53 / 62
余話
ゼン
しおりを挟む
「討伐から無事に帰って来たら…そろそろ2人目を考えましょう。」
恥ずかしそうに、はにかみながらユイはそう言った。
そして、それがユイとの最後の会話になった。
それからも、ユイが死んだ─とは認めたくなくて、時間ができれば探しに行った。
有り難い事に、グレン様もシルヴィア様も…誰も…俺には何も言わないでいてくれた。
今思えば、ロン─子供にまで気を使わせていたなと思う。
そのロンも結婚をした。その頃には、必死でユイを追う事もなくなってはいたが、心にポッカリと穴が空いたような感覚だった。
ーきっと、この穴は…二度と埋まらないだろうー
そう思いながらも、俺は前へと進んで行った。
“攻撃力0の女の子”
「マジか……」
ーそんな人間が居るのか!?ー
いや、確かに目の前に居る。聖女様達と元の世界へと還った筈が還れなかった女の子。グレン様の命の恩人。放っておいたら、直ぐにでも死んでしまうのでは??
そう思っていたが……まさかの魔法使い。それも、規格外の魔法使いだった。なのに、攻撃力0って…意味が分からない。
それも、今となっては、ハルらしいなと笑えるが…。
ハルの存在は、穴の空いた心に癒しをもたらしてくれた。決して埋まる事は無い。ただ、ハルと居ると心が温かくなった。護るべき存在のハルに、俺は心を護られているような感じだった。
そんなハルを養女にできた事は、本当に嬉しかった。
それが、まさかの──ユイの娘だったとは……この世界がゲームとやらの世界だと言われた時以上に驚いた。
ただただ、今迄以上に愛おしい存在となった。
そのハルが、子供を生んだ。一人目は……エディオルにソックリな男の子のセオドア。エディオルと違って可愛い。
ー孫とは、こんなにも可愛いモノなのか!ー
と、毎日のようにセオに会いに行った。エディオルが笑っていたが…そんな事はどうでも良い。兎に角、セオが可愛くて仕方が無かった。
そして、2年後に生まれたのがヴィオラだった。
「──ユイ……」
思わず口から溢れた、その名前。
見た目はハル。ハルを小さくしただけの赤ちゃんだ。なのに、ユイにソックリなのだ。そりゃあ、本当の母娘なのだから、似て当然だ。
そのヴィオラを抱き上げると、ふにゃりと笑ったような気がした。その笑顔を見ると、心に空いていた穴が少し─ほんの少しだけ埋まったような気がした。
ーユイ……君は…ここに居たんだなー
泣きそうになってしまったのは、俺だけの秘密だ。
「あ、この子、魔法使いだ。」
と、リュウが断言した。
「あ…やっぱりそうなんですね。お腹に居る時から、あれ?って思ってたんですよね……どうしようかなぁ……」
うーんうーん─と眉間に皺を寄せるハルを見て、俺は直ぐ様動く。
「ハル、その辺は俺に任せろ。」
勿論、俺が向かうのは────
「ハルの生んだ娘が魔法使いだった。」
「は?ハル殿が生んだ?娘?魔法使い?───は?」
目の前に居る国王陛下と王太子と宰相が固まり、ミヤ様は呆れた様に苦笑している。
「ゼンさん、何かと色々端折り過ぎじゃないかしら?えっと…ハルが無事に第二子─女の子を生んだと言う事で間違いないのね?」
「あぁ、そうです。昨夜無事に生まれました。それはそれは─ハルソックリの可愛い可愛い女の子です。ミヤ様、またいつでもお待ちしております。」
ミヤ様にはスッと頭を下げる。
「ふふっ、ありがとう。そして、おめでとうございます。ハルが落ち着いたら見に行かせてもらうわね。それで─その子が魔法使いなの?」
「みたいですね。リュウが断言して、ハルも認めてますからね。」
「あらあら、ハルはどこまでもハルなのね。」
今度はクスクスと笑うミヤ様。
そして、ようやく意識を取り戻した国王陛下が口を開いた。
「あー…先ずは…無事な出産おめでとう。えー…それで、魔法使いと言う事は…国の───」
「国の管理下に置く必要は無いですよね?なんたって、ハルが魔法使いで、後ろ盾がパルヴァンですからね?その子供も同じ扱いで良いですよね?ハルが国に対して何か…良くない事をしましたか?いや、された事しかないですね?ハルにした事、忘れてないですよね?助けてくれた事も忘れてないですよね?それで、そんなハルの子を国の管理下に置こうなんて───考えてないよな?」
「「「…………」」」
「ゼンさん、それは大丈夫よ。そんな事──聖女が許す訳無いじゃない。」
「流石はミヤ様です。ありがとうございます。」
と、俺とミヤ様は微笑みあった。
「父上…」
「我が息子よ、何も言うでない。言ってはいけない。ミヤ様がそう言うなら、きっと…王妃と王太后の許可も降りる。それで──問題無い。もし、あると言うなら……」
「いえ、父上が良いのであれば、私も何も口を挟みません。」
「では、陛下、誓約書を…ご用意して参ります。」
この国のトップの聖女─ミヤ─が“是”と言えば、例え国王陛下とは言えども“否”とは言えないのである。
勿論、ハルの子供だからと言うのが一番の理由になっている。
兎に角、流石は優秀な宰相─ゾル=ハンフォルト─だ。サクッと誓約書を用意して来た。取り敢えずと、国王陛下とミヤ様と俺の名を署名した。
「それでは、後はこちらですが、エディオル殿の署名でも良いですが、ハル殿の署名の方がより有効かと思います。また、署名ができましたらお持ち下さい。」
「分かった。流石は宰相だな。本当に仕事が早くて助かります。」
ニッコリ笑ってから、俺は蒼の邸へと帰った。
「じーじ!」
「ヴィー」
小さいハル─3歳になったヴィーがトテトテと駆け寄って来る。
ーはぁ─本当に可愛いなー
駆け寄って来たヴィーを抱き上げる、そのまま散歩をしているとヴィーはそのまま寝てしまっていた。その寝顔の中にもまた、ハルとユイを見てしまう。その寝顔にまた、どんどん心の穴が埋まって行くのを感じる。
『ゼン─ごめんなさい。ゼン─愛してる。』
ふと、そんな…都合の良いような声が聞こえた気がした。
「ユイ、俺も───ずっと愛してる。」
そっと呟くと、俺とヴィーを優しい風が靡いて行った。
恥ずかしそうに、はにかみながらユイはそう言った。
そして、それがユイとの最後の会話になった。
それからも、ユイが死んだ─とは認めたくなくて、時間ができれば探しに行った。
有り難い事に、グレン様もシルヴィア様も…誰も…俺には何も言わないでいてくれた。
今思えば、ロン─子供にまで気を使わせていたなと思う。
そのロンも結婚をした。その頃には、必死でユイを追う事もなくなってはいたが、心にポッカリと穴が空いたような感覚だった。
ーきっと、この穴は…二度と埋まらないだろうー
そう思いながらも、俺は前へと進んで行った。
“攻撃力0の女の子”
「マジか……」
ーそんな人間が居るのか!?ー
いや、確かに目の前に居る。聖女様達と元の世界へと還った筈が還れなかった女の子。グレン様の命の恩人。放っておいたら、直ぐにでも死んでしまうのでは??
そう思っていたが……まさかの魔法使い。それも、規格外の魔法使いだった。なのに、攻撃力0って…意味が分からない。
それも、今となっては、ハルらしいなと笑えるが…。
ハルの存在は、穴の空いた心に癒しをもたらしてくれた。決して埋まる事は無い。ただ、ハルと居ると心が温かくなった。護るべき存在のハルに、俺は心を護られているような感じだった。
そんなハルを養女にできた事は、本当に嬉しかった。
それが、まさかの──ユイの娘だったとは……この世界がゲームとやらの世界だと言われた時以上に驚いた。
ただただ、今迄以上に愛おしい存在となった。
そのハルが、子供を生んだ。一人目は……エディオルにソックリな男の子のセオドア。エディオルと違って可愛い。
ー孫とは、こんなにも可愛いモノなのか!ー
と、毎日のようにセオに会いに行った。エディオルが笑っていたが…そんな事はどうでも良い。兎に角、セオが可愛くて仕方が無かった。
そして、2年後に生まれたのがヴィオラだった。
「──ユイ……」
思わず口から溢れた、その名前。
見た目はハル。ハルを小さくしただけの赤ちゃんだ。なのに、ユイにソックリなのだ。そりゃあ、本当の母娘なのだから、似て当然だ。
そのヴィオラを抱き上げると、ふにゃりと笑ったような気がした。その笑顔を見ると、心に空いていた穴が少し─ほんの少しだけ埋まったような気がした。
ーユイ……君は…ここに居たんだなー
泣きそうになってしまったのは、俺だけの秘密だ。
「あ、この子、魔法使いだ。」
と、リュウが断言した。
「あ…やっぱりそうなんですね。お腹に居る時から、あれ?って思ってたんですよね……どうしようかなぁ……」
うーんうーん─と眉間に皺を寄せるハルを見て、俺は直ぐ様動く。
「ハル、その辺は俺に任せろ。」
勿論、俺が向かうのは────
「ハルの生んだ娘が魔法使いだった。」
「は?ハル殿が生んだ?娘?魔法使い?───は?」
目の前に居る国王陛下と王太子と宰相が固まり、ミヤ様は呆れた様に苦笑している。
「ゼンさん、何かと色々端折り過ぎじゃないかしら?えっと…ハルが無事に第二子─女の子を生んだと言う事で間違いないのね?」
「あぁ、そうです。昨夜無事に生まれました。それはそれは─ハルソックリの可愛い可愛い女の子です。ミヤ様、またいつでもお待ちしております。」
ミヤ様にはスッと頭を下げる。
「ふふっ、ありがとう。そして、おめでとうございます。ハルが落ち着いたら見に行かせてもらうわね。それで─その子が魔法使いなの?」
「みたいですね。リュウが断言して、ハルも認めてますからね。」
「あらあら、ハルはどこまでもハルなのね。」
今度はクスクスと笑うミヤ様。
そして、ようやく意識を取り戻した国王陛下が口を開いた。
「あー…先ずは…無事な出産おめでとう。えー…それで、魔法使いと言う事は…国の───」
「国の管理下に置く必要は無いですよね?なんたって、ハルが魔法使いで、後ろ盾がパルヴァンですからね?その子供も同じ扱いで良いですよね?ハルが国に対して何か…良くない事をしましたか?いや、された事しかないですね?ハルにした事、忘れてないですよね?助けてくれた事も忘れてないですよね?それで、そんなハルの子を国の管理下に置こうなんて───考えてないよな?」
「「「…………」」」
「ゼンさん、それは大丈夫よ。そんな事──聖女が許す訳無いじゃない。」
「流石はミヤ様です。ありがとうございます。」
と、俺とミヤ様は微笑みあった。
「父上…」
「我が息子よ、何も言うでない。言ってはいけない。ミヤ様がそう言うなら、きっと…王妃と王太后の許可も降りる。それで──問題無い。もし、あると言うなら……」
「いえ、父上が良いのであれば、私も何も口を挟みません。」
「では、陛下、誓約書を…ご用意して参ります。」
この国のトップの聖女─ミヤ─が“是”と言えば、例え国王陛下とは言えども“否”とは言えないのである。
勿論、ハルの子供だからと言うのが一番の理由になっている。
兎に角、流石は優秀な宰相─ゾル=ハンフォルト─だ。サクッと誓約書を用意して来た。取り敢えずと、国王陛下とミヤ様と俺の名を署名した。
「それでは、後はこちらですが、エディオル殿の署名でも良いですが、ハル殿の署名の方がより有効かと思います。また、署名ができましたらお持ち下さい。」
「分かった。流石は宰相だな。本当に仕事が早くて助かります。」
ニッコリ笑ってから、俺は蒼の邸へと帰った。
「じーじ!」
「ヴィー」
小さいハル─3歳になったヴィーがトテトテと駆け寄って来る。
ーはぁ─本当に可愛いなー
駆け寄って来たヴィーを抱き上げる、そのまま散歩をしているとヴィーはそのまま寝てしまっていた。その寝顔の中にもまた、ハルとユイを見てしまう。その寝顔にまた、どんどん心の穴が埋まって行くのを感じる。
『ゼン─ごめんなさい。ゼン─愛してる。』
ふと、そんな…都合の良いような声が聞こえた気がした。
「ユイ、俺も───ずっと愛してる。」
そっと呟くと、俺とヴィーを優しい風が靡いて行った。
122
あなたにおすすめの小説
聖女の力は「美味しいご飯」です!~追放されたお人好し令嬢、辺境でイケメン騎士団長ともふもふ達の胃袋掴み(物理)スローライフ始めます~
夏見ナイ
恋愛
侯爵令嬢リリアーナは、王太子に「地味で役立たず」と婚約破棄され、食糧難と魔物に脅かされる最果ての辺境へ追放される。しかし彼女には秘密があった。それは前世日本の記憶と、食べた者を癒し強化する【奇跡の料理】を作る力!
