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パワハラ上司にいびられている最中におしっこしたくなった新入社員は

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「落ち着いたか?」
「ッヒグ、っ、すみ、ませ…」
涙は泣き続けたらいずれはとまる。止まったら次に襲ってくるのは何か、羞恥だ。先輩にびちょびちょの手を拭かせて、今その手はしゃがんで俺の下半身を拭いている先輩の肩の上。少し古い匂いのするタオルでとん、とん、と足の水分を叩いている。
「いーよ、泣けるだけ泣いとけ」
「落ち着いたので後は自分でします」
「だーめ、俺がするって決めた」
「はずかしいからっ…」
「ほんと、顔真っ赤」
下から見上げた先輩がくしゃりと笑う。その顔がすごく、安心して。
ムズッ…
(あ…なんか…)
さっきまで戦っていた欲求がまた、湧き上がる。お腹に力を入れるけど、さっき散々我慢したからか、限界が近い。
「よし、拭けた。ん?どうした?」
「せんぱい、といれ、」
「ああ、出し切れてなかったか。ほらこれにしろ」
「っへ!?いや、といれ行くし、」
「その顔で行くのか?良いからここにしちゃえ」
差し出されたのは白いタオル。
「ほら、もういいぞ」
局部をタオルで包まれて、いいぞなんて言われても、どうやって出せば良いのか分からない。
「でない、から、」
「緊張してるのか?じゃあちょっと座れ」
タオルが敷かれたベッドに腰を座らされる。
「ちょ、せんぱい!?」
「よっと、ほんとだ、腹ふくれてる」
靴を脱いだと思ったら、後ろから抱え込んできたのだ。
「体強張ってる。後ろもたれてこい、そうそう」
ふわりと香る柔軟剤の匂い。先輩の鎖骨が見える。イケメンは体の隅々までイケメンなんだな。
「全部体に悪いもん、出しちゃおうなー」
「んんっ」
ぽこりと膨れた下腹を子猫の毛を撫でるみたいに撫でられる。
「しーしー」
伝わる先輩の鼓動。耳元で囁かれる優しい、低い声。どこか強張っていた体が緩んで、それで。
「あ…」
じゅううう…
くぐもった音。分厚いタオルが薄い黄色に染まっていく。
「んんっ」
「こら止めない」
グッとさっきより幾分か強い刺激。じょおお、と多めに漏れる。
「だって、すいきれない」
「大丈夫。まだ乾いてるところあるだろ?」
しょろろろ…
 先輩はうまい具合にタオルを移動させ、なんとかタオルの範疇を超えることはなかった。
「おしっこ、もうない?すっきりした?」
「はい…」
「よし、じゃあこれ下着とスーツ。ロッカーのだからちょっとカビ臭いかもだけど…」
「ありがとうございます…」
「何かあったかいもん飲んで落ち着くか。何が良い?」
「あ、と…ココア…」
「了解。ちゃんと着替えとけよー」
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