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おっさん、ドラゴンに会う
ドラゴンの卵
しおりを挟む早朝、まだ夜が明けきらぬシナール王国近くの森の街道で、一人の男が馬に乗って駆けている。その手には盗み出したドラゴンの卵。男の手に抱えられた卵は、ほんのわずかに温かさを放っていた。そのぬくもりが、卵の中で確かに命が息づいていることを示していた。だがその生命は人間の欲望によって奪われようとしていた。
この男の目的は隣国のパラギン帝国の諜報部隊の命を受け、計略としてシナール王国にドラゴンの卵を持ち込もうとしていた。
卵を取り返しにドラゴンがこの国を襲うだろう。そうして疲弊したところを一気に攻め入れば、パラギン帝国の勝利というわけだ。調査によると英雄王が治めるこの国は規模も小さく、軍事力ではパラギン帝国の方が勝っている。ただ、英雄王やその他の武人ももちろん強いが、個の力では軍勢にはかなうまい。この国を混乱させて手中に収めてしまおうというのが今回の作戦であった。
まもなく森を抜け、シナール王国の王都へ向かう街道へ入ろうとしたその時……。馬が急に何かにおびえるようにいななき、突然歩みを止めてしまった。
この森を拠点にする盗賊どもが近づき、
「おい、そこの男。命が惜しければ馬を降りてその荷物を渡せ。」
男は無言で懐からダガーを投げ、盗賊を攻撃して隙を作る。そのまま一気に馬を走らせ、強行突破する。盗賊たちは男の後を追うが、男は森を抜け、草原を走り王都の近くまで逃げて行った。
王都の城壁にたどり着くと、卵を置き去りにして姿を消した。
城壁を周回して警戒に当たっていた兵士が布に包まれた不審物を回収する。
「なんだい、こいつは。変な卵?だな。」
「ああ、卵にしては不自然だな。こんなところに卵を産み落とすか?それに布に包まれている。明らかに誰かが運んできたものに違いない。」
「どうする、これはこのままにはしておけないだろう。」
「そうだな、とりあえず持ち帰って、班長に報告だ。」
そしてその不審な卵は、番兵の詰め所に運ばれ、班長に手渡された。
「はて、これは一体何の卵であろうか。これほどの大きさの卵は見たことがない。さて、どうしたものか。」と首をかしげていた。この卵がもしも魔物のものだった場合、たとえ卵といえども、それがふ化した時には討伐しなければならない。
この国では魔物への対応を神殿騎士が担っていたため、朝の引継ぎで神殿騎士への引き渡しが決定した。すぐさま伝令が神殿に遣わされ、対応に当たることになった。しばらくして神殿騎士数名が門番の詰め所に現れ、卵を神殿に移送した。
こうして、男の思惑通りに事は進んでしまった。
修行僧の朝の訓練を監督していたリネットの元に、魔物の卵らしいものを回収して、神殿に保管しているとの報告が入った。現在鑑定作業中であることと、卵には生命が宿っていることも報告された。
「はい、親衛隊集合。私は急ぎ対応しなければならない案件があるため、今日はチームごとのサーキットトレーニングはなし、上級生が指導して全員で体術の型の練習をして、早めの昼休み。午後は通常通りの日程に変更します。わかりましたか。」
「御意。」
リネットは訓練メニューを親衛隊にまかせ、僕のところにやって来た。
「おはようございます、カイト様。本日は急ぎ知らせたいことがありまして、参上いたしました。」と息を切らせて話をしていた。よほど急ぎの案件なのだろう。
僕はリネットにソファーに座るように促し、サラさんにお茶を入れてもらう。サラさんはリネットの小さいときの世話係で、結婚して引退後、夫を亡くしてから職を探していた方だ。ちょうど僕の執務室に侍女がいないので、リネットに派遣されたのだった。
