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帰ってきました。冒険者ギルド···
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シンジュ達は冒険者ギルドの前にあっという間に着いた···
さらに気づいたらギルマスの執務室まで連行されていたのだった。
あまりの展開の速さについていけないシンジュとエメの2人だった。
前回街を歩いた時はお祭りだったということもあり、人が多くなかなか歩くことが出来なかった。しかし今回お祭りは終了し通常通りの街だった。
そのため街に侵入した途端、街の人達の目は普段見ることのない人間のシンジュや竜人のエメに釘付けになり、さらに上位冒険者の2人が一緒にいたことで「なにかやらかしたのか?」「迷子か?」などの好奇の目にさらされたのだった。
そんな状況のなか数名の猫獣人の冒険者が近づてきた。
そのうちの1人が「俺ルイスって言います。Dランクの冒険者してます。今後ろにいる奴らと猫の王者って名前のグループを組んでいます。フェルさんに憧れて冒険者になりました。こんなところで会えて嬉しいです。」とフェルに握手を求めたかと思うと、「この人間達は何か2人にしたんですか?俺達が騎士団に届けてきますか?それともどこかに売っちゃいますか?」と言ったのだ。
他の仲間たちも「こんな見窄らしい人間は売れねぇだろ。」
「先輩冒険者に手を出したら、俺達が罰した方がいいいいんじゃねえ?」など言いたい放題だった。
全て会話を聞いていたシンジュは今すぐ魔法で粉々にしたいと思ったが、ここで目立ちたくなかったため黙って話が終わるのを待った。
「お前ら黙れ。それで本当に冒険者か?俺達の仲間に何言ってる?売る?ふざけてんのか??」とライオスがあまりのふざけた言い様に怒鳴った。
「え?それが仲間ですか?俺達が仲間になります!こんな奴らより俺達のほうが絶対役に立ちますよ!何ならすぐに女も紹介します?ライオスさんならメス猫がいいっすか?あーやっぱり似てる種族は嫌ですよね?」
「口閉じねぇとシメるぞ?」と普段のライオスには考えられないくらい冷たい声で言った。
しかし冒険者の男達はライオスの様子を気にすることなく、「そんな事言わないで俺達と組みましょう?俺達まじで強いですからね。おい!そこの汚い人間の子供ら、お前ら痛い目見たくないなら消えろ。」と言い放った。そしてルイスという冒険者の男は突然シンジュとエメに近づいてくると蹴り飛ばそうとしたのだ。
とっさにフェルが結界を張ったため蹴られなかったが、シンジュは怒り心頭だった。そもそも人間の子供って?私は大人だし、エメは竜人だから···Dランクの冒険者って見た目で種族判断できないのかな?それって致命傷じゃない?
猫獣人ってこんなに好戦的なの?可愛いニャンコのイメージが台無しだよ···
イライラし始めたシンジュの様子を見たフェルが慌ててライオスに指示を出し、ライオスがシンジュとエメを小脇に抱えて、フェルがドマスを抱っこし、これ以上の問題行動を避けるために走って冒険者ギルドに向かった。
シンジュもエメももちろんドマスもポカンと口を開けたまま運ばれたのだった。
一瞬で着いた冒険者ギルドでは、扉を開けてすぐに今度はギルド職員が吹っ飛んで来たと思ったら、「虫の魔物ある?」と騒ぎ出し、また注目の的となった···
その異変に気づいたギルドマスターが不機嫌な顔を晒しながらシンジュとエメを睨みつけて、有夢を言わさず執務室まで引っ張って行ったのだ···
「おまえら、また騒ぎを起こしたな?ここは遊びに来る場所じゃないと言っただろう!!!舐めてんのか?」と開口一番に怒鳴り散らした。
は?いやいやいやいや、遊びできてません。無理やり連れて来られました···とシンジュもエメも先程の件もあり不機嫌まっしぐらである。それにさっきの猫獣人···猫獣人って言ったら可愛くなきゃだめじゃん。ニャンニャン···とシンジュはショックが大きすぎてギルドマスターの話を全て無視した。
反応のないシンジュとエメに苛立ったギルドマスターは
「おい、お前ら聞いているのか?」と声をかけた。
