194 / 304
第十九章 レインボー・エンジェル
39
しおりを挟む
ミクはマルクに悪魔の笑顔を向けました。
「どう? 試してみる価値はないかしら?」
すると、マルクも含み笑いを浮かべます。
「ミクさん。あなたは本当に、賢い女性だね」
「あら。それって、褒め言葉?」
「ああ。あなたは僕が見込んだ通りの……いや、それ以上の女性ってことだよ」
そして、マルクは部屋の棚から蓄音機を取り出しました。
「あら、蓄音機?」
「そう。これにあなたのさっきの音色を吹き込んで書状と一緒に送ると、ジョセフィーヌが生きているという、動かぬ証拠になるだろ」
その言葉を聞いて、ミクはフッと笑いました。
そして、マルクの最も敏感な部分に手を伸ばします。
「私、本当に思うわ。この国……レジットに来て良かったって」
「ああ……僕の目に狂いはなかったって、本当にそう思うよ」
そして、ミクとマルクは先程の営みを再開したのでした。
「あ……あんっ…マルク……素敵よ。本当に……」
ミクは体をくねらせ喘ぎます。
しかし……
(リク、ウィリアム……
今度こそ、お前達……
いや、バリーニャはお終いよ)
そんなことを思い、心の中でほくそ笑んだのでした。
「どう? 試してみる価値はないかしら?」
すると、マルクも含み笑いを浮かべます。
「ミクさん。あなたは本当に、賢い女性だね」
「あら。それって、褒め言葉?」
「ああ。あなたは僕が見込んだ通りの……いや、それ以上の女性ってことだよ」
そして、マルクは部屋の棚から蓄音機を取り出しました。
「あら、蓄音機?」
「そう。これにあなたのさっきの音色を吹き込んで書状と一緒に送ると、ジョセフィーヌが生きているという、動かぬ証拠になるだろ」
その言葉を聞いて、ミクはフッと笑いました。
そして、マルクの最も敏感な部分に手を伸ばします。
「私、本当に思うわ。この国……レジットに来て良かったって」
「ああ……僕の目に狂いはなかったって、本当にそう思うよ」
そして、ミクとマルクは先程の営みを再開したのでした。
「あ……あんっ…マルク……素敵よ。本当に……」
ミクは体をくねらせ喘ぎます。
しかし……
(リク、ウィリアム……
今度こそ、お前達……
いや、バリーニャはお終いよ)
そんなことを思い、心の中でほくそ笑んだのでした。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる