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おっさん、お歳暮になる
王様との謁見
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玉座の間には重厚な柱が並び、壁には歴代の王の肖像画が威厳を放っていた。高い天井から陽光が降り注ぎ、光の模様を描き出していた。僕たちは、国民全体の注目を一身に浴びて、王の前に並び立った。玉座に座していた王と妃がゆっくりと立ち上がり、静かに段上から降りてきた。そして驚いたことに、二人は僕の背後に回り、片膝をついた。その行動に場内がざわめき、すぐに他の貴族たちも跪き始める。瞬く間に謁見の間全体が深い敬意に包まれた。
「シナール国王、バルでございます。これなるは妃のニコ。娘のリネットにございます。本日は我が願いをお聞きくださり、こうして御前に参ることが出来ましたこと、誠に恐悦至極でございます。」
「頭をお上げください、王様。僕はこの国に来てから、本当に皆様にはよくしていただいていました。アテネ神の眷属になったとはいえ、僕は力を持たぬただの人間族です。ですから神様のご意思に従い神託を全うするには、皆様のご協力があってこそ、なせるものと考えます。こちらこそどうかお力をお貸しください。」
王様は立ちあがり、皆に向かって、
「眷属様が我が国に降臨なされた。伝承の通り、力ではなく知恵と勇気で魔族を退け、この国の危機を救ったのだ。これを救国の英雄と言わずしてなんという。さあ皆の者、アテナ神を讃えよ、カイト殿を讃えよ。新たな英雄の誕生を共に喜ぼうではないか!」
謁見の間に集まった人々は歓喜に沸いた。「カイン様万歳」という声がする。その中には「姫様万歳」と言って、目頭を熱くするご婦人たちもいた。その声を聴いたリネットは恥ずかしそうに、ニコ王妃の後ろに隠れていた。
やがて歓喜の声も静まったところで王様たちは玉座に戻り、僕はリネットと二人並んで右側の、玉座に近い位置に置かれた席に座るように促された。王様の前にはホーク騎士団長とファセム神官長がいた。
「ご報告申し上げます。先日の官職試験の際に、紛れ込んだ魔族が騒ぎを起こした件でございます。捕虜としてとらえた魔族から、『自分が帰還しなければ、魔族はこの都に攻め込み、自分を探すだろう』と言いまして、『眷属様に会いたい』とも言っておりました。始めは命惜しさの戯言かと相手にしておりませんでしたが、魔族の侵攻があってからでは遅いと考え、カイト様のお力に縋ったのであります。」
「して、カイト様はなんと。」
「は、悪魔貴族は名を名乗り、自分がここに来た理由を話しておりました。ここへは調査のために来たこと、カイト様が現れたときに神聖魔法の揺らぎを感じたと言っておりました。その後この国の民たちが口々に眷属様が降臨されたと話をしておりましたなので、一目見ようと騒ぎを起こしたと話をしておりました。そこでカイト様と対峙し、あとは先日のご報告通りです。」
「かの伝承の大魔法であるな。魔力が優位でないと発動しない、名を確か?」
「リバースリフレクトという神聖魔法であります。」とファセムが答えた。
「それを魔族に対して圧倒的な力で発動させたのだ、カイト殿の魔力は、常識を超えているのであろう。」
「はい、私共も同様の意見が多く、さすがは眷属様と、讃える者も多かったのでが、カイト様の真価はそこではありません。悪魔貴族との交渉により、我が王国と魔族の間では、カイト様のお導きにより、不戦協定が結ばれました。」
これには会場が一斉にどよめいた。ホーク団長は、この後の話をしようとしたときに、僕の方を見ていたので、僕は静かにうなずいた。
「魔族の者たちにとっても戦争は回避したいところであったのでしょう。カイト様は武人としての悪魔貴族ではなく、同じく民を守る為政者であることを見抜き、お互いのために戦わないことを提案したのです。」
「ほう、敵を撃ち滅ぼすのではなく、敵を敵でなくしてしまえばよい。そうお考えなのだな。して、その後の魔族の処遇はなんとした。」
「は、カイト様は彼らの拘束を解き、その上治療を行いました。」
「なんと、彼らを許したのであるか……。」
ホーク騎士団長の報告に、王宮内は一瞬静まり返った。人々の中には疑念や不安を抱く者も多かったが、次第にその静寂は拍手と歓声に変わっていった。
それは、眷属様の慈悲深い決断に対する感嘆の表れでもあった。
「わたくしも一時は魔族の反撃を恐れておりましたが、カイト様の『たとえ相手が悪魔でも、信じることで平和への道を開けるなら、それが自分の役割だ。』とのお言葉に、強い理想と信念を感じましたので、わたくしも黙って彼らを見送りました。」
「その時の魔族の反応はいかがであったか。」
「カイト様に感謝し、自分の領地へ帰っていきました。」
「おお、なんと慈悲深い、懐の広い御仁であるな。これほど清々しい解決法がほかにあるとは思えぬほどだ。そうは思わぬか?皆の者。」
王の呼びかけに城内は拍手と歓声で満ち溢れた。
「それでは此度の件については、カイト殿にはお礼と褒賞が必要であろうな、宰相。」
「は、此度のカイト様のご英断には、シナール王国としてご恩に報いるため、金20,000G、それから宝物一点、天罰の杖を進呈いたします。」
僕は驚いてリネットの顔を見る。ガゼル亭は一泊20Gだから、5000円として1G250円、500万円相当じゃないか。それに天罰の杖なんか持ったらいかにも権力者になってしまう。僕は小声でリネットに、
「そんなの受け取れませんよ。だってまだ僕は大したことはできていないのですから。」
そう言うとリネットは、
「恐れながら申し上げます、カイト様は、そのような礼は不要と仰せです。これは大したことではないと話されております。」
「なんと、欲のないお方であるな。恩人に礼を欠くとは、それでは国としての体裁が保てぬではないか。」
「それでは神殿に寄贈されてはいかがですか、カイト様の身の回りの世話は私共神殿職員で行っておりますし、ガゼル亭への謝礼もございますので。」
「おお、ガゼルのところであったか。それならば神殿にカイト殿の活動資金として神殿に預けよう。それでよいか、宰相。」
「はい、問題ございません。」
「そして天罰の杖であるが、これはかつて魔王が支配していた時に、神殿の奥に打ち捨てられていたものだ。これをドワーフの職人が修繕したものであるが、この国では誰一人として扱うことが出来ぬ。眷属様であればと想い進呈するものであるので、一度手にされてみてはいかがかな。」
そこへ男性4人がかりで宝箱が運ばれてきた。宝箱の大きなふたを外すと中には古ぼけた杖が収められていた。
僕は促されるようにその杖の前に立ち、両手をかざすと、天罰の杖は僕に応えるように光輝き、そのまま宙に浮いて、僕の手の中に納まった。
「やはりそうでありましたか。この杖には神聖術が組み込まれております。この世界で神聖術を扱えるものは神とそれに連なる者のみとされております。この杖は、まるでカイト様を待っていたかのようでありますな。」とファセム神官長が感慨深く話した。
「ではこの杖の所有者はカイト殿とする。眷属様のほかにこの杖にふさわしい者はおらぬだろう。」と王様が話すと、場内からは拍手が沸き起こった。
僕は杖を天に掲げ、それから杖を受け取った。
リネットがニコ王妃に目配せする。それから王妃が王様へ小声で話をしていた。
国王は玉座から立ち上がり、場内を見渡した後、静かに語り始めた。
「この国の未来を託すにふさわしい人物が、神の導きによって現れた。知恵と勇気を持ち、民を慈しむ心を忘れぬ若者。それがカイト殿である。アテナ神の啓示を受けた我が娘、リネットのことは皆も知っている通りであるな。この国の未来を担う『運命の花嫁』である。カイト殿のほかに誰が娘にふさわしいと言えようか。」
この呼びかけには城内から、賞賛の拍手が起こった。
「カイト殿、どうか娘を伴侶として迎え、ともに歩んでほしい。これは娘を思う父親としての願いでもあります。」
王からの申し出を受け、僕の心は大きく揺れた。責任の重さに押しつぶされそうになりながらも、リネットの笑顔がその不安を和らげてくれた。
この人となら、どんな困難もともに乗り越えられる。そんな確信が、彼女の存在から自然と湧き上がってきた。
リネットは恥ずかしさに顔を赤らめながらも、カイト様の横に立つ自分に誇りを感じていた。幼い頃から『運命の花嫁』と呼ばれ、国の未来を背負う重圧を感じていたが、今初めてその意味を実感している。この人とともに歩むことが、運命であり、自らの願いでもあるのだと。
リネットの目が真っ直ぐに僕を見つめているのを感じると、自然と心が落ち着いていく。その目には不安よりも信頼と期待が込められていた。「この人を守りたい」そんな思いが僕の中に自然に芽生えた。
「こちらこそ、よろしくお願いいたします。」と父王に一礼した。
僕は義父への尊敬と感謝の気持ちを表したかったのだ。
荘厳な法衣に身を包み、天罰の杖を持ったアテナ神の眷属と、その傍らに美しい女性騎士である運命の花嫁、リネットが寄り添う。この神々しい姿は多くの人の心を打ち、後世まで語り継がれることとなった。
「シナール国王、バルでございます。これなるは妃のニコ。娘のリネットにございます。本日は我が願いをお聞きくださり、こうして御前に参ることが出来ましたこと、誠に恐悦至極でございます。」
「頭をお上げください、王様。僕はこの国に来てから、本当に皆様にはよくしていただいていました。アテネ神の眷属になったとはいえ、僕は力を持たぬただの人間族です。ですから神様のご意思に従い神託を全うするには、皆様のご協力があってこそ、なせるものと考えます。こちらこそどうかお力をお貸しください。」
王様は立ちあがり、皆に向かって、
「眷属様が我が国に降臨なされた。伝承の通り、力ではなく知恵と勇気で魔族を退け、この国の危機を救ったのだ。これを救国の英雄と言わずしてなんという。さあ皆の者、アテナ神を讃えよ、カイト殿を讃えよ。新たな英雄の誕生を共に喜ぼうではないか!」
謁見の間に集まった人々は歓喜に沸いた。「カイン様万歳」という声がする。その中には「姫様万歳」と言って、目頭を熱くするご婦人たちもいた。その声を聴いたリネットは恥ずかしそうに、ニコ王妃の後ろに隠れていた。
やがて歓喜の声も静まったところで王様たちは玉座に戻り、僕はリネットと二人並んで右側の、玉座に近い位置に置かれた席に座るように促された。王様の前にはホーク騎士団長とファセム神官長がいた。
「ご報告申し上げます。先日の官職試験の際に、紛れ込んだ魔族が騒ぎを起こした件でございます。捕虜としてとらえた魔族から、『自分が帰還しなければ、魔族はこの都に攻め込み、自分を探すだろう』と言いまして、『眷属様に会いたい』とも言っておりました。始めは命惜しさの戯言かと相手にしておりませんでしたが、魔族の侵攻があってからでは遅いと考え、カイト様のお力に縋ったのであります。」
「して、カイト様はなんと。」
「は、悪魔貴族は名を名乗り、自分がここに来た理由を話しておりました。ここへは調査のために来たこと、カイト様が現れたときに神聖魔法の揺らぎを感じたと言っておりました。その後この国の民たちが口々に眷属様が降臨されたと話をしておりましたなので、一目見ようと騒ぎを起こしたと話をしておりました。そこでカイト様と対峙し、あとは先日のご報告通りです。」
「かの伝承の大魔法であるな。魔力が優位でないと発動しない、名を確か?」
「リバースリフレクトという神聖魔法であります。」とファセムが答えた。
「それを魔族に対して圧倒的な力で発動させたのだ、カイト殿の魔力は、常識を超えているのであろう。」
「はい、私共も同様の意見が多く、さすがは眷属様と、讃える者も多かったのでが、カイト様の真価はそこではありません。悪魔貴族との交渉により、我が王国と魔族の間では、カイト様のお導きにより、不戦協定が結ばれました。」
これには会場が一斉にどよめいた。ホーク団長は、この後の話をしようとしたときに、僕の方を見ていたので、僕は静かにうなずいた。
「魔族の者たちにとっても戦争は回避したいところであったのでしょう。カイト様は武人としての悪魔貴族ではなく、同じく民を守る為政者であることを見抜き、お互いのために戦わないことを提案したのです。」
「ほう、敵を撃ち滅ぼすのではなく、敵を敵でなくしてしまえばよい。そうお考えなのだな。して、その後の魔族の処遇はなんとした。」
「は、カイト様は彼らの拘束を解き、その上治療を行いました。」
「なんと、彼らを許したのであるか……。」
ホーク騎士団長の報告に、王宮内は一瞬静まり返った。人々の中には疑念や不安を抱く者も多かったが、次第にその静寂は拍手と歓声に変わっていった。
それは、眷属様の慈悲深い決断に対する感嘆の表れでもあった。
「わたくしも一時は魔族の反撃を恐れておりましたが、カイト様の『たとえ相手が悪魔でも、信じることで平和への道を開けるなら、それが自分の役割だ。』とのお言葉に、強い理想と信念を感じましたので、わたくしも黙って彼らを見送りました。」
「その時の魔族の反応はいかがであったか。」
「カイト様に感謝し、自分の領地へ帰っていきました。」
「おお、なんと慈悲深い、懐の広い御仁であるな。これほど清々しい解決法がほかにあるとは思えぬほどだ。そうは思わぬか?皆の者。」
王の呼びかけに城内は拍手と歓声で満ち溢れた。
「それでは此度の件については、カイト殿にはお礼と褒賞が必要であろうな、宰相。」
「は、此度のカイト様のご英断には、シナール王国としてご恩に報いるため、金20,000G、それから宝物一点、天罰の杖を進呈いたします。」
僕は驚いてリネットの顔を見る。ガゼル亭は一泊20Gだから、5000円として1G250円、500万円相当じゃないか。それに天罰の杖なんか持ったらいかにも権力者になってしまう。僕は小声でリネットに、
「そんなの受け取れませんよ。だってまだ僕は大したことはできていないのですから。」
そう言うとリネットは、
「恐れながら申し上げます、カイト様は、そのような礼は不要と仰せです。これは大したことではないと話されております。」
「なんと、欲のないお方であるな。恩人に礼を欠くとは、それでは国としての体裁が保てぬではないか。」
「それでは神殿に寄贈されてはいかがですか、カイト様の身の回りの世話は私共神殿職員で行っておりますし、ガゼル亭への謝礼もございますので。」
「おお、ガゼルのところであったか。それならば神殿にカイト殿の活動資金として神殿に預けよう。それでよいか、宰相。」
「はい、問題ございません。」
「そして天罰の杖であるが、これはかつて魔王が支配していた時に、神殿の奥に打ち捨てられていたものだ。これをドワーフの職人が修繕したものであるが、この国では誰一人として扱うことが出来ぬ。眷属様であればと想い進呈するものであるので、一度手にされてみてはいかがかな。」
そこへ男性4人がかりで宝箱が運ばれてきた。宝箱の大きなふたを外すと中には古ぼけた杖が収められていた。
僕は促されるようにその杖の前に立ち、両手をかざすと、天罰の杖は僕に応えるように光輝き、そのまま宙に浮いて、僕の手の中に納まった。
「やはりそうでありましたか。この杖には神聖術が組み込まれております。この世界で神聖術を扱えるものは神とそれに連なる者のみとされております。この杖は、まるでカイト様を待っていたかのようでありますな。」とファセム神官長が感慨深く話した。
「ではこの杖の所有者はカイト殿とする。眷属様のほかにこの杖にふさわしい者はおらぬだろう。」と王様が話すと、場内からは拍手が沸き起こった。
僕は杖を天に掲げ、それから杖を受け取った。
リネットがニコ王妃に目配せする。それから王妃が王様へ小声で話をしていた。
国王は玉座から立ち上がり、場内を見渡した後、静かに語り始めた。
「この国の未来を託すにふさわしい人物が、神の導きによって現れた。知恵と勇気を持ち、民を慈しむ心を忘れぬ若者。それがカイト殿である。アテナ神の啓示を受けた我が娘、リネットのことは皆も知っている通りであるな。この国の未来を担う『運命の花嫁』である。カイト殿のほかに誰が娘にふさわしいと言えようか。」
この呼びかけには城内から、賞賛の拍手が起こった。
「カイト殿、どうか娘を伴侶として迎え、ともに歩んでほしい。これは娘を思う父親としての願いでもあります。」
王からの申し出を受け、僕の心は大きく揺れた。責任の重さに押しつぶされそうになりながらも、リネットの笑顔がその不安を和らげてくれた。
この人となら、どんな困難もともに乗り越えられる。そんな確信が、彼女の存在から自然と湧き上がってきた。
リネットは恥ずかしさに顔を赤らめながらも、カイト様の横に立つ自分に誇りを感じていた。幼い頃から『運命の花嫁』と呼ばれ、国の未来を背負う重圧を感じていたが、今初めてその意味を実感している。この人とともに歩むことが、運命であり、自らの願いでもあるのだと。
リネットの目が真っ直ぐに僕を見つめているのを感じると、自然と心が落ち着いていく。その目には不安よりも信頼と期待が込められていた。「この人を守りたい」そんな思いが僕の中に自然に芽生えた。
「こちらこそ、よろしくお願いいたします。」と父王に一礼した。
僕は義父への尊敬と感謝の気持ちを表したかったのだ。
荘厳な法衣に身を包み、天罰の杖を持ったアテナ神の眷属と、その傍らに美しい女性騎士である運命の花嫁、リネットが寄り添う。この神々しい姿は多くの人の心を打ち、後世まで語り継がれることとなった。
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