笛が定期的に響き渡る。
人々はこの音とともに生活しているため、もはやそれが日常の一部となっている。
通りでは職人たちが工具を手に、鉄や銅の部品を加工している様子が見られる。大型のクレーンが建物の上を行き交い、道路は石畳が敷かれているが、場所によっては鉄道や歯車で動くカートが物資を運んでいる。インフラ整備も進み、電線や水道管も整然と配置されている。
歩いていると騎士や兵士たちも見かける。
騎士は「国」に対して忠誠を誓う場合もあるが、個々の騎士が「特定の君主」「領主」「家族」あるいは信条に忠義を尽くす場合が多い。
兵士は、一般的には「国」や「軍隊」に忠義を尽くす存在だ。兵士は国家の命令や方針に従い、組織の一部として動くため、個人の信条よりも軍の規律や国の命令を重視する。
騎士は帯刀し、兵士たちはマスケット銃を持っており、その近くには装甲車や大砲が置いてある。
治安が悪いわけではないが、何かあったときのための準備が入念に行われているのだろう。
聖王国と明らかに違う点が一つある。それは神官がいないことだ。
いや、すべての場所を見たわけではないので、いないとは断定できないが、見渡す限り一人もいないというのは聖王国では考えられないことだ。
神官がいないとなると魔法が使えないということになる。もし敵が攻めてきた場合の攻撃手段は?特に欠かせない治癒魔法はいったいどうするつもりなのか?
歩いていると、ふと道具屋が目に入ったので入ってみた。
中に入ると鼻につく薬品と油の強い匂いが漂ってくる。
—ちょっと、ヴェルヴェット。ここは気持ち悪くなります。他のお店にしましょうよ。
マリアが言ってくる。マリアにも「いい加減さん付けはやめろ」と言って色々あったが、ようやくさん付けをやめてくれるようになった。
それにしても、人様が生業としている店を「気持ち悪くなる」とか、悪びれる様子もなく言うのは天然なのだろうか。そんなことを思いつつも、
「面白そうだからしばらく我慢して」
そう言って店の奥に入っていく。
店に並んだ瓶を眺める。
「へー、なになに」
エネルギーポーション:
{このポーションは、主にエネルギーを回復するためのものです。蒸気や機械の動力を補助する成分が含まれており、消耗した体力やスタミナを回復させる効果があります。}
「機械に使うのか、自分に使うのか、いまいちこの説明だとわからないわね…」
オイルポーション:
{機械のメンテナンスに必要なオイルや潤滑剤としての役割を果たすポーションです。機械部品の摩耗を防ぎ、正常な稼働を保つための栄養素が含まれています。}
「ああ、機械に垂らして滑りをよくするとか?」
メカニカルポーション:
{一時的に身体に機械的な特性を付与するポーションです。力が増したり、敏捷性が高まったりする効果があり、機械文明の技術を体験することができます。}
「使えそうだけど機械的な特性がつくっていまいち想像がつかない…」
サイバーポーション:
{魔法力や知力を一時的に高めるポーションで、特に技術者や発明家に重宝されます。脳を刺激し、思考を鮮明にする成分が含まれています。}
「魔法力ってことは、やっぱり神官はいるってこと??でも技術者にも使えるって書いてあるし、どっちだろう?」
反応ポーション:
{特定の機械的なトラブルを解決するためのポーションで、機械の故障を修理する成分が含まれています。修理道具として使用されることもあります。}
「まあ、機械に使うってことね」
インフュージョンポーション:
{体内のエネルギーを一時的に高め、運動能力を向上させるポーションです。特に、機械的な装備や武器を使う際に、反応速度や筋力を一時的に増強する効果があります。}
「この国の装備を使うならこれ、かなり役に立ちそうね」
コアポーション:
{機械の核心部分を強化するためのポーションです。特に、機械の動力源を安定させる効果があり、発動機器や武器の性能を一時的に引き上げます。}
「…難しくてよくわからないから次」
シールドポーション:
{防御力を高めるためのポーションで、機械的なシールドを生成します。攻撃を受けた際のダメージを軽減する効果があります。}
「これも使えそうだけど、あたしは盾使わないから微妙ね」
テクニカルポーション:
{機械の操作や修理に必要な知識や技能を一時的に付与するポーションです。特定の機械に対する理解が深まり、作業の効率が向上します。}
「知識ゼロのやつが使っても意味なさそう、次」
リペアポーション:
{物理的な傷や破損を修復するためのポーションです。主に機械装置や道具の修理に用いられ、傷ついた部分を素早く補修する効果があります。}
「…うん、修理は大事ね。次」
ナビゲーションポーション:
{自分の位置を特定したり、周囲の機械や構造物を分析したりするためのポーションです。特に未知のエリアでの探検に役立ちます。}
「探索で役に立ちそうね。これはだいぶありな気がする」
そういえば、フリードリッヒからもらった金、「ギア」だったか。いったいどのくらいの価値になるんだろう。
しばらく傭兵ギルドに行けない旨を伝えると、フリードリッヒは資金をくれた。
代わりになる服を貸してくれると思ったが、ストレートに金を渡されたので少し驚いた。
考えてみればサイズが合うかもわからないし、傭兵ギルドに適切な服と言われても判断が難しい。なら金を渡したほうが手っ取り早いということなのだろう。
ギアが入った袋を取り出す。
機械の歯車に似た金色に輝く硬貨だ。
フリードリッヒの話だと、この他にも貨幣の価値に応じて色や装飾、大きさなどが微妙に変わっているらしい。
もらった硬貨は10枚だ。
貴族のフリードリッヒがくれた硬貨だし、ちょっとしたポーションも買えないなんてことはないだろう。
いくつか戦闘で使えそうなポーションを選んで、店の店員に金の硬貨を1枚渡してみる。
「お客さん、もうちょっと細かいの無い?」
店員が少し怪訝そうな顔で言ってくる。
「細かいのなんて無いわよ。というか、その硬貨いくら?」
店員は怪訝な顔から困惑した表情に変わる。
「いくらって…これ1枚で1万ギアだな。で、お客さんが買ったポーションの合計が30ギア」
1万ギア?ということは、このポーション何百セットも買える。
これしか買っていないのにおつりを要求するのは確かに怪訝な顔をされるのも無理はない。
そうは言っても、特段これ以外で欲しいポーションもないのだ。
最初に傭兵ギルドに行って登録しようと思ったのだが、ひらひらしたドレスしか持っていないため、馬鹿にされるのは目に見えており行く気がしなかった。
宿舎に無料で宿泊しているので宿代はかからず、一気に金が減る心配もないため、気長に構えることにした。
服と鎧についてフリードリッヒに依頼したところ、快く受け入れてくれた。
適当なものを注文しようとしたら、翌日採寸のために専門の職人が現れて詳細に採寸された。
そこまでしなくてもよかったのだが、「とても着やすく性能のいいものを作る」と言われ、それはそれで悪くはなかったので快くOKした。
しかし、当たり前だが既存の製品と比べて時間がかかるとのことで、どうせならと街を散策することにした。
テクノバーグ家の屋敷からすぐ歩いたところにある、商業が盛んな地域だ。
屋敷の兵士たちから、テクノビレッジやメカストリアの国自体についても聞いた。
メカストリアは蒸気の力を使った機械技術が国全体の基盤を支えている。
石炭や蒸気機関、鉄と歯車の時代だが、自動人形など独自に進化し未来的な要素も取り入れている。
大砲やマスケット銃の技術が軍事面でも強調され、都市の防衛や発展に大きく寄与しているらしい。
特にテクノビレッジはインフラ系の産業が強く、人々の生活に欠かせないものを多く生産しているとのことだ。
テクノビレッジは活気にあふれ、機械の発展とともに住民たちも忙しく活動しているが、どこか整然とした秩序が保たれている。
商人や職人たちは効率を求めながらも、日々の技術革新に対応し続けている。
街の至るところに大きな煙突が立ち、蒸気機関が稼働している。
空気には少し煤や煙の匂いが漂い、機械の軋む音や鉄道の蒸気機関車の汽笛が定期的に響き渡る。
人々はこの音とともに生活しているため、もはやそれが日常の一部となっている。
通りでは職人たちが工具を手に、鉄や銅の部品を加工している様子が見られる。大型のクレーンが建物の上を行き交い、道路は石畳が敷かれているが、場所によっては鉄道や歯車で動くカートが物資を運んでいる。インフラ整備も進み、電線や水道管も整然と配置されている。
歩いていると騎士や兵士たちも見かける。
騎士は「国」に対して忠誠を誓う場合もあるが、個々の騎士が「特定の君主」「領主」「家族」あるいは信条に忠義を尽くす場合が多い。
兵士は、一般的には「国」や「軍隊」に忠義を尽くす存在だ。兵士は国家の命令や方針に従い、組織の一部として動くため、個人の信条よりも軍の規律や国の命令を重視する。
騎士は帯刀し、兵士たちはマスケット銃を持っており、その近くには装甲車や大砲が置いてある。
治安が悪いわけではないが、何かあったときのための準備が入念に行われているのだろう。
聖王国と明らかに違う点が一つある。それは神官がいないことだ。
いや、すべての場所を見たわけではないので、いないとは断定できないが、見渡す限り一人もいないというのは聖王国では考えられないことだ。
神官がいないとなると魔法が使えないということになる。もし敵が攻めてきた場合の攻撃手段は?特に欠かせない治癒魔法はいったいどうするつもりなのか?
