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番外編『祐羽の水族館報告会』
部長の宇佐美達に頼まれていた水族館の写真。
楽しくて嬉しくてスマホのカメラで結構撮ってしまった。
色とりどりの魚の写真を見ていると思い出す。
九条と行った水族館。
生まれて初めて受けた愛の告白。
それから思いを確認しあった…。
思い返す度に顔は熱くなり赤面するし。
おまけに体もなんだかムズムズしてしまうのは気のせいと思いたい。
「結局ふたりで行ってきました」
そう報告すると、さっそくその時の写真を見せろと宇佐美との高橋を筆頭に強く迫られた。
「あと約束の写真撮って来ました。ちょっと暗くて上手く撮れなかったんですけど…」
「早く見せろ月ヶ瀬!!」
「どれどれ~?!」
「俺も見たい!!」
「見えねぇ~そっち寄れよ!」
スマホのアルバムを開いて渡すと、我先にと部員が集まる。
「色んな魚が居て、とっても可愛いくて綺麗でしたよ~」
祐羽が同じく顔を寄せて説明をする。
いつもならば祐羽の髪の毛の匂いを嗅ぐ変態や肩を抱き寄せる不届き者が居るが、今はそれどころではない。
「この魚は~って、あ、早すぎますけど見えてますか?えっ、あ、カニも大きいの上手く撮れ、えっと…」
どんどんスクロールされるので、説明も何もない。
戸惑う祐羽はお構い無しに、宇佐美が「月ヶ瀬、お前写ってないの?」と聞いてくるので「あっ、写しました」とスマホを受け取る。
「確か何枚か撮って貰ったのが、この辺に…」
自分で撮るのは難しく、九条に頼んだのだ。
色々な魚とかと一緒に撮ったんです。あとは、こっちの魚と~この魚も寄ってきて可愛いかったんですよ!」
ニコニコ報告する祐羽に、宇佐美も高橋も他の部員もそうかそうか、と首肯く。
「どの写真も上手く撮れてるな~って…!?」
再びスマホを受け取り何枚か見ていた宇佐美がことばを詰まらせる。
「だ、だ、だ、誰?!」
宇佐美が写真の一点を指差した。
「ん~何?どした高橋?って、誰っ!?」
覗き込んだ高橋も絶句した。
「「「えっ?!!」」」
どうしたどうしたと覗き込んだ部員の心は一体となっていた。
(マジ本物のイケメンーっ!!!!!)
騒然とする部員に、祐羽が何事かと戸惑う。
そしてスマホの画面が本人に向けられた。
「…これ、誰?」
そこにはクラゲを写す振りをして不意打ちで撮った九条が居た。
水槽の水とライトと暗い館内のコントラストと整った顔の九