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ダンジョンと道と私
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「ただいま帰りました」
「おつかれ~」
「あと、お肉をお土産に貰いました」
「おお…これが異世界肉!」
エドモンドさんと交流を始めて半年が経つ。
本が完成した時は私も行ったのだけれど、2回目からはシルたちに行ってもらっている。
半神の私が気軽に現れるのはエドモンドさんたちの心臓…どこ?に悪いみたいで、寿命…あるの?が縮むとかで遠慮して欲しいって遠回しに言われた。
それでシルに転移魔法を覚えてもらって、野菜を持って行くとき一緒に手紙を持っていってもらっている。
書く内容は近況とかダンジョンのこととか色々だ。
*
この半年間でダンジョンの改装も有る程度進んだ。
なんせこのダンジョンは人がくることが殆ど無いので警戒する必要がないからね。フロアに誰か居ると改装できないみたいなルールがダンジョンにはあるけど、一度も引っかかったことないしね!
まずは、溢れるダンジョンポイントを使い100階層まで増やした。高さはだいたい600メートルくらいになり、屋上の展望台は強風などで危険地帯になってしまったのでガラス張りにした。
増やしたフロアは1階から50階で徐々に攻略しにくくなるよう調整しながら作っている。
今まで有った1階から3階はそのまま51階52階53階にするつもりだったが、周りの反対意見に押されラスボス前に設置することになった。本当は消して欲しいくらいなんですとシルは言う、そんなにダメですか?
1階は宝箱を沢山設置して中に農業フロアで採れた果物とか野菜を入れている。
このフロアで宝箱を開けられるのは1人1日5回までで、5回目の宝箱を開けると出入り口に強制転移されて次の日の朝までダンジョンに入れなくなる。
1階だけでも得るものが有ればダンジョンの周辺に人は集まるとエドモンドさんの本に有ったのでこの形式にしてみた。
宝箱に何入れるかと考えていた時に、果樹フロア担当が「桃はポーションより高く売れます!」と絶賛してたのを思い出したので入れることにした。一応価値が有る物なのかを確かめる為に遠く離れた商業ギルドに持ち込んでみたら上級ポーションとやらより高値で売れた。同時に持ち込んだメロンやリンゴやバナナもわりと良い値段だった。
帰り際に試食した女子たちに「また来ますよね?」と何度も言われたので果物目当てにダンジョンへ入る探索者は居ると思う。
2階は制限時間内にゴールへたどり着けば欲しい果物を選べると言う、障害物コースだ。魔法で身体強化されるから楽勝だろう。
これも5回失敗したらその日はダンジョンに入れなくなる。
残り時間によって選べる数が変わるので素早く5回ゴールすれば1階よりも稼げることになる。
ゴールには3階へ上がる扉と2階入口へ戻る扉と1階へ降りる扉が有る。
3階はダーツバーになっている。
1,2階で稼いだんだから金持ってるだろってことで、プレイ料金とかドリンクは有料だ。
ここの攻略は特殊でダーツで高得点を出すか累計で金貨10枚を超える金額を使うかだ。ドリンクもダーツもリーズナブルな価格設定なので金貨10枚使うのは時間が掛かるので早く4階へ行きたいならダーツの腕を磨けば良いし、お酒が好きなら毎日通って散財してくださいて感じよ。
条件を達成したら店員が4階へ上がる扉の鍵を渡してくれる。
それより上の階は他の子に任せたので私も知らないので開店?が楽しみである。
1階から50階までは自由に行き来できるよう、エレベーターを設置する予定だ。
一度行ったことのある階は次から選べるようになる。
身体能力に自信がない人も1回クリアするだけだから頑張って。
50回層までは死ぬ危険が少ない作りにするつもりなので遊園地にでも行くつもりで通ってくださいな。
*
ダンジョンの参考にと思って出したSASUGAとかのDVDを見た子が映像編集に興味を持ったので、ダンジョンの機能やヤマデラ電気の商品などを使ってモニター室とかを作った。
ダンジョンのあらゆる場所を撮影でき、侵入者を追い続け撮影する機能やら盛り沢山だ。
ダンジョンカタログの背表紙に何時の間にか要望欄が有ったので活用しまくった。
今のところは私たちしか見ることが出来ないが、そのうち人間たちにも見せられたらと思っている。
「シルを撮るのも飽きました」
「圧倒的な素材不足です」
「身体能力高くてミスしないのでつまらない」
「そうねぇ、客を呼ぶこと考えないとシルのPVばかり増えるわね」
「好きで撮られてるわけじゃないのに…」
攻略しやすいダンジョンに作り変えても、ここと人間の住処との間には死亡率の高い森が有るので人来ないんだよなぁ。
100階にした直後にチラッと見に来た人も居たけど、中に入らないで帰ったから改装したのも知らないだろうし。
「人を呼ぶには森をどうにかするしかないわね」
「私のゴーレム騎兵部隊で焼き払いますか!」
「森林破壊はちょっと…」
「なら街道とか作りますか?」
「そうしようかな」
「出来た街道にお姉ちゃんの血を撒いておけば、魔物の近づかない安全な道を作れる」
「コア、私なんかした? なんか不満ある?」
*
元1階の警備員アイアンドラゴンを草原に出し、荷電粒子砲を人間の集落の方に向けて森を削るように撃たせる。真っ直ぐ一直線だけど仕方がない、野営場とかは自分たちで作って!