絶望的な状況でもお人好しなリリアーナは、得意の料理で人々を助け始める。温かいスープは病人を癒し、栄養満点のシチューは騎士を強くする。その噂は「氷の辺境伯」兼騎士団長アレクシスの耳にも届き…。
最初は警戒していた彼も、彼女の料理とひたむきな人柄に胃袋も心も掴まれ、不器用ながらも溺愛するように!? さらに、美味しい匂いに誘われたもふもふ聖獣たちも仲間入り!
追放令嬢が料理で辺境を豊かにし、冷徹騎士団長にもふもふ達にも愛され幸せを掴む、異世界クッキング&溺愛スローライフ! 王都への爽快ざまぁも?
偽聖女と追放された私は、辺境で定食屋をはじめます~こっそり生活魔法で味付けしていたら、氷の騎士団長様が毎日通ってくるんですけど!?~
咲月ねむと
恋愛
【アルファポリス女性向けHOTランキング1位達成作品!!】
あらすじ
「役立たずの偽聖女め、この国から出て行け!」
聖女として召喚されたものの、地味な【生活魔法】しか使えず「ハズレ」の烙印を押されたエリーナ。
彼女は婚約者である王太子に婚約破棄され、真の聖女と呼ばれる義妹の陰謀によって国外追放されてしまう。
しかし、エリーナはめげなかった。
実は彼女の【生活魔法】は、一瞬で廃墟を新築に変え、どんな食材も極上の味に変えるチートスキルだったのだ!
北の辺境の地へ辿り着いたエリーナは、念願だった自分の定食屋『陽だまり亭』をオープンする。
すると、そこへ「氷の騎士団長」と恐れられる冷徹な美形騎士・クラウスがやってきて――。
「……味がする。お前の料理だけが、俺の呪いを解いてくれるんだ」
とある呪いで味覚を失っていた彼は、エリーナの料理にだけ味を感じると判明。
以来、彼は毎日のように店に通い詰め、高額な代金を置いていったり、邪魔する敵を排除したりと、エリーナを過保護なまでに溺愛し始める。
最強の騎士団長と騎士たちに胃袋を掴んで守られながら、エリーナは辺境で幸せなスローライフを満喫中?
捨てられた地味な王宮修復師(実は有能)、強面辺境伯の栄養管理で溺愛され、辺境を改革する ~王都の貴重な物が失われても知りませんよ?~
水上
恋愛
「カビ臭い地味女」と王太子に婚約破棄された王宮修復師のリディア。
彼女の芸術に関する知識と修復師としての技術は、誰からも必要性を理解されていなかった。
失意の中、嫁がされたのは皆から恐れられる強面辺境伯ジェラルドだった!
しかし恐ろしい噂とは裏腹に、彼はリディアの不健康を見逃せない超・過保護で!?
絶品手料理と徹底的な体調管理で、リディアは心身ともに美しく再生していく。
一方、彼女を追放した王都では、貴重な物が失われたり、贋作騒動が起きたりとパニックになり始めて……。
【完結】偽物聖女は冷血騎士団長様と白い結婚をしたはずでした。
雨宮羽那
恋愛
聖女補佐官であるレティノアは、補佐官であるにも関わらず、祈りをささげる日々を送っていた。
というのも、本来聖女であるはずの妹が、役目を放棄して遊び歩いていたからだ。
そんなある日、妹が「真実の愛に気づいたの」と言って恋人と駆け落ちしてしまう。
残されたのは、聖女の役目と――王命によって決められた聖騎士団長様との婚姻!?
レティノアは、妹の代わりとして聖女の立場と聖騎士団長との結婚を押し付けられることに。
相手のクラウスは、「血も涙もない冷血な悪魔」と噂される聖騎士団長。クラウスから「俺はあなたに触れるつもりはない」と言い放たれたレティノアは、「これは白い結婚なのだ」と理解する。
しかし、クラウスの態度は噂とは異なり、レティノアを愛しているようにしか思えなくて……?
これは、今まで妹の代わりの「偽物」として扱われてきた令嬢が「本物」として幸せをつかむ物語。
◇◇◇◇
お気に入り登録、♡、感想などいただければ、作者が大変喜びます!
モチベになるので良ければ応援していただければ嬉しいです♪
※いつも通りざまぁ要素は中盤以降。
※完結まで執筆済み
※表紙はAIイラストです
※アルファポリス先行投稿(他投稿サイトにも掲載予定です)
破滅フラグから逃げたくて引きこもり聖女になったのに「たぶんこれも破滅ルートですよね?」
氷雨そら
恋愛
「どうしてよりによって、18歳で破滅する悪役令嬢に生まれてしまったのかしら」
こうなったら引きこもってフラグ回避に全力を尽くす!
そう決意したリアナは、聖女候補という肩書きを使って世界樹の塔に引きこもっていた。そしていつしか、聖女と呼ばれるように……。
うまくいっていると思っていたのに、呪いに倒れた聖騎士様を見過ごすことができなくて肩代わりしたのは「18歳までしか生きられない呪い」
これまさか、悪役令嬢の隠し破滅フラグ?!
18歳の破滅ルートに足を踏み入れてしまった悪役令嬢が聖騎士と攻略対象のはずの兄に溺愛されるところから物語は動き出す。
小説家になろうにも掲載しています。
【完結】たれ耳うさぎの伯爵令嬢は、王宮魔術師様のお気に入り
楠結衣
恋愛
華やかな卒業パーティーのホール、一人ため息を飲み込むソフィア。
たれ耳うさぎ獣人であり、伯爵家令嬢のソフィアは、学園の噂に悩まされていた。
婚約者のアレックスは、聖女と呼ばれる美少女と婚約をするという。そんな中、見せつけるように、揃いの色のドレスを身につけた聖女がアレックスにエスコートされてやってくる。
しかし、ソフィアがアレックスに対して不満を言うことはなかった。
なぜなら、アレックスが聖女と結婚を誓う魔術を使っているのを偶然見てしまったから。
せめて、婚約破棄される瞬間は、アレックスのお気に入りだったたれ耳が、可愛く見えるように願うソフィア。
「ソフィーの耳は、ふわふわで気持ちいいね」
「ソフィーはどれだけ僕を夢中にさせたいのかな……」
かつて掛けられた甘い言葉の数々が、ソフィアの胸を締め付ける。
執着していたアレックスの真意とは?ソフィアの初恋の行方は?!
見た目に自信のない伯爵令嬢と、伯爵令嬢のたれ耳をこよなく愛する見た目は余裕のある大人、中身はちょっぴり変態な先生兼、王宮魔術師の溺愛ハッピーエンドストーリーです。
*全16話+番外編の予定です
*あまあです(ざまあはありません)
*2023.2.9ホットランキング4位 ありがとうございます♪
追放された元聖女は、イケメン騎士団の寮母になる
腐ったバナナ
恋愛
聖女として完璧な人生を送っていたリーリアは、無実の罪で「はぐれ者騎士団」の寮へ追放される。
荒れ果てた場所で、彼女は無愛想な寮長ゼノンをはじめとするイケメン騎士たちと出会う。最初は反発する彼らだが、リーリアは聖女の力と料理で、次第に彼らの心を解きほぐしていく。
絶望?いえいえ、余裕です! 10年にも及ぶ婚約を解消されても化物令嬢はモフモフに夢中ですので
ハートリオ
恋愛
伯爵令嬢ステラは6才の時に隣国の公爵令息ディングに見初められて婚約し、10才から婚約者ディングの公爵邸の別邸で暮らしていた。
しかし、ステラを呼び寄せてすぐにディングは婚約を後悔し、ステラを放置する事となる。
異様な姿で異臭を放つ『化物令嬢』となったステラを嫌った為だ。
異国の公爵邸の別邸で一人放置される事となった10才の少女ステラだが。
公爵邸別邸は森の中にあり、その森には白いモフモフがいたので。
『ツン』だけど優しい白クマさんがいたので耐えられた。
更にある事件をきっかけに自分を取り戻した後は、ディングの執事カロンと共に公爵家の仕事をこなすなどして暮らして来た。
だがステラが16才、王立高等学校卒業一ヶ月前にとうとう婚約解消され、ステラは公爵邸を出て行く。
ステラを厄介払い出来たはずの公爵令息ディングはなぜかモヤモヤする。
モヤモヤの理由が分からないまま、ステラが出て行った後の公爵邸では次々と不具合が起こり始めて――
奇跡的に出会い、優しい時を過ごして愛を育んだ一人と一頭(?)の愛の物語です。
異世界、魔法のある世界です。
色々ゆるゆるです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる