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美少年のセフレに彼女が出来たから別れたいと言われたのでメス調教する話

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 綾川遥斗はそう言った。
「彼女が出来たから、もうお前とはセックスしない」
 セフレの俺に対してそう言った。遥斗は確かに顔がいい。少し背が低いこともあって、美少年という言葉がよく似合う容姿をしている。だから女にもモテるし男にも好かれる。
 ちなみに、俺と遥斗は恋人同士ではない。ただヤりたい時にヤらせてくれる都合の良い相手というだけの関係だ。
 しかしそれは遥斗にとっても同じだったはずである。それなのに、自分に彼女ができたからといってあっさり俺との関係を終わらせようとするなんて…
 ふざけんなよと思った。俺は今まで散々こいつに貢いできた。子供の頃は最新ゲーム機で誘い込み、セフレになってからは欲しい物は買ってやった。この前のデートだってそう。ホテル代も全額俺負担。こんなに可愛い男とやれるから我慢してきたのに、あんまりではないか。
「遥斗…」
「んだよ?だからもう会わないって言ってんだろ?」
「じゃあせめて、最後に抱かせてくれないかな…?」
俺はそう言った。未練たらしいが、それでも諦められなかったのだ。
「いやだよ気持ち悪い。だいたい、なんでお前みたいなブサイクな奴が僕と釣り合うと思ってたわけ?」
「っ……!」
「まぁでも?僕のセフレになれたんだし、その分は感謝してやるよ。でも僕はこれから恋人と一緒に過ごす時間が増えるからさ。お前なんか相手にしてられないんだよね。わかったら早く帰れよ。ウザイんだけど」
 遥斗は俺のことを見下したように言い放った。俺は悔しくて仕方なかった。
(復讐してやる…)
***

 あれから数ヶ月。誓いの通り、遥斗は俺の腕の中で、いやらしく口を突き出しキスをせがんでいる。
「ほらハルちゃん、さっさと口突き出せよぉ?ご主人様とのベロチュー大好きなんだろ?」
「はいぃ…好きですぅ…んちゅ…♡じゅる…♡」
 遥斗はすっかり俺の性奴隷となっていた。乳首をつねられるだけで簡単に絶頂するほど敏感になり、今まで遠慮していたアナル開発も心行くまで済ませている。あえて女の子のような呼び方をするのも、男としてのプライドを踏みにじられているみたいで興奮するらしい。
 名残惜しそうなキスを止めて背を向かせて尻の肉を楽しみながらくぱくぱ触ってやる。
「へぇ、意外と綺麗じゃん」
 遥斗の尻穴はヒダが伸びきっており、まるで女性器のように濡れていた。ローションか何かを入れているのだろうか?これなら問題なくすぐにでも挿入できそうだ。
「んふぁあ…ご主人様とセックスするからぁ…ケツマンコ準備してきたのぉ…♡」
 どうやら遥斗は自分から肛門性交の準備をしていたらしい。めちゃめちゃ健気でカワイイ。えらい変わりようだ。
「えらいねハルちゃん。じゃあ早速入れようか?」
「はい……お願い…♡」
 俺はズボンを脱ぎ捨てると、遥斗の身体に覆い被さった。昔から、この辺りで一番可愛くて、都会に行けば必ずスカウトされる美少年の顔は、今は快楽への期待で歪んでいた。
 俺は亀頭を肛門にあてがい、ゆっくりと挿入していく。すると遥斗の口から甘い声が漏れ出した。
「あっ、ああ…入ってる…♡僕の…おまんこに…♡」
 遥斗は嬉しそうな表情を浮かべながら腰を振っている。その姿からはかつての生意気さや凛々しさなど微塵も感じられない。
「おい動くなって、まだ全部はいってないんだからさ」
「あぅ…ごめんなさい…♡」
 俺は更に奥へとペニスを押し込んでいく。遥斗の腹の中は暖かくヌルヌルしていてとても気持ち良かった。やがて先端が結腸の入り口に当たる感触があった。長いからな、俺の。
「んひゃあ!?そこだめ!そこはダメぇ…!」
「ん?いいのか?じゃあやめるぞ?」
 俺は一旦動きを止める。しかし遥斗にはそれが辛いようで、少し経つとすぐにもじもじしながら「動いてください」と言ってくる始末だった。俺は苦笑いしながら頭を撫でる。
「どうして欲しいんだ?遥斗」
「うう…おちんぽで…僕のっ、おしりの奥まで…犯してください……」
「よく言えたなぁ?じゃあ望み通りやってあげるよ」
 俺は遥斗の腰を掴むと、勢いをつけて思い切り突き上げた。それと同時に遥斗は白目を剥いて絶叫する。
「ああぁああ♡いきなりすごぉ…♡」
 ビクンっと大きく仰け反り、そのまま力無く倒れ込む。敏感で変態で可愛すぎて困る。もっと虐めてやりたい。俺はピストンを再開した。
「ほらっ!一人で楽しんでないで!続けるぞ!」
「ひっ!まって!いまイッてる!今突かれたらまたすぐイクっ!死んじゃいますぅ!」
「そんなことないって。ほら!」
 俺は遥斗の両足を抱えるようにして持ち上げた。いわゆる種付けプレスという体位だ。
「やめてくださいぃ……こんな体勢恥ずかしい……♡」
 そう言いながらも、遥斗は自分の手で足を抱えていわゆるまんぐり返しの姿勢になっている。本当にマゾになったな。俺は遠慮なく上から叩きつけるようにピストンを開始した。
「おっ、ほっ♡しゅご…しゅごいっ……♡」
 遥斗の顔は完全に蕩けており、舌を出してアヘ顔を晒している。どうやらこの体位は相当効いているようだ。とことんいじめ抜いてやろうと思い、激しく抽挿を繰り返す。
「んぉっ!おぉっ、んぉっ、んほぉっ♡」
 パンッパチュパチュン!ズブブッ!ヌチャッグチョグチョン!卑猥な音が部屋中に響き渡る。その音を聞く度に遥斗の興奮が高まっていくのがわかった。
「そろそろ出すぞ!」
「はいぃっ!出してくださいぃっ!」
どぴゅるる!と 大量の精子が遥斗の中に注がれていった。遥斗も一緒に果てたらしく小さいペニスから精液を吹き出している。
「んあぁぁあっ♡」
 射精が終わると、俺は遥斗の身体から離れて立ち上がった。遥斗は息を荒げながらこちらを見つめている。
「ハァ……♡ハァ……♡ご主人様ぁ♡もう一回しよ…?」
「ダメ。今日はこれで終わり。お前も疲れただろ?」
「そんなぁ…お願い…後一回だけ……」
「しょうがないな」
俺は遥斗の前に屈み込み、遥斗の股間へと顔を埋めた。そして萎えて小さくなった遥斗のペニスを口に含む。するとすぐに大きくなり始めた。
「んむ……ちゅぱ……れちゅ……」
「あぁん……気持ちいいです……」
 しばらく舐めた後口を離すと、完全に勃起した肉棒がブルンっと飛び出してきた。
「よし、もう大丈夫そうだな。じゃあ入れるからケツ向けて四つん這いになれ」
「はい……ご主人様ぁ…♡」
 遥斗は言われた通りに俺に尻を向ける。ヒクヒクと痙攣する肛門からは精液が流れ出していた。俺は指を入れて中を確かめると、遥斗の尻を思い切り引っ叩いた。
 バシィィィン!
「ひぎぃ!?痛い!やめてぇ!」
 突然のことに遥斗は驚いたようだ。白い尻に赤い跡がつく。そこを優しくなぞると「はぅうん…♡」と甘い声を上げる。
「悪い子ハルちゃんには、こうして躾してやらないとな?」
「ふぇ…ご主人様の…意地悪ぅ…」
 潤んだ目で見つめてくるが、めちゃめちゃ可愛い。俺は再び遥斗の肛門に挿入していく。さっき出したばかりだというのに、そこは熱く絡みついてきて、凄まじい快感を与えてくれた。
「はぁあん…♡」
「動くぞ」
 俺は腰を動かし始める。結合部からは先程注いだザーメンが漏れ出してきており、それが潤滑油となって更に動きやすくなっていた。
「ああっ!気持ち良い!気持ちいいよぉ!もっと突いてください!」
 俺はひたすら奥を突き続ける。遥斗はそれに合わせるかのように喘いでいた。
「はうぅ…♡しゅごい……しゅごいぃ……♡」
 限界を迎えた俺は、最後に思い切り突き上げて射精する。それと同時に遥斗もまた絶頂を迎えていた。
「ああああああああ!!イグゥゥゥッ!!」
ビュルルルッ!!ドピュッドピューッ!! 
