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第二章ー同棲ー
誕生日と思い出と
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*作者比で、糖度増々になってます*
「お誕生日、おめでとうございます。」
「皆、今年もありがとう。」
今日はエディオルさんの誕生日。婚約して、同棲をしてから初めての誕生日です。お料理は、エディオルさんが好きな物がズラリと並んでいる。
ーこれ、全部食べ切れるの?ー
「大丈夫ですよ。エディオル様でしたら、これ位は平気で食べれます。」
と、バートさんに言われた。どうやら、バートさんにも私の考えている事が…バレバレのようです。
「エディオル様、今年のお祝いのケーキは、ハル様がお作りになりました。」
はい!私、頑張って作りました!エディオルさんが、好きだと言っていた紅茶のシフォンケーキを作りました。それに、トッピングに甘さ控えめのクリームとフルーツを添えただけだけど…。
「ディが甘い物は苦手だと言っていたから、紅茶のシフォンケーキにしたんです。でも、誕生日のケーキとしては…ちょっと、シンプル過ぎましたね?」
ーもう少し派手?なトッピングでもすれば良かったかな?ー
と、ムウッと考えていると
「シンプルでも派手でも、どんなケーキでも、ハルが俺の為に作ってくれた─と言う事が大切だし、嬉しいから。」
フワリと優しく笑うエディオルさん。
「そう言ってもらえると…嬉しいです。」
私も素直に気持ちを伝えた。
「そう言えば…ディは、今日で30歳でしたか?」
「あぁ、そうだよ。ハルは…22歳だったか?止まっていた3年を合わせると25歳だろうけど。」
「あ─いえ。その…自分でも忘れてたんですけど、止まっていた時間を省いて…23歳になりました。」
「「「「「えっ!?」」」」」
「え?」
何故か、エディオルさんだけではなく、部屋に控えていたルナさんとリディさんや、バートさんとヘレナさんまでもが驚き反応した。
「え?ハル?なりましたって…いつ?」
「え?あ──っと…引っ越して来た日…ですね。」
「「「「「え!?」」」」」
「あのですね?還れなくなってからは、本当に色々あったので、自分の誕生日なんて、全く気にしていなかったんですよね。でも、私の世界とこの世界は、暦は同じ?感じなので、同じように当て嵌めると、引っ越しをして来た日だったなぁ─と、1ヶ月前…ディの誕生日の話を聞いた時に気付いたんです。」
「ハル…ちょっと…今から俺の部屋で、お茶でも飲みながら、ゆっくり話そうか。」
「え!?」
何故か、エディオルさんは綺麗な微笑みを湛え、バートさん達は流れるような早さで食卓を片付けて、ルナさん達はエディオルさんの部屋の準備に取り掛かった。
「何故、自分の誕生日に気付いた時に言わなかったんだ?」
「えっと…もう過ぎてたから─ですね。すみません?」
あれから速攻でエディオルさんの部屋へと連れて来られて、今は…エディオルさんにお姫様抱っこ宜しく!な感じでソファーに座らされている。逃げたいけど、ガッシリ捕まれていて、逃げられません。
「ハル、俺は別に怒ってる訳じゃないから。ただ─ハルの誕生日を祝いたかっただけなんだ。」
エディオルさんは、少し困ったように笑う。そんな顔を見ると、胸がキュンとなる。
「あの…私…。両親が事故で亡くなってから…そう言うイベント事に気を向ける事が…なくなってしまって…。」
『琴音、誕生日おめでとう。琴音もいよいよ大学生か。早いわね。』
『琴音、イギリスから帰って来たら、旅行でも行こうな。』
優しく笑っていたお父さんとお母さん。
『琴音』
優しく名前を呼ぶお父さんとお母さん。
「私の誕生日を祝ってくれた次の日に…事故に遇って…それで…」
ギュッとエディオルさんの服を握る。
「ハル──」
名前を呼ばれて、優しい力と優しい香りに包まれた。
「泣いて…良いから。我慢なんて、しなくて良いんだ。」
「────っ……ね……なんです……」
「ん?」
エディオルさんの腕の中で、エディオルさんの服を握り締めたまま、ソロソロと顔を上げる。
「私……“琴音”なんです。」
ヒュッ─と、エディオルさんが息を呑む音が聞こえた。
「私、春ノ宮琴音なんです。」
エディオルさんが、少し目を見開いた後、まるで眩しいモノを見るかの様に目を細めて私に視線を合わせる。そのまま両手で私の顔を包み込んだ。
「──コトネ?」
「はい。」
「コトネ──」
フワリと微笑んだ後、近付いて来るエディオルさんの顔に合わせて目を瞑ると、優しいキスをされた。
オデコをくっつけた状態で目が合う。
「コトネ…名前も可愛いんだな。」
「ディ…2人だけの時だけでも良いので……その名前で…呼んでくれますか?」
「勿論。寧ろ、呼ばせて欲しいと、お願いしようと思っていたところだから。コトネ、愛してる。コトネだけを愛してる。」
「ディ…ありがとうございます。」
ふにゃりと笑うと、グイッと抱き寄せられて、今度は啄む様なキスをされる。それはどんどん深くなっていき、苦しくなって口を開くと、エディオルさんが更に私の中に入って来た。
「──っ!んん─っ!?」
空気を求めて口を開けても離そうとしても、直ぐに塞がれる。時折
「コトネ──」
と、切なそうに名前を呼ばれて、その声を耳にすると胸がギュッと締め付けられる。繰り返される深いキスに、頭がクラクラして体に力が入らなくなって
