161 / 1,010
選び放題
なんだか自分でも分からない気持ちでドキドキしつつ見ていたら、九条からリモコンが戻される。
「あ」
そこで衛生に切り替えられているのに気づく。
番組一覧が映し出されていて、専門チャンネルが羅列されていた。
その中から選べということだ。
さっきとは違って色々とある。
自然に特化したチャンネル、映画、ドラマ、時代劇、スポーツ。
その他にもお笑い専門から総合バラエティー、アニメ、音楽にニュースと幅広い。
加えて海外専門チャンネルもある。
「え…と…」
どれにしよう…。
九条の趣味が分からず悩む。
この九条がお笑いやアニメを観るのだろうか?という疑問が頭を過る。
好きだとしたら似合わない。
似合わなすぎる。が、一般人と同じ感覚だという理由から逆に親近感が湧くだろう。
ここは九条の機嫌をとるためにも、そしてそんな姿も知りたい好奇心から祐羽は何を観たいか探る事にした。
今も緊張して隣に座ってはいるが、リモコンのやり取りで九条とのコミュニケーションが取れる状況と判断しての試みだ。
もう少し会話が成り立てば、色々と思いを伝えやすくなるのでは?という考えからだった。
少しでも九条の事を知りたい。
それが今の祐羽が出来る九条から解放される為の第一歩だった。
ゴクッと唾液を飲むと、祐羽は九条に話しかけた。
「え…と、九条さん」
「…」
何だ?という風に九条が視線を向けてくる。
「九条さんは、…何が観たいですか?」
訊けた!と内心ホッとする。
そんな祐羽に九条はサラッと答える。
「お前が観たい番組でいい」
「は、い…」
それでは意味がない。
ガッカリしている祐羽は次の言葉に驚いた。
「その為に契約した」
「…え?」
「…眞山に指示しておいた」
待って、待って、待ってください!…それって…。
僕の為に…?
「不足か?」
「いっ、いえっ大丈夫です!!十分です!!」
慌てて首を全力で振った。
僕の為にとか…何でなの?どうして?
一体何考えてるのこの人?!
分からないよ~。
緊張とは別の意味で、一瞬にして疲れが出てしまった祐羽だった。
「あ」
そこで衛生に切り替えられているのに気づく。
番組一覧が映し出されていて、専門チャンネルが羅列されていた。
その中から選べということだ。
さっきとは違って色々とある。
自然に特化したチャンネル、映画、ドラマ、時代劇、スポーツ。
その他にもお笑い専門から総合バラエティー、アニメ、音楽にニュースと幅広い。
加えて海外専門チャンネルもある。
「え…と…」
どれにしよう…。
九条の趣味が分からず悩む。
この九条がお笑いやアニメを観るのだろうか?という疑問が頭を過る。
好きだとしたら似合わない。
似合わなすぎる。が、一般人と同じ感覚だという理由から逆に親近感が湧くだろう。
ここは九条の機嫌をとるためにも、そしてそんな姿も知りたい好奇心から祐羽は何を観たいか探る事にした。
今も緊張して隣に座ってはいるが、リモコンのやり取りで九条とのコミュニケーションが取れる状況と判断しての試みだ。
もう少し会話が成り立てば、色々と思いを伝えやすくなるのでは?という考えからだった。
少しでも九条の事を知りたい。
それが今の祐羽が出来る九条から解放される為の第一歩だった。
ゴクッと唾液を飲むと、祐羽は九条に話しかけた。
「え…と、九条さん」
「…」
何だ?という風に九条が視線を向けてくる。
「九条さんは、…何が観たいですか?」
訊けた!と内心ホッとする。
そんな祐羽に九条はサラッと答える。
「お前が観たい番組でいい」
「は、い…」
それでは意味がない。
ガッカリしている祐羽は次の言葉に驚いた。
「その為に契約した」
「…え?」
「…眞山に指示しておいた」
待って、待って、待ってください!…それって…。
僕の為に…?
「不足か?」
「いっ、いえっ大丈夫です!!十分です!!」
慌てて首を全力で振った。
僕の為にとか…何でなの?どうして?
一体何考えてるのこの人?!
分からないよ~。
緊張とは別の意味で、一瞬にして疲れが出てしまった祐羽だった。
あなたにおすすめの小説
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
恋人に好きな人が出来たと思ったら、なにやら雲行きが怪しい。
めっちゃ抹茶
BL
突然だが、容姿も中身も平凡な俺には、超絶イケメンの王子と呼ばれる恋人がいる。付き合い始めてそろそろ一年が経つ。といってもまだキスもそれ以上もした事がない健全なお付き合い。王子は優しいけど意地悪で、いつも俺の心臓を高鳴らせてくる——だけどそれだけだ。この前、喧嘩をした。それきり彼と話していない。付き合っているのか定かじゃない関係。挙句に、今遠目から見つけた王子の側には可憐な女の子。彼女が彼に寄り掛かって二人がキスをしている。
その瞬間、目の前が真っ黒になった。もう無理だ。俺がスイッチが切れたようにその場に立ち尽くした、その時だった。前にいる彼から聞いたこともない怒声が俺の耳に届いたのは。
⚪︎佐藤玲央……微笑みの王子と呼ばれ、常に笑顔を絶やさない。物腰柔らかな姿勢に男女問わずモテる
⚪︎中田真……両親の転勤で引っ越してきた転校生。平凡な容姿で口が悪いがクラスに馴染めず誰とも話さないので王子しか知らないし、これからも多分バレない
※全四話、予約投稿済み。
Rは書こうか悩み中です。本編に攻めの名前が出てこないの書き終わってから気が付いた。3/16タイトル少し変更しました。
人気俳優に拾われてペットにされた件
米山のら
BL
地味で平凡な社畜、オレ――三池豆太郎。
そんなオレを拾ったのは、超絶人気俳優・白瀬洸だった。
「ミケ」って呼ばれて、なぜか猫扱いされて、執着されて。
「ミケにはそろそろ“躾”が必要かな」――洸の優しい笑顔の裏には、底なしの狂気が潜んでいた。
これは、オレが洸の変態的な愛情と執着に、容赦なく絡め取られて、逃げ道を失っていく話。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…