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第1章
#6 せめて、魔物らしく
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鎧と鎧のぶつかる音が響き渡る。
足早に歩くその男は、大きく立派な門を両手で開けた。
真っ直ぐ進み、片膝をついて頭を垂れた。
「王、ご報告致します。」
赤いカーペットのその先には、大きな金色の王冠をかぶり、
白いひげに豪華なローブを羽織った老人が座っていた。
この城の王。
「述べよ。」
王が一言発すると、その間の空気がピタッと止まった。
「魔界へ向かった勇者率いる3名の死亡が確認されました。場所はここから西にある、小さな村です。」
男は立て続けに発言する。
「いかがなさいましょう?」
王は自分のひげを数回撫でながら考えたあと、
「まぁよい。あやつらは所詮駒じゃ。死んだ所で誰も困らん。」
男は一言、承知致しました。と王に伝えた。
「それよりグリードよ。そろそろ北西にある魔物の街をどうにかせにゃいかんなぁ」
王は他人事のように男に言い放つ。
男はなにかを察した。
「はっ、殲滅の準備を進めます。一匹残らず殺してまいりましょう。」
そう言い顔を上げる。
男の左目には大きなキズがあった。
王は、不敵な笑みを浮かべている。
マサラヴィレッジーーーーーーーー
「ほぉ、毒の成分ですか」
ユウは族長と同じ部屋にいた。
先日、進化した二匹目のスライムについて話し合っていたのだ。
「あぁ、その可能性が高い。スライムはこの村で山菜の毒抜きを任されている。その毒抜きを行っていくうちに、体内へ毒が溜まり、それが進化を促した。スライムたちは毒を抜くことで経験値を得る。って考えたんだがな。」
「ふむ、ない話ではありませんな。十分にその可能性がございます。主人様。」
ユウは勝ち誇った顔をした。
「だろう?俺の推理が正しければ間違いない!あいにく進化してないスライムはあと一匹だ。毒抜きをしなかった場合、進化しないのかどうか確認を・・・」
「主人様あ!」
話の途中で一匹のゴブリンが慌てた様子で入ってきた。
息を切らしながら、肩を上下に揺らしている。
「最後のスライムが・・・紫色になりました・・・」
なんとタイミングの悪いことだろうか。
たった今もう一つの可能性。毒抜きをさせない場合の進化テストを行おうとしてた所だったのに。
ユウと族長は二人頭を抱えながら外に出た。
ユウの家の前にいるのは紫色になったスライムが1匹。
少し離れたところにはすでに進化したスライムが2匹いた。
「おい、お前。少しは空気を読んでくれ。重要な存在だったんだぞ?」
スライムはいつものことながらプルプル震えている。
はぁ、と大きくため息をつくユウに族長が話しかけた。
「主人様。これで3匹とも進化が終わりました。ここからなにかわかることを探っていきましょう。」
「あぁそうだな。怒っても仕方がない。よう、スライム。すまなかったな。新しい姿、似合ってるぞ。」
スライムは大きくぷるるん!と震えたあと、他の2匹の元へ駆け寄った。
3匹揃ってプルプルしてやがる。
それを尻目にユウは近くにいたゴブリンに伝えた。
「斥候3匹衆を呼んでくれ。」
ゴブリンはへいっ!と言い走っていった。
「では、私も一度失礼します。」
族長は頭を下げ、自分の家へと戻っていった。
しばらくすると斥候の3匹がやってきた。
「主人様お呼びで?」
「あぁ、お前たちに頼みがある。」
ゴブリンたちはお互いの顔をきょろきょろと見合った。
「お前たちは斥候の役割を担っている反面、食料調達も行っている。褒めてやる。」
おぉ~!とか、主人様あ~!とか思い思いに喜ぶゴブリンたち。
「少し前から話題になっているスライムの変化については知っているな?」
ユウはその場に座りあぐらをかきながら、ゴブリンたちに問うた。
「紫色に変化するやつですかい?」
「そうだ。俺はあれを進化だと思っている。あいつらは進化したんだ。」
そう言うとゴブリンたちは、シンカ? シンカシテル! と驚いていた。
「お前たちいいか?今後、また勇者たちがこの村にやってくるかもしれない。その際、今のままだと俺たち全員やられてしまう可能性がある。」
「やられる...俺たち全員殺される!?」
「いやだ!殺されたくない!」「逃げよう!殺されたくない!」
悲しそうな顔で慌てるゴブリンたち。
喜怒哀楽の激しいつらめ。
「主人様もやられちゃう・・・?主人様なのに・・・?
一匹のゴブリンが不安そうに言ってきた。
その発言を聞き、他のゴブリンたちも不安そうに見つめてくる。
「俺はー・・・」
俺はこの村の主人として召喚された。
だが、正直こいつらのことなんてどうでもいい。
俺は元いた世界に戻りたいだけなんだ。
村とか、魔物とか、勇者とか、どうでもいい。
どうでもいいが・・・
「俺一人でも倒せる。だが、俺はお前たちに頑張ってもらいたいんだ。この村を守る者として。」
俺はそう言ったあと、しばらく沈黙が流れた。
「俺達が、守る者・・・村を守る者・・・」
ゴブリンたちの中にある何かがマグマのようにゆっくりと吹き出ようとしていた。
「俺たちが守る・・・この村守る・・・」
3匹はぐっと拳を強く握り、高く上げた。
「守る!この村守る!」
「おうとも!守るぞ!この村を守る!」
「勇者たちの好きにはさせない!この村守る!」
ゴブリンは自分たちを鼓舞させるかのように、ひたすら守るを繰り返した。
ユウはなんとかうまくいったと安堵し、心を撫で下ろした。
喜ぶゴブリンの中、1匹がユウに向かって質問した。
「主人様。俺たちどう頑張ったらいい?主人様、教えてほしい!」
1匹の言葉につられ、他の2匹も動きを止め真剣な顔でこちらを見た。
少しの間、こいつらに付き合ってやるのも悪くない。
ユウはその言葉を聞いて、口角を上げた。
勝ち誇った顔で、3匹に言う。
「戦闘訓練を行う。」
足早に歩くその男は、大きく立派な門を両手で開けた。
真っ直ぐ進み、片膝をついて頭を垂れた。
「王、ご報告致します。」
赤いカーペットのその先には、大きな金色の王冠をかぶり、
白いひげに豪華なローブを羽織った老人が座っていた。
この城の王。
「述べよ。」
王が一言発すると、その間の空気がピタッと止まった。
「魔界へ向かった勇者率いる3名の死亡が確認されました。場所はここから西にある、小さな村です。」
男は立て続けに発言する。
「いかがなさいましょう?」
王は自分のひげを数回撫でながら考えたあと、
「まぁよい。あやつらは所詮駒じゃ。死んだ所で誰も困らん。」
男は一言、承知致しました。と王に伝えた。
「それよりグリードよ。そろそろ北西にある魔物の街をどうにかせにゃいかんなぁ」
王は他人事のように男に言い放つ。
男はなにかを察した。
「はっ、殲滅の準備を進めます。一匹残らず殺してまいりましょう。」
そう言い顔を上げる。
男の左目には大きなキズがあった。
王は、不敵な笑みを浮かべている。
マサラヴィレッジーーーーーーーー
「ほぉ、毒の成分ですか」
ユウは族長と同じ部屋にいた。
先日、進化した二匹目のスライムについて話し合っていたのだ。
「あぁ、その可能性が高い。スライムはこの村で山菜の毒抜きを任されている。その毒抜きを行っていくうちに、体内へ毒が溜まり、それが進化を促した。スライムたちは毒を抜くことで経験値を得る。って考えたんだがな。」
「ふむ、ない話ではありませんな。十分にその可能性がございます。主人様。」
ユウは勝ち誇った顔をした。
「だろう?俺の推理が正しければ間違いない!あいにく進化してないスライムはあと一匹だ。毒抜きをしなかった場合、進化しないのかどうか確認を・・・」
「主人様あ!」
話の途中で一匹のゴブリンが慌てた様子で入ってきた。
息を切らしながら、肩を上下に揺らしている。
「最後のスライムが・・・紫色になりました・・・」
なんとタイミングの悪いことだろうか。
たった今もう一つの可能性。毒抜きをさせない場合の進化テストを行おうとしてた所だったのに。
ユウと族長は二人頭を抱えながら外に出た。
ユウの家の前にいるのは紫色になったスライムが1匹。
少し離れたところにはすでに進化したスライムが2匹いた。
「おい、お前。少しは空気を読んでくれ。重要な存在だったんだぞ?」
スライムはいつものことながらプルプル震えている。
はぁ、と大きくため息をつくユウに族長が話しかけた。
「主人様。これで3匹とも進化が終わりました。ここからなにかわかることを探っていきましょう。」
「あぁそうだな。怒っても仕方がない。よう、スライム。すまなかったな。新しい姿、似合ってるぞ。」
スライムは大きくぷるるん!と震えたあと、他の2匹の元へ駆け寄った。
3匹揃ってプルプルしてやがる。
それを尻目にユウは近くにいたゴブリンに伝えた。
「斥候3匹衆を呼んでくれ。」
ゴブリンはへいっ!と言い走っていった。
「では、私も一度失礼します。」
族長は頭を下げ、自分の家へと戻っていった。
しばらくすると斥候の3匹がやってきた。
「主人様お呼びで?」
「あぁ、お前たちに頼みがある。」
ゴブリンたちはお互いの顔をきょろきょろと見合った。
「お前たちは斥候の役割を担っている反面、食料調達も行っている。褒めてやる。」
おぉ~!とか、主人様あ~!とか思い思いに喜ぶゴブリンたち。
「少し前から話題になっているスライムの変化については知っているな?」
ユウはその場に座りあぐらをかきながら、ゴブリンたちに問うた。
「紫色に変化するやつですかい?」
「そうだ。俺はあれを進化だと思っている。あいつらは進化したんだ。」
そう言うとゴブリンたちは、シンカ? シンカシテル! と驚いていた。
「お前たちいいか?今後、また勇者たちがこの村にやってくるかもしれない。その際、今のままだと俺たち全員やられてしまう可能性がある。」
「やられる...俺たち全員殺される!?」
「いやだ!殺されたくない!」「逃げよう!殺されたくない!」
悲しそうな顔で慌てるゴブリンたち。
喜怒哀楽の激しいつらめ。
「主人様もやられちゃう・・・?主人様なのに・・・?
一匹のゴブリンが不安そうに言ってきた。
その発言を聞き、他のゴブリンたちも不安そうに見つめてくる。
「俺はー・・・」
俺はこの村の主人として召喚された。
だが、正直こいつらのことなんてどうでもいい。
俺は元いた世界に戻りたいだけなんだ。
村とか、魔物とか、勇者とか、どうでもいい。
どうでもいいが・・・
「俺一人でも倒せる。だが、俺はお前たちに頑張ってもらいたいんだ。この村を守る者として。」
俺はそう言ったあと、しばらく沈黙が流れた。
「俺達が、守る者・・・村を守る者・・・」
ゴブリンたちの中にある何かがマグマのようにゆっくりと吹き出ようとしていた。
「俺たちが守る・・・この村守る・・・」
3匹はぐっと拳を強く握り、高く上げた。
「守る!この村守る!」
「おうとも!守るぞ!この村を守る!」
「勇者たちの好きにはさせない!この村守る!」
ゴブリンは自分たちを鼓舞させるかのように、ひたすら守るを繰り返した。
ユウはなんとかうまくいったと安堵し、心を撫で下ろした。
喜ぶゴブリンの中、1匹がユウに向かって質問した。
「主人様。俺たちどう頑張ったらいい?主人様、教えてほしい!」
1匹の言葉につられ、他の2匹も動きを止め真剣な顔でこちらを見た。
少しの間、こいつらに付き合ってやるのも悪くない。
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勝ち誇った顔で、3匹に言う。
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