前世の記憶さん。こんにちは。

満月

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この世界の環境も少々やばいね。

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母親の鑑定で危険な物を使って採掘している国があることが分かった。このドワーフ共和国は大丈夫なのか?心配になったが湖や土壌の植物は汚染されていなかったので、ドワーフ共和国では使っていないのではないかと考えた···それよりもこの親子にこの事実をどのように説明しようかシンジュは迷った。

正直伝えたところで果たして信じてもらえるのか、それとも逆ギレされるのか···どんな反応をされるのか分からなかった。

「嬢ちゃんどうだった?」とドマスに声をかけられて困ってしまった。苦笑いを浮かべながらどうしようか考えていると「私のことは正直に言っていいわよ。両親が早死したのは昔働いていた場所が原因だと思うの。私もきっとそうだろうと思っていたから···」と母親に言われ、本人が話していいと言っているので正直に話すことにした。


1度スーハーと深呼吸をし、
「鑑定魔法の結果からリボンさんが過去に働いていた場所は危険なところだったみたいですよ?その場所では危険方法で採掘をしてたようです。その時に使用した危険な物質を川や土に垂れ流しをしていたため周辺は汚染されていました。リボンさんはその汚染された水を飲んだことが原因で身体が中毒症状を起こしています。」ふぅ~説明するだけで疲れた。


「やっぱりね!すぐ死ぬの?」

「どどどどどいうことだ?ママは?」


あっけらかんと質問をしてきた母親に対して父親はパニックを起こしていた。


「説明しますね?」とシンジュは前世の話をした。
まず昔は金などを取り出すために、危険な物質を使って取り出したいました。この方法はとても安価で小さい工房や個人単位でやるのにはとても楽な方法ですが、その物質は身体にとても悪いですし、周りの環境も悪化します。

ドマスさんの父親の貴方なら採掘した中に危険な物を見つけたことはありませんか?

例えば危険な物が川に流れると川に住む魚やエビが食べて汚染されます。今度は汚染された魚を周辺の地域の人達が食べます。するとどうなると思いますか?? 
身体の中に異常を起こします。どんな症状が起きるか人それぞれのため分かりませんが、食べ続けると危険な状態になります。
今後リボンさんは様子を見る必要がありますね。
ただリボンさんが幸運だったのは、ドワーフと血の契約を結んだことだと思いますよ?じゃなければ早死していたでしょう。


「···そう。分かったわ。中毒は治るのかしら?」



「ごめんなさい。そこまでは分かりません。」
でもこのリボンさんは血の契約をしてなかったら死んでいただろうな~血の契約は種族が違う者同士が結婚する時に、死ぬ時の年齢を同じにするために行う契約方法なんだよね。
人間はすぐ死ぬけどドワーフは長生きだからね、、、
これによって長生きするはずだけど、それでも早死するって鑑定魔法に書いてあったからな~どうなんだろう···
ただこれ以上私に求められても答えようがないや。

「教えてくれてありがとう。死ぬ時には死ぬから仕方ないわね。」

「ママ、死ぬとか言わないでくれ!!!うわぁぁぁーーーーんママァァァーーー」


それから大騒ぎになった。父親がママ、ママと泣き叫び、、、息子のドマスも最初はパニックを起こしていたが、途中で気を取り直して冒険者ギルドに上級ポーションを購入するために走って向かった。
その間にフェルが母親に回復魔法をかけてみたが改善しなかった。

泣き叫ぶ父親とそれを諌める母親···その他部外者、どうすればいいが悩んでいると、タイミングが良いのか悪いのか冒険者ギルドマスターがやってきた。


「どうした?連絡なかったから俺から来てやったが、この状況は何だ?またなんかやらかしたのか?」


「うーん、やらかしてはないけど、やらかした。」


「ひとまず状況を説明しろ!」と冷静に言われたため、何が起きたのか状況を淡々と説明をした。


すると「それはまずいな?早急に鉱山ギルドに知らせないとな。」

「どうして?」

「鉱山ギルドはドワーフ共和国をメインに動いているが、ほとんどの国が加盟していてる。なぜなら加盟することで品質のいい鉱物の提供はもちろんだが、ドワーフ達しか扱えない鉱物も多々あるからな。それになドワーフ達が他国に赴き調べたりすることもある。あとは大体採掘する場所は危険が多いだろ?その対策も全てドワーフがやっている。それにも関わらず、違法に採掘している場所があるなら処罰対象だ。」



「なんだか、たいへんですね。」と意外と働いているドワーフに驚いた。


「お前が大変にしたのだが、、、買い取りのお金は渡しておくぞ。それとお前をすぐに呼び出すからな。覚悟してろ!」
と疲れた表情で言ったギルドマスターは急ぎ帰って行った。



「私達も帰りますか?」とシンジュも皆に問いかけた。
どうせここにいてもやることがないシンジュ達は、いても邪魔になるだけだと思った。それにこの夫婦に八つ当たりされる可能性があった。



「あぁ、街に戻って宿を取りましょうか?」
というフェルの返事を合図にドマスの家を出ると、街に向かって歩き出した。
まさかこんなに大変なことになると思っていなかったメンバーは、とても疲れ切っていった。



ライオスおすすめの宿に着いた後、エメとシンジュは暫く休憩するのだった。
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