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運動神経大切
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ベリーをたくさん食べて大満足したシンジュはお腹いっぱいになり眠そうに目を擦ったが、頬を軽くバシッと叩き気持ちを入れ直した。
せめてドワーフ共和国に行くまでは気を抜かないようにと···自分はまだ逃げている身だと思い直し、それから自分の準備を早急に終わらせ出発できるようにした。
それからあっという間に時間が経過し、エメ君の様子を確認しに向かった。
外に出ると日差しが強くなっていた。濡れていた地面が乾き、歩く度に埋まっていたヒールの踵はもう大丈夫そうだ。気持ちが前向きになりワクワクしてきた。
ただ太陽が2つあるのは納得がいかなかった。さらに紫色の太陽に、青色の月···ここ数日で改めて異世界だと感じさせられた。
コンコンコン
「エメ君?ご飯は食べたかな?」
なぜかエメ君の顔が曇ってる??
「あの、あの、あの食べれた。おいちかった。だだだけどぉ、、、あら、わ···」··うぅぅ、上手く伝えられなくてパニックを起こしていた。
エメ君の話が途中で止まってしまったので暫く待ってみたが、上手く言葉で説明できないのかな??顔は曇り気味で俯いているけど、喋っているエメ君の顔の周りは真っ赤な汁でベタベタ···不謹慎だけれど思わずフフフっと笑った。
そろそろ出発したい···話の続きを待ってあげたいが時間がないので、顔を洗ってあげて、温風で乾かした。あれ?そういや桶の水が減ってないような?
もしかしたら洗い方が分からなかったかな?
だから泣きそうなのかもしれない。私の配慮が足りなかった···心のなかで謝りつつ手本を見せることにした。
「エメ君、顔はこの桶の水を手で掬ってバシャバシャするよ!手を少し丸めると水を掬えよ。毎日朝は顔を洗うからね、明日は頑張ってみよう?」
「う、ん。それ、できなかった。でももうできる。おぼえた!!」///モジモジ
俯き加減でちょっと恥ずかしがっている姿が可愛い!!
「さすがだね!エメ君はとても頭がいいね!!」
「うん」テヘヘ
褒められたことがなかったエメは褒められたことが物凄く嬉しかった。頭がいいなんて初めて言われて歓喜した。
そんな喜んでいる様子を見たシンジュはとても嬉しく思った。子供を育てた経験がなく、妹や弟との関わりもなかった為、子供への接し方が分からなかった。ただ会って1日も経たずに、もっとたくさんの笑顔を見てみたいと思った。そしてこれからたくさん食べさて標準に太らせたいこと、常識を教えあげたいなど気付いたらエメ君にしてあげたいことで頭がいっぱいになっていた。
それからシンジュはささっと結界テントを消して、急ぎで準備をした。途中で結界が消えたことに驚いてるエメ君の顔を見ることができて思わず顔がにやけるシンジュ···出発する準備をしながら『1つ1つの行動でコロコロ変わるからエメ君かわいいな~!!!』と考えていた。
あとは飛ぶだけとなった。自分に羽を生やしエメ君にも羽が生えるように念じて、うーーーーん、はい羽が無事に生えました。自分だけじゃなくて他人にも魔法が効くことが分かった。さすが『チート』なんでもありかな!!
横を見るとエメ君が驚きすぎて口からヨダレたがたれている。
「エメ君、これは私の魔法だよ。空を飛べるはずだけどどうかな?」
····
エメ君視点
シンジュ様が何か言っているけど、全く聞こえない。
ぼく、ぼく、、、ぼくが空を飛べる?
さっきまでは顔の洗い方が分からず怖かった。
捨てられるかもって、、、
でもシンジュ様に顔を洗ってもらう時に近づいてきたシンジュ様のいい香りに照れてしまった、、、てへへ
けどその後のテントが消えたり、羽が生えたり信じられい。
ぼくに羽が、、、一生飛べないと思ったのに。
うれしい、うれしい、うれしい!!!!!
僕もこの魔法使えるかな?
