34 / 40
34.金対赤
しおりを挟む
思い返せば、魔法を使ってこうやって戦うのは初めてだ。魔法師であるのに物理攻撃で何でも解決していたからな。
心底楽しそうに笑うタニアを見据える。
相手も黄金ランク、さぞかし強いのだろうが……傲慢にも俺は、自分が膝を折る姿を全く想像することができなかった。紫ランクと金ランクの差はどれくらいなのだろうか。
素手で魔法を使っても無問題、だが敢えて背中の大鎌を杖のように使うことにした。
武器の構え方ではなく、だらんと手にぶら下げて構える。
「始めていい? じゃあ――」
予備動作なしでタニアの手から複数の風の刃が生まれ、砂地を切り裂くようにして俺に襲い掛かる。レメクの魔弾よりもずっと速く、強い。
「エンチャント・ウィンド」
俺の体に肉薄する直前で鎌に風を纏わせ、体の前で薙ぐようにして相殺した。一瞬タニアの目が見開かれる。が、身体強化魔法の掛かった飛び蹴りが間髪入れず頭に飛んできて、俺は脚を掴んで地面に叩きつけた……だが感触がない。
「やっばいね……でも、次はどうっ!?」
タニアは素早く受け身をとってひとことふたこと唱え、魔法陣を出現させた。詠唱する前に魔法陣に刻まれた魔力を読み取り、魔力を流して陣ごと破壊する。
俺はほぼその場から動かず、タニアはあちこち動き回っていた。さきほど見せられた身体能力からいって、体力消耗など端から期待してはいない。
魔力と殺意のたっぷり込められた追尾式爆発魔弾を弾き、鋭く隆起する地面を踏み砕く。その間にも体術を用いた攻撃は延々と仕掛けられていた。
俺が魔族だと気付いているのか? 明確な殺意を感じる。
「本当に俺のこと殺そうとしてません?」
「『まだ』殺す気はないよ!」
殺す気はあるが、周りに配慮した攻撃であることは俺にもわかった。そうでなければこんなすぐに躱される魔法は撃たない。
俺もたださばき続けているだけではない。傍から見たら防戦一方に見えるかもしれないが……タニアの攻撃は俺に負傷を負わせられておらず、逆に俺の反撃は時折相手の肌を掠め、焦がし、削ぎ取っているのだから。俺は頃合いを見計らって魔法の効果を反射させ、その後に身体拘束と魔法封印を同時に掛ける手筈を整えていた。数工程かかる術なので、攻撃を受け流しながらだと少々時間がかかる。今のところ構築を気取られている様子はない。
肩を持っていこうとする礫をかすりもさせないで躱した頃、発動に必要な魔力が練られきった。これで次の魔法を反射させれば、それがきっかけとなって魔法の発動を完全に封じることができる。
「そろそろ幕引きでも……イイでしょ?」
魔法陣を幾重にも重ねたものが俺の頭上に出現する。読み解けば、溶岩の雨を降らせるようだ。今回初めて使われた広範囲魔法である。
魔法陣は複雑になればなるほど、読み解くのも魔力で妨害するのも難易度が上がる。俺にとってはわけないことだが、反射のために敢えてそのままにしておいた。
普通避けるだろうところを、相変わらず一歩も動かない俺。それを諦めだと考えたのか、さらに効果を重ねて溶岩の威力を増すつもりのようだ。
魔法陣が弾け、赤黒い高熱の液体が俺の真上から降り注いだ。
「そう来ると思ったね。反射《リフレクト》」
「……うそ、今!?」
相手の表情に焦りが浮かび、反対に俺は自然と口角が上がる。
俺に浴びせられていた溶岩の雨は、いまや物理的にはあり得ない──しかし魔法的には起こり得る──挙動でタニアに向かって猛突進していた。タニアが溶岩を冷やしていなすまでのわずかな間に、構築がとっくに終わっていた拘束魔法を発動させる。
いよいよ慌て始めるタニアの手足に光の縄が巻き付き、行動を制限する。魔法も物理も通用しない、強力な拘束魔法だ。
拘束しただけでは勝敗がつかないことも考え、死なない程度に氷結か、それとも電撃かでダメージを与えておこう。
これで勝ちだ────
「……練兵場を破壊するなど、何を考えておるピルゴスッッ!!」
勝利を確信した俺のとどめの魔法は、突如乱入してきた老人の大声に遮られた。咄嗟に発射寸前の手元の魔力を霧散させる。
「ぶっ壊したのは僕だけじゃないって!」
タニアは縛られたまま、俺の方を眼球だけで示して叫んだ。ピルゴスというのはタニアのことらしい。
練兵所を破壊……? 保護の防壁を張るのは余裕があると見られたくないためにしなかったものの、細心の注意を払って戦っていたはずだが。俺が冷静になって辺りを見回すと、楕円の練兵場は地面に断層ができてほぼ全壊しており、観戦していたはずの他の冒険者達は全員いなくなっていた。俺が魔法を跳ね返した地点などは魔力の結晶が生成されている。
大規模な魔法は使っていないが、なるほど責任の一端は俺にもあるだろう。
「そも、何故縛られておるのだ。お前ほどの術者が……他人にやられたとは考えられぬ。まさか自分でやったのか!?」
「なわけないでしょ! 戦ったの、ほら、そこの子と!」
物語に出てくる賢者のように白い髭と髪を長く伸ばした老翁は、俺のことが視界に入っているのかいないのか、タニアの状態を見て首を傾げている。タニアは俺を指差そうとしたものの、身動きがとれずに僅かにもがくだけだった。まだ拘束したままだったことに気付き、俺は拘束魔法を解いた。
「だからぁ!」
タニアは痺れを切らし、ぼんやりと突っ立って老人とタニアのやり取りを見ていた俺の方につかつかと歩み寄る。マントを掴まれ、俺の上半身が横に曲がる。
「この子に、僕が、負けたの! 魔法勝負でだよ? ほんっと、信じらんない……手加減してたし」
「信じさせたいのかお前自身が信じられないのか、どっちかにせい」
子供扱いされて少しむっとしたが、俺の力を貶されたわけではないので別に気にしない。
「えー……と。そう、です。俺も壊しちゃった……と思います。すみません」
結局怒られるという状況になることは間違いなさそうだと判じ、先に謝った。練兵場……弁償か、それとも投獄されるとか。タニアが先に仕掛けたからお咎めなしとはならないか。ならないな。
「嘘ではなさそうじゃな。タニア・ピルゴスに勝てる者がいるとは驚いた。しかしまあ、こうなった経緯を聞かせてもらわねばなるまいて。瓦礫の回収と軍部への説明は儂の部下が行うから、そこの2人は儂について来るように」
肩を竦めて、タニアは老人の後について行く。俺も渋々その後を追った。
やってしまった…………。
心底楽しそうに笑うタニアを見据える。
相手も黄金ランク、さぞかし強いのだろうが……傲慢にも俺は、自分が膝を折る姿を全く想像することができなかった。紫ランクと金ランクの差はどれくらいなのだろうか。
素手で魔法を使っても無問題、だが敢えて背中の大鎌を杖のように使うことにした。
武器の構え方ではなく、だらんと手にぶら下げて構える。
「始めていい? じゃあ――」
予備動作なしでタニアの手から複数の風の刃が生まれ、砂地を切り裂くようにして俺に襲い掛かる。レメクの魔弾よりもずっと速く、強い。
「エンチャント・ウィンド」
俺の体に肉薄する直前で鎌に風を纏わせ、体の前で薙ぐようにして相殺した。一瞬タニアの目が見開かれる。が、身体強化魔法の掛かった飛び蹴りが間髪入れず頭に飛んできて、俺は脚を掴んで地面に叩きつけた……だが感触がない。
「やっばいね……でも、次はどうっ!?」
タニアは素早く受け身をとってひとことふたこと唱え、魔法陣を出現させた。詠唱する前に魔法陣に刻まれた魔力を読み取り、魔力を流して陣ごと破壊する。
俺はほぼその場から動かず、タニアはあちこち動き回っていた。さきほど見せられた身体能力からいって、体力消耗など端から期待してはいない。
魔力と殺意のたっぷり込められた追尾式爆発魔弾を弾き、鋭く隆起する地面を踏み砕く。その間にも体術を用いた攻撃は延々と仕掛けられていた。
俺が魔族だと気付いているのか? 明確な殺意を感じる。
「本当に俺のこと殺そうとしてません?」
「『まだ』殺す気はないよ!」
殺す気はあるが、周りに配慮した攻撃であることは俺にもわかった。そうでなければこんなすぐに躱される魔法は撃たない。
俺もたださばき続けているだけではない。傍から見たら防戦一方に見えるかもしれないが……タニアの攻撃は俺に負傷を負わせられておらず、逆に俺の反撃は時折相手の肌を掠め、焦がし、削ぎ取っているのだから。俺は頃合いを見計らって魔法の効果を反射させ、その後に身体拘束と魔法封印を同時に掛ける手筈を整えていた。数工程かかる術なので、攻撃を受け流しながらだと少々時間がかかる。今のところ構築を気取られている様子はない。
肩を持っていこうとする礫をかすりもさせないで躱した頃、発動に必要な魔力が練られきった。これで次の魔法を反射させれば、それがきっかけとなって魔法の発動を完全に封じることができる。
「そろそろ幕引きでも……イイでしょ?」
魔法陣を幾重にも重ねたものが俺の頭上に出現する。読み解けば、溶岩の雨を降らせるようだ。今回初めて使われた広範囲魔法である。
魔法陣は複雑になればなるほど、読み解くのも魔力で妨害するのも難易度が上がる。俺にとってはわけないことだが、反射のために敢えてそのままにしておいた。
普通避けるだろうところを、相変わらず一歩も動かない俺。それを諦めだと考えたのか、さらに効果を重ねて溶岩の威力を増すつもりのようだ。
魔法陣が弾け、赤黒い高熱の液体が俺の真上から降り注いだ。
「そう来ると思ったね。反射《リフレクト》」
「……うそ、今!?」
相手の表情に焦りが浮かび、反対に俺は自然と口角が上がる。
俺に浴びせられていた溶岩の雨は、いまや物理的にはあり得ない──しかし魔法的には起こり得る──挙動でタニアに向かって猛突進していた。タニアが溶岩を冷やしていなすまでのわずかな間に、構築がとっくに終わっていた拘束魔法を発動させる。
いよいよ慌て始めるタニアの手足に光の縄が巻き付き、行動を制限する。魔法も物理も通用しない、強力な拘束魔法だ。
拘束しただけでは勝敗がつかないことも考え、死なない程度に氷結か、それとも電撃かでダメージを与えておこう。
これで勝ちだ────
「……練兵場を破壊するなど、何を考えておるピルゴスッッ!!」
勝利を確信した俺のとどめの魔法は、突如乱入してきた老人の大声に遮られた。咄嗟に発射寸前の手元の魔力を霧散させる。
「ぶっ壊したのは僕だけじゃないって!」
タニアは縛られたまま、俺の方を眼球だけで示して叫んだ。ピルゴスというのはタニアのことらしい。
練兵所を破壊……? 保護の防壁を張るのは余裕があると見られたくないためにしなかったものの、細心の注意を払って戦っていたはずだが。俺が冷静になって辺りを見回すと、楕円の練兵場は地面に断層ができてほぼ全壊しており、観戦していたはずの他の冒険者達は全員いなくなっていた。俺が魔法を跳ね返した地点などは魔力の結晶が生成されている。
大規模な魔法は使っていないが、なるほど責任の一端は俺にもあるだろう。
「そも、何故縛られておるのだ。お前ほどの術者が……他人にやられたとは考えられぬ。まさか自分でやったのか!?」
「なわけないでしょ! 戦ったの、ほら、そこの子と!」
物語に出てくる賢者のように白い髭と髪を長く伸ばした老翁は、俺のことが視界に入っているのかいないのか、タニアの状態を見て首を傾げている。タニアは俺を指差そうとしたものの、身動きがとれずに僅かにもがくだけだった。まだ拘束したままだったことに気付き、俺は拘束魔法を解いた。
「だからぁ!」
タニアは痺れを切らし、ぼんやりと突っ立って老人とタニアのやり取りを見ていた俺の方につかつかと歩み寄る。マントを掴まれ、俺の上半身が横に曲がる。
「この子に、僕が、負けたの! 魔法勝負でだよ? ほんっと、信じらんない……手加減してたし」
「信じさせたいのかお前自身が信じられないのか、どっちかにせい」
子供扱いされて少しむっとしたが、俺の力を貶されたわけではないので別に気にしない。
「えー……と。そう、です。俺も壊しちゃった……と思います。すみません」
結局怒られるという状況になることは間違いなさそうだと判じ、先に謝った。練兵場……弁償か、それとも投獄されるとか。タニアが先に仕掛けたからお咎めなしとはならないか。ならないな。
「嘘ではなさそうじゃな。タニア・ピルゴスに勝てる者がいるとは驚いた。しかしまあ、こうなった経緯を聞かせてもらわねばなるまいて。瓦礫の回収と軍部への説明は儂の部下が行うから、そこの2人は儂について来るように」
肩を竦めて、タニアは老人の後について行く。俺も渋々その後を追った。
やってしまった…………。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』
KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。
日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。
アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。
「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。
貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。
集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。
そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。
これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。
今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう?
※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは
似て非なる物として見て下さい
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる