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「っ...はぁ...」
ベルリンの集合住宅の一室で熱いキスを交わす2人の女が居る。1人はもう着替えたのだろうか 国防軍将校でもう1人はネグリジェ姿の女性だ。
「エリカぁ...もう行っちゃうの?」
「そろそろ行かないと汽車に遅れちゃうよ。大丈夫。またこの前の様にここで私の帰りを祈ってね」
将校姿の女性がそう告げると、悲しそうな声で答えた。
「うん。でも本当に気を付けてね。痛々しい姿のエリカとか見たくないよ」
「大丈夫だって。ほら前に二人で撮った写真あるでしょ?あれが私の御守りになってるんだから。じゃあ行ってくるね。私の可愛いシャーロット」
そう言い、シャーロットに軽くキスして部屋を出て行く。
1941年5月ドイツは、ポーランド フランスを破り、次なる目標としてソビエト連邦に対する攻勢「東方作戦の草案」を元にされた。バルバロッサ作戦の準備していた。
1941年6月21日
旧ポーランド 現ドイツ ソビエト国境
中央軍集団第9軍第292歩兵師団 エリカ・フォン・シュナイダー中尉
「整列」
その一言で歴戦の国防軍将兵が整列し。軍司令官からの訓令を受ける
「休め。さて諸君。間もなく祖国ドイツはソビエトに戦争を吹っ掛ける。我々は祖国ドイツの守護者として!ドイツ唯一の武装組織としての使命を認識し、各々が任務遂行することを願う。さあモスクワに鉤十字の旗を掲げに行こう!共産主義者とユダヤ人共をあの世に送ってやろう!」
(ユダヤ...か...)
1941年6月22日 前日にOKWから届けられた司令書通りにドイツ国防軍はソビエト連邦領内に侵攻を開始。
ドイツ国防軍は北方軍集団 中央軍集団 南方軍集団に分けられ、そのうちエリカの属する中央軍集団はミンスク スモレンスクを目標として進撃し、 6月28日には目標の一つであるミンスクを陥落させた。
1941年7月第9軍はスモレンスクを包囲すべく活動中であった。
「うわぁ...」
私エリカ・フォン・シュナイダーは目の前の惨状見て口にした。
私は第292歩兵師団所属の小隊を率いてソ連軍の反撃があった地点を警戒行動中であった。
(スモレンスク前面にてソ連軍の反撃があった事は、確認していたけど...)
ソ連軍戦車による反撃は我々の侵攻を食い止めたものの、ソ連軍戦車を全て破壊されるという結果になった。
(所々3号や2号戦車の残骸があるから車内確認しないとなぁ...うわぁ見たくないよ...)
我々の戦車の車内を見るも全て事切れていた。
「はぁ...やっぱ辛いよ。シャーロット...」
私は胸ポケットから戦前に愛しい人と撮った写真を、眺めながら呟いた。
「失礼します中尉。政治将校の生き残り発見 投降して来ましたが。Kommissarbefehl通り殺害しました」
「...そう」
部下から報告を受け、ひとつ思ってしまう。
(なんて戦争なんだ。ポーランド戦やフランス戦とは違う名誉や栄光なんてない。降伏してきた兵士さえ殺すなんて、ただの殺戮じゃないのか?)
ベルリンの集合住宅の一室で熱いキスを交わす2人の女が居る。1人はもう着替えたのだろうか 国防軍将校でもう1人はネグリジェ姿の女性だ。
「エリカぁ...もう行っちゃうの?」
「そろそろ行かないと汽車に遅れちゃうよ。大丈夫。またこの前の様にここで私の帰りを祈ってね」
将校姿の女性がそう告げると、悲しそうな声で答えた。
「うん。でも本当に気を付けてね。痛々しい姿のエリカとか見たくないよ」
「大丈夫だって。ほら前に二人で撮った写真あるでしょ?あれが私の御守りになってるんだから。じゃあ行ってくるね。私の可愛いシャーロット」
そう言い、シャーロットに軽くキスして部屋を出て行く。
1941年5月ドイツは、ポーランド フランスを破り、次なる目標としてソビエト連邦に対する攻勢「東方作戦の草案」を元にされた。バルバロッサ作戦の準備していた。
1941年6月21日
旧ポーランド 現ドイツ ソビエト国境
中央軍集団第9軍第292歩兵師団 エリカ・フォン・シュナイダー中尉
「整列」
その一言で歴戦の国防軍将兵が整列し。軍司令官からの訓令を受ける
「休め。さて諸君。間もなく祖国ドイツはソビエトに戦争を吹っ掛ける。我々は祖国ドイツの守護者として!ドイツ唯一の武装組織としての使命を認識し、各々が任務遂行することを願う。さあモスクワに鉤十字の旗を掲げに行こう!共産主義者とユダヤ人共をあの世に送ってやろう!」
(ユダヤ...か...)
1941年6月22日 前日にOKWから届けられた司令書通りにドイツ国防軍はソビエト連邦領内に侵攻を開始。
ドイツ国防軍は北方軍集団 中央軍集団 南方軍集団に分けられ、そのうちエリカの属する中央軍集団はミンスク スモレンスクを目標として進撃し、 6月28日には目標の一つであるミンスクを陥落させた。
1941年7月第9軍はスモレンスクを包囲すべく活動中であった。
「うわぁ...」
私エリカ・フォン・シュナイダーは目の前の惨状見て口にした。
私は第292歩兵師団所属の小隊を率いてソ連軍の反撃があった地点を警戒行動中であった。
(スモレンスク前面にてソ連軍の反撃があった事は、確認していたけど...)
ソ連軍戦車による反撃は我々の侵攻を食い止めたものの、ソ連軍戦車を全て破壊されるという結果になった。
(所々3号や2号戦車の残骸があるから車内確認しないとなぁ...うわぁ見たくないよ...)
我々の戦車の車内を見るも全て事切れていた。
「はぁ...やっぱ辛いよ。シャーロット...」
私は胸ポケットから戦前に愛しい人と撮った写真を、眺めながら呟いた。
「失礼します中尉。政治将校の生き残り発見 投降して来ましたが。Kommissarbefehl通り殺害しました」
「...そう」
部下から報告を受け、ひとつ思ってしまう。
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