空が飛べれば、魔法が使えれば、シンジュ様には捨てられない···?
ーーーーーーーーーーーー
エメ君が動かない。空を飛ぶって竜にとって重要···羽を生やすなんて無神経だったかな、
暫くエメ君の様子を見て待っていると、エメ君が急に頭をブンブンと振り出した。大丈夫かな??
落ち着いたみたいだから声かけてみる。
「エメ君!!」
エメ君こっちを振り向き何か焦ってる様子だけれどまずは謝ろう。
「エメ君ごめんね!私無神経だった。羽を生やすなんて···」
改めて言葉にすると自分がしてしまった行動は最低だと思った。
口をハクハクと動かすエマ君が急にアタフタしたと思ったらモジモジと小声で話しだした。
「あの、あのあの羽········ありがと。僕、空を飛びたかった。けど無理だったから···びっくりしちゃった。」
エメ君が言いたいことをシンジュは理解した。
きっと自分が空を飛べることへの現実逃避?かな。
そりゃあそうだよね。 竜になれずに、空を飛べなくて捨てられたのに、簡単に羽が生えてきたら驚くよね···
泣きそうなような、笑顔のような顔で「羽をまた生やしてほしい」ってお願いしてくる姿に思わず泣きそうになった。
言われなくてもいつでも羽を生やしてあげよう。
魔法も何が使えるのか、自分の魔法を研究しながら一緒に学んでいこうね。
そう言ったら真赤な顔で頷いてる。可愛い。可愛い。
『かーわーいーい。』
可愛いしか出てこないよ。(笑)
こんな可愛い子と一緒に過ごしたら毎日心が満たされそうだ。前世は姉が居たけれど、物凄く怖かった。周りの人からは美人で頭もいい姉だったから『空から舞い降りてきた天使』と言われていたが、家族の中では『猫を被った魔王』と呼ばれていた。いつもあれ買ってきて、これ買ってきてとパシリに使われる私···ただそんな中でも唯一姉と盛り上がったのは乙女ゲームや漫画の話。私達は姉妹揃って悪役令嬢派だった。大体悪役令嬢の近くに可愛らしい弟や幼なじみが居てそんな「弟がほしいね~」と姉妹でいつも話してた。
それが今現実に起こってる!!!姉がいたら「ブホォー」って鼻血をだしているに違いない···(笑)
姉様、貴方のパシリだった妹は可愛い竜の弟をゲットしました!!!フフフ
興奮と妄想で一瞬意識が飛びかけた···私も頭をブンブンと振り払って先に進まなきゃいけない。拠点に着いたら『いくらでも妄想できる』と自分を鼓舞して頭を切り替えた。
先に進むためにまず私が飛んでる姿を見せてお手本を、、、と思ったけれどいつの間にか私が気を取られている間にエメ君は空を飛んいたようだった。
ピュ~ンピュ~ン
風を切る音が聞こえ「すごい!」と思わず声に出た。空でバク宙を繰り返している。
「空を飛びたくて、何度も、何度も、夢の中で飛んだよ。だから羽が生えれば空を飛ぶことなんて僕にはカンタンだよ!」
自信たっぷりな眩しい笑顔でエメが言った。
同じ妄想(夢の中)でもワタシと全然違う···ハハㇵと思わず心のなかで呟いた。
シンジュは前世を思い出してから毎日空を飛んでいたが、運動音痴だったため難しい飛び方などは出来なかった。
山、谷を超える時は必死に飛び、結界がなければ確実に手足が傷だらけになっていた。そのためエメ君が自由自在に飛び回るのが信じられなかった。
ブツブツと···絶対私にはバク宙は出来ない···竜は皆できるのかな?魔法はイメージが大切だけれど、バク宙??できるかな。無理無理。怖いもん。イメージだけではどうにも出来ないことがあると気が付いた。
魔法任せにしすぎると、前世の記憶に引っ張られて出来ないことがあると分かった。全て魔法に任せず、身体を鍛えよう···いざ魔法が使えなくなっても大丈夫なように行動しようと決心したのだった。
あぁ脱線しすぎて時間が迫ってる。そろそろ出発しよう!!!
せめてドワーフ共和国に行くまでは気を抜かないようにと···自分はまだ逃げている身だと思い直し、それから自分の準備を早急に終わらせ出発できるようにした。
それからあっという間に時間が経過し、エメ君の様子を確認しに向かった。
外に出ると日差しが強くなっていた。濡れていた地面が乾き、歩く度に埋まっていたヒールの踵はもう大丈夫そうだ。気持ちが前向きになりワクワクしてきた。
ただ太陽が2つあるのは納得がいかなかった。さらに紫色の太陽に、青色の月···ここ数日で改めて異世界だと感じさせられた。
コンコンコン
「エメ君?ご飯は食べたかな?」
なぜかエメ君の顔が曇ってる??
「あの、あの、あの食べれた。おいちかった。だだだけどぉ、、、あら、わ···」··うぅぅ、上手く伝えられなくてパニックを起こしていた。
エメ君の話が途中で止まってしまったので暫く待ってみたが、上手く言葉で説明できないのかな??顔は曇り気味で俯いているけど、喋っているエメ君の顔の周りは真っ赤な汁でベタベタ···不謹慎だけれど思わずフフフっと笑った。
そろそろ出発したい···話の続きを待ってあげたいが時間がないので、顔を洗ってあげて、温風で乾かした。あれ?そういや桶の水が減ってないような?
もしかしたら洗い方が分からなかったかな?
だから泣きそうなのかもしれない。私の配慮が足りなかった···心のなかで謝りつつ手本を見せることにした。
「エメ君、顔はこの桶の水を手で掬ってバシャバシャするよ!手を少し丸めると水を掬えよ。毎日朝は顔を洗うからね、明日は頑張ってみよう?」
「う、ん。それ、できなかった。でももうできる。おぼえた!!」///モジモジ
俯き加減でちょっと恥ずかしがっている姿が可愛い!!
「さすがだね!エメ君はとても頭がいいね!!」
「うん」テヘヘ
褒められたことがなかったエメは褒められたことが物凄く嬉しかった。頭がいいなんて初めて言われて歓喜した。
そんな喜んでいる様子を見たシンジュはとても嬉しく思った。子供を育てた経験がなく、妹や弟との関わりもなかった為、子供への接し方が分からなかった。ただ会って1日も経たずに、もっとたくさんの笑顔を見てみたいと思った。そしてこれからたくさん食べさて標準に太らせたいこと、常識を教えあげたいなど気付いたらエメ君にしてあげたいことで頭がいっぱいになっていた。
それからシンジュはささっと結界テントを消して、急ぎで準備をした。途中で結界が消えたことに驚いてるエメ君の顔を見ることができて思わず顔がにやけるシンジュ···出発する準備をしながら『1つ1つの行動でコロコロ変わるからエメ君かわいいな~!!!』と考えていた。
あとは飛ぶだけとなった。自分に羽を生やしエメ君にも羽が生えるように念じて、うーーーーん、はい羽が無事に生えました。自分だけじゃなくて他人にも魔法が効くことが分かった。さすが『チート』なんでもありかな!!
横を見るとエメ君が驚きすぎて口からヨダレたがたれている。
「エメ君、これは私の魔法だよ。空を飛べるはずだけどどうかな?」
····
エメ君視点
シンジュ様が何か言っているけど、全く聞こえない。
ぼく、ぼく、、、ぼくが空を飛べる?
さっきまでは顔の洗い方が分からず怖かった。
捨てられるかもって、、、
でもシンジュ様に顔を洗ってもらう時に近づいてきたシンジュ様のいい香りに照れてしまった、、、てへへ
けどその後のテントが消えたり、羽が生えたり信じられい。
ぼくに羽が、、、一生飛べないと思ったのに。
うれしい、うれしい、うれしい!!!!!
僕もこの魔法使えるかな?
空が飛べれば、魔法が使えれば、シンジュ様には捨てられない···?
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エメ君が動かない。空を飛ぶって竜にとって重要···羽を生やすなんて無神経だったかな、
暫くエメ君の様子を見て待っていると、エメ君が急に頭をブンブンと振り出した。大丈夫かな??
落ち着いたみたいだから声かけてみる。
「エメ君!!」
エメ君こっちを振り向き何か焦ってる様子だけれどまずは謝ろう。
「エメ君ごめんね!私無神経だった。羽を生やすなんて···」
改めて言葉にすると自分がしてしまった行動は最低だと思った。
口をハクハクと動かすエマ君が急にアタフタしたと思ったらモジモジと小声で話しだした。
「あの、あのあの羽········ありがと。僕、空を飛びたかった。けど無理だったから···びっくりしちゃった。」
エメ君が言いたいことをシンジュは理解した。
きっと自分が空を飛べることへの現実逃避?かな。
そりゃあそうだよね。 竜になれずに、空を飛べなくて捨てられたのに、簡単に羽が生えてきたら驚くよね···
泣きそうなような、笑顔のような顔で「羽をまた生やしてほしい」ってお願いしてくる姿に思わず泣きそうになった。
言われなくてもいつでも羽を生やしてあげよう。
魔法も何が使えるのか、自分の魔法を研究しながら一緒に学んでいこうね。
そう言ったら真赤な顔で頷いてる。可愛い。可愛い。
『かーわーいーい。』
可愛いしか出てこないよ。(笑)
こんな可愛い子と一緒に過ごしたら毎日心が満たされそうだ。前世は姉が居たけれど、物凄く怖かった。周りの人からは美人で頭もいい姉だったから『空から舞い降りてきた天使』と言われていたが、家族の中では『猫を被った魔王』と呼ばれていた。いつもあれ買ってきて、これ買ってきてとパシリに使われる私···ただそんな中でも唯一姉と盛り上がったのは乙女ゲームや漫画の話。私達は姉妹揃って悪役令嬢派だった。大体悪役令嬢の近くに可愛らしい弟や幼なじみが居てそんな「弟がほしいね~」と姉妹でいつも話してた。
それが今現実に起こってる!!!姉がいたら「ブホォー」って鼻血をだしているに違いない···(笑)
姉様、貴方のパシリだった妹は可愛い竜の弟をゲットしました!!!フフフ
興奮と妄想で一瞬意識が飛びかけた···私も頭をブンブンと振り払って先に進まなきゃいけない。拠点に着いたら『いくらでも妄想できる』と自分を鼓舞して頭を切り替えた。
先に進むためにまず私が飛んでる姿を見せてお手本を、、、と思ったけれどいつの間にか私が気を取られている間にエメ君は空を飛んいたようだった。
ピュ~ンピュ~ン
風を切る音が聞こえ「すごい!」と思わず声に出た。空でバク宙を繰り返している。
「空を飛びたくて、何度も、何度も、夢の中で飛んだよ。だから羽が生えれば空を飛ぶことなんて僕にはカンタンだよ!」
自信たっぷりな眩しい笑顔でエメが言った。
同じ妄想(夢の中)でもワタシと全然違う···ハハㇵと思わず心のなかで呟いた。
シンジュは前世を思い出してから毎日空を飛んでいたが、運動音痴だったため難しい飛び方などは出来なかった。
山、谷を超える時は必死に飛び、結界がなければ確実に手足が傷だらけになっていた。そのためエメ君が自由自在に飛び回るのが信じられなかった。
ブツブツと···絶対私にはバク宙は出来ない···竜は皆できるのかな?魔法はイメージが大切だけれど、バク宙??できるかな。無理無理。怖いもん。イメージだけではどうにも出来ないことがあると気が付いた。
魔法任せにしすぎると、前世の記憶に引っ張られて出来ないことがあると分かった。全て魔法に任せず、身体を鍛えよう···いざ魔法が使えなくなっても大丈夫なように行動しようと決心したのだった。
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