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後日談
リクエスト話
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❋本編完結後に、“置き場”に投稿したお話です。こちらに移動しました❋
*ハルシオンとミューの婚約期間中の話になります*
「ミュー、お疲れ様!」
「第二騎士団長様、お疲れ様です。」
「────ミューが冷たい!」
ーいやいやいや…今はまだ勤務中ですからね?ー
「冷たい訳ではありません。仕事とプライベートの区別をしっかりとつけているだけです。第二騎士団長様ならば、理解していただけるかと思っていましたが…」
「勿論だとも!!」
ーこの人、本当に私に対して…チョロ過ぎない?最近、少し心配になってきたー
「ミューは、もう帰るのか?」
「いえ、今日は、これから王妃陛下にお茶を誘われているので、そちらに向かいます。」
「ハルシオンも一緒か?」
「いえ、ハル─魔導師長は、今日は第一騎士団の訓練に参加しているので、お茶には私だけで行きます。」
「あぁ…なるほどな。」
そう言って、ジルお兄様と私は苦笑する。何故ならば─
ハルシオン様が、私と国王両陛下とお茶をする事を、あまり良しとしないからである。それは、両陛下があまりにもハルシオンとミューの事が好き過ぎるからだそうだ。
『あの2人が、ミューに何を言うか、何をするか分からない』
と言って、両陛下からのお誘いがあっても、ハルシオン様がそのお誘いを突っぱねてしまい、なかなか一緒にお茶をする事ができないのである。それでも、ハルシオン様が不在の時などに、王妃陛下からコッソリとお誘いを受けている。失礼ながらも、将来の義理の兄と姉になる方達なので、仲良くしてもらえるのは本当にありがたい事です。
本当の兄のコーライルと義妹のエルラインとは、もう関わる事が無い事は少し寂しいけど、それ以上の愛情をアシュトレア一族総出から貰い、両陛下からも貰っている。本当に感謝しかない。
「あまり長居はするなよ?」
「はい、分かっています。ハルシオン様の訓練が終わる迄には戻ります。それでは、これで失礼致します──ジルお兄様。」
「っ!!」
ぱあっ─と一瞬にして笑顔になったジルお兄様に、私も笑顔を返してから王妃陛下の元へと向かった。
「はぁ─…やっぱり俺の妹は可愛い!!」
*王妃の部屋にて*
「ミュー!待っていたぞ!」
王妃様の部屋に行くと、そこには満面の笑みを浮かべた国王陛下が居た。
「ミュー、ごめんなさいね?何処から嗅ぎ付けてきたのか、今日のお茶が陛下にバレちゃって…」
「いえ、驚きはしましたが…ご無礼かもしれませんが、将来は私の兄と姉となる方達と一緒にお茶ができると言う事は、私にとっては嬉しい事ですから。本日は、宜しくお願いします。」
「今はプライベートな時間だからな、私の事は“お兄様”と呼んでも良いぞ?」
ー何だろう…私の周りには“○○馬鹿”しか居ないのだろうか?ー
いや、有り難い事…なんだけどね?うん。
「えっと……お兄様、お姉様、宜しくお願いします。」
そう言うと、両陛下は笑顔でうんうんと頷いた。
「昔のハルシオンは、本当に可愛くてな。私の後ろを必死で付いて回っていたんだ。」
いつもなら、王妃─お姉様から“ハルシオンとはどうなの?”と、根掘り葉掘り訊かれるのを答える─と言う感じなのだけど、今日はハルシオン様の実の兄が居ると言う事で─
『幼い頃のハルシオン様の話が訊きたいです!』
とお願いすれば、陛下─お兄様が嬉々として喋り始めた。
「まだ私達が幼い頃に、城付きの庭師が私達の為に迷路を造ってくれてな。完成してすぐに2人で入ったのだが、途中で逸れてしまってな。私は自力でゴールしたんだが、ハルシオンは出て来れなくて、そのうち泣き声が聞こえて来たから、急いでハルシオンの泣き声を頼りに迎えに行ったんだ。で、何とか見付けてな。その時の私を見た瞬間、泣いていたハルシオンがパッと笑顔になって、泣きながら私に抱きついて来てな。もーその時のハルシオンは本当に可愛かったな!」
ーあのハルシオン様が…泣くとか…今では有り得ないよね?ー
