彼は世界最強の側近です。

ヒデト

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王国崩落編

16話

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「なんです!今の音!」


防衛塔爆発時、王妃はロニエと王室にいた。


「敵襲です!何者かが防衛塔を襲撃してきました!」

「なんですって!守りの魔法は?敵は分かっているのですか?」

「敵の正体はまだ分かっていませんが、魔法は解けて慕っています!」

「大和よ。アイツらが裏切ったんだわ間違いない!」

「そんな!まさか?!」

「いえ、奴らしかあり得ない!守りの魔法を潜り行けられる者はフォルニアの人間以外は大和の人間しか居ない。そして、この魔法の事を知っているからこそ最初に襲撃してきた。すぐに皆んなに伝えて!」


そうして、ラクシャはシャルロットの元へ向かい、三人の騎士がサーシャのもとへ向かう。


「王妃!あなたもお逃げに!」

「分かっています!」


その瞬間、勢い良く扉が開く。


「動かないでください!」


王妃の考えは的中する。扉の向こうにいたのは紛れも無い大和の武人だ。


「貴様ら、どういうつもりだ!」

「大公陛下の命により、お命頂戴する」


目の前にいる武人は五人。それも武人中ではかなりの実力の者達だ。


「相変わらず、上杉は礼儀正しいなぁ。要するにだ。お前ら弱いからいらない。かと言ってお前らの使う魔法はめんどくさいから死んでくれって感じだ」

「なんて自分勝手な!」

「まぁ長話も何だし、早速退場して貰おうか」

「貴様ら、簡単に殺せると思うな!」


王妃とロニエは騎士二人に強化魔法をかける。騎士も剣を構える。
だが、武人達に武器を構える様子はない。


なぜ構えない!


そんな武人達の首から下げるペンダントが目に入る。


「あれは…」


それはフォルニアが大和に渡した魔道具だった。


「じゃあな」


それを合図に、天井が途轍もない爆音を立て崩れ落ちる。


「なっ?!」


その魔道具は一時的に防御魔法を張ることのできるもの。
そう、奴らは我々を殺しにきたのではない。奴は我々の死体を確認するために来たのだ。
王妃達はそのまま、爆風と瓦礫の下敷きになった。


「うおー!すげぇな」


炎に包まれ数十秒後煙が晴れた。二人の騎士は完全に瓦礫の下敷きになり、死んでいた。
だが…


「へぇ、やるねぇ。流石王妃、しぶとい」


王妃とロニエはまだ生きていた。


「王子は無傷。俺たちの作戦に気づいて咄嗟に王子に防御魔法を貼ったが、自分を守る事は出来なかったようだな」


王妃は頭から血を流し、足が瓦礫の下敷きで身動きが取れなくなっていた。


「お母様!お母様!」

「ロニエ…逃げなさい」


今にも途切れそうな声。泣き噦るロニエは死にかけの王妃から離れようとはしない。


「お前達、絶対に許さんぞ!絶対に!!」

「はいはいわかりました」


怒りの形相で睨みつける王妃の言葉に適当に聞き流す。そんな張り詰めた現場に一人の男がやってくる。


「うん?何故貴様がここに居る?待機命令を受けていたはずだが…まあいい。今、この国の王妃が死ぬところだ」


武人は王妃を殺そうと剣を振り上げる。


「悪いな」


その瞬間、その場に居る武人全員の首を地面に落ちた。武人の身体は血しぶきをあげ、ばたりと倒れる。
ロニエと王妃は驚いた様子で男をみる。
その男は王妃の前へ行き膝を着いた。


「遅れて申し訳ありません」

「どういうつもりですか、真田影丸。何故、我々を助けたのですか?」


王妃は疑いの目を向け問いかける。


「亡きカーナ王の命により馳せ参じましてございます」


その言葉に王妃は驚愕する。


「カーナ王の?!」





カーナ王は死ぬ間際、影丸を呼び出していた。


「よく来てくれた。私は間も無く死ぬ」

「何をおっしゃるのですか!」

「そんな反応はしなくてもいい。治療法が無い以上、死ぬしかない。だがその前に、君に話しておきたいことがある。近いうちに、このフォルニアは滅ぶだろう」

「…どういう事ですか?」

「私には、と言うより、フォルニアの王族にはとあるスキルが備わっている。それは未来視というスキルでな。それは、その名の通り、未来を見る力。このスキルは意図的に発動させる事は出来なくて、突然発動する。私はそのスキルで見たのだよ。フォルニアが火の海になっている光景を」

「ならすぐにでも襲撃者達を捉えてしまえば」

「分からないんだよ。襲撃者が誰なのか?」

「何故ですか?」

「このスキルは欠点が多くてな。見える未来も朧げで起こる時期も分からない。だが、何となくだが、近いうちに起こる気がするんだ。」


弱々しい声カーナ王は必死に話す。


「何故その話を私に?」


カーナ王はやつれた顔で軽く微笑んだ。


「君を信頼しているからだよ。これは命令でも何でもない。ただのお願いだが。娘達を守ってほしい」


カーナ王は寝ている身体を起こし頭を下げた。


「そんな、頭をお上げください」


影丸はカーナ王の身体に手を添え、起こす。


「自分が卑怯や頼み方をしているのは分かっている。だが、私には時間がない」

「心配されるのはわかります。わかりました。カーナ王直々の頼みです引き受けましょう」

「ほ、本当か?」

「はい。命を賭してお守りします」

「そうか」


カーナ王は安心した様子で微笑んだ。
それから間も無くしてカーナ王は息を引き取った。

影丸はその話を王妃にした。


「あの人があなたにそんな事を。あなたの話は本当なのはわかります。そのスキルはまだ亡き王と私しか知らない事ですから。でも、それだけではあなたを信用できない」


王妃の信用を得るためにはこれだけでは不十分と言うのは何となくわかっていた。
カーナ王が頼んだから何なのだ。
所詮他国の王。影丸が家を、国を裏切りる程の理由にはなり得ない。


「信用できない。そう言われるのは分かってました。国を裏切ってまであなた方に味方する根拠が欲しいと、そういう事ですよね」


影丸は軽くて目を閉じ、息を吐く。


「こう言うのは柄ではないが」


影丸は真剣な眼差しで王妃を見る。今まで見せたことの無い表情に王妃は思わす身構える。
影丸はゆっくり目を開く。


「好きな女を守りたい。これでは不十分ですか?」


王妃は少し驚いた。

こんな事を言う奴が。そんな理由で国捨てる者が。

だが、影丸のその真っ直ぐな澄んだ瞳が嘘偽りない事を物語る。今の彼の言葉を疑う事は誰にもできないだろう。
王妃はかつて、影丸の印象について話した事を思い出し、少し笑みをこぼす。


「やはり…私達の考えは正しかった。わかりました。あなたを信じましょう。ロニエを頼みます」

「いえ、王妃も一緒に」

「私はもうダメです。完全に足が潰れていて治癒も不可能でしょう」

「そんなお母様!」


泣き噦るロニエは王妃にしがみつい離れない。


「ロニエ!生きるのです!あなたの役目は生きる事です。決してブリュンヒルデの血をたやしてはなりません。しっかりしなさい!王子でしょ!」

「お母様…」


王妃は最後に、かつて見せていた優しい笑顔でロニエを抱きしめた。


「さぁ、行きなさい」


ロニエは目一杯抱きしめ、涙を拭い前を向く。


「はい!」

「影丸さん、後は頼みます」

「お任せください」


そして影丸はロニエを抱きかかえ走り出した。



 
            ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆




王都の裏手に出るまでに何人かの武人と戦闘になった。だが、影丸はそれを有無を言わさず殺して行く。
何も言わず、ただ殺していった。シャルロットはその後ろ姿に涙する影丸を見た。
もちろん、涙など流してはいないが、思い詰める様な表情に無言で同胞を殺す姿は、涙せず泣いている様だった。


王都の裏手に軽い荷物を積んだ馬が二頭、木に繋がれていた。
一頭にフレアとロニエ、もう一頭に影丸とシャルロットが乗り走り出す。
馬をかけ、ふりかけると豪華に燃えるフォルニア。ただただ聞こえる燃える業火の音が民の悲鳴に聞こえる。悲しみが湧き出し、そして武人への怒りを思い出す。


「やっぱり私、城に戻る」


その発言に一同が困惑する。


「何を言っているのですか?」

「フォルニアを裏切り、お母様を殺し、サーシャをあんな目に合わせた奴らを許せない!」


感情が高ぶるシャルロット。


「今戻っても殺されるだけです!」

「構わない!刺し違えてでも武人を殺す」


怒り奮闘するシャルロットは無理矢理馬を降りようとする。


「お前に何が出来る」


そんなシャルロットに影丸が呟く。


「刺し違えてでも?そんな事してもお前じゃ武人一人殺せない!黙って前向いてろ」

「あなたに何がわかるの?サーシャをあんな目に遭わされてだまってられない!」


感情的に怒鳴るシャルロット。
すると、影丸は馬を止め、シャルロットの服を掴み投げ飛ばす。


「シャルロット様!お前、なんのつもりだ!」


その問いに答えず、影丸は馬を降り刀を抜き、倒れるシャルロットに切っ先を向ける。


「なら、ここで死ぬか?」


シャルロットに殺気を飛ばし、冷たい瞳で見下ろす。


「俺もお前が殺したい大和の武人だ。刺し違えて殺してみるか?お前は俺を殺せるか」

「殺せるわよ!」

「気持ちの話ではない!物理的な話だ!貴様は俺に勝った事あったか?ちゃんと考えろ。一時の感情に流されるな。お前は分かっているだろ。天地かひっくり返ってもお前は俺には勝てない。ここで命を落とす事がどれだけ無意味か」


沈黙するシャルロット。感情は収まってはいないが、冷静になったようだった。
シャルロットの様子に影丸は刀を収め、再びシャルロットを馬に乗せ走り出す。

フォルニアの南からは海に覆われ、北には大和領土が被さるように広がっている。フォルニアを出て、他国へ逃げるには大和領土を必ず通る必要があった。
影丸達はまず西へと向かっていた。西の端の海岸を沿って大和領土で最も直線距離の短いところを突っ切って他国へと逃げる。それが最も逃げ切れる確率が高い。他国領土へ入れば、大和も手を出しにくくなる。
だが、それを読んで追ってくるのは目に見えている。
さっきは逃げ切る確率が高いと言ったが、厳密にはその方法しかないという方が正しい。
フォルニアの北と東はあまり森がない。大和が西へ行くと読んで火がへ逃げても、身を隠すものか殆どない。見つかるのは目に見えているり
その点西側は森に覆われている。読まれたとしても見つかる確率ははるかに下がのだ。


火が暮れても、ひたすら森を走る。次第にロニエやシャルロットに疲れが見えてくるが、影丸に馬をを止める様子はない。


「真田殿。少し休みませんか?シャルロット様達も疲れています」

「いや、まだだ。少しでも離れないとすぐに追いつかれる」

「ですが…」

「フレア、私は大丈夫です。ロニエももう少し頑張れるでしょ」

「…はい!」


だが、その姿にはかなりの疲労が垣間見えた。


「もう少し進んだ所に川があったはずだ。そこで一休みしよう」


影丸達はその川まで馬を走らせた。
何時間走ったかわからないがかなり走ったのは確かだ。馬を降りてロニエはすぐに寝てしまい、シャルロットもその数分後には目を閉じていた。
火を付けると見つかると、火をつけず持ってきていたローブに包まる。
フレアと影丸は周囲を警戒する。あからさまに距離を置き離れて座り、影丸を睨みつけていた。


「あなたは何故、我々を助けたのですか?」


俯き座る影丸は顔を上げる。


「私はあなたをまだ信用できない。あなたがシャルロット様の側近だった頃は、確かに私にもあなたとシャルロット様の間に絆の様なようなものを感じ取りれました。ですが、その絆だけで我々に手を貸すとは到底思えない。あなたは何を考えているのですか!」

「……」


影丸は何も答えず立ち上がる。


「どこへ行くのですか!」

「便所だよ。そんな大声出すと起きちまうぞ」


影丸はそのままフレア達の元を離れる。
だが、便所などせず影丸は森の奥へ向かい刀を抜く。


「いるは分かってる。出て来い」


周囲の木々が音を鳴らす。


「流石ですね。真田影丸殿」

「まだ、俺を真田と呼んでくれるのですか?」


影丸の前に現れたのは忍。それも真田家と最も親しくしていた忍び達だ。


「あなたの事は尊敬しています。だからこそ残念です。あなたを殺さないといけない。今なら姫の首を持って帰れば死罪は回避できるかもしれない。私達も微力ながら大公様にお願いしてみます」

「気持ちは有難い。…だが……心外だな。…俺が………俺がそんな生半可な覚悟で裏切ったと思いっているのかァァッ!!!」


影丸は鬼の形相で怒鳴り刀を抜く。
それからわずか数秒の交錯。辺りをあっという間に血塗れにした。


「すいません…」


親しく人達を手に掛け、屍を前に押し殺した想いが込み上げ、影丸は初めての涙を流す。
だが、すぐに影丸はその想いを吹っ切った。涙を拭い、三年前に誓ったシャルロットへの忠誠を胸に、影丸は真田の名を捨て、シャルロットを命を賭して守る事を再び誓う。





               ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆




何事も無かったかのようにシャルロット達の所に戻り、何も言わず、浅い眠りに着く。

そして、夜が明ける前に起き、再び歩き出した。
その頃大和では真田家当主が大公陛下に呼び出されていた。


「真田、呼ばれた要件はわかるな」

「はい」

「責任はきっちり取ってもらう」


それから数時間後、久しぶりに朱里が大和に戻ってきた。


「やっと戻ってきた」


朱里は数週間前に真田流の免許皆伝のテストとの為、大和国外へと出ていた。


「これで私も免許皆伝ね」


だが、街の様子がいつもと違う事に気がつく。


「なんか、人多くない。今日祭とかあったっけ?」


祭並みに人が集まりその人混みを掻き分け前に進むと、人混みをの向こうの光景に、喉が詰まるほど驚いた。


「何…よ………これ…?」


目の前ある信じられない光景。真田家の者全てが吊るし上げられ、首に刀が当てられていた。


「やれ」


その声を合図に刀が振り上げられた。


「ちょっと待ってよ!…えっ?……なんで、やめてやめてやめて!やめて!!」


夢でも見ているのではないか?
そんな事を考える時間すら無い。朱里の気持ちを置き去りに、振り落とされる刀。
朱里のその思いは届く事は無く。無性に一族の首が跳ねられた。


「イッ…イヤャァァァァァァァァァァァアアッ!!!!」


それが、将軍真田家の滅ぶ、瞬間となった。
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