 大量に吐き出された精子は遥斗の腸内を満たし、逆流して外へ溢れ出てきた。
俺はゆっくりと引き抜くと、そのまま遥斗は倒れ込んだ。俺は遥斗から離れ、シャワーを浴びるために浴室へと向かおうとする。だが。
「んん…ご主人様ぁ…♡お掃除させていただきますね…♡」
 遥斗は起き上がると、俺に抱きつき萎えたペニスを愛おしく撫でる。そのうち大きく口を開くと、根元まで一気に飲み込んでしまった。
「じゅぷ……れろ……ぐぽっ……♡」
 舌で丁寧に舐め上げられ、尿道に残ったものも吸い出される。女ならパイズリされそうな構図だが生憎遥斗は男なのでそれはできない。その代わり、喉の奥を使って締め付けてくる。まあ女より全然可愛いが。
「んふぅ……んむ……んっ……」
 しばらくして満足したのか口から離す。そこには綺麗になった肉棒があった。遥斗はそれを見つめると嬉しそうにしている。どうやら気に入ったようだ。ご褒美に顔に擦り付けてやると嬉しそうに頬ずりする。
「嬉しい…♡ご主人様の匂いが染み付いて……幸せ♡」
「よし、じゃあ風呂に入るぞ。準備しろ」
「はぁい…わかりました」
 遥斗は急いで服を着替える。
「ご主人様のお背中を流して差し上げますね♡」
「へぇ…?」
 可愛い発言に思わず口元が歪む。俺は遥斗と一緒に浴室へと向かった。

***
「あの、その…本当にご主人様がやるんですか?」
「当たり前だろ」
「わ、わかりました」
 僕は今、裸になって椅子に座っている。目の前にはご主人様がいる。僕が先に身体を洗われるのだ。
 ご主人様はボディソープを手に取ると、スポンジではなく手で直接肌に触れてきた。
「ひゃうん!?」
思わず変な声が出てしまった。ご主人様はそのまま手を下にスライドさせ、首筋、胸、腹、太腿、足、股間へと移動させる。
「んん……くすぐったいですよぉ……あん……はぁん…」
「じっとしてろよ?」
「はぅ…はい…♡」
 ご主人様の手はとても気持ち良かった。まるで触られているところが性感帯になってしまったみたいに感じる。
 やがて手の動きは更にエスカレートしていき、とうとうアソコにまで伸びてきた。
「やぁ……そこはダメですぅ……」
 前を扱かれながら、後ろに指を入れられる。最初は一本だったのに二本、三本と増やされていく。
「あぁ……そんなに入れられたら……♡」
「もうトロけた顔してるじゃないか。そろそろ頃合いかな」
 ご主人様は後ろから肉棒を取り出す。すでに勃起しており、ビクビク震えていた。さっきで「終わり」って言ってたけど、乗り気になってくれて嬉しい。
「入れるぞ」
「はい……」
 僕は立ちバックの姿勢になり受け入れる体勢をとる。ご主人様のものがアナルに触れた瞬間、一気に奥まで挿入された。
「んあああ…!!!」
 あまりの質量に息ができない。苦しいけど、それ以上に快感の方が強かった。
「遥斗、気持ちいいなぁ?もっと欲しいか?」
 密着され囁かれ、耳を舐められるとゾクッとした感覚が襲ってくる。気づけば僕は無意識のうちに腰を動かしていた。
「はいぃ……♡もっとください……♡」
 ご主人様は激しくピストン運動を始める。その度に腸内が激しく掻き回されて、脳天を突き抜けるような刺激に襲われる。
 必死にお風呂場のタイルにしがみつきながらのけ反って快楽を逃そうとするが、上手くいかない。それどころかどんどん高まっていく。
「あっ!あうっ!あぁん!あはぁあん!」
 呂律すら回らない。頭の中はご主人様への想いでいっぱいで、それ以外何も考えられない。ただひたすらにご主人様を求めた。
「出すぞ……受け止めろ!!」
「はいっ!!ください!!僕の中に全部出してぇ!!」
ドピュッドピュー!!