「それで、いったい何が起こったんだい?」
「ええ。」と言ってお茶を一口。「魔物の卵がここにあるの、しかもまだ生きている。どんな魔物かは今鑑定しているけれど、おそらくドラゴンだと思う。」
「なんだってそんなものがここにあるんだい?」
「今朝巡回中の門兵がこの街の城壁で見つけたの。布にくるまれていたから、明らかに人の手で運んだものよ。」
ドラゴンの卵か。ファンタジー世界ではよくある話なのだが美味らしい。
「何かの目的があって運んだものなのかなぁ。」
「わからない、けど、これから何が起こるかは想像がつくわ。きっとこの卵を探して母親のドラゴンがこの街にやってくる。卵を盗んだ人間を憎んで、この街ごと破壊するかもしれないわ。」
「まさかそれが目的では?」
「いいえ、ドラゴンの巣から卵を持ち出してくるなんて、そんな命がけでやっても、ほとんど成功はしないわよ。母親は卵の位置を把握できるのよ。」
「母親が討伐されたとか、または動けなくしたとか。」
「そんなことは国を挙げて兵士や魔法使いが何人もいるなら、できないこともないけど、それこそ何のために?」
「例えばだよ、母親ドラゴンを眠らせて捕まえておいて、卵を持ち出す。それからドラゴンを解き放てば、その母親ドラゴンは人間を攻撃する前に卵を取り返しに行かないか?そこに人間がいれば躊躇なく卵を守るために攻撃するのだろうね。」
「そんな……。かわいそうだよ。」とリネットは悲しそうな表情でうつむく。
「ああ、もしそんな奴がいたら、許しては置けないね。」
サラさんがリネットにそっとハンカチを出し、静かに声をかける。
「お嬢様、悲しんでいる場合ではありませんよ。この街の危機なのです。この街を救う、いいえ、大切なドラゴンの命を救えるのはお嬢様しかいないのですよ。」と優しく諭している。さすがは元教育係、リネットも素直に聞いている。
「カイト様、お願い。力を貸して。卵を母親の元に返して怒りを鎮めてもらうの。そんなことが出来るかはわからないけど、何者かの悪意でこの街が壊されてしまうことは避けたいし、できればドラゴンも救ってあげたい。人の悪意で悲しい思いをして、見境なく街を破壊すれば、きっと討伐されてしまうでしょうし、卵の仔だってお母さんが必要でしょ。」
「わかった。僕に何ができるのかはわからないけど、とにかく行ってみよう。」
僕たちは卵が保管されている倉庫に向かった。この倉庫は万が一中の物が爆発したり毒物が出てきても外には漏れ出さないように封印が施されていた。
そのため、外の世界からは遮断された空間になっていた。
僕たちは見張りの神殿騎士に軽く会釈し、緊張しながら倉庫の扉を開いた。
そこには魔法陣の上に置かれた卵があった。魔法陣はやさしい光を放ち、床の上に円を描いていた。そこには学者と思われる白衣の男性の姿があった。
「おはようございますルセフィ教授、この仔の具合はどうですか。」
声を掛けられたのは、この国のアカデミーでは、生物学者として授業をしているルセフィ教授。リネットの恩師でもあった。
「あまりよくはありません。ドラゴンは母親からドラゴンの魔力をもらって卵が育つのですが、母親の元を離れてしまっては、その魔力をもらうことが出来ません。こうして我々も魔法陣を使って卵に魔力を与え続けてはいるのですが、到底ドラゴンの魔力には及びません。」
「カイト様、この仔は死んではならないのです。私たちは卵を元気な姿で母親の元に返さなければならないのです。」と半ば泣きながら訴えていた。
う~ん、これは困った。このままでは手詰まりである。そうだ、こんな時はコンサルテーション。第三者に助言を求めてみよう。
「シルフィ」と小声で呼んでみた。
(はい、カイト。うわぁ、ドラゴンの卵じゃないのさ、どうしてこんなことになっているわけ?)
僕は今までわかっていることをシルフィに伝えた。
(これは本当にまずいわよ。母親は今頃怒り狂って卵を探しているはずだわ。)
「それよりもこの卵の命を守ってあげたいのだけれども、どうにかならないかな。」
しばらくシルフィも悩んでいたが、事態は一刻を争う。こういう時には上長に相談するものだ。おお、僕の上長と言えばまさしくアテナ神様じゃないか。
「ねぇシルフィ、今ここでアテナ神様とお話しすることはできる?」
(ええ、もちろん、いつもカイトのことは報告しているからね。昨日もほっぺにチュッてされて、赤くなっていたとかぁ。)
「そういう報告は、いらないのだけれどもね。それなら今こういう状況で僕は困っているんだ。相談してきてもらえないかな。」
(いいわよ、ただし聞いてくるくらいしかできないんだからね。)
まさしくスーパーヴィジョンである。サラリーマン時代に受けた管理職研修がこのような形で生かされるとは思ってもみなかった。あれも立派な育成プログラムであったのだな。
(聞いてきたよ。祝福の杖を使って魔法陣に魔力を与えれば、ドラゴンの赤ちゃんは助かるって。ただしその魔力は……。)
僕はシルフィの話がまだ終わっていないうちにリネットに話しかけた。方法はあることを早く伝えたかったんだ。
「ねぇリネット、祝福の杖ってある?」
「それならカイト様が昨日持っていたわよ。天罰の杖の前に持っていたもの、あれが祝福の杖よ。」
「その杖は一体どこにあるんだい?」
「貴方が持っているはずだわ、ああ、カイト様はご存じなかったのね。私たちが装備している物を変更するとね、アイテムバッグの中に保管されるのよ。昨日の法衣と一緒に入っているはずよ。」
「アイテムバッグ、LIST」
(はいよ、えっとね、聖職者の法衣、司祭の帽子、天罰の杖、祝福の杖!あったよカイト。取り出すにはピックアップだよ。しまうときはストックね)
「ピックアップ、祝福の杖。」そう言うと、僕の手に杖が現れた。一番最初にファセム神官長に渡されたものだった。
「もしかしてこの杖も貴重なものだったの?」
「ええ、女神が降臨された際に使う伝説の杖と言われているわ。神官長も誰も使えないから、カイト様に渡したのだと思う。」
ああ、伝説級のものを次々と。今更驚いても仕方がないか。
「この杖で魔法陣に僕の魔力をそそいでいけばいいのだな。」
(ええ、そうよ。魔法陣の上にこの杖を立てるの。そうしてカイトの魔力を注ぐのだけれども、この杖には癒しの神聖魔法が組み込まれているはずよ。)
「カイト様、先ほどから何を話しているのですか?」
「ああ、思わず独り言を言っていたね。この杖をどう使うか悩んでいたんだよ。この杖には癒しの魔法が組み込まれているのかな。」
「ええ、伝承では癒しの神聖魔法が組み込まれているそうよ。だからその杖が使われているところを、誰も見たことがないのよ。」
「では、この世界で一番初めにこの杖の効果を目にするのは僕たちだな。」
そう言って僕は魔法陣に祝福の杖を立てて、魔力を静かに注いでいく。
すると杖に魔力が引っ張られるようにぐいぐいと魔法陣に注がれていく。
やがてドラゴンの卵がまばゆい光を放った。
「おお、なんということだ。卵に生命力がみなぎっていく。姫様、これでこの仔は助かりますぞ。」とルセフィ教授が興奮して話した。
しばらくして、強い光が落ち着き、魔法陣と同じ優しい光に包まれている。
魔法陣の優しい光に照らされた卵は、今にも破裂しそうなほど生命の力で、触れれば、中からかすかな鼓動が伝わってくるような気がした。
「どうやら安定したようですな。こうして時々魔力をいただければ、この仔も卵の中で育っていくことでしょう。いや、それにしても姫様、眷属様の魔力はドラゴンに勝るのでしょうね。本来この仔の持っていた魔力から、今では眷属様のものに置き換わっていますので。」
「え、それは大丈夫なのですか?」とリネットが心配そうに教授に尋ねると、
「まぁ、それでこの仔は生きていられるのでしょうから。あとはどのように周囲の人が関わっていくかがこの仔の幸せを左右するのでありましょうな。」そう言ってリネットにくぎを刺した。たとえ愛情を注いでもドラゴンである。場合によってはつらい選択をしなければならないことを、神殿騎士であるリネットは自覚していた。
「ねぇシルフィ、この様子を記録できないかな。ドラゴンのお母さんに見せてあげたいのだけれど、ほら、ハードコピーみたいなもの。」
(この光景をね。いい考えだと思うけど、どうするの?)
「例えば僕の見ているこの光景の一部を切り取って記録しておくみたいなもの。」
(それなら、カイトにはプログラム言語を定義できる力があったでしょう。やりたいことをプログラム言語に定義してしまえばプログラミングで使えるようになるわよ。)
早速やってみることにした。親指と人差し指でL字を作って風景を囲む。そこをスクリーンとして定義、プリントスクリーンで風景を取り込み、名前を付けて保存でいいかな。
10 DIM SCREEN(0,0:256,256)=“卵”
20 PRINTSCREEN “卵”
30 SAVE“0:卵”
RUN
まずはこうして風景を保存して次は同じように僕が見ているところを指で囲って範囲指定する。
10 DIM FIELD(19,19)
20 LOCATE(2,0):PUT “0:卵”
30 LOCATE(0,17):PRINT“卵はここです。無事に育っています。”
40 LOCATE(0,18):PRINT“安心してください”
RUN
先ほど僕が示した空中に、卵の写真とメッセージが浮かび上がった。ひとまずは成功だ。
「すごい、カイト様。この絵?をどうするの?。」
「これを空の高いところに描いて、ドラゴンのお母さんに知らせるんだよ。卵はここで無事に育っていますって。安心してくださいってね。」
「そんなことまでできるのね。これを見た母親ドラゴンは怒りを鎮めてくれるかしら。」
「わからない、でも卵が無事だと伝えることが出来れば、いきなりここを襲うことはしないだろう。ドラゴンは知性が高い生物だからね。卵を守るために必死になっている母親なら、このメッセージを見れば何かを感じ取るはずだ。たとえ人間に対する不信感があったとしても、命を守る意思は伝わるはずだ。」。
「ええ、そうなることを願っているわ。」
「ところで教授、ドラゴンはどれくらいの高さを飛んでいるのですか?」
「そうですな。だいたい低い山ぐらいの高さでしょうな。狩りをするときにはもっと低い高さ。森の木を上から見下ろす程度でしょうか。」
「今回は卵を探しているので、それくらいでしょう。そうすると、地上から50mほどで飛んでいるドラゴンの目に入ればよいですね。」
僕たちは教授に引き続き卵の観察をお願いして外に出た。
「卵が置いてあったのはどのあたりかな。」
「ちょうどあの木の方向よ。あの城壁の城壁にあったと聞いているわ。」
「ドラゴンの巣があると言われている場所の方向はわかるかい。」
「そうね。パラギン帝国の奥地の山岳地帯だから、あっちかな。」
リネットが腕で方向を示す。その方向と卵があったとされる場所を結んで、その反対側の上空に先ほどの写真を写しだす。
10 DIM FIELD(19,19)
・・・
40 LOCATE(0,18):PRINT“安心してください”
RUN
これで母親ドラゴンへのメッセージはドラゴンが飛来するであろう方角の前方50mに高さに映し出された。
森の向こうから、かすかに風を裂く音が聞こえてきた。その音は、ドラゴンの母親が近づいていることを知らせるものだった。母親にこの子が無事だと伝えなければならない。それが今、僕たちにできることだ。
カイトは拳を握りしめ、ドラゴンの前に立つ決意を固めた。
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