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今は楽しみたい
そうして悶々としながら辿り着いた先のイルカショー会場は、ドアを抜けると屋外になっていた。
階段状になっており、夜の帳が降りた会場にされたライトアップが館内とは違った趣で、綺麗としかいいようがない。
既にBGMが流れて準備も万端だ。
「凄い…綺麗…」
暫しぼんやりとしてしまう。
先程までの落ち込んだ気持ちを一瞬忘れてしまうかの様な感覚を覚える。
いや、今だけでも悲しかった事は忘れたいのは本当だ。
一緒に居る九条には気を使わせたくないし、自分も出来るだけ今は楽しみたい。
「おい座るぞ」
「あ、はい」
呼ばれて座るべく席を探す。
「前だと水が掛かっちゃいますかね?ここにしますか?」
「どこでも好きな場所にしろ」
本当は1番前が良かったが、水に濡れては九条に迷惑がかかると思い真ん中より少し後ろへと座った。
いくら水避けシートが用意してあっても万が一もあるし、第一に九条が自らシートを被る姿は考えられない。
想像すると笑えてしまう。
ついフフッと笑うと、頭にいきなり暖かい物が乗ってきた。
「!?」
これには覚えがある。
ビックリしてソッと隣の九条を見ると、またあの優しい光を携えた目と合う。
頭をくしゃくしゃと撫でられる。
「笑ったな」
「……」
祐羽は思わずポカンとしてしまった。
階段状になっており、夜の帳が降りた会場にされたライトアップが館内とは違った趣で、綺麗としかいいようがない。
既にBGMが流れて準備も万端だ。
「凄い…綺麗…」
暫しぼんやりとしてしまう。
先程までの落ち込んだ気持ちを一瞬忘れてしまうかの様な感覚を覚える。
いや、今だけでも悲しかった事は忘れたいのは本当だ。
一緒に居る九条には気を使わせたくないし、自分も出来るだけ今は楽しみたい。
「おい座るぞ」
「あ、はい」
呼ばれて座るべく席を探す。
「前だと水が掛かっちゃいますかね?ここにしますか?」
「どこでも好きな場所にしろ」
本当は1番前が良かったが、水に濡れては九条に迷惑がかかると思い真ん中より少し後ろへと座った。
いくら水避けシートが用意してあっても万が一もあるし、第一に九条が自らシートを被る姿は考えられない。
想像すると笑えてしまう。
ついフフッと笑うと、頭にいきなり暖かい物が乗ってきた。
「!?」
これには覚えがある。
ビックリしてソッと隣の九条を見ると、またあの優しい光を携えた目と合う。
頭をくしゃくしゃと撫でられる。
「笑ったな」
「……」
祐羽は思わずポカンとしてしまった。
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