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尾行
森田に着いて祐羽が入っていった場所を見て、中瀬はギョッとした。
そこは、河野組の会社兼組事務所となっているビルだったからだ。
「おいおい、嘘だろ~⁉ 入って行っちまったし…。眞山さんに連絡しとくか」
中瀬がメールで簡単に状況を送ると、眞山から『逐一報告を頼む。』と返ってきた。
中瀬は「了解です‼」と返信すると、ビルがよく見えるコンビニへと入る。
それから雑誌のコーナーで立ち読みする真似をしながら、様子を伺う。
入っていった祐羽は、一向に出てくる気配がない。コンビニで長居も出来ず、飲み物を購入して店を出る。
コンビニ前でスマホを弄るでもなくつつきながら、ペットボトルを傾け、緑茶を飲む。
「んっ…‼ 出てきた‼」
急いでペットボトルをショルダーバッグに片付けると、尾行を再開した。
森田に強引に連れられて、祐羽が出てきた。
半ば引き摺られる形で、ドンドンと進んでいく。
「こっちって、ヤバイ方向じゃないか?」
二人が向かう先は、こっちの世界に身を置く自分には馴染みがある。
騙し、騙され、陥れる側と、落とされていく者。
太陽の輝く世界にしか身を置いていなかった祐羽が、そんな世界から隔絶された闇の世界へと確実に誘われているのが分かる。
「くそっ‼ 何処に連れていくつもりだよ⁉」
中瀬は舌打ちすると、スマホで眞山へと連絡を入れた。
そこは、河野組の会社兼組事務所となっているビルだったからだ。
「おいおい、嘘だろ~⁉ 入って行っちまったし…。眞山さんに連絡しとくか」
中瀬がメールで簡単に状況を送ると、眞山から『逐一報告を頼む。』と返ってきた。
中瀬は「了解です‼」と返信すると、ビルがよく見えるコンビニへと入る。
それから雑誌のコーナーで立ち読みする真似をしながら、様子を伺う。
入っていった祐羽は、一向に出てくる気配がない。コンビニで長居も出来ず、飲み物を購入して店を出る。
コンビニ前でスマホを弄るでもなくつつきながら、ペットボトルを傾け、緑茶を飲む。
「んっ…‼ 出てきた‼」
急いでペットボトルをショルダーバッグに片付けると、尾行を再開した。
森田に強引に連れられて、祐羽が出てきた。
半ば引き摺られる形で、ドンドンと進んでいく。
「こっちって、ヤバイ方向じゃないか?」
二人が向かう先は、こっちの世界に身を置く自分には馴染みがある。
騙し、騙され、陥れる側と、落とされていく者。
太陽の輝く世界にしか身を置いていなかった祐羽が、そんな世界から隔絶された闇の世界へと確実に誘われているのが分かる。
「くそっ‼ 何処に連れていくつもりだよ⁉」
中瀬は舌打ちすると、スマホで眞山へと連絡を入れた。
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