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シルの怨返し
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私はシルと呼ばれているホムンクルスです。
私たち初期の世代は、マスターが魔物を配下に出来ることを知らなかったらしく全てホムンクルスと言う人間を模した人形となっています。
その人形の中に塔の近くに残っていた魂を入れることで意思を持たせるそうなのですが、そのような話を聞いたことがなかったのでダンジョンマスターにしか出来ない事なのだと思います。
生前の私はこの身体の半分くらいしか身長が無かったので最初は視線の違いに戸惑いを感じたものの、今は動き易くて力も有り、前世の種族では有り得なかったメリハリの有るこの身体を気に入っています。
気に入っているこの身体ですが、困った事もあります。
同期の中で私の身体だけがグラビアアイドル体型で有ると言う理由で、撮影班にモデルを頼まれることが多いのです。
クリスは騎兵込みでの撮影、トワは鍛冶の様子などを撮られているのに、他の同期も農作業や炊事の様子を撮影されるのに、私だけが様々な衣装に着替えさせられ撮られます。
私はマスターを護衛する為に作られた遠距離支援型なのですが、マスターが塔から出ることが少ないので塔に居る時はそんなに仕事がありません。
近接戦闘型護衛のクリスがゴーレム騎兵関係の仕事をするようになったのを見て私も塔での仕事を見つけようと考えていたところに、暇なので有れば手伝って欲しいと頼まれてついて行ったら今みたいなことになりました。
そこは海岸を模したフロアで砂浜に海が有り、小魚なども泳いでいてなかなか良さそうなところでした。
今度マスターやコア様と一緒にこの場所で食事でも出来たら良いななどと考えたところに渡された衣装を手に取り、言われるままに着替えさせられたのがビキニと言われる身体の9割以上丸出しと言う恥ずかしい物でした。
前世で精霊をしていた時も薄着でしたが、ここまでではありませんでしたよ!! 後ろ姿なんて丸裸じゃないですか! ちゃんと水着が写ってるだろと指差された部分には紐しか写ってませんよ!
この時ちゃんと抗議しなかったのがいけなかったのか、この後も度々撮影が有るからと呼ばれました。
最後になった撮影は今でもやりすぎだろうと思います。
あの日、これをやりたいとテレビの前に座らされ見せられたのは、身体にベトベトした液体を塗られたり透ける水着を着せられたり身体中を弄られたりする物でした。
私は断ったのですが、これで最後、これで最後だからと押し切られ、本当に最後ならと許可しました。
撮影中に笑顔でとか色々言われましたが、私は笑っているつもりでしたがそうでは無かったようです。
そしてその撮影された物をマスターが見て、森が焼けました。
このままだと私が精神的に死んでましまうと思ったマスターは、探索者が塔に来易くなるようにと魔物が強くて通り抜けるのに苦労する森に道を作ってくれたそうで、それを聞いた時は嬉しくて嬉しくて涙が止まりませんでした。
もうこれで水着になることもなくなります。
私は街を歩き難くなりました。
マスターの護衛なのに、私が居ると周りに人が集まり護衛どころではなくなるのです。
テレビ放送を行う前にと試験的に流した映像の中には私を撮影した物が多く、それを見た街に居る男性たちが私に気がつくと寄ってくるのです。握手して欲しいとかだけならまだなのです、中には身体を触ったり服を引っ張ったりと過激な人も居ます。
過激な人たちは街への侵入禁止措置がその場で行われ、マスターは「握手までは良いけど、それ以外は影響追放にするからね」と周りの人間たちに言いました。
それから私を見掛けると近寄ってきて握手をしては去る人が出るようになりました。
「歌を披露する…ですか?」
「ええ、街の声を拾っていた中に、シルが歌って踊る姿を生で見たいと言うのがあってね」
繁華街のカラオケBOXで歌っているのを他の部屋を使っていた探索者の人がガラス越しに見掛けて、そのことを友人に話したら街中に広まり普段握手を求める人たちが自分も見たいと言い出したそうです。
「ちょうど劇場も完成するし何かイベントをと考えてたんだけど、どうかな?」
「良いですが、条件が有ります」
私の条件とは…。
「なんで私までこんなハレンチな姿を…」
「クリスさんは短パンだから良いじゃないですか、私なんてミニスカですよミニスカ」
「中は見せても良い下着だから大丈夫よトワ」
「下着に見せて良いとか意味わかりませんよシルさん…」
本当は同期全員巻き込むつもりだったけど、農作業班と炊事班は手が離せないからね。
「何故我々まで」
「うう…撮りたいのに…」
「ああ? 何か言った?」
「いえ…」
当然撮影班には巻き込まれてもらうわ!
