闇の覇王と無垢な花嫁

満姫プユ

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※ 重なり、そして…・7

お湯、入って…あぁっ、何して?!

軽くパニックになりかけたが、その混乱が深まる前にシャワーは止められて安堵する。
胸を撫で下ろした祐羽は、今度は九条の小脇に抱えられ浴室を出される。

「わっ?!」

脱衣場のマットへと優しく下ろされた祐羽は、バスローブを羽織った九条によって、直ぐ様バスローブで包まれ頭をタオルでガシガシと拭かれた。
九条が拭いたタオルをポイっと投げタオルで頭を手早く拭くとその場に投げ落とすまでは、あっという間だった。

浴室での快楽に翻弄され、お湯の温かさによってその場でぼんやりとしていてされるがままだった祐羽だが、驚きに声を上げた。

「わぁっ?!!」

九条にいきなり横抱きにされて、目を丸くする間にも脱衣場を出る。
見上げる九条が視線を落としてきたかと思うと、キスをしてきた。
軽く…それから少し吸い付く感じから舌で唇を舐められ促されて祐羽は素直に口を小さく開いた。

目を閉じるとキスを交わす音が耳を擽る。
九条とするキスが嬉しい。
胸がポカポカと暖まる気がする。

まだ恥ずかしいけど、キス嬉しい…。

舌を入れられ歯列を辿られ、舌を絡まされ上顎を刺激されて祐羽はゾクゾクと背中を何かが駆け上がるのを感じた。

「ん…っ、…ふぁっ…はぁっ…ふっ」

下手くそな祐羽をリードする九条の舌は、官能の扉を開くには充分すぎた。
無意識に祐羽は下半身をモゾモゾさせていて、確かに性器が先程よりも頭を:擡(もた)げていた。

祐羽がキスに翻弄されている間に辿り着いたのは、あの日初めて体を重ねた寝室だった。

ここ…、あの時の…

祐羽がその事に気づき室内に目を向けると、余計な事は考えるなとばかりに、九条は顔に幾つかキスをしてくる。

「んっ!…っ」

キスの雨に目を閉じてしまった祐羽を九条はそのままベッドへと勢い良く降ろす。
その感覚に祐羽が目をあけると、覆い被さる形で九条が見つめてきた。

「!」

九条さん…!

その瞳の熱さを感じ、ドキッと心臓が痛い程に高鳴ったかと思うと九条の唇が再び重なり、荒々しく口づけられた。
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