「その日は、夜になっても私から離れなくてな。そのまま一緒に寝たんだ。ギュウッと私の服を握ったままでな。可愛かったなぁ。」
お兄様は、本当にハルシオン様が好き過ぎるようで、ハルシオン様の話をしている時はずーっと顔がニヤニヤしている。
「そんなハルシオンが、王位継承権を放棄して魔導師になって、気が付けば…私に冷たい弟になっていたが…そんな弟でもやっぱり可愛くて仕方無いんだ。」
ー素晴らしいブラコンですね?ー
「それでいて、あの容姿だろう?いつかは可愛い嫁をもらって幸せになるだろうと思っていたが、なかなか…。」
その時を思い出したのか、お兄様がシュンと項垂れる。すると、お姉様が
「私から見たら、ハルシオン様はもう結婚なんてするつもりはないように見えてたわ。」
ー近寄って来るご令嬢達を“コバエ”扱いしてたよね?ー
「ミューの前で言うのは何だが…レイナイト侯爵令嬢がああなってしまって、もう結婚どころか恋愛も無理かと思ったのだが…。まさか、こんなに可愛い妹ができるとは思わなかった。ハルシオンは、ミューに会えて、一緒になれて、本当に幸せそうで…私はそれが、本当に嬉しい。ミュー、ありがとう。これからも、ハルシオンの事を宜しく頼むな。」
そう言う優しい笑顔は、国王陛下の顔ではなく、一人の兄としての顔だった。
「はい。私の方こそ…宜しく───」
「ミュー、迎えに来た。」
「はい???」
良い雰囲気?になった所に、ピリッとした空気を纏った声が響き渡った。
「ハルシオン様?あのー…訓練は?」
「終わったから迎えに来たんだ。兄上、姉上、もうミューは連れて帰りますよ。良いですね?」
「まだ話し足りないが…仕方無い。また2人ででも良いから遊びに来いよ?」
「ふふっ。ミュー、またお茶しましょうね?」
「はい。では…失礼します。」
苦笑するお兄様とお姉様。そんな2人に挨拶をしてから、ハルシオン様と一緒に部屋を出た。
そうしてやって来たのは───瑠璃宮殿内にあるハルシオン様の部屋だった。
「本当に、あの2人は俺の目を盗んではミューを捕まえるなぁ。」
「目を盗んでは─って。別に、悪い事じゃないのに。ふふっ。でも、今日は色々楽しい話を聞きました。」
「楽しい話?」
コテンと首を傾げるイケメン─いただきました。ありがとうございます。
「ハルシオン様が、幼い頃はよく泣いていたとか、可愛かったとか…」
「なっ───」
グゥッ─と、眉間に皺を寄せて黙り込むハルシオン様。いつもはやられっ放しだからなぁ…少し、やり返しちゃおうかなぁ?
「ふふっ。私も、泣きながら付いて来るハルシオン様を見てみたかったです。」
ニヤニヤと口元が緩むのは…仕方無いよね?
何て余裕をかましていた私は、きっと浮かれ過ぎていたんだろう。今のハルシオン様に、私なんかが勝てる筈なんて皆無なのだから。
「へぇ…泣いている顔か…。」
「え?」
その一言だけで、一瞬にしてハルシオン様の纏っている空気が変わった事がわかった。
ーヤバい!ー
と気付いた時には──既に遅し!である。
ソファーに座っていたところを、背凭れに両手を付いて私を逃さないように囲い込む。
「俺の泣き顔より、ミューの啼き顔の方が可愛いと思うけどな?」
ニッコリと微笑むハルシオン様。
ーあれ?“なき”の意味が違うような気がするのは…私だけですか?私だけだよね!?ー
「えっとー…私が泣いても可愛くないと…思います!」
「いや、ミューは啼くと、本当に可愛いから…我慢するのが大変なんだ。だから、結婚した後は覚えておけよ─と、言っているんだ。」
ーひぃ─っ!ー
色んな意味で怖くなって逃げようとしても、勿論逃げられる筈もなくて、そのままハルシオン様に抱きしめられて、噛み付くようにキスをされた。勿論、結婚迄は一線を超える事はしない─とは言われたけど…
「“一線”とは何処ですか?」
と訊いてみたい。いや、訊かないけど。
気が付けば、いつも通りに私はグッタリとなって、ハルシオン様にお姫様抱っこ状態で抱え込まれている。
「ほらな?やっぱりミューの啼き顔は可愛い。」
そう言ってハルシオン様は、私を抱いている腕に更にギュウッと力を入れた。
ーもう二度と、ハルシオン様の事を“可愛い”とは言わない!ー
と、心に誓った。