貴方達も街で握手されるが良い!
私たち初期の世代は、マスターが魔物を配下に出来ることを知らなかったらしく全てホムンクルスと言う人間を模した人形となっています。
その人形の中に塔の近くに残っていた魂を入れることで意思を持たせるそうなのですが、そのような話を聞いたことがなかったのでダンジョンマスターにしか出来ない事なのだと思います。
生前の私はこの身体の半分くらいしか身長が無かったので最初は視線の違いに戸惑いを感じたものの、今は動き易くて力も有り、前世の種族では有り得なかったメリハリの有るこの身体を気に入っています。
気に入っているこの身体ですが、困った事もあります。
同期の中で私の身体だけがグラビアアイドル体型で有ると言う理由で、撮影班にモデルを頼まれることが多いのです。
クリスは騎兵込みでの撮影、トワは鍛冶の様子などを撮られているのに、他の同期も農作業や炊事の様子を撮影されるのに、私だけが様々な衣装に着替えさせられ撮られます。
私はマスターを護衛する為に作られた遠距離支援型なのですが、マスターが塔から出ることが少ないので塔に居る時はそんなに仕事がありません。
近接戦闘型護衛のクリスがゴーレム騎兵関係の仕事をするようになったのを見て私も塔での仕事を見つけようと考えていたところに、暇なので有れば手伝って欲しいと頼まれてついて行ったら今みたいなことになりました。
そこは海岸を模したフロアで砂浜に海が有り、小魚なども泳いでいてなかなか良さそうなところでした。
今度マスターやコア様と一緒にこの場所で食事でも出来たら良いななどと考えたところに渡された衣装を手に取り、言われるままに着替えさせられたのがビキニと言われる身体の9割以上丸出しと言う恥ずかしい物でした。
前世で精霊をしていた時も薄着でしたが、ここまでではありませんでしたよ!! 後ろ姿なんて丸裸じゃないですか! ちゃんと水着が写ってるだろと指差された部分には紐しか写ってませんよ!
この時ちゃんと抗議しなかったのがいけなかったのか、この後も度々撮影が有るからと呼ばれました。
最後になった撮影は今でもやりすぎだろうと思います。
あの日、これをやりたいとテレビの前に座らされ見せられたのは、身体にベトベトした液体を塗られたり透ける水着を着せられたり身体中を弄られたりする物でした。
私は断ったのですが、これで最後、これで最後だからと押し切られ、本当に最後ならと許可しました。
撮影中に笑顔でとか色々言われましたが、私は笑っているつもりでしたがそうでは無かったようです。
そしてその撮影された物をマスターが見て、森が焼けました。
このままだと私が精神的に死んでましまうと思ったマスターは、探索者が塔に来易くなるようにと魔物が強くて通り抜けるのに苦労する森に道を作ってくれたそうで、それを聞いた時は嬉しくて嬉しくて涙が止まりませんでした。
もうこれで水着になることもなくなります。
私は街を歩き難くなりました。
マスターの護衛なのに、私が居ると周りに人が集まり護衛どころではなくなるのです。
テレビ放送を行う前にと試験的に流した映像の中には私を撮影した物が多く、それを見た街に居る男性たちが私に気がつくと寄ってくるのです。握手して欲しいとかだけならまだなのです、中には身体を触ったり服を引っ張ったりと過激な人も居ます。
過激な人たちは街への侵入禁止措置がその場で行われ、マスターは「握手までは良いけど、それ以外は影響追放にするからね」と周りの人間たちに言いました。
それから私を見掛けると近寄ってきて握手をしては去る人が出るようになりました。
「歌を披露する…ですか?」
「ええ、街の声を拾っていた中に、シルが歌って踊る姿を生で見たいと言うのがあってね」
繁華街のカラオケBOXで歌っているのを他の部屋を使っていた探索者の人がガラス越しに見掛けて、そのことを友人に話したら街中に広まり普段握手を求める人たちが自分も見たいと言い出したそうです。
「ちょうど劇場も完成するし何かイベントをと考えてたんだけど、どうかな?」
「良いですが、条件が有ります」
私の条件とは…。
「なんで私までこんなハレンチな姿を…」
「クリスさんは短パンだから良いじゃないですか、私なんてミニスカですよミニスカ」
「中は見せても良い下着だから大丈夫よトワ」
「下着に見せて良いとか意味わかりませんよシルさん…」
本当は同期全員巻き込むつもりだったけど、農作業班と炊事班は手が離せないからね。
「何故我々まで」
「うう…撮りたいのに…」
「ああ? 何か言った?」
「いえ…」
当然撮影班には巻き込まれてもらうわ!
貴方達も街で握手されるが良い!
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