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飲みたくないポーション
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シンジュが部屋で休んでいると扉が突然バンッと開き、身体がビクッと飛び上がり眠くて閉じかけていた目がパッと開いた。
開いた扉からギルドマスターが入ってくると、「ポーションを飲め」と小さな瓶の蓋を開けてシンジュに手渡した。
眠気で混乱するなか、あまりにも小さなポーション瓶に驚いてシンジュはまじまじと観察をした。
なんだろう?上級ポーション?それとも下級ポーション?小さな瓶にも驚いたが、それよりもポーションの摩訶不思議な色に驚きを通り越して青ざめた。
普通は青汁のような色にも関わらずこのポーションは赤?黒?ピンク?紫?など角度によって色が変化した。それに目の錯覚だろうか?なんだか生きてるように見えた。
また普段ポーションが入っている瓶は缶コーヒーぐらいの大きさだが、手渡しされたポーションは目薬サイズで本当に効果があるのかも謎であった。
シンジュは観察しているうちに飲みたくないという気持ちが強くなりブルブルと身体が勝手に震え始めた。
「おい、早く飲めよ。これは滅多にない代物だぞ。蓋を開けたらすぐに飲まないと効果が切れるから飲め。」
ギルドマスターがツバを吐き散らしながら急かしたが、『滅多にない代物』と聞くと色合いだけでなく、金額も怖くてより飲みたくない。
いくら請求されるのだろうか?
払えるかな?
「ありがとう。おいくらですか?」
「金額は気にしなくていい。早く飲め。」
と中々飲まないシンジュにしびれを切らしたギルドマスターは瓶を奪い取ると、シンジュの口に無理やり流し込んだ。
不意打ちだったシンジュは口に入れられたポーションをゴクンッと飲み込んでしまったが、飲んですぐにあまりの不味さに口の中が痺れた。さらに胃から胃液がせり上がり、思わずヴグゥッ...と吐きそうになり、慌てて口を両手で押された。
飲んですぐに気持ち悪さや痺れ、苦さと生臭さで口の中がいっぱいになり自然と涙が溢れてきた。
ポーションの味を例えると雑巾を食べたことがないが物凄く汚れた雑巾の搾り汁ような味である。
毒にしか思えない自称ポーションを飲まされたシンジュは涙目でギルドマスターを睨みつけながら「ふざけんな」と左右前後にギルドマスターほ腕を揺すりながら怒鳴りつけた。
飲んですぐよりも今のほうが口の中が辛い···時間を経つごとに口の中がおかしくなり、痺れて話をするのも辛かった。
「大丈夫か?あれはな、魔族特製上級ポーションだ。効果は抜群だが何か副作用があるらしいぞ!」
は?魔族特製?普通の上級ポーションと違うの?副作用って何?シンジュは混乱していたが、それよりも口の中や胃が苦しくてそれどころではなかった。
「初めてでよく飲めたな。ちなみに俺は飲めない。というよりも獣人は魔族が作ったポーションを飲むよりも死を選ぶぞ。なぜだが知ってるか?」
??ギルドマスターは飲まないの?何でそんな物を人間の私に渡したの?キーーーッと睨みつけた。
「お前の言いたいことは分かるぞ。俺が飲まない理由は、嗅覚が優れすぎているから、臭すぎる魔族の作ったポーションは飲むことができない。それよりも手足はどうだう?」
最初はギルドマスターが魔族特性ポーションを自分では飲まないと聞いて苛ついていたシンジュだったが、自分の手足を確認すると「ななななおってる?」なんと元通りに戻っていた。
ポーションは気休め程度にしかならないと思ったが、自分で飲むことで上級ポーションがどれだけ効果があるのか実感することができた。ただもう絶対に飲みたいくない。
「戻ってよかったな。ただまだ安静にしたほうがいいだろう」というとギルドマスターは部屋から出て行った。
シンジュは唖然としながらギルドマスターが部屋から出たのを確認すると、手足が治ったことで汚れを落としたい気持ちが湧いてきた。
熱や汗、それに谷の中を散策した時の汚れが気になった。
クリーン魔法もあるが元日本人としてはお風呂に入りたい。