そのまま、ソファーに押し倒されて────
『主!ハル様!ネージュが!!』
と、ノアの焦った声が響いた。
「お誕生日、おめでとうございます。」
「皆、今年もありがとう。」
今日はエディオルさんの誕生日。婚約して、同棲をしてから初めての誕生日です。お料理は、エディオルさんが好きな物がズラリと並んでいる。
ーこれ、全部食べ切れるの?ー
「大丈夫ですよ。エディオル様でしたら、これ位は平気で食べれます。」
と、バートさんに言われた。どうやら、バートさんにも私の考えている事が…バレバレのようです。
「エディオル様、今年のお祝いのケーキは、ハル様がお作りになりました。」
はい!私、頑張って作りました!エディオルさんが、好きだと言っていた紅茶のシフォンケーキを作りました。それに、トッピングに甘さ控えめのクリームとフルーツを添えただけだけど…。
「ディが甘い物は苦手だと言っていたから、紅茶のシフォンケーキにしたんです。でも、誕生日のケーキとしては…ちょっと、シンプル過ぎましたね?」
ーもう少し派手?なトッピングでもすれば良かったかな?ー
と、ムウッと考えていると
「シンプルでも派手でも、どんなケーキでも、ハルが俺の為に作ってくれた─と言う事が大切だし、嬉しいから。」
フワリと優しく笑うエディオルさん。
「そう言ってもらえると…嬉しいです。」
私も素直に気持ちを伝えた。
「そう言えば…ディは、今日で30歳でしたか?」
「あぁ、そうだよ。ハルは…22歳だったか?止まっていた3年を合わせると25歳だろうけど。」
「あ─いえ。その…自分でも忘れてたんですけど、止まっていた時間を省いて…23歳になりました。」
「「「「「えっ!?」」」」」
「え?」
何故か、エディオルさんだけではなく、部屋に控えていたルナさんとリディさんや、バートさんとヘレナさんまでもが驚き反応した。
「え?ハル?なりましたって…いつ?」
「え?あ──っと…引っ越して来た日…ですね。」
「「「「「え!?」」」」」
「あのですね?還れなくなってからは、本当に色々あったので、自分の誕生日なんて、全く気にしていなかったんですよね。でも、私の世界とこの世界は、暦は同じ?感じなので、同じように当て嵌めると、引っ越しをして来た日だったなぁ─と、1ヶ月前…ディの誕生日の話を聞いた時に気付いたんです。」
「ハル…ちょっと…今から俺の部屋で、お茶でも飲みながら、ゆっくり話そうか。」
「え!?」
何故か、エディオルさんは綺麗な微笑みを湛え、バートさん達は流れるような早さで食卓を片付けて、ルナさん達はエディオルさんの部屋の準備に取り掛かった。
「何故、自分の誕生日に気付いた時に言わなかったんだ?」
「えっと…もう過ぎてたから─ですね。すみません?」
あれから速攻でエディオルさんの部屋へと連れて来られて、今は…エディオルさんにお姫様抱っこ宜しく!な感じでソファーに座らされている。逃げたいけど、ガッシリ捕まれていて、逃げられません。
「ハル、俺は別に怒ってる訳じゃないから。ただ─ハルの誕生日を祝いたかっただけなんだ。」
エディオルさんは、少し困ったように笑う。そんな顔を見ると、胸がキュンとなる。
「あの…私…。両親が事故で亡くなってから…そう言うイベント事に気を向ける事が…なくなってしまって…。」
『琴音、誕生日おめでとう。琴音もいよいよ大学生か。早いわね。』
『琴音、イギリスから帰って来たら、旅行でも行こうな。』
優しく笑っていたお父さんとお母さん。
『琴音』
優しく名前を呼ぶお父さんとお母さん。
「私の誕生日を祝ってくれた次の日に…事故に遇って…それで…」
ギュッとエディオルさんの服を握る。
「ハル──」
名前を呼ばれて、優しい力と優しい香りに包まれた。
「泣いて…良いから。我慢なんて、しなくて良いんだ。」
「────っ……ね……なんです……」
「ん?」
エディオルさんの腕の中で、エディオルさんの服を握り締めたまま、ソロソロと顔を上げる。
「私……“琴音”なんです。」
ヒュッ─と、エディオルさんが息を呑む音が聞こえた。
「私、春ノ宮琴音なんです。」
エディオルさんが、少し目を見開いた後、まるで眩しいモノを見るかの様に目を細めて私に視線を合わせる。そのまま両手で私の顔を包み込んだ。
「──コトネ?」
「はい。」
「コトネ──」
フワリと微笑んだ後、近付いて来るエディオルさんの顔に合わせて目を瞑ると、優しいキスをされた。
オデコをくっつけた状態で目が合う。
「コトネ…名前も可愛いんだな。」
「ディ…2人だけの時だけでも良いので……その名前で…呼んでくれますか?」
「勿論。寧ろ、呼ばせて欲しいと、お願いしようと思っていたところだから。コトネ、愛してる。コトネだけを愛してる。」
「ディ…ありがとうございます。」
ふにゃりと笑うと、グイッと抱き寄せられて、今度は啄む様なキスをされる。それはどんどん深くなっていき、苦しくなって口を開くと、エディオルさんが更に私の中に入って来た。
「──っ!んん─っ!?」
空気を求めて口を開けても離そうとしても、直ぐに塞がれる。時折
「コトネ──」
と、切なそうに名前を呼ばれて、その声を耳にすると胸がギュッと締め付けられる。繰り返される深いキスに、頭がクラクラして体に力が入らなくなって
そのまま、ソファーに押し倒されて────
『主!ハル様!ネージュが!!』
と、ノアの焦った声が響いた。
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