「ああぁぁあん!!!イクゥウウ!!!!」
 同時に果てた僕はその場に倒れ込む。ご主人様は優しくキスしてくれた。

***
「最高だったな?遥斗」
 遥斗の身体で俺の身体を洗わせた後、俺の身体も洗ってもらった。今は二人で湯船に浸かっている。
「うん…♡」
遥斗は嬉しそうに微笑む。その顔を見て、俺はまた興奮してしまう。めちゃめちゃ可愛い。
「こっちに来い」
 街一番の生意気美少年をメス奴隷にしてやるなんて最高だ。それもこれもコイツがセフレを辞めるからなんてゴミみたいに俺を捨てたからだ。
「はい、ご主人様…あん…♡」
『お前みたいなブサイクとヤれるか』と言われた時は本当にショックだったが、今となってはどうでもいい。
「ハルちゃん男の子なのにおっぱい感じちゃうんだな?」
「だって…ご主人様に開発されたんだもん…仕方ないじゃん…♡」
 俺は遥斗の乳首を摘み、引っ張ったり、潰したりして弄ぶ。そのたびに遥斗は甘い声を出して身を捩らせた。
「ほら、もっと可愛く鳴いてごらん?」
「んん…ご主人さまぁ……もっといじめてください…♡」
 全く、とんでもない淫乱野郎だ。女より可愛らしい顔を蕩けさせ、胸を突き出してくる姿はまさに変態そのもの。だがそれが良い。
「んん?ぺろぺろして欲しいのか?」
「はいぃ……お願いしますぅ……」
 舌先で転がすように舐めてやる。すると遥斗は身体を大きく跳ねさせた。
「ひゃうん!?そこ弱い…」
「へえ、ここが好きなのか」
「あぁん♡だめぇ……♡」
 エロ過ぎてたまらない。男のくせにピンクの乳首ビンビンに立たせやがって。
「じゃあそろそろ上に行くか」
「はい……ご主人様……」
 俺たちは寝室へと向かった。
 ベッドの上に寝かせると、遥斗は自ら足を広げ、M字開脚の姿勢をとった。寝るつもりゼロで笑ってしまう。
「早く入れて…ご主人様…遥斗のお尻におちんぽぶち込んで下さい……」
「おいおい、さっき入れたばかりだろう?」
「でもぉ……♡我慢できないの……♡」
「今日はハメたまま寝るからな?覚悟しておけよ?」
「はい…♡ご主人様専用のオナホールに精液注ぎまくって…?」
「ははっ!いいぞ!」
 俺は遥斗の中に挿入する。
 セフレ終了宣言からここまでの関係にどうやってなったかって?それは…

***
「くそぉ…!遥斗のヤツ…!バカにしやがって…!」
 遥斗から一方的に関係を切られた翌日。俺は怒り狂っていた。
「俺がどれだけ苦労してあのクソガキを手に入れたと思ってんだよ……!!」
 俺は遥斗が小学生の時から目をつけていた。美少年は中学、高校と益々美しさを増して、女はもちろん男も魅了する程になった。俺みたいな男が遥斗のセフレになれただけ奇跡といえば奇跡だ。その方法とはシンプルに金である。
 遥斗はモテすぎて退屈していた。だが家はそこまで裕福ではない。それはサーチ済だった。初めは欲しい物を、次は金を、そうして退屈しのぎとお金目当てで俺と遥斗とのセフレ関係は始まった。アイツに恋人が出来て一方的に終わりにされたけどな…思い出したら悔しさが湧き出る。
「ああぁぁぁぁ!!ムカつく!!」
 俺は自分の部屋で枕を壁に叩きつける。その衝撃で埃が舞った。インスタには遥斗と可愛い彼女のツーショット写真が載っている。スマホを見る度イライラが募る。
「ちくしょう…!あんなクソブスが俺の遥斗の恋人だと?ふざけんじゃねえ!」
 何度見ても腹立たしい。遥斗の身体に触れられるだけでも羨ましいのに、その上キスまでしやがって。
「許せねぇ…俺のあげた金をこんな女に使ってんのかよ遥斗ぉ…!!」
 遥斗の両親は借金を抱えている。遥斗に多額の金を払っていたのはそのためだ。
「この俺をコケにした罪は重いぜ……絶対に復讐してやる……」
 そう呟きながら、俺はスマホを取り出し、とあるツテに電話をした。あまり貸しは作りたくないがやむを得ない。
「よお、久しぶり。元気にしてたか?」
『あれぇ?先輩お久しぶりっす!珍しいっすね」
「実は頼みたい事があってな?勿論謝礼は弾む。頼んでいいか?」
『先輩の金払い疑ったことないっすよ。それで?どうされたんすか?』
「可愛いセフレを取り戻したいんだわ」

 それから数日後、俺は遥斗の家の前に立っていた。
「よし、行くぞ…」
インターホンを鳴らすと、中から音がした。
「はい……どちら様ですか…」
「宅配便です。お荷物をお届けに参りました~」
「あ、ありがとうございます」
 ドアが開くと同時に、俺は遥斗を押し倒した。
「うぐっ!?」
「よう遥斗。会いたかったぜ?」
「て、テメェ!なんでここに!?」
「決まってるだろ?お前を取り戻すって」
「くそ……!離せよ……!」
 遥斗が暴れるが、体格差もあってびくともしない。
「おいおい、抵抗すんなって」
「うるせえ!早く出ていけ!」
「そんな口聞いていいのかね~?」
「あ……?」
「ほら、これなんだと思う~?」
 俺はバッグからあるものを取り出す。
「あ……それ……」
「そうだよなぁ?俺とのセックスでしか使わないもんなぁ」
「返せっ……」
「嫌だね。これは俺が有効活用してやるよ」
 そう言って、俺は遥斗のパンツに手をかける。そして一気に下ろした。
「やめろ!それ使われたら…僕は…!」
 遥斗が気弱になるのも無理はない。『それ』とは、遥斗のアナルに挿入するバイブだ。今まで散々使ってきたからな。
「おいおい泣くなよ。安心しろって。ちゃんと気持ち良くしてあげるから」
「ひっ……!やめてっ……!お願いだからっ……!」
「はいはい。形勢逆転だな?じゃあ早速……」
 俺は遥斗の中に挿入する。遥斗は泣き叫んだ。
「やだっ……!やめろっ!やめてっ…!」
 泣き叫ぶ遥斗はそれでも可愛いんだからずるい。それに俺も痛いのは好きじゃない。
「大丈夫だって、俺が今まで痛がることしたことないだろ?」
 だが、遥斗が怯えていたのは別な理由だった。
「や、やだよ、お前にヤラれたら!もう女の子相手に勃たなくなっちゃうじゃんかぁ……!!」
 とんでもないことを口走っているが、本人に自覚はないらしい。俺は笑いたくなった。
「ははは、そりゃ大変だ。でもまあいいじゃないか。これからは俺の相手してくれるんだろ?」
「違うっ……!僕はもうお前とはヤらないって決めたんだ……!」
 なるほど。そういう理由か。ムカつくがそれ以上に興奮する。ニヤニヤしながら遥斗から距離を置く。
「分かったよ。そこまで言うなら」
「…え?」
 キョトンと呆ける遥斗。その隙をついて、俺は遥斗の服を全部脱がせた。
「ちょ、何やってんだよ!?」
「本当は無理やり犯してやりたかったんだけど、遥斗がどうしてもやめたいってんなら仕方ないかなって思ってね?」
「で、でもじゃあ、なんで脱がせて…」
「だからさ、遥斗。ゲームをしようぜ?俺が勝ったら俺の奴隷になってもらう。その代わり、俺が負けたら二度と遥斗には関わらないし、遥斗の彼女に手出しもしない」
「は……?」
「簡単な話だろ?俺が遥斗に勝てばいいだけだ」
「そんなこと……」
「出来ないのか?お前の覚悟はそんな程度なのか?」
 敢えて煽ってやるとプライドの高い遥斗は応じるに違いない。案の定小さく頷いた。
「……分かったよ。やるよ……」
「よし、そうこないとな」
 俺はバッグの中からあるものを取り出した。
「じゃーん!『感度100倍薬』」
「は!?お前それどこで!?」
「ネットで売ってる奴から買ったんだよね~」
 本当はこないだ電話で話した時に言っていたものだ。『面白いもの手に入れたから試しに使ってみてくださーい』と言われて送ってくれたのだ。
「これを飲めば俺とお前の身体は10倍の快感を得られるようになる」
「ふざっけんな!そんなの絶対飲むわけねえだろ!」
「いやいや、この為にわざわざ通販で取り寄せたんだから」
「そんな怪しいクスリ、飲む訳ねぇだろ!」
「まあ確かに一理あるな」
「…え?」
 遥斗はまたキョトン顔をする。この顔すると幼女みたいで可愛いんだよな。
「100倍は盛り過ぎだよな?せいぜい10倍くらいだろ」
「そ、そこじゃねぇよ、バカ」
 面食らった表情をする遥斗。俺は構わず続ける。
「じゃあ、こうするか。俺が先に飲んでみせる。それで、遥斗が嫌だったり、無理だと思ったりしたらすぐに吐き出す。どうだ?」
「う、うん……」
「よし!んじゃあ早速……」
 錠剤を口に含み、水と一緒に飲み込む。
「お、おい……」
「大丈夫大丈夫。ほら、何も起こらないだろ?」
「……本当に大丈夫なんだな?」
「ああ」
「…プラシーボみたいなもんかな」
 遥斗が小さく呟く。
「さ、遥斗も口開けて?ほらほら、言う事きかないと無理矢理ねじ込んじまうぞ?」
「わ、わかったよ……」
 遥斗が口を開けた瞬間、俺は遥斗の口に自分の舌を突っ込んだ。
「んむっ……!?」
「れぇ……」
 飲み込んだフリをした溶けかけの錠剤を、遥斗の口内へと押し込んでいく。
「んぐっ!?」
 遥斗が抵抗するが関係ない。強引に遥斗を押し倒し、ベッドの上で遥斗に馬乗りになる。
「ちゅぷ……ごく…ぷはっ!ざっけんなテメェ!マジでふざけんなよ!飲んじまったじゃねーか!」
「まあまあ、俺も成分は確認したから大丈夫だって」
「そういう問題じゃねぇ!つーか、そもそもこんなのに騙される訳……あれ?」
「どした?」
「なんか……体が熱い……?」
「奇遇だな、俺もだぜ?遥斗」
 ふう!と熱い息を吐きながら腰を動かすと、遥斗の目は股間に釘付けになっていた。エロ過ぎだろクソガキ。
「なぁ遥斗。今どんな気分だ?」
「やめっ……見せんなよぉ……」
 俺はわざとらしくズボンを脱ぎ捨てると、遥斗の顔の前に突き出した。目を丸くして口を開け、今にもしゃぶりつきたそうにしている。
「ははっ、これ見て我慢出来ないって顔してるぜ?」
「ちがうぅ……そんなはずないぃ……」
「じゃあこれはなんだろうなぁ?」
 遥斗の下半身に手を伸ばす。
「ひゃあっ!?」
「俺のチンポ見てるだけで勃起してんじゃねーか。本当は期待してたんだろ?」
「ち、違う!これは…その…く、クスリのせいだから……」
 恥ずかしそうに顔を背けるが、その仕草が逆に欲情を刺激する。
「素直になれよ、遥斗。セフレ辞めたいなんて言って、本当は俺とのセックス大好き過ぎて怖かったんだろ?な?」
「あぁ…もうダメだ…♡頭おかしくなりそう……」
「もうなってんだろ?んなエロい顔してチンポ見つめてさ」
「……うう……」
 遥斗は観念したように、俺の股間をチラチラ見つめている。
「ま、まだ勝負はついてねぇだろ…?その…お前の…奴隷になる…とか」
「おーそうだったな、遥斗。勝負のためにオクスリ飲んだもんな?」
「んだよ…!お前も飲めよ!僕ばっか…その…エッチなのズルいだろ……」
「ははは、可愛い奴め。いいぜ?俺も飲ませてやるよ」
 薬を取り出して水で流し込む。
「これでいいだろ?じゃあ始めようか」
「……ああ」
 俺達はキスをして、いやらしく舌を絡め合う。れろれろと音を立てながらお互いの唾液を交換し、喉の奥に注ぎ込み合った。
「ぷはっ……!はは、もう準備万端だな」
「うるせぇな……」
 遥斗のパンツの中に手を入れ、ペニスを優しく握る。
「ぁあん…♡」
 いつもよりくねらせ方が激しい。感度が10倍になった事で快感が倍増しているのだろうか。
「どうだ?気持ち良いか?」
「んん……わかんない……」
「わかんないか。でも、すげえヌルヌルしてきたぞ?」
「そんなこと言わなくていいから…お前の触り方…良すぎてダメんなるぅ…」
 堪らず腰を浮かせてくる遥斗。可愛すぎる。もっといじめたくなってきた。
「なんだよ、遥斗。お前もうイきそうなのか?」
「や、やぁん…ダメ…ダメ…僕だけイクのヤダぁ……」
「ふーん、じゃあどうして欲しいのか言ってみ?」
 耳元で囁くと、遥斗は切なげに震えた声で言った。
「な、舐めさせて…その…お前の…大きいおちんちん……」
「よしよし、よく言えたな。ご褒美に沢山しゃぶらせてやるよ」
 俺は自分のズボンを脱いでベッドに横になると、遥斗は嬉しそうな顔をしながら跨ってきた。
「んむっ……んん……ちゅぱっ……じゅるっ……!」
 尻を揺らしながら、一心不乱にペニスにむしゃぶりつく遥斗。その淫靡な光景を見て、俺も興奮を抑えられない。
「ああっ……すごいっ…またおっきくなって……んんっ!」
「はは、遥斗、美味いか?」
「んんん…おいひぃよぉ…おちんぽだいすきぃ……」
「そっか、じゃあいっぱい食べような」
 頭を撫でると、遥斗は更に激しくフェラチオを始めた。
「おお……!出る…!やべぇ…遥斗、そこまで!」
「んおぉっ!?」
 口から慌てて取り出すと、遥斗は名残惜しそうに唇を尖らせた。
「な、なんでだよぉ……僕、まだ全然足りないのに……」
「勝負だって言ったろ?前戯でイッたら終わりだしな。俺もお前も」
「んむぅ…じゃあ、勝負は…?」
 ビンビンに育てたそれを撫でながら遥斗が上目遣いで見つめてくる。見えないけどいやらしいアナルを存分にひくつかせてるんだろうな。
「本番に決まってるだろ?生ハメセックスで、先にイッた方の負け。オーケー?」
「……うん」
 遥斗は恥ずかしそうに頬を染めて小さく頷いた。

***
「あぁ……すごい……奥まで入ってるよ……僕の中に……ああっ…♡」
 遥斗は幸せそうに俺にしがみついてきた。いやらしくナカを蠢かせ、俺のチンポをしゃぶるように包んでくる。よくこんなエロい身体で別れるとか宣言したなと感心するくらい、遥斗は久々のセックスにゾッコンだった。
「なぁ、遥斗。俺の奴隷になるって事は、俺の言う事なんでも聞くって事だろ?そしたら好きなだけゲイセックス出来るんだぜ?嬉しいだろ?」
「ああ……だめぇ…考えただけでイキそうになるからぁ…♡」
「はは、素直だな」
 遥斗のアナルは俺が開発したため、今となっては立派な性器だ。前立腺を突かれる度に甘い声を上げる。
「んおっ♡そこだめっ……♡弱いのぉ…んぁあああ!!イグゥウウッ!!」
「おっと!危ない危ない、遥斗イッたら負けだもんな?そこダメなんだもんな?」
