聖女の秘密

水田 みる

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創造神ルールー

再会

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「…アンタ、一応神だったんだな。」

「…一応じゃなく、歴とした神だけど?

まさか、それで質問終わり?」

「椿さんの転生は本人が望んでた事なのか?」

「椿が戻ってきたら詳しく話すけど、この転生は僕と椿が計画して実行したものだよ。」


皐月は僕の答えに納得して頷いた。

ちょうどその時だった。

部屋の一部が明るく光る。


「ルールー、ただいまー!

あれっお客様…ってカトウ サツキ君?」


魂は椿だからカメリアではなく、椿の姿で帰ってきた。

先程までお互いに殺し合っていた二人の再会だ。

お願いだから、ここで暴れてくれるなよ。


「貴方を解放する為だったとはいえ、さっきはごめんなさい!

無駄に痛い思いをさせちゃって…

それに200年前、自分が解放されたくて貴方に魔王を押し付けてしまって…

謝って許される事じゃないけど、本当にごめんなさい。」


椿は深くお辞儀して皐月に謝罪する。

一方の皐月は謝られて慌てた。


「いやいやいや、頭を上げてください!

さっきは俺も椿さんって最初気付かなかったからおあいこだし、200年前悪かったのはルールーコイツと変態元王子でしょ!」


皐月のフォローに椿は安堵したように軽く笑む。


「そうだな、コイツが全部悪い。」


僕に流れ弾がきた。


「改めて私は真田 椿。

椿でいいよ、よろしくね。」

「俺は加藤 皐月です。

漢字はこう書きます…よろしくお願いします!」


二人は無事に暴れることなく、和やかに自己紹介をしている。 

僕にはタメ語なのに椿にはキッチリ敬語を使っている皐月に不条理は感じるが。


「ところで、皐月君は何でまだここに?

とっくに元の世界に戻ってるのかと思ったよ。」

「元の世界に戻れるんですかっ!?」

「説明してなかったのか、ルールー!?」


二人の非難の目が僕に向く。


「説明してる暇がなかったんだよ!」


僕にだって言い分はあるのに…


「ポンコツ。」

「チッ、使えねーな。」


僕の扱い酷くない!?


「皐月は椿が転生した一連の流れが知りたいんだって!

だから、ここに残ってるんだよ!」


誰も擁護してくれないので自己弁護する。


「それなら話が長くなるんだから、皐月君にお茶ぐらい出せよな。

皐月君、飲み物とお菓子何がいい?」

「お気遣いなく!」

「いいんだ、私も小腹が空いたし。」

「僕、緑茶と塩豆大福。」

「テメェの意見は聞いてねぇよ!」


皐月からピコピコハンマー改めビコビコハンマーで頭をしばかれた。

ビコンッと可愛くない音が鳴る。

椿は溜め息を吐きながら


「皐月君も緑茶と塩豆大福でいいかな?」

「もちろんですっ、ありがとうございます!」


了解と、椿は魔法で出したキッチンに準備をしに行った。










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