ゴーレム騎兵で土木作業する案もあったが、時間が掛かるとシルの精神がもたないので仕方が無い。
ビーチフロアで撮影された、水着姿でポーズをとるシルのPV映像を見て映像班から早く解放してやらなくてはと思ったのよ。目に光がなかったシル、あそこまで追い詰められていたなんて知らなかった。
今はゴーレム騎兵のバトリング映像を撮らせてるけど、飽きてまたシルを撮影し始める前に人間たちを塔に呼び込まないと!
道が出来ても来ない時は拐いに行く予定だ。
*
とある村。
「森が燃えているだ…」
「これはえらいことになるべな…」
「魔物がこっちに逃げてくるんでねが…」
「ワシらも逃げんと巻き込まれるべ…」
とある町。
「森から魔物が攻めてくるぞー!」
「あんなの、あんなの勝てるわけがない!」
「死ぬんだ! 俺たちはもう死ぬんだ!」
「な、なんだあの巨大な化け物は!」
とある街。
「塔の魔物が外に出て来たって村から!」
「村から見えるってことは、あの巨大なアイアンゴーレムなのか?!」
「ああ、森を焼き払いながら近づいて来るらしい。村人を収容してくれって」
「受け入れたところでどうしようもないぞ…」
とある砦。
「なんだあの化け物は…」
「探索者ギルドからの情報にあった草原の塔に居るアイアンドラゴンでしょうね」
「何故それが外に出ている?」
「さあ?」
「…対応を」
「砦の戦力は対人能力メインです、傷を付けるくらいは出来ても破壊は出来ません」
とある城砦。
「あれがアイアンドラゴンか…」
「想像以上の化け物ですね」
「建築されてより不落を誇った我が城もこれまでか。敵兵ではなく化物に落とされることになろうとは…」
「逃げますか?」
「私は残ろう、お前たちは民を誘導して逃げてくれ」
「おつかれ~」
「あと、お肉をお土産に貰いました」
「おお…これが異世界肉!」
エドモンドさんと交流を始めて半年が経つ。
本が完成した時は私も行ったのだけれど、2回目からはシルたちに行ってもらっている。
半神の私が気軽に現れるのはエドモンドさんたちの心臓…どこ?に悪いみたいで、寿命…あるの?が縮むとかで遠慮して欲しいって遠回しに言われた。
それでシルに転移魔法を覚えてもらって、野菜を持って行くとき一緒に手紙を持っていってもらっている。
書く内容は近況とかダンジョンのこととか色々だ。
*
この半年間でダンジョンの改装も有る程度進んだ。
なんせこのダンジョンは人がくることが殆ど無いので警戒する必要がないからね。フロアに誰か居ると改装できないみたいなルールがダンジョンにはあるけど、一度も引っかかったことないしね!
まずは、溢れるダンジョンポイントを使い100階層まで増やした。高さはだいたい600メートルくらいになり、屋上の展望台は強風などで危険地帯になってしまったのでガラス張りにした。
増やしたフロアは1階から50階で徐々に攻略しにくくなるよう調整しながら作っている。
今まで有った1階から3階はそのまま51階52階53階にするつもりだったが、周りの反対意見に押されラスボス前に設置することになった。本当は消して欲しいくらいなんですとシルは言う、そんなにダメですか?
1階は宝箱を沢山設置して中に農業フロアで採れた果物とか野菜を入れている。
このフロアで宝箱を開けられるのは1人1日5回までで、5回目の宝箱を開けると出入り口に強制転移されて次の日の朝までダンジョンに入れなくなる。
1階だけでも得るものが有ればダンジョンの周辺に人は集まるとエドモンドさんの本に有ったのでこの形式にしてみた。
宝箱に何入れるかと考えていた時に、果樹フロア担当が「桃はポーションより高く売れます!」と絶賛してたのを思い出したので入れることにした。一応価値が有る物なのかを確かめる為に遠く離れた商業ギルドに持ち込んでみたら上級ポーションとやらより高値で売れた。同時に持ち込んだメロンやリンゴやバナナもわりと良い値段だった。
帰り際に試食した女子たちに「また来ますよね?」と何度も言われたので果物目当てにダンジョンへ入る探索者は居ると思う。
2階は制限時間内にゴールへたどり着けば欲しい果物を選べると言う、障害物コースだ。魔法で身体強化されるから楽勝だろう。
これも5回失敗したらその日はダンジョンに入れなくなる。
残り時間によって選べる数が変わるので素早く5回ゴールすれば1階よりも稼げることになる。
ゴールには3階へ上がる扉と2階入口へ戻る扉と1階へ降りる扉が有る。
3階はダーツバーになっている。
1,2階で稼いだんだから金持ってるだろってことで、プレイ料金とかドリンクは有料だ。
ここの攻略は特殊でダーツで高得点を出すか累計で金貨10枚を超える金額を使うかだ。ドリンクもダーツもリーズナブルな価格設定なので金貨10枚使うのは時間が掛かるので早く4階へ行きたいならダーツの腕を磨けば良いし、お酒が好きなら毎日通って散財してくださいて感じよ。
条件を達成したら店員が4階へ上がる扉の鍵を渡してくれる。
それより上の階は他の子に任せたので私も知らないので開店?が楽しみである。
1階から50階までは自由に行き来できるよう、エレベーターを設置する予定だ。
一度行ったことのある階は次から選べるようになる。
身体能力に自信がない人も1回クリアするだけだから頑張って。
50回層までは死ぬ危険が少ない作りにするつもりなので遊園地にでも行くつもりで通ってくださいな。
*
ダンジョンの参考にと思って出したSASUGAとかのDVDを見た子が映像編集に興味を持ったので、ダンジョンの機能やヤマデラ電気の商品などを使ってモニター室とかを作った。
ダンジョンのあらゆる場所を撮影でき、侵入者を追い続け撮影する機能やら盛り沢山だ。
ダンジョンカタログの背表紙に何時の間にか要望欄が有ったので活用しまくった。
今のところは私たちしか見ることが出来ないが、そのうち人間たちにも見せられたらと思っている。
「シルを撮るのも飽きました」
「圧倒的な素材不足です」
「身体能力高くてミスしないのでつまらない」
「そうねぇ、客を呼ぶこと考えないとシルのPVばかり増えるわね」
「好きで撮られてるわけじゃないのに…」
攻略しやすいダンジョンに作り変えても、ここと人間の住処との間には死亡率の高い森が有るので人来ないんだよなぁ。
100階にした直後にチラッと見に来た人も居たけど、中に入らないで帰ったから改装したのも知らないだろうし。
「人を呼ぶには森をどうにかするしかないわね」
「私のゴーレム騎兵部隊で焼き払いますか!」
「森林破壊はちょっと…」
「なら街道とか作りますか?」
「そうしようかな」
「出来た街道にお姉ちゃんの血を撒いておけば、魔物の近づかない安全な道を作れる」
「コア、私なんかした? なんか不満ある?」
*
元1階の警備員アイアンドラゴンを草原に出し、荷電粒子砲を人間の集落の方に向けて森を削るように撃たせる。真っ直ぐ一直線だけど仕方がない、野営場とかは自分たちで作って!
ゴーレム騎兵で土木作業する案もあったが、時間が掛かるとシルの精神がもたないので仕方が無い。
ビーチフロアで撮影された、水着姿でポーズをとるシルのPV映像を見て映像班から早く解放してやらなくてはと思ったのよ。目に光がなかったシル、あそこまで追い詰められていたなんて知らなかった。
今はゴーレム騎兵のバトリング映像を撮らせてるけど、飽きてまたシルを撮影し始める前に人間たちを塔に呼び込まないと!
道が出来ても来ない時は拐いに行く予定だ。
*
とある村。
「森が燃えているだ…」
「これはえらいことになるべな…」
「魔物がこっちに逃げてくるんでねが…」
「ワシらも逃げんと巻き込まれるべ…」
とある町。
「森から魔物が攻めてくるぞー!」
「あんなの、あんなの勝てるわけがない!」
「死ぬんだ! 俺たちはもう死ぬんだ!」
「な、なんだあの巨大な化け物は!」
とある街。
「塔の魔物が外に出て来たって村から!」
「村から見えるってことは、あの巨大なアイアンゴーレムなのか?!」
「ああ、森を焼き払いながら近づいて来るらしい。村人を収容してくれって」
「受け入れたところでどうしようもないぞ…」
とある砦。
「なんだあの化け物は…」
「探索者ギルドからの情報にあった草原の塔に居るアイアンドラゴンでしょうね」
「何故それが外に出ている?」
「さあ?」
「…対応を」
「砦の戦力は対人能力メインです、傷を付けるくらいは出来ても破壊は出来ません」
とある城砦。
「あれがアイアンドラゴンか…」
「想像以上の化け物ですね」
「建築されてより不落を誇った我が城もこれまでか。敵兵ではなく化物に落とされることになろうとは…」
「逃げますか?」
「私は残ろう、お前たちは民を誘導して逃げてくれ」
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