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大槍武祭編
4話
しおりを挟む入場門をくぐり闘技場内へ。
日影から日向へ出た瞬間、少しだけ目が眩む。
観客の声援が飛び交う中、闘技場の周りを少し見回しながら中央へ進む。
その間に司会者が具体的なルールを説明する。
審判の立会いのもと木槍で模擬戦を行う。そして真槍の場合、致命傷と審判が判断する攻撃を先に当てた方の勝ち。ここまでは前にも言っただろう。
そこに魔法の使用は禁止。
スキルの使用は有り。
というのが付け加えられる。
スキルとは生物全てに存在する潜在能力。
魔力を消費しない第二の魔法といっても良いだろう。
これは練習して使える様になる類のものではない。
これは潜在能力、不意に発現し、使える様になる。そして発現した時にスキルの使い方もわかる。いや、わかると言うよりわかっていると言う方が正しい。発現した時に、昔から知っているかの様に身体が覚えている。そんな感覚になる。
だが、このスキルはこの世の殆どの生物が発現させる事なく生涯を終える。
武人と言えどスキルを発見させている者は少ない。これはもう本当に才能、そう言う資質のある者しか発言できない力。
才能、スキルと言う武の才能。
これはもはや技。
武術における術。
強引な解釈だが、この解釈から大槍武祭ではスキルの使用が許可されている。
両者が闘技場中央へ着いた頃に審判が審判台へ登る。
影丸は重臣達の座っている貴賓席の方をチラッと見る。
そこにはさっきまで落ち込んでいたはずのシャルロットが元気よく手を振り、応援している姿があった。
なんだあれ?
声は聞こえない。だが、何かを叫んでいるのはわかった。
試合前に対戦相手から目を背ける。
そんな態度に桂緋色は忿怒する。
「貴様、馬鹿にするのも大概にしろよ!」
「……。」
「そんなに余裕か?そんなに俺が相手にならないと思うか?」
「……。」
「まぁいい、今から吠え面きせてやるからよ!」
桂緋色は完全に戦闘モードに入っていた。視線から声から身体中から殺気を放つ。
「お前、予選で自分より上の段の奴と戦ったか?」
「戦ってねぇよ。だったらなんだ。」
「…そうか。」
試合開始直後、審判の合図で木槍を相手と合わせ一礼する。両者は五メートル程後ろに下がり、構えた。
影丸もスイッチを戦闘モードへ切り替える。
静寂する闘技場。
息を呑む観客達。
一回戦第一試合、静寂を破る審判の合図で試合が始まる。
「はじめ!!」
合図の瞬間、桂緋色は勢い良く飛び出し影丸に突進する。
怒りの形相の桂から放たれる風を切る鋭い突き攻撃。
放たれる複数と鋭い突きは影丸の急所を確実に、正確に狙ってくる。その攻撃は静寂していた観客を盛り上げる。
影丸は後方にジリジリと下がりながら攻撃をかわす。
桂はブレず攻撃を繰り出し続ける。
その辺りは流石、上杉流槍術八段と言うところだ。
だが、攻撃は一発も絣もしない。
「くそっ!!」
攻めている。攻めているのに攻撃が全く当たらない。ガードすらされない。この事は桂に物凄ストレスと不快感を植え付け、苛立たせる。
桂は攻撃を辞め、一度下がる。
「どうした。終わりか?」
荒くなった呼吸を整える、深呼吸をする。
「まだだ!!」
桂は再度突進する。
そして、木槍で影丸の足元の砂を巻き上げる。
影丸の視界を奪い、見えないところからの突き。桂は、影丸が居るであろう所に攻撃を繰り出す。
桂の狙いは当たる。突き出した所には影丸がいた。そしてその突きは急所目掛けて飛んできた。
桂の努力の結晶、何度も突いた急所と位置を身体が覚えてる。姿が見えなくても桂の槍は急所目掛けて飛んでくる。
しかし、視界を奪っての急所突き。
これも影丸は容易にかわす。
突きの手応えから桂も攻撃が全く当たっていない事を理解する。
「何故だ?何故手応えがない?」
桂から繰り出される正確過ぎる突き攻撃。
だからこそ、影丸は容易にかわすことが出来る。
この手の相手を影丸は幾度となく手合わせいている。
影丸には桂の考えが大凡検討が付いている。攻撃のくる場所がある程度わかっていると、攻撃をかわすのは容易だ。
桂は砂埃が晴れ切る前に後退する。
砂埃が晴れ影丸の姿を確認すると、影丸にはかすり傷どころか息すら上がっていなかった。
「冗談だろ…。」
影丸はただ避けた。ガードする事なく全て避け切っていた。
「終わりか?」
「……。」
「なら次はこっちから行くぞ。」
攻守交代。次は影丸が突っ込んだ。
影丸の風を切る突き、桂は想像以上に早いその突き攻撃を体勢を崩しながら紙一重でかわす。
風切り音が桂のとはまるで違う。圧倒的に影丸の突きの方が速かった
攻撃どころではない。必死に、その以上なまでの速度の攻撃をかわす。
だが、影丸の攻撃が桂を捕まえるのに何秒とかからない。
影丸は木槍で足を払い、蹴り飛ばす。
「がはっ!!」
影丸の蹴りは桂の鳩尾を捕らえる。
吹っ飛んだ桂は鳩尾を抑え悶え苦しむ。
ヤバイッ…息が……。
呼吸困難に陥る桂は「次が来る!」と歯を食いしばり気力で顔を上げる。
だが追撃はなく、影丸は歩いて寄って行く。
クソッ!
