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第二章ー同棲ー
閑話ーバートー
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ヽ(*>∇<)ノ
お気に入り登録は勿論の事、感想もいつも励みになっています。本当に、ありがとうございます!
感謝の気持ちを込めて、閑話を投稿しました。
_〆(゚▽゚*)
勿論、この話も読まなくても本編に影響はないので、読み飛ばしてもらっても大丈夫です。お時間あれば、読んで下さい*
「一ヶ月後からエディが、蒼の邸に住む事になったから、バートはそこへ執事として一緒に移って欲しい。勿論、ヘレナも侍女長として一緒に行ってもらうから。」
ルイス=カルザイン様に呼ばれて、執務室に向かうと、ルイス様にそう告げられた。
「一ヶ月後とは…また、急なお話しですね。何か…問題でもありましたか?」
そう口にしながら思い出す。
ーエディオル=カルザインー
私の主がまだ15か16歳の頃だったか。あの頃のエディオル様は、まだ人当たりも良く、それなりに彼女も居たりしたし笑顔もそれなりにあった。
しかし、その辺りから女性を遠ざける様になり、どれ程の攻撃を受けようとも、エディオル様が靡く事も応える事もなかった。そんな時、あるご令嬢がとある夜会でエディオル様に媚薬を盛ろうとしたのだ。
その時、たまたまクレイル=ダルシニアン様が一緒に居て、その事に気付き、盛られる前に止める事ができたのだが──。
それからは、エディオル様は笑う事がなくなり、“氷の騎士”と呼ばれるようになった。
今回の引っ越しも、何かあったのか?と心配していると
「婚約者であるハル殿が、一ヶ月後、そこに引っ越して来る事になったんだけど、どうせだから─って事で、エディも引っ越す事にしたんだよ。」
「───はい?」
私の…聞き違いだろうか?
エディオル様が婚約を結んだ─事は知っている。それも、つい最近だ。で、何故その婚約者が蒼の邸に?百歩譲って、越して来るのは構わないが…どうして同棲になるんだ?
ー結んだのは“婚約”であって、“婚姻”ではないよな?ー
頭の中が?だらけになっていると、ルイス様が、婚約者であるハル様の事を話し出した。
聞けば聞く程、ハル様と言う方は少し変わった女性のようだった。有能な薬師で、独り立ちして、将来はエディオル様を支えたいと─。
しかも、後ろ楯がパルヴァン。
私には、逞しい女性─としか想像できなかった。
後は、まだまだしつこく攻撃して来るご令嬢達への牽制も兼ねていると言われ、一応は納得をして、あまり時間のない引っ越しの準備を急いで整えた。
「これからお世話になります。ハルです。宜しくお願いします。」
と、目の前で挨拶をするハル様。
ーえ?この女の子が?ー
正直、驚いた。どんな逞しい女性が現れるかと思ったら…まさかの…小動物系の可愛らしい女の子だった。フワリと笑うと、花が飛び散ってるように見えるし、歩くとチョコチョコと音が聞こえて来そうだった。
「ねぇ…ハル様…可愛い過ぎない?しかも、チョロ過ぎない?私、ちょっと…いや、かなり心配なんだけど。」
と、妻であるヘレナが、私と2人になった時に言い出した。
「あ、それ、俺も思った。それに、この引っ越し、牽制を兼ねてると言っていたけど…実際は、ハル様を逃がさない為──じゃないか?」
「やっぱり!?私も思ったわ。あれは…逃がしちゃ駄目よね。」
“氷の騎士”と呼ばれるようになり、ルイス様もルーチェ様も口には出さなかったものの、正直なところ、エディオル様の結婚…恋愛すら諦めていた感じがあった。そこで現れたのが
あの小動物だ。
ルイス様達が…逃がすはずがない。
“氷の騎士が恋に落ちた”
“氷の騎士が蕩けた顔をする”
など、言われるようになったのも、そのハル様限定だそうだ。俄に信じられないが──と思っていたが…
事ある毎に、エディオル様がハル様を抱き締める。何かにつけて抱き寄せる。そして、サラッと自室へと連れ去って行く。
“婚約者だから問題ないよ”
と言う免罪符と共に。
ハル様はハル様で、赤くして困ったような顔をして、「婚約してるから、大丈夫?なんですね?」みたいな感じで…流されている。
ーいや、婚前だから。まだまだ気が早過ぎますー
とは…蕩けきった顔をしているエディオル様には…言えないが──。
まぁ…その辺は、ハル様には申し訳無いなと思うが、耐えて、頑張ってもらおう。エディオル様も、ハル様が本当に嫌がる事はしない─────筈。
「ねえ、先に子供ができたら…どうするの?」
「そんな事は無──」
「アレを見ても言い切れるの?」
「……」
蒼の邸の庭園のベンチに、お姫様抱っこでハル様を抱え込んで座っているエディオル様。遠目からでも、ハル様の顔が真っ赤になっている事が分かる。
「2人の時間を楽しみたいだろうし、何より、エディオル様が、ハル様にキズが付く様な事はしないだろうけど…もし…もし先に子供ができてしまったら……兎に角、何を置いてもパルヴァン辺境地に一族総出で…謝罪に…行こうか……。」
「……な…なるほど……ね…。」
現実を思い出した俺とヘレナは、2人だけでも、ソレだけは阻止しよう─と、心に誓った。
*改めて、ありがとうございました*
ヾ(o≧∀≦o)ノ゙
ヽ(*>∇<)ノ
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「一ヶ月後からエディが、蒼の邸に住む事になったから、バートはそこへ執事として一緒に移って欲しい。勿論、ヘレナも侍女長として一緒に行ってもらうから。」
ルイス=カルザイン様に呼ばれて、執務室に向かうと、ルイス様にそう告げられた。
「一ヶ月後とは…また、急なお話しですね。何か…問題でもありましたか?」
そう口にしながら思い出す。
ーエディオル=カルザインー
私の主がまだ15か16歳の頃だったか。あの頃のエディオル様は、まだ人当たりも良く、それなりに彼女も居たりしたし笑顔もそれなりにあった。
しかし、その辺りから女性を遠ざける様になり、どれ程の攻撃を受けようとも、エディオル様が靡く事も応える事もなかった。そんな時、あるご令嬢がとある夜会でエディオル様に媚薬を盛ろうとしたのだ。
その時、たまたまクレイル=ダルシニアン様が一緒に居て、その事に気付き、盛られる前に止める事ができたのだが──。
それからは、エディオル様は笑う事がなくなり、“氷の騎士”と呼ばれるようになった。
今回の引っ越しも、何かあったのか?と心配していると
「婚約者であるハル殿が、一ヶ月後、そこに引っ越して来る事になったんだけど、どうせだから─って事で、エディも引っ越す事にしたんだよ。」
「───はい?」
私の…聞き違いだろうか?
エディオル様が婚約を結んだ─事は知っている。それも、つい最近だ。で、何故その婚約者が蒼の邸に?百歩譲って、越して来るのは構わないが…どうして同棲になるんだ?
ー結んだのは“婚約”であって、“婚姻”ではないよな?ー
頭の中が?だらけになっていると、ルイス様が、婚約者であるハル様の事を話し出した。
聞けば聞く程、ハル様と言う方は少し変わった女性のようだった。有能な薬師で、独り立ちして、将来はエディオル様を支えたいと─。
しかも、後ろ楯がパルヴァン。
私には、逞しい女性─としか想像できなかった。
後は、まだまだしつこく攻撃して来るご令嬢達への牽制も兼ねていると言われ、一応は納得をして、あまり時間のない引っ越しの準備を急いで整えた。
「これからお世話になります。ハルです。宜しくお願いします。」
と、目の前で挨拶をするハル様。
ーえ?この女の子が?ー
正直、驚いた。どんな逞しい女性が現れるかと思ったら…まさかの…小動物系の可愛らしい女の子だった。フワリと笑うと、花が飛び散ってるように見えるし、歩くとチョコチョコと音が聞こえて来そうだった。
「ねぇ…ハル様…可愛い過ぎない?しかも、チョロ過ぎない?私、ちょっと…いや、かなり心配なんだけど。」
と、妻であるヘレナが、私と2人になった時に言い出した。
「あ、それ、俺も思った。それに、この引っ越し、牽制を兼ねてると言っていたけど…実際は、ハル様を逃がさない為──じゃないか?」
「やっぱり!?私も思ったわ。あれは…逃がしちゃ駄目よね。」
“氷の騎士”と呼ばれるようになり、ルイス様もルーチェ様も口には出さなかったものの、正直なところ、エディオル様の結婚…恋愛すら諦めていた感じがあった。そこで現れたのが
あの小動物だ。
ルイス様達が…逃がすはずがない。
“氷の騎士が恋に落ちた”
“氷の騎士が蕩けた顔をする”
など、言われるようになったのも、そのハル様限定だそうだ。俄に信じられないが──と思っていたが…
事ある毎に、エディオル様がハル様を抱き締める。何かにつけて抱き寄せる。そして、サラッと自室へと連れ去って行く。
“婚約者だから問題ないよ”
と言う免罪符と共に。
ハル様はハル様で、赤くして困ったような顔をして、「婚約してるから、大丈夫?なんですね?」みたいな感じで…流されている。
ーいや、婚前だから。まだまだ気が早過ぎますー
とは…蕩けきった顔をしているエディオル様には…言えないが──。
まぁ…その辺は、ハル様には申し訳無いなと思うが、耐えて、頑張ってもらおう。エディオル様も、ハル様が本当に嫌がる事はしない─────筈。
「ねえ、先に子供ができたら…どうするの?」
「そんな事は無──」
「アレを見ても言い切れるの?」
「……」
蒼の邸の庭園のベンチに、お姫様抱っこでハル様を抱え込んで座っているエディオル様。遠目からでも、ハル様の顔が真っ赤になっている事が分かる。
「2人の時間を楽しみたいだろうし、何より、エディオル様が、ハル様にキズが付く様な事はしないだろうけど…もし…もし先に子供ができてしまったら……兎に角、何を置いてもパルヴァン辺境地に一族総出で…謝罪に…行こうか……。」
「……な…なるほど……ね…。」
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