❋リクエストでいただいた、“ハルシオンに内緒で3人でのお茶会”なお話でした。内緒にはなってなかった(笑)❋
*ハルシオンとミューの婚約期間中の話になります*
「ミュー、お疲れ様!」
「第二騎士団長様、お疲れ様です。」
「────ミューが冷たい!」
ーいやいやいや…今はまだ勤務中ですからね?ー
「冷たい訳ではありません。仕事とプライベートの区別をしっかりとつけているだけです。第二騎士団長様ならば、理解していただけるかと思っていましたが…」
「勿論だとも!!」
ーこの人、本当に私に対して…チョロ過ぎない?最近、少し心配になってきたー
「ミューは、もう帰るのか?」
「いえ、今日は、これから王妃陛下にお茶を誘われているので、そちらに向かいます。」
「ハルシオンも一緒か?」
「いえ、ハル─魔導師長は、今日は第一騎士団の訓練に参加しているので、お茶には私だけで行きます。」
「あぁ…なるほどな。」
そう言って、ジルお兄様と私は苦笑する。何故ならば─
ハルシオン様が、私と国王両陛下とお茶をする事を、あまり良しとしないからである。それは、両陛下があまりにもハルシオンとミューの事が好き過ぎるからだそうだ。
『あの2人が、ミューに何を言うか、何をするか分からない』
と言って、両陛下からのお誘いがあっても、ハルシオン様がそのお誘いを突っぱねてしまい、なかなか一緒にお茶をする事ができないのである。それでも、ハルシオン様が不在の時などに、王妃陛下からコッソリとお誘いを受けている。失礼ながらも、将来の義理の兄と姉になる方達なので、仲良くしてもらえるのは本当にありがたい事です。
本当の兄のコーライルと義妹のエルラインとは、もう関わる事が無い事は少し寂しいけど、それ以上の愛情をアシュトレア一族総出から貰い、両陛下からも貰っている。本当に感謝しかない。
「あまり長居はするなよ?」
「はい、分かっています。ハルシオン様の訓練が終わる迄には戻ります。それでは、これで失礼致します──ジルお兄様。」
「っ!!」
ぱあっ─と一瞬にして笑顔になったジルお兄様に、私も笑顔を返してから王妃陛下の元へと向かった。
「はぁ─…やっぱり俺の妹は可愛い!!」
*王妃の部屋にて*
「ミュー!待っていたぞ!」
王妃様の部屋に行くと、そこには満面の笑みを浮かべた国王陛下が居た。
「ミュー、ごめんなさいね?何処から嗅ぎ付けてきたのか、今日のお茶が陛下にバレちゃって…」
「いえ、驚きはしましたが…ご無礼かもしれませんが、将来は私の兄と姉となる方達と一緒にお茶ができると言う事は、私にとっては嬉しい事ですから。本日は、宜しくお願いします。」
「今はプライベートな時間だからな、私の事は“お兄様”と呼んでも良いぞ?」
ー何だろう…私の周りには“○○馬鹿”しか居ないのだろうか?ー
いや、有り難い事…なんだけどね?うん。
「えっと……お兄様、お姉様、宜しくお願いします。」
そう言うと、両陛下は笑顔でうんうんと頷いた。
「昔のハルシオンは、本当に可愛くてな。私の後ろを必死で付いて回っていたんだ。」
いつもなら、王妃─お姉様から“ハルシオンとはどうなの?”と、根掘り葉掘り訊かれるのを答える─と言う感じなのだけど、今日はハルシオン様の実の兄が居ると言う事で─
『幼い頃のハルシオン様の話が訊きたいです!』
とお願いすれば、陛下─お兄様が嬉々として喋り始めた。
「まだ私達が幼い頃に、城付きの庭師が私達の為に迷路を造ってくれてな。完成してすぐに2人で入ったのだが、途中で逸れてしまってな。私は自力でゴールしたんだが、ハルシオンは出て来れなくて、そのうち泣き声が聞こえて来たから、急いでハルシオンの泣き声を頼りに迎えに行ったんだ。で、何とか見付けてな。その時の私を見た瞬間、泣いていたハルシオンがパッと笑顔になって、泣きながら私に抱きついて来てな。もーその時のハルシオンは本当に可愛かったな!」
ーあのハルシオン様が…泣くとか…今では有り得ないよね?ー
「その日は、夜になっても私から離れなくてな。そのまま一緒に寝たんだ。ギュウッと私の服を握ったままでな。可愛かったなぁ。」
お兄様は、本当にハルシオン様が好き過ぎるようで、ハルシオン様の話をしている時はずーっと顔がニヤニヤしている。