歩いていると、ふと道具屋が目に入ったので入ってみた。
中に入ると鼻につく薬品と油の強い匂いが漂ってくる。
—ちょっと、ヴェルヴェット。ここは気持ち悪くなります。他のお店にしましょうよ。
マリアが言ってくる。マリアにも「いい加減さん付けはやめろ」と言って色々あったが、ようやくさん付けをやめてくれるようになった。
それにしても、人様が生業としている店を「気持ち悪くなる」とか、悪びれる様子もなく言うのは天然なのだろうか。そんなことを思いつつも、
「面白そうだからしばらく我慢して」
そう言って店の奥に入っていく。
店に並んだ瓶を眺める。
「へー、なになに」
エネルギーポーション:
{このポーションは、主にエネルギーを回復するためのものです。蒸気や機械の動力を補助する成分が含まれており、消耗した体力やスタミナを回復させる効果があります。}
「機械に使うのか、自分に使うのか、いまいちこの説明だとわからないわね…」
オイルポーション:
{機械のメンテナンスに必要なオイルや潤滑剤としての役割を果たすポーションです。機械部品の摩耗を防ぎ、正常な稼働を保つための栄養素が含まれています。}
「ああ、機械に垂らして滑りをよくするとか?」
メカニカルポーション:
{一時的に身体に機械的な特性を付与するポーションです。力が増したり、敏捷性が高まったりする効果があり、機械文明の技術を体験することができます。}
「使えそうだけど機械的な特性がつくっていまいち想像がつかない…」
サイバーポーション:
{魔法力や知力を一時的に高めるポーションで、特に技術者や発明家に重宝されます。脳を刺激し、思考を鮮明にする成分が含まれています。}
「魔法力ってことは、やっぱり神官はいるってこと??でも技術者にも使えるって書いてあるし、どっちだろう?」
反応ポーション:
{特定の機械的なトラブルを解決するためのポーションで、機械の故障を修理する成分が含まれています。修理道具として使用されることもあります。}
「まあ、機械に使うってことね」
インフュージョンポーション:
{体内のエネルギーを一時的に高め、運動能力を向上させるポーションです。特に、機械的な装備や武器を使う際に、反応速度や筋力を一時的に増強する効果があります。}
「この国の装備を使うならこれ、かなり役に立ちそうね」
コアポーション:
{機械の核心部分を強化するためのポーションです。特に、機械の動力源を安定させる効果があり、発動機器や武器の性能を一時的に引き上げます。}
「…難しくてよくわからないから次」
シールドポーション:
{防御力を高めるためのポーションで、機械的なシールドを生成します。攻撃を受けた際のダメージを軽減する効果があります。}
「これも使えそうだけど、あたしは盾使わないから微妙ね」
テクニカルポーション:
{機械の操作や修理に必要な知識や技能を一時的に付与するポーションです。特定の機械に対する理解が深まり、作業の効率が向上します。}
「知識ゼロのやつが使っても意味なさそう、次」
リペアポーション:
{物理的な傷や破損を修復するためのポーションです。主に機械装置や道具の修理に用いられ、傷ついた部分を素早く補修する効果があります。}
「…うん、修理は大事ね。次」
ナビゲーションポーション:
{自分の位置を特定したり、周囲の機械や構造物を分析したりするためのポーションです。特に未知のエリアでの探検に役立ちます。}
「探索で役に立ちそうね。これはだいぶありな気がする」
そういえば、フリードリッヒからもらった金、「ギア」だったか。いったいどのくらいの価値になるんだろう。
しばらく傭兵ギルドに行けない旨を伝えると、フリードリッヒは資金をくれた。
代わりになる服を貸してくれると思ったが、ストレートに金を渡されたので少し驚いた。
考えてみればサイズが合うかもわからないし、傭兵ギルドに適切な服と言われても判断が難しい。なら金を渡したほうが手っ取り早いということなのだろう。
ギアが入った袋を取り出す。
機械の歯車に似た金色に輝く硬貨だ。
フリードリッヒの話だと、この他にも貨幣の価値に応じて色や装飾、大きさなどが微妙に変わっているらしい。
もらった硬貨は10枚だ。
貴族のフリードリッヒがくれた硬貨だし、ちょっとしたポーションも買えないなんてことはないだろう。
いくつか戦闘で使えそうなポーションを選んで、店の店員に金の硬貨を1枚渡してみる。
「お客さん、もうちょっと細かいの無い?」
店員が少し怪訝そうな顔で言ってくる。
「細かいのなんて無いわよ。というか、その硬貨いくら?」
店員は怪訝な顔から困惑した表情に変わる。
「いくらって…これ1枚で1万ギアだな。で、お客さんが買ったポーションの合計が30ギア」
1万ギア?ということは、このポーション何百セットも買える。
これしか買っていないのにおつりを要求するのは確かに怪訝な顔をされるのも無理はない。
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