いつになったら入れるのだろうか?それにギルドマスターから副作用の説明をまだ聞けてない。知りたい···
開いた扉からギルドマスターが入ってくると、「ポーションを飲め」と小さな瓶の蓋を開けてシンジュに手渡した。
眠気で混乱するなか、あまりにも小さなポーション瓶に驚いてシンジュはまじまじと観察をした。
なんだろう?上級ポーション?それとも下級ポーション?小さな瓶にも驚いたが、それよりもポーションの摩訶不思議な色に驚きを通り越して青ざめた。
普通は青汁のような色にも関わらずこのポーションは赤?黒?ピンク?紫?など角度によって色が変化した。それに目の錯覚だろうか?なんだか生きてるように見えた。
また普段ポーションが入っている瓶は缶コーヒーぐらいの大きさだが、手渡しされたポーションは目薬サイズで本当に効果があるのかも謎であった。
シンジュは観察しているうちに飲みたくないという気持ちが強くなりブルブルと身体が勝手に震え始めた。
「おい、早く飲めよ。これは滅多にない代物だぞ。蓋を開けたらすぐに飲まないと効果が切れるから飲め。」
ギルドマスターがツバを吐き散らしながら急かしたが、『滅多にない代物』と聞くと色合いだけでなく、金額も怖くてより飲みたくない。
いくら請求されるのだろうか?
払えるかな?
「ありがとう。おいくらですか?」
「金額は気にしなくていい。早く飲め。」
と中々飲まないシンジュにしびれを切らしたギルドマスターは瓶を奪い取ると、シンジュの口に無理やり流し込んだ。
不意打ちだったシンジュは口に入れられたポーションをゴクンッと飲み込んでしまったが、飲んですぐにあまりの不味さに口の中が痺れた。さらに胃から胃液がせり上がり、思わずヴグゥッ...と吐きそうになり、慌てて口を両手で押された。
飲んですぐに気持ち悪さや痺れ、苦さと生臭さで口の中がいっぱいになり自然と涙が溢れてきた。
ポーションの味を例えると雑巾を食べたことがないが物凄く汚れた雑巾の搾り汁ような味である。
毒にしか思えない自称ポーションを飲まされたシンジュは涙目でギルドマスターを睨みつけながら「ふざけんな」と左右前後にギルドマスターほ腕を揺すりながら怒鳴りつけた。
飲んですぐよりも今のほうが口の中が辛い···時間を経つごとに口の中がおかしくなり、痺れて話をするのも辛かった。
「大丈夫か?あれはな、魔族特製上級ポーションだ。効果は抜群だが何か副作用があるらしいぞ!」
は?魔族特製?普通の上級ポーションと違うの?副作用って何?シンジュは混乱していたが、それよりも口の中や胃が苦しくてそれどころではなかった。
「初めてでよく飲めたな。ちなみに俺は飲めない。というよりも獣人は魔族が作ったポーションを飲むよりも死を選ぶぞ。なぜだが知ってるか?」
??ギルドマスターは飲まないの?何でそんな物を人間の私に渡したの?キーーーッと睨みつけた。
「お前の言いたいことは分かるぞ。俺が飲まない理由は、嗅覚が優れすぎているから、臭すぎる魔族の作ったポーションは飲むことができない。それよりも手足はどうだう?」
最初はギルドマスターが魔族特性ポーションを自分では飲まないと聞いて苛ついていたシンジュだったが、自分の手足を確認すると「ななななおってる?」なんと元通りに戻っていた。
ポーションは気休め程度にしかならないと思ったが、自分で飲むことで上級ポーションがどれだけ効果があるのか実感することができた。ただもう絶対に飲みたいくない。
「戻ってよかったな。ただまだ安静にしたほうがいいだろう」というとギルドマスターは部屋から出て行った。
シンジュは唖然としながらギルドマスターが部屋から出たのを確認すると、手足が治ったことで汚れを落としたい気持ちが湧いてきた。
熱や汗、それに谷の中を散策した時の汚れが気になった。
クリーン魔法もあるが元日本人としてはお風呂に入りたい。
いつになったら入れるのだろうか?それにギルドマスターから副作用の説明をまだ聞けてない。知りたい···
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