「そんなハルシオンが、王位継承権を放棄して魔導師になって、気が付けば…私に冷たい弟になっていたが…そんな弟でもやっぱり可愛くて仕方無いんだ。」
ー素晴らしいブラコンですね?ー
「それでいて、あの容姿だろう?いつかは可愛い嫁をもらって幸せになるだろうと思っていたが、なかなか…。」
その時を思い出したのか、お兄様がシュンと項垂れる。すると、お姉様が
「私から見たら、ハルシオン様はもう結婚なんてするつもりはないように見えてたわ。」
ー近寄って来るご令嬢達を“コバエ”扱いしてたよね?ー
「ミューの前で言うのは何だが…レイナイト侯爵令嬢がああなってしまって、もう結婚どころか恋愛も無理かと思ったのだが…。まさか、こんなに可愛い妹ができるとは思わなかった。ハルシオンは、ミューに会えて、一緒になれて、本当に幸せそうで…私はそれが、本当に嬉しい。ミュー、ありがとう。これからも、ハルシオンの事を宜しく頼むな。」
そう言う優しい笑顔は、国王陛下の顔ではなく、一人の兄としての顔だった。
「はい。私の方こそ…宜しく───」
「ミュー、迎えに来た。」
「はい???」
良い雰囲気?になった所に、ピリッとした空気を纏った声が響き渡った。
「ハルシオン様?あのー…訓練は?」
「終わったから迎えに来たんだ。兄上、姉上、もうミューは連れて帰りますよ。良いですね?」
「まだ話し足りないが…仕方無い。また2人ででも良いから遊びに来いよ?」
「ふふっ。ミュー、またお茶しましょうね?」
「はい。では…失礼します。」
苦笑するお兄様とお姉様。そんな2人に挨拶をしてから、ハルシオン様と一緒に部屋を出た。
そうしてやって来たのは───瑠璃宮殿内にあるハルシオン様の部屋だった。
「本当に、あの2人は俺の目を盗んではミューを捕まえるなぁ。」
「目を盗んでは─って。別に、悪い事じゃないのに。ふふっ。でも、今日は色々楽しい話を聞きました。」
「楽しい話?」
コテンと首を傾げるイケメン─いただきました。ありがとうございます。
「ハルシオン様が、幼い頃はよく泣いていたとか、可愛かったとか…」
「なっ───」
グゥッ─と、眉間に皺を寄せて黙り込むハルシオン様。いつもはやられっ放しだからなぁ…少し、やり返しちゃおうかなぁ?
「ふふっ。私も、泣きながら付いて来るハルシオン様を見てみたかったです。」
ニヤニヤと口元が緩むのは…仕方無いよね?
何て余裕をかましていた私は、きっと浮かれ過ぎていたんだろう。今のハルシオン様に、私なんかが勝てる筈なんて皆無なのだから。
「へぇ…泣いている顔か…。」
「え?」
その一言だけで、一瞬にしてハルシオン様の纏っている空気が変わった事がわかった。
ーヤバい!ー
と気付いた時には──既に遅し!である。
ソファーに座っていたところを、背凭れに両手を付いて私を逃さないように囲い込む。
「俺の泣き顔より、ミューの啼き顔の方が可愛いと思うけどな?」
ニッコリと微笑むハルシオン様。
ーあれ?“なき”の意味が違うような気がするのは…私だけですか?私だけだよね!?ー
「えっとー…私が泣いても可愛くないと…思います!」
「いや、ミューは啼くと、本当に可愛いから…我慢するのが大変なんだ。だから、結婚した後は覚えておけよ─と、言っているんだ。」
ーひぃ─っ!ー
色んな意味で怖くなって逃げようとしても、勿論逃げられる筈もなくて、そのままハルシオン様に抱きしめられて、噛み付くようにキスをされた。勿論、結婚迄は一線を超える事はしない─とは言われたけど…
「“一線”とは何処ですか?」
と訊いてみたい。いや、訊かないけど。
気が付けば、いつも通りに私はグッタリとなって、ハルシオン様にお姫様抱っこ状態で抱え込まれている。
「ほらな?やっぱりミューの啼き顔は可愛い。」
そう言ってハルシオン様は、私を抱いている腕に更にギュウッと力を入れた。
ーもう二度と、ハルシオン様の事を“可愛い”とは言わない!ー
と、心に誓った。
❋リクエストでいただいた、“ハルシオンに内緒で3人でのお茶会”なお話でした。内緒にはなってなかった(笑)❋
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