彼は世界最強の側近です。

ヒデト

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王国崩落編

15話

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「何?」


とてつもない爆発音が王宮を揺らす。急いで窓から外の様子を確認すると、魔法防衛塔から炎が上がっていた。

フォルニアは王都を敵の襲撃に備えて常に巨大な守りの魔法が貼られている。魔法防衛塔とは、その守りの魔法を張っている魔法師達が居るところだ。その魔法防衛塔が襲撃された。


「防衛塔が」


空を見上げると、貼られた魔法が消えていくのが見える。

そして、魔法防衛塔に続き、あちこちで爆発が起き始める。
いつのまにか人々の声は悲鳴に変わり、フォルニア王都は火の海になりつつあった。


「何よこれ?」


シャルロットは呆然と立ち尽くす。
何かが、崩れていく。
連鎖する爆発。シャルロットの日常が、フォルニアの歴史が、今崩壊の波に晒されている。


「そうだ!お母様!ロニエにサーシャ!」


探しに行こうとするシャルロットをフレアが止める。


「いけません!今動き回っては危険です」

「でも、お母様達が!」


そこへ、七騎士の一人、ラクシャが走って来た。


「ご無事でしたか!」

「ラクシャ!何が起こっているんだ!」

「裏切りだ!大和の奴らが攻めて来やがった!」


大和の裏切り。シャルロットの思考は全くついて来ていなかった。


えっ?裏切り?

何よそれ?

どういう事?

大和が?

え?

わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わからない………。


渦ます感情、処理し切れない程の情報がシャルロットの目から、耳から、飛び込んでくる。


「シャルロット様!しっかりしてください!とにかく逃げますよ!」

「う、うん…で、でも、お母様達が…。」

「王妃様達の方には他の騎士が護衛しています。大丈夫です」

「そうですか」


シャルロットは急いで王宮を出ると、そこは既に地獄だった。
何度世話になっただろう。見知った顔の使用人、衛兵達があちこちに血を流し転がっている。空は血の色に染まり、視界全てが真っ赤に染まる。


私…

今…

何処にいるの?


そこら中から聞こえる悲鳴。その悲鳴がプツリと途切れる。
今聞こえる全ての音が民の悲鳴に聞こえた。
徐々に本当の悲鳴の数が減っていく。


「クソッッ!!」


唖然と手を引かれるシャルロットは必死に引かれるがまま走る。そんな彼女に武人の刃が降りかかる。


「王女みっけ!」


振り向くと、飛びかかってくる一人の武人。
降りかかる刀をフレアの剣が跳ね除ける。カキンッ!と音を立て、武人背後へ下がる。


「おっ!やるねぇ!」

「貴様ら!何故裏切った!!」


フレアの憤怒の問いかけ


「はぁ?そんなの知らねぇよ!俺はただ命令に従ってるだけ。でも、俺もお前らの事、気に入らなかったからラッキーって感じ」


この話し方は恐らく、毛利家か浅井家のものだろう。頭のネジが何本も外れているような狂った精神。
再び、武人の刃が三人を襲う。
跳躍からの振り下ろし、フレアがそれを受け止める。


うっ!重い!!


受け止め切れず膝をつく。そこにラクシャの援護が入る。


「大丈夫?」

「ええ。でも、攻撃が重い。受け止めるのはやめた方がいい」


フレアの腕が今も痺れている。この時点で実力差を感じていた。


「相談は終わったか?唯一、武人と戦える騎士って聞いてたんだが、正直がっかりだ。あんたら弱いよ」


不敵な笑みを浮かべ襲い掛かる。
激しい攻防、二人掛かりでも手に余る。


これが武人。


武の国と呼ばわれ由縁を身を以て味わう。


「私も援護するわ」


シャルロットは回復魔法を使い、フレアとラクシャの傷を癒す。さらに、強化魔法をフレア達にかけた。
ダメージがなくなり、フレアの身体が軽くなる。


「ありがとうございます!これなら」


スピードの上がったフレア達。
それから何度も剣がぶつかる。徐々に二人の剣に押され、武人はそのまま呆気なく死んでいた。

凄く長い戦いだったように思うが、敵がまだ来ていないところを見ると然程時間は経っていないのだろう。
フレアとラクシャは乱れた息を整える。


「大丈夫?」

「はい。先を急ぎましょう」


歩き出そうとした瞬間、目の前に槍が突き刺さる。


「逃げられる訳ないでしょ」


不敵な笑みを浮かべる武人の集団。
三人の中に絶望が走る。
だが、その集団の中に暗い顔をするよく知った顔があった。


「冬瓜様!これはどういう事なのですか?」

「……申し訳ありません」


声を張り上げシャルロットの問いかけ、冬瓜は目を逸らし謝罪する。


「あんた、今それ重要?」


ケラケラと笑う武人達。その武人達の持つものが三人の目に入る。
それは死体だった。


「うん?あっ!これ?そういや忘れてた。これ、土産だよ。受けとんな」


そう言い、ほり投げた四体の死体は目を疑うものだった。


「………サーシャ?」


人形の様に転がるそれは、無残な姿となったサーシャだった。
シャルロットの身体に電気が走る。とてつもない寒気に両腕を抱えて蹲る。


「…え?……嘘…サーシャ」


残りの三人はサーシャを護衛していたであろう。七騎士のものだった。
無残な姿となった同胞にフレア達も言葉を失う。


「その三人、必ずお守りしますとか言ってさー。呆気なくやられてやんの。何が七騎士だ。何が武人と渡り合えるだ。弱すぎて笑っちまうよ。お前ら、武人舐めすぎ。まぁ、なんつっても一番面白かったのはサーシャ王女をやった時かな。こいつ、王族のくせに死にたくないって、お母様ー!、おねぇ様ー!って泣きわめきやがるんだぜ。笑っちまうぜ!あんまり面白いから痛ぶって遊んでたら死んじまったよ。最初は腕、足、肩、そっから死なないように峰打ちでどつきまわりてたら、声あげなくなってよぉ」


笑い話のように話す武人。

逝かれている。


「お前ら安否確認したいだろうと思って現物持ってきたんだぜ!感謝しろよ。あと、王妃とロニエ王子も多分死んでると思うぜ。そっちにも仲間が行ってるからな。あとは、お前だけ」


淡々と笑いながら話す武人。


「キッ貴様らーー!!」


青筋をたて激怒するフレアとラクシャ。シャルロットはサーシャと同じ事をされる王妃とロニエの想像してしまい、怒り奮闘していた。


「殺してやる……殺してやるッ!!!」


サーシャの死体を抱き抱え、シャルロットの優しい顔が怒りで歪む。涙を流し、怒りに満ちた形相、その目に睨まれ、武人達は一瞬震えた。


「うお!こっわ。でもまぁ、睨んだって戦力差は変わらんがな」

「殺して……今すぐ!アイツらを殺してッッ!!!」

「はいッ!!」


フレアとラクシャは武人へ突っ込んだ。
シャルロットは二人を強化し、永続的に治癒魔法をかけ続けた。

だか、結果は悲惨な結果になった。
フレアは武器を失い拘束され、ラクシャは心臓を一突きに動かなくなった。


「お前達がなんで裏切られたか分かるか?弱いからだよ!てか、二人で勝てると思った?ちょっと強化したからってこの戦力差がひっくり返る訳ねぇだろ!お前の回復魔法は確かに凄い。だが、一撃で息の根止めちまえば回復なんで意味ねぇし。俺達はお前らを裏切ったんじゃなくて見限ったんだよ」


高笑いする武人達。
シャルロットは鋭い目つきで睨みつける。


「へぇ、まだ戦意あるみたいだな。さすが、第一王女。第二王女とは違うねぇ」

「貴様…!」

「……でも、気にいらねぇなぁ、その目は」


武人はシャルロットの顔に剣を突き立てる。シャルロットは全く動じなかった。


「ますます気にいらねぇ。少しは怯えたらどうだ?」


それに対しての返答はない。


「おい。さっさと殺しちまえよ」

「そうだな」


武人は剣を振り上げた。振り下ろした剣はシャルロットの首へと向かう。


「シャルロット様!!」


叫ぶフレア。
シャルロットは目を閉じた。

死を覚悟したシャルロットは走馬灯のように思い出すのは今までの日だった。
楽しかった日々。周りを気にせずはしゃいでいた幼い自分、皆が笑い眩し過ぎるほど明るい日々。
そんな日々を過ごす自分の側にはいつも彼がいた。


……影。


……今何してるの?