 そう言って、何度目かの寸止めをする。イク直前で責めを止め、落ち着かせてから繰り返す。だが、遥斗はもう限界のようだった。ケツのナカが物足りなさに蠢き、可愛らしい顔を切なげに歪ませる。
「んぁあ!意地悪しないれぇ!お願いだからイカせてよぉ!もう頭おかしくなるぅ…♡」
 たまんねぇな。俺はニヤニヤしながら、生意気美少年のおねだりを楽しむ。
「しょうがないな。じゃあ、イク時にちゃんと宣言する事。分かった?」
「う、うん……わかった……」
「僕、遥斗は、セフレ辞めて、奴隷になりますってな?」
「は、はいぃ……」
「じゃあいけ」
「ぼ、僕、遥斗は、せふれを辞めて、ご主人様の奴隷になりましゅうぅ……んんんっ♡♡」
 ビクンッ! 大きく仰反ると、遥斗は盛大に射精した。イッてる最中に思いきりピストンしてやると、更に精液を吹きながら痙攣する。
「んおおおっ!!おほっおおっ!!!おひっ♡おひぃいいいいっ♡♡」
「あ~あ、イッちゃったな~遥斗くん。どうすんの?負けじゃん?」
「んぐぅ…!ごめんなさい…僕が間違ってました……」
「じゃあ、誓いのキスをしろ」
「はい……」
 遥斗はゆっくりと顔を近づけてくると、舌を出してキスをしてきた。
「ちゅぱっ……んむっ……じゅるっ……ちゅぷっ……」
「んん……遥斗、好きだぞ」
「んぷぁ……僕も好き……大好き……♡」
そのまま2人で絶頂を迎えた。

***
『あーあ。もうちょっと遥斗クン抵抗すると思ってたのに』
「いやいや、送ってくれたクスリのお陰だわ、マジサンキュー」
 俺はスマホに向かって言った。お陰で遥斗はあっさりセフレ復活どころか俺のメス奴隷宣言までしてくれた。
『にしても、良かったですね~あのクスリ。1回使っただけであんなに効果あるなんて。流石先輩っスね!』
「そんな褒めんなって。照れるだろうが」
 実はこのクスリ、効果はただの媚薬じゃない。海外から取り寄せたシロモノで、服用すると催眠状態に陥るのだ。そして、その状態で暗示をかければどんな命令でも従わせる事が出来るという優れもの、らしい。
『まあそんなの使わなくても遥斗クンは先輩とのセックスに夢中だったみたいですけどね~』
「そりゃそうだろ。あれだけ調教しまくってやったんだし」
 そう言って笑うと、後輩も笑う。
「んじゃ、これからも頼むな。また新しいのが入ったら連絡してくれよ」
『了解っス』
「そうだ、お礼に遥斗のハメ撮り動画送るからさ」
『マジすか!あざっす!!こないだの騎乗位クソエロかったんで超楽しみにしてたんスよね!!』
「はは、相変わらずド変態だなお前」
 通話を切ると、シャワーの音が止まる。俺の家で遥斗が風呂に入っている。そう、今日は俺の家で、俺の言った通りのプレイができる。セフレ時代は「ホテルしか嫌だ」とか言われて出来なかったけど、今は違う。
「ふぅ、気持ちよかったぁ…」
 バスタオル一枚巻いただけの姿で出てきた遥斗。程よく引き締まった肉体をじっくり眺めながら、俺は笑みを浮かべる。
「遥斗、今日はこれ着てヤろうぜ?」
そう言って紙袋を渡す。
「え……それって……」
「お前の為に買っておいたんだよ。ほれ、早く着替えろよ」
「う、うん……」
 遥斗は恥ずかしそうな顔をしながら受け取った。隣の部屋で着替えてくるよう言うと俺はペットボトルを飲み干した。エロいベビードールを着た姿を想像して思わずニヤける。まだまだ楽しめそうだ。可愛い可愛い、俺のメス奴隷ちゃん?
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