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おっさん、革命を支援する
母の教え
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一方そのころ、竜の里に向かったリリーは、国境の森の上空に描かれた「写真」を目指していた。背中にはリネット特製のリュックを背負い、傍らにはシルフィも一緒だった。
一人で行けると言ったものの、まだ幼い聖獣に何かあれば大変だ。シルフィはその不安を感じ取り、迷わず同行を申し出た。
その「写真」には、リネットがリリーに向かって「頑張って」というメッセージが添えられていて、リリーは小さな羽を必死に動かしながら、風を切る感覚を確かめた。
だが、まだ長距離を飛ぶにはコツがいるらしい。リネットの『写真』は見えているのに、なかなかたどり着かない。
(リリー、リネットの「写真」が見えたよ。もう少しだからね。)
「うん、でもお姉さまの姿は見えているのだけれども、なかなかたどり着けないね。カイト様どれだけ大きな『写真』を描いたの?」
カイトが描いた「写真」は、遠くから飛来するお迎えのドラゴンのために良く見える位置にあった。時間とともに魔力が拡散してしまうと、だんだん薄くなっていって最期には消滅してしまう仕組みだった。
(それじゃ、少し休憩しようか。)シルフィが森の泉を指し、リリーとともに向かった。
二人は泉の傍らで羽を休めていると、突然、森の奥から低い唸り声が聞こえた。ワイルドボアの群れが水を求めて泉へと近づいてくる。リリーは一瞬、身構えたが、先頭の大きなオスは敵意を見せることなく、ゆっくりと群れを導いていた。小さな仔たちが無邪気に水を飲む姿を見て、リリーは安心し、そっと息を吐いた。群れの大きなオスが集団を守り、メスやその仔たちが安全に水場を利用できるようにしていた。
「群れの中で生活するって、こういうことなんだろうね。」
(そうだね、もともとリリーも群れで暮らすワイバーンの一族なのだから、こんな風に群れで行動していたかもしれないね。)
そこへリネットの「写真」付近を旋回していたドラゴンが一体、リリーたちに近づいてきた。
「……お母様!」
遠くから優雅に旋回しながら近づく母のシルエットを見つけると、リリーの胸が高鳴った。金色の瞳が自分を捉えた瞬間、涙があふれそうになった。
「リリー、よく一人で頑張ってここまで来られたわね。」
「お母様、風の精霊の『シルフィ』様も一緒です。」
(カイトったらもう、リリーを一人にするのが心配で、一緒についてきたってわけ。)
「風の精霊シルフィ様、この仔を守ってくださり、ありがとうございます。私にはお声を聞くことはできませんが、これもカイト様のお計らいなのでしょう。」
カイトやリリーと会話ができるのは、アテナ神の眷属とその従魔だからであろう。生まれたばかりのドラゴンが意思疎通できるのもそのためだった。
(普通は、そうなのよね。)とシルフィがつぶやいた。
「ええお母様、カイト様は私が心配で、シルフィ様にお願いをしたのです。」
「まぁ、そうだったのですね。カイト様にはなんとお礼を申し上げたらよいか。本当にかわいがってもらっているのですね。」
(そこは私よ!私もリリーのこと、可愛いって思っているんだからね。)
「はい、もちろんシルフィ様もかわいがってくださいますよ。」
これがカイト様も悩んでいた3人の会話なのだな。幼いながらに気を遣うリリーだった。
「さあ、ドラゴンの里に向かいましょう。でもその前にリリー、風の魔法は使えるかしら?」
リリーは自身のステータスを確認した。
「いいえ、私は聖属性ですので、風の魔法は使えません。」
「そうね、儀式がまだですからね。私たちのように空を飛ぶワイバーンは風の精霊様と契約を結ぶことで、空を自在に駆けることが出来るようになるのですよ。」
(あ、それならこの森に棲む精霊たちと、お友達になればいいのよね)
「ですが、そのようなことをお願いしてもよろしいのですか?」
(聖獣様相手なら、喜んで契約に応じるわよ。)
リリーは喜んでシルフィの申し出を母に伝えた。
「ではその前に、リリーに精霊様にどのような約束をするか、伝えておきますね。」と言って、リリーの正面に座る。
「いいですかリリー、精霊様はこの世界の自然を守る存在なの。だから、生きるために食べるとき、身を守るとき以外では生き物を殺してはならないこと、そして精霊様とともに自然を守る存在になることを誓います。これがドラゴンに課せられた使命でもあり、この誓いを守ることで誇り高くいられるのですよ。」
「はい、お母様、私は風の精霊様に誓います。」
(それじゃリリー、精霊たちに呼びかけてみるね。おーいリリーと契約したい子集まって。)
「シルフィの呼びかけに応じるように、無数の光の粒が森の闇から舞い降りた。それらはリリーの周囲をふわりと漂い、さながら星が降るかのようだった。
(なんだか聖獣様とお友達になれるからって、たくさん集まっちゃったのよ。)
リリーの周囲の光の粒は、まもなく少し距離を置いた。
(リリーの魔力が高いので、そのままでは契約できないみたいね。この中で一番魔力が高い子は?)