「は・や・く、私の捜索願を取り消してください!ギルドが勝手に捜索願を出すから私達は来ただけです。来る予定なんてありませんでしたから。それに私達は見窄らしいみたいなんで関わらないほうがいいですよ。」フンと横を向いてシンジュが言った。
その発言に唖然としたギルドマスターだったが、フェルを一度見てッチと舌打ちすると伝令魔法でドワーフの隊長にすぐに『見つかった』と連絡をしたのだった。
それからギルドマスターは
「フェル、どういうことだ?何でお前達が子供と一緒にいる?それに後ろに隠れてるのはハーフドワーフのやつだろ?この前お前の父親が優勝してたぞ?」と困惑気味に言った。
「そりゃあ、よかった。」とボソボソとドマスは俯きながら呟いた。
「貴方はもう少し優しく話すということをしないのですか?いつも高圧的だからちびっ子組に嫌われるのですよ!!!それに貴方は子供達のことを気していたでしょう?だから貴方のために探したのですよ!というのも1つありますが、このギルドに噂の結界師の連絡はありませんか?」
「あぁ?お前勝手に嘘つくのはやめろ。俺は気にしてるなんて一言も言ってねぇぞ!っんでなんだ?結界師の話をはもちろんあるぞ!なんでお前はそんなこと知りたい?わざわざそれのために来るなてお前はおかしくなったのか?」
「それよりも早く教えてください」とフェルは急かした。
「はいはい。」とその様子を見たギルドマスターは渋々答えた。
噂の結界師と思われている人物については
セロピアル国からは黒髪黒目の人間女性の捜索願が冒険者ギルドに出されている。セロピアル国自体も騎士団を総動員して探しているようだ。
その他、多くの国からも同じく黒髪黒目の人間女性、結界師の捜索願が出されている。こちらは魔術師や一部の王族が探しているようだぞ。
これらの情報から俺達冒険者ギルドでは、噂のセロピアル国の結界師なのではないかと噂をしているぞ。
「そうですが、、、見つかったという情報はどうでしょう?」
「そりゃ、物凄く情報はあるぞ。見つかった連絡が1日に4.5件あるんじゃないか?流石にここのギルドはないが、セロピアル国の近くでは頻繁らしいぞ。」
「それはなぜでしょう??」
「それはな見つかった時のお金がすげぇぞ?その人間女性に白銀貨100枚~1000枚かけられてるからな、だからこそ髪を自分で黒に染めるやつが多い。まあ嘘をつくと相手は王族や国だから危険だけどな。」
「そうですか。」とフェルはシンジュを見た。
「おま、なにかしってんのか?」とフェルの視線を追うと、ギルドマスターはシンジュと目がバチッと合った·····
口をパクパク開けながら「お、ま、え···黒目?うそだろ??」
と呟いた瞬間フェルが執務室に防音を張った。
ギルドマスターは人間で初めて見た黒目に飛び上がって驚いた。
「やっと気づきましたか?貴方は冒険者として鈍りましたね?」
フェルはシンジュの魔力量の多さに早い段階で気づき疑っていたが、同じSランクのギルドマスターはシンジュのことを全く気付けなかった。
ッチ「うるせぇ、それよりどうするんだ?この状況は?」
「お前に話したのは暗黙してほしいからだよな?フェル」とライオスが口を挟んだ。
「ライオスの言う通りです。気付けなかったギルドマスターには暗黙してほしいですね。そして何か情報が出た時は私達に教えてください?いつも貴方のことを手伝っているでしょう?」
「クソッ別に言うつもりはねぇが、そこの子供!!!目立つ行動をするな!!!黒目でバレるぞ!!!あと移動する時は必ずその2人の冒険者を連れて行け。あとな今後ギルドに来る時は直接俺のところに来い!買い取りは俺がしてやる!!」とやけくそになったギルドマスターは怒鳴りながら忠告した。
シンジュは優しいのか優しくないのか結局よく分からないギルドマスターを早速顎で使うことにした。
「はーい!じゃあ早速、魔物を買い取ってくれませんか?」
「あぁ?今か?ッチ分かったよ。ここに置けるか?いや、違ったな。どうせ無理だろうな。んじゃこの後解体場に行くか?」と早速先程言った言葉をギルドマスターは後悔し始めた。
「うーん、面倒だけど仕方ないですね。皆さんいいですか?」とシンジュが全員に問いかけるとうんと返事をされ解体場に全員で向かうのだった。
その後解体場では60匹以上の虫の魔物を淡々とアイテムボックスから取り出した。
「お、まえ、また虫ばっかりじゃねぇか?おかしいだろ?」と叫んだギルドマスターは、やっぱりこの子共と関わりたくねぇと思うのだった。
シンジュのせいで冒険者ギルドの解体場では、数日間寝れない作業が続くのだった。
さらに気づいたらギルマスの執務室まで連行されていたのだった。
あまりの展開の速さについていけないシンジュとエメの2人だった。
前回街を歩いた時はお祭りだったということもあり、人が多くなかなか歩くことが出来なかった。しかし今回お祭りは終了し通常通りの街だった。
そのため街に侵入した途端、街の人達の目は普段見ることのない人間のシンジュや竜人のエメに釘付けになり、さらに上位冒険者の2人が一緒にいたことで「なにかやらかしたのか?」「迷子か?」などの好奇の目にさらされたのだった。
そんな状況のなか数名の猫獣人の冒険者が近づてきた。
そのうちの1人が「俺ルイスって言います。Dランクの冒険者してます。今後ろにいる奴らと猫の王者って名前のグループを組んでいます。フェルさんに憧れて冒険者になりました。こんなところで会えて嬉しいです。」とフェルに握手を求めたかと思うと、「この人間達は何か2人にしたんですか?俺達が騎士団に届けてきますか?それともどこかに売っちゃいますか?」と言ったのだ。
他の仲間たちも「こんな見窄らしい人間は売れねぇだろ。」
「先輩冒険者に手を出したら、俺達が罰した方がいいいいんじゃねえ?」など言いたい放題だった。
全て会話を聞いていたシンジュは今すぐ魔法で粉々にしたいと思ったが、ここで目立ちたくなかったため黙って話が終わるのを待った。
「お前ら黙れ。それで本当に冒険者か?俺達の仲間に何言ってる?売る?ふざけてんのか??」とライオスがあまりのふざけた言い様に怒鳴った。
「え?それが仲間ですか?俺達が仲間になります!こんな奴らより俺達のほうが絶対役に立ちますよ!何ならすぐに女も紹介します?ライオスさんならメス猫がいいっすか?あーやっぱり似てる種族は嫌ですよね?」
「口閉じねぇとシメるぞ?」と普段のライオスには考えられないくらい冷たい声で言った。
しかし冒険者の男達はライオスの様子を気にすることなく、「そんな事言わないで俺達と組みましょう?俺達まじで強いですからね。おい!そこの汚い人間の子供ら、お前ら痛い目見たくないなら消えろ。」と言い放った。そしてルイスという冒険者の男は突然シンジュとエメに近づいてくると蹴り飛ばそうとしたのだ。
とっさにフェルが結界を張ったため蹴られなかったが、シンジュは怒り心頭だった。そもそも人間の子供って?私は大人だし、エメは竜人だから···Dランクの冒険者って見た目で種族判断できないのかな?それって致命傷じゃない?
猫獣人ってこんなに好戦的なの?可愛いニャンコのイメージが台無しだよ···
イライラし始めたシンジュの様子を見たフェルが慌ててライオスに指示を出し、ライオスがシンジュとエメを小脇に抱えて、フェルがドマスを抱っこし、これ以上の問題行動を避けるために走って冒険者ギルドに向かった。
シンジュもエメももちろんドマスもポカンと口を開けたまま運ばれたのだった。
一瞬で着いた冒険者ギルドでは、扉を開けてすぐに今度はギルド職員が吹っ飛んで来たと思ったら、「虫の魔物ある?」と騒ぎ出し、また注目の的となった···
その異変に気づいたギルドマスターが不機嫌な顔を晒しながらシンジュとエメを睨みつけて、有夢を言わさず執務室まで引っ張って行ったのだ···
「おまえら、また騒ぎを起こしたな?ここは遊びに来る場所じゃないと言っただろう!!!舐めてんのか?」と開口一番に怒鳴り散らした。
は?いやいやいやいや、遊びできてません。無理やり連れて来られました···とシンジュもエメも先程の件もあり不機嫌まっしぐらである。それにさっきの猫獣人···猫獣人って言ったら可愛くなきゃだめじゃん。ニャンニャン···とシンジュはショックが大きすぎてギルドマスターの話を全て無視した。
反応のないシンジュとエメに苛立ったギルドマスターは
「おい、お前ら聞いているのか?」と声をかけた。
「は・や・く、私の捜索願を取り消してください!ギルドが勝手に捜索願を出すから私達は来ただけです。来る予定なんてありませんでしたから。それに私達は見窄らしいみたいなんで関わらないほうがいいですよ。」フンと横を向いてシンジュが言った。
その発言に唖然としたギルドマスターだったが、フェルを一度見てッチと舌打ちすると伝令魔法でドワーフの隊長にすぐに『見つかった』と連絡をしたのだった。
それからギルドマスターは
「フェル、どういうことだ?何でお前達が子供と一緒にいる?それに後ろに隠れてるのはハーフドワーフのやつだろ?この前お前の父親が優勝してたぞ?」と困惑気味に言った。
「そりゃあ、よかった。」とボソボソとドマスは俯きながら呟いた。
「貴方はもう少し優しく話すということをしないのですか?いつも高圧的だからちびっ子組に嫌われるのですよ!!!それに貴方は子供達のことを気していたでしょう?だから貴方のために探したのですよ!というのも1つありますが、このギルドに噂の結界師の連絡はありませんか?」
「あぁ?お前勝手に嘘つくのはやめろ。俺は気にしてるなんて一言も言ってねぇぞ!っんでなんだ?結界師の話をはもちろんあるぞ!なんでお前はそんなこと知りたい?わざわざそれのために来るなてお前はおかしくなったのか?」
「それよりも早く教えてください」とフェルは急かした。
「はいはい。」とその様子を見たギルドマスターは渋々答えた。
噂の結界師と思われている人物については
セロピアル国からは黒髪黒目の人間女性の捜索願が冒険者ギルドに出されている。セロピアル国自体も騎士団を総動員して探しているようだ。
その他、多くの国からも同じく黒髪黒目の人間女性、結界師の捜索願が出されている。こちらは魔術師や一部の王族が探しているようだぞ。
これらの情報から俺達冒険者ギルドでは、噂のセロピアル国の結界師なのではないかと噂をしているぞ。
「そうですが、、、見つかったという情報はどうでしょう?」
「そりゃ、物凄く情報はあるぞ。見つかった連絡が1日に4.5件あるんじゃないか?流石にここのギルドはないが、セロピアル国の近くでは頻繁らしいぞ。」
「それはなぜでしょう??」
「それはな見つかった時のお金がすげぇぞ?その人間女性に白銀貨100枚~1000枚かけられてるからな、だからこそ髪を自分で黒に染めるやつが多い。まあ嘘をつくと相手は王族や国だから危険だけどな。」
「そうですか。」とフェルはシンジュを見た。
「おま、なにかしってんのか?」とフェルの視線を追うと、ギルドマスターはシンジュと目がバチッと合った·····
口をパクパク開けながら「お、ま、え···黒目?うそだろ??」
と呟いた瞬間フェルが執務室に防音を張った。
ギルドマスターは人間で初めて見た黒目に飛び上がって驚いた。
「やっと気づきましたか?貴方は冒険者として鈍りましたね?」
フェルはシンジュの魔力量の多さに早い段階で気づき疑っていたが、同じSランクのギルドマスターはシンジュのことを全く気付けなかった。
ッチ「うるせぇ、それよりどうするんだ?この状況は?」
「お前に話したのは暗黙してほしいからだよな?フェル」とライオスが口を挟んだ。
「ライオスの言う通りです。気付けなかったギルドマスターには暗黙してほしいですね。そして何か情報が出た時は私達に教えてください?いつも貴方のことを手伝っているでしょう?」
「クソッ別に言うつもりはねぇが、そこの子供!!!目立つ行動をするな!!!黒目でバレるぞ!!!あと移動する時は必ずその2人の冒険者を連れて行け。あとな今後ギルドに来る時は直接俺のところに来い!買い取りは俺がしてやる!!」とやけくそになったギルドマスターは怒鳴りながら忠告した。
シンジュは優しいのか優しくないのか結局よく分からないギルドマスターを早速顎で使うことにした。
「はーい!じゃあ早速、魔物を買い取ってくれませんか?」
「あぁ?今か?ッチ分かったよ。ここに置けるか?いや、違ったな。どうせ無理だろうな。んじゃこの後解体場に行くか?」と早速先程言った言葉をギルドマスターは後悔し始めた。
「うーん、面倒だけど仕方ないですね。皆さんいいですか?」とシンジュが全員に問いかけるとうんと返事をされ解体場に全員で向かうのだった。
その後解体場では60匹以上の虫の魔物を淡々とアイテムボックスから取り出した。
「お、まえ、また虫ばっかりじゃねぇか?おかしいだろ?」と叫んだギルドマスターは、やっぱりこの子共と関わりたくねぇと思うのだった。
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