急いで立ち上がり体勢を立て直す桂を見た瞬間、影丸は走り出す。
再び影丸の攻撃が始まる。回復していない桂は影丸の攻撃をかわしきれない。
何とか急所は外す。だが、その逸れた攻撃は腕、肩、脚に当たり、頬を掠め、桂の動きを奪っていく。
そして、最後は呆気なく完全に動けなくなった所に急所を一突き。
静かな終わりだが観客は湧き、勝者と敗者に大きな声援と拍手が送られる。
落ち込み、地べたに座り込む桂に近づき影丸は声をかける。
「試合前は色々失礼な事をして悪かったな。だが、わかったはずだ。これが余裕の理由だ。」
「……。」
「上杉流槍術の段の差は小さくない。二段も離れている俺にお前が勝てる勝算など強力なスキルでもない限りないんだよ。それほどまでに俺とお前には戦闘技術に差がある。」
「……。」
「気合いだけではどうにもならない。」
「……クソっ!」
影丸は大歓声の中闘技場を後にする。
「今回は少しレベルが低いな。」
「仕方ない、他の奴らは戦争に駆り出されてるんだから。」
「つまらんな。やはり期待出来るのは決勝だけか……いや、決勝も期待は出来ないか…。」
「そうだな、どうせ真田が負けるんだから。」
試合を見に来ていた手練れの武人達が本音をこぼす。
影丸が闘技場を出ると、冬瓜が出た所で待っていた。
「順当に一勝だな。」
「ああ。」
「次は俺だな。まぁ、遊んでやるか。」
「あまり、舐めてかかると負けちまうぞ。」
「冗談はよしこちゃんだぜ。負けるわけないだろ。」
自信満々に話す冬瓜は肩をポンポンと叩き去った。
冬瓜の相手は上杉流槍術九段の伊吹隼人。普段通りに戦えは負る事はないが、もし奴が強力なスキルを隠していたら負けは十分にあり得る。
そんな事は冬瓜も分かっているはず。なのにあの自信。
影丸は冬瓜がスキルを隠している事にすぐ察し付く。
はぁ、めんどくせぇな…。
「影!」
影丸を呼ぶ声。影丸は声のした方に振り向くと、シャルロットの姿があり、駆け寄ってきた。
「勝ったね、おめでとう。」
「ああ。」
「怪我とかしてない、大丈夫?」
「してないよ。」
「本当に?」
シャルロットはそわそわしながら影丸の身体をあちこち見て触る。
「してないって鬱陶しいな。」
「そう、ならいいけど。」
シャルロットはスッと離れる。
「ねぇ、これからどうするの?」
「試合観戦かな、次の相手も気になるし。」
「じゃあ、私も一緒に観戦してもいい?」
「別に構わないが、一般の観客席で俺は見るぞ。」
「うん。それでいい。」
シャルロットは嬉しそうに返事をする。
影丸とシャルロットはそのまま観客席へ向かう。だが、観客席は満席、立って試合を見るはめになった。
「はぁ、椅子に座りてぇ…。」
二回戦の準備をしている闘技場を見つめながらぼやく。
「じゃあ、私の席の方に行く?席ならいくつか空いてるけど…。」
「それは嫌、あそこは目立つ、俺は目立ちたくない。」
「真田家の長男ってだけで目立ってると思うけど。」
「そういう事じゃないねぇよ……はぁ……帰りたくなって来たな。」
「じゃあ、今からお祭り見に行く?」
少し嬉しそうに言う。
「それは無理、次の対戦相手は見ときたいし。」
「もう、文句ばっかり。」
「仕方ないだろ、思っちまうんだから。」
「ねぇ、次の対戦相手って強いの?」
「知らね。まぁ、単純な模擬戦なら負けないだろうな。負けるとしたら冬瓜くらいかな。」
「上杉の次男の人?」
「ああ。ただスキルを隠してやがったら厄介だからな。」
「そうか、スキルありだもんね。影は持ってないのスキル?」
「ああ、持ってない………て事になってる。」
「…えっ、どう言う意味?」
影丸の独り言のように呟く一言を疑問に思うシャルロット。
シャルロットの問いかけをかき消すように第二試合の準備が終わり会場は再び盛り上がり、活気付く。
影丸の言葉の意味を確かめたかったシャルロットだが試合に意識を向ける影丸を見て断念した。
司会のナレーションで第二試合が始まる。
第一試合をなぞる様に進んで行く。
影丸はそれを無言でぼんやりと見つめる。
戦闘が始まっても影丸は表情を変える事はない。
ただ見つめる。
「こんなもんか」
第二試合終了後、一言発した。
「どうだった?」
「あれなら問題ない。あれだけギリギリの戦いをしている様じゃスキルを隠しているってこともないだろう。」
平然としているが、内心少しホッとしていた。
だが、問題は次だった。
第三試合、二式空 対 速水相馬戦だ。
始まりは第二回戦と同じ。影丸も同じようにぼんやり眺めていた。
だが、少しずつ違和感を覚える。
影丸は違和感を感じた瞬間から目を凝らして試合を見る。
レベルの高い槍術戦だ。
影丸は二式空の動きに意識を向ける。
パッと見た感じ互角に見える。だが、影丸の目は逃さなかった。
二式空の攻撃の避け方。
まるで、攻撃のくる場所が分かっているかのような避け方だ。
影丸のとは違う。
影丸は攻撃のくる場所を予想していただけだ。
結局、攻撃を見てから避けている。
攻撃を見て最速で避けていた。
だが、二式は違う。
素人目には分からない、捉えられないが、所々攻撃を見ずにかわしている。
こいつ、スキル持ちか…。
具体的な能力かは分からない。
だが、恐らく相手の思考を読むタイプ。もしくは未来予知。
この二つのどちらかだろう。
影丸はとっさにそう予測する。
厄介だな…。
影丸は既に第二回戦ではなく第三回戦に見ていた。
この後の試合は特に何も思わなかった。
スキルを持っているのは
二式空。上杉冬瓜。
この二つで決まりだろう。
今日の最終試合、冬瓜はスキルを使う事無く勝った。
完全に実力が違う。
圧倒的な実力差で力押し、一気に攻め倒した。
これが上杉冬瓜の戦闘スタイルなのだ。
「はぁ、スキル使ってくれればいいのに…。」
全ての試合を終えて、観客達も帰る準備をを始める。
「さて、俺たちも帰るか。シャル迎えは、来てねぇの?」
「うん。」
「じゃあお前どうするんだ?」
「大丈夫。考えてあるから。」
「そうなのか。」
…ならいいか。
影丸はその言葉を信じて家に帰ろうとする。
帰り道、妙な事にシャルロットが後ろをずっと付いてくる。
「……。」
途中で立ち止まり振り向くとシャルロットも立ち止まり、ニッコリと笑いかける。
「……。」
影丸は再び歩き出す。
こんなやり取りを何度も繰り返す。
そして、シャルロットは結局影丸の家、真田家本家までついて来た。
「あの……俺、もう家に着いたけど…。」
「うん。そうだね。」
「お前……どうするんだ…。」
影丸は途中から嫌な予感がしていた。
だが、嫌な予感で終わって欲しいと、もう一度聞き直した。
「うん。今日は影の家に泊めてもらうの。」
笑顔の返答。嫌な予感が的中する。
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