そう言うと、光の粒が一つだけ、前に出た。
(リリー、この子に名前を付けてあげて。そうすれば私みたいに進化できるから。今ではあなたの方が高い存在なのよ。だから契約できないっていうのよ。)
「名前ですか。その方は男性?女性?ですか?」リリーは少し混乱していた。
(私たちには本来性別はないの。名づけによってそれらしくなっているだけよ。だから気に入った名前でいいのよ。)
「それじゃ、『リック』でお願いします。」
リリーの目の前の光の粒が一層光輝き、やがてシルフィと同じような上位の精霊の姿になった。
「ははっ、これはいいや。ちゃんと話ができる。」と言ってリックは喜んでいた。
(こら、まずはご挨拶でしょ。)とシルフィがたしなめると。
「リリー様、リックでございます。この度は名を与えていただき、感謝します。」
「え、リリー様だなんて恐れ多い。精霊様ですよね。」
「ええ、聖獣リリー様の眷属になりました。今は一配下にすぎません。それから意思疎通と他種族言語をいただきました。おかげでこうして直接お話ができるのです。」
「シルフィ様、これでよかったのですか?」
(ええ、私がカイト様の面倒を見るように、これからは『リック』がちゃんと面倒見てくれるから、安心なさい。)
(それじゃリック、リリーに風属性魔法が使えるようにしてあげて。)
「はい、シルフィ様。」そう言ってリリーの鼻先に手を当てて、念じると、リリーの身体の周りに風が舞った。
「これでよし。リリー様、ステータスを確認して」
リリー Lv.8 ドラゴン族の聖獣 カイトの従魔
ステータス HP 8360/10000 MP 16389/36000
スキル
アテナ神の加護 対物理結界、対魔法結界、状態異常無効の常時発動
聖属性魔法 ヒール ハイヒール キュア ピュリフィケーション
風属性魔法 ウインドシュート ウィンドアクセル ウィンドカッター
ドラゴンブレス 火 氷 聖 風
意思疎通 他種族言語 魔人化(封印)
「お母様、風の魔法が使えるようになりました。リック様のおかげです。」
「まぁなんとありがたいことでしょう。リック様、これからも娘をよろしくお願いいたします。」
「ああ、聖獣のお嬢様はおいらがしっかり面倒を見るからまかせておけ。」
リックは誇らしげにそう言った。
「それではリリー、ドラゴンの飛び方をあなたに伝えます。ついてきなさい。」
そう言うとリリーたちを上空へ連れてきた。
「私たちドラゴンには頭の中に松果体という魔法を扱う機能を持つ場所があります。ブレスを扱う時には自然にできるのですが、魔法は頭に意識を集中して力を集める様子を思い浮かべてみなさい。」
リリーは以前、夢中で使ったハイヒールの魔法を思い浮かべた。リリーの身体に淡い光が纏った。
「その光を翼に集中させて、『ウィンドアクセル』を唱えるの。そうすると魔力と使って速く飛ぶことが出来るのよ。やってみて。」
「ウィンドアクセル!」
その瞬間、リリーの翼が光をまとい、まるで風に溶け込むかのように加速した。景色が一気に流れ、リリーの身体が空へと弾かれるように進む。『すごい!』リリーは歓喜の声を上げ、さらなる高みを目指して羽ばたいた。
「いいわよリリー、さすがね。もう一ついいかしら。上空から滑空しながら『ウィンドアクセル』を唱え、翼を小さく畳むと、もっと速く飛べるわ。一緒にやってみようね。」
リリーは母親とともに上空を滑空し、言われた通りに魔法をかけた。
(すごいよリリー、わたしたちと同じように飛べるなんて。)
精霊たちも一緒に移動しながら驚いていた。
リリーたちはドラゴンの里の上空までほんの数分でたどり着いた。
「これならカイト様の元へ、すぐにでも飛んでいけるでしょ。」
「お母様ありがとう。」と、新たなスキルに喜んでいた。
2体のドラゴンは連れ立ってドラゴンの里に舞い降りた。
一人で行けると言ったものの、まだ幼い聖獣に何かあれば大変だ。シルフィはその不安を感じ取り、迷わず同行を申し出た。
その「写真」には、リネットがリリーに向かって「頑張って」というメッセージが添えられていて、リリーは小さな羽を必死に動かしながら、風を切る感覚を確かめた。
だが、まだ長距離を飛ぶにはコツがいるらしい。リネットの『写真』は見えているのに、なかなかたどり着かない。
(リリー、リネットの「写真」が見えたよ。もう少しだからね。)
「うん、でもお姉さまの姿は見えているのだけれども、なかなかたどり着けないね。カイト様どれだけ大きな『写真』を描いたの?」
カイトが描いた「写真」は、遠くから飛来するお迎えのドラゴンのために良く見える位置にあった。時間とともに魔力が拡散してしまうと、だんだん薄くなっていって最期には消滅してしまう仕組みだった。
(それじゃ、少し休憩しようか。)シルフィが森の泉を指し、リリーとともに向かった。
二人は泉の傍らで羽を休めていると、突然、森の奥から低い唸り声が聞こえた。ワイルドボアの群れが水を求めて泉へと近づいてくる。リリーは一瞬、身構えたが、先頭の大きなオスは敵意を見せることなく、ゆっくりと群れを導いていた。小さな仔たちが無邪気に水を飲む姿を見て、リリーは安心し、そっと息を吐いた。群れの大きなオスが集団を守り、メスやその仔たちが安全に水場を利用できるようにしていた。
「群れの中で生活するって、こういうことなんだろうね。」
(そうだね、もともとリリーも群れで暮らすワイバーンの一族なのだから、こんな風に群れで行動していたかもしれないね。)
そこへリネットの「写真」付近を旋回していたドラゴンが一体、リリーたちに近づいてきた。
「……お母様!」
遠くから優雅に旋回しながら近づく母のシルエットを見つけると、リリーの胸が高鳴った。金色の瞳が自分を捉えた瞬間、涙があふれそうになった。
「リリー、よく一人で頑張ってここまで来られたわね。」
「お母様、風の精霊の『シルフィ』様も一緒です。」
(カイトったらもう、リリーを一人にするのが心配で、一緒についてきたってわけ。)
「風の精霊シルフィ様、この仔を守ってくださり、ありがとうございます。私にはお声を聞くことはできませんが、これもカイト様のお計らいなのでしょう。」
カイトやリリーと会話ができるのは、アテナ神の眷属とその従魔だからであろう。生まれたばかりのドラゴンが意思疎通できるのもそのためだった。
(普通は、そうなのよね。)とシルフィがつぶやいた。
「ええお母様、カイト様は私が心配で、シルフィ様にお願いをしたのです。」
「まぁ、そうだったのですね。カイト様にはなんとお礼を申し上げたらよいか。本当にかわいがってもらっているのですね。」
(そこは私よ!私もリリーのこと、可愛いって思っているんだからね。)
「はい、もちろんシルフィ様もかわいがってくださいますよ。」
これがカイト様も悩んでいた3人の会話なのだな。幼いながらに気を遣うリリーだった。
「さあ、ドラゴンの里に向かいましょう。でもその前にリリー、風の魔法は使えるかしら?」
リリーは自身のステータスを確認した。
「いいえ、私は聖属性ですので、風の魔法は使えません。」
「そうね、儀式がまだですからね。私たちのように空を飛ぶワイバーンは風の精霊様と契約を結ぶことで、空を自在に駆けることが出来るようになるのですよ。」
(あ、それならこの森に棲む精霊たちと、お友達になればいいのよね)
「ですが、そのようなことをお願いしてもよろしいのですか?」
(聖獣様相手なら、喜んで契約に応じるわよ。)
リリーは喜んでシルフィの申し出を母に伝えた。
「ではその前に、リリーに精霊様にどのような約束をするか、伝えておきますね。」と言って、リリーの正面に座る。
「いいですかリリー、精霊様はこの世界の自然を守る存在なの。だから、生きるために食べるとき、身を守るとき以外では生き物を殺してはならないこと、そして精霊様とともに自然を守る存在になることを誓います。これがドラゴンに課せられた使命でもあり、この誓いを守ることで誇り高くいられるのですよ。」
「はい、お母様、私は風の精霊様に誓います。」
(それじゃリリー、精霊たちに呼びかけてみるね。おーいリリーと契約したい子集まって。)
「シルフィの呼びかけに応じるように、無数の光の粒が森の闇から舞い降りた。それらはリリーの周囲をふわりと漂い、さながら星が降るかのようだった。
(なんだか聖獣様とお友達になれるからって、たくさん集まっちゃったのよ。)
リリーの周囲の光の粒は、まもなく少し距離を置いた。
(リリーの魔力が高いので、そのままでは契約できないみたいね。この中で一番魔力が高い子は?)
そう言うと、光の粒が一つだけ、前に出た。
(リリー、この子に名前を付けてあげて。そうすれば私みたいに進化できるから。今ではあなたの方が高い存在なのよ。だから契約できないっていうのよ。)
「名前ですか。その方は男性?女性?ですか?」リリーは少し混乱していた。
(私たちには本来性別はないの。名づけによってそれらしくなっているだけよ。だから気に入った名前でいいのよ。)
「それじゃ、『リック』でお願いします。」
リリーの目の前の光の粒が一層光輝き、やがてシルフィと同じような上位の精霊の姿になった。
「ははっ、これはいいや。ちゃんと話ができる。」と言ってリックは喜んでいた。
(こら、まずはご挨拶でしょ。)とシルフィがたしなめると。
「リリー様、リックでございます。この度は名を与えていただき、感謝します。」
「え、リリー様だなんて恐れ多い。精霊様ですよね。」
「ええ、聖獣リリー様の眷属になりました。今は一配下にすぎません。それから意思疎通と他種族言語をいただきました。おかげでこうして直接お話ができるのです。」
「シルフィ様、これでよかったのですか?」
(ええ、私がカイト様の面倒を見るように、これからは『リック』がちゃんと面倒見てくれるから、安心なさい。)
(それじゃリック、リリーに風属性魔法が使えるようにしてあげて。)
「はい、シルフィ様。」そう言ってリリーの鼻先に手を当てて、念じると、リリーの身体の周りに風が舞った。
「これでよし。リリー様、ステータスを確認して」
リリー Lv.8 ドラゴン族の聖獣 カイトの従魔
ステータス HP 8360/10000 MP 16389/36000
スキル
アテナ神の加護 対物理結界、対魔法結界、状態異常無効の常時発動
聖属性魔法 ヒール ハイヒール キュア ピュリフィケーション
風属性魔法 ウインドシュート ウィンドアクセル ウィンドカッター
ドラゴンブレス 火 氷 聖 風
意思疎通 他種族言語 魔人化(封印)
「お母様、風の魔法が使えるようになりました。リック様のおかげです。」
「まぁなんとありがたいことでしょう。リック様、これからも娘をよろしくお願いいたします。」
「ああ、聖獣のお嬢様はおいらがしっかり面倒を見るからまかせておけ。」
リックは誇らしげにそう言った。
「それではリリー、ドラゴンの飛び方をあなたに伝えます。ついてきなさい。」
そう言うとリリーたちを上空へ連れてきた。
「私たちドラゴンには頭の中に松果体という魔法を扱う機能を持つ場所があります。ブレスを扱う時には自然にできるのですが、魔法は頭に意識を集中して力を集める様子を思い浮かべてみなさい。」
リリーは以前、夢中で使ったハイヒールの魔法を思い浮かべた。リリーの身体に淡い光が纏った。
「その光を翼に集中させて、『ウィンドアクセル』を唱えるの。そうすると魔力と使って速く飛ぶことが出来るのよ。やってみて。」
「ウィンドアクセル!」
その瞬間、リリーの翼が光をまとい、まるで風に溶け込むかのように加速した。景色が一気に流れ、リリーの身体が空へと弾かれるように進む。『すごい!』リリーは歓喜の声を上げ、さらなる高みを目指して羽ばたいた。
「いいわよリリー、さすがね。もう一ついいかしら。上空から滑空しながら『ウィンドアクセル』を唱え、翼を小さく畳むと、もっと速く飛べるわ。一緒にやってみようね。」
リリーは母親とともに上空を滑空し、言われた通りに魔法をかけた。
(すごいよリリー、わたしたちと同じように飛べるなんて。)
精霊たちも一緒に移動しながら驚いていた。
リリーたちはドラゴンの里の上空までほんの数分でたどり着いた。
「これならカイト様の元へ、すぐにでも飛んでいけるでしょ。」
「お母様ありがとう。」と、新たなスキルに喜んでいた。
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