……守るって言ったじゃない。


……あなたも私を裏切るの?


……違うよね。


……あなたは私の側近でしょ。


……信じてる…信じてるから


だから……


「……助けてよ」


一滴の涙が頬を伝う。
その瞬間、風が吹いた。

それと同時に振り下ろされる剣が止まる。目をつぶっていたシャルロットはドサッという音を聞いた。
目を開くと、足元にはさっきまでシャルロットを殺そうとしていた武人の頭と身体が離れた状態で転がり、目の前に立っていたのは、かつての側近の姿だった。


「影……!」


シャルロットの瞳から大量の涙が流れた。
「何故ここに?」そんな言葉はいらない。彼が来た理由など決まっているのだから


「遅くなって悪かった」


影丸はシャルロットに軽く微笑みかけ、抱き抱えるロニエを手渡した。
武人達は言葉を失う。影丸が現れたこともそうだが、何より気づけなかった。自分達の真横を通った筈なのに誰一人、気づくことができなかったのだ。


「おねぇ様!!」

「ロニエ!」


信じられないという気持ちだった。だか、これは現実だ。シャルロットはロニエを強く抱きしめた。


「真田!貴様どういうつもりだ!何故お前がここに居る!お前は待機の命令を受けているはずだ!」

「俺が何処に居ようと俺の勝手だろ」

「何故ロニエ王子が生きている?そっちにも仲間が向かったはずだ!」

「あのクソどもなら俺がぶっ殺してやったよ」

「な、なんだと!」


状況はガラリと変わった。
武人達も影丸の登場に動揺を隠せない。


「命令無視に仲間殺し。これは完全な反逆行為だぞ!」

「ああ」

「ただでは済まんぞ!」


武人達は武器を抜き構える。
影丸は槍を地面に突き刺し、武器を手にする。そして、影丸が手にした武器に一同が驚いた。


「刀だと?!なんのつもりだ!」


影丸はその問いに答えなかった。
そう、影丸が手にしたのは槍ではなく刀だった。
武人達は答えないとわかった途端、斬りかかる。複数人の同時攻撃。


「影ッ!」


だか、その刹那。冬瓜は見た。その一瞬に襲い掛かる武人と同じ数の剣の軌道。
それは、ほぼ同時だった。一瞬で襲い掛かる武人と同じ人数の斬撃を放ったのだ。
武人達は全員血しぶきを上げ、ばたりと倒れた。


「凄い…」


フレアは思わず声を漏らす。
影丸は武人の死を確信すると、刀を収めた。


「行くぞ!裏手に馬を用意してある」


影丸は冬瓜に一瞬視線を向けるが何もせず、視線を外し、そのまま去ろうとする。


「待て影丸!」


影丸は背を向けながら立ち止まる。


「お前は……」


冬瓜はそれ以上言葉が出なかった。


わかっているのか?


いや、この質問は随分と遅い。
そしてそれは、一番自分わかっているはずだから。
同胞を殺し、家を裏切り、国を裏切り、史上最悪の反逆行為と言っていい。
だか、冬瓜だからこそ、動機が理解できた。

冬瓜は自分の情け無さ、惨めさに押しつぶされそうだった。
シャルロットが好きだと、一生隣で守っていたいと啖呵を切っておいて、冬瓜は彼女を裏切ったのだから。

「これが俺の答えだ」と、言われた様な気がした。

再び歩き出す影丸。

冬瓜は歯を食いしばり、去っていく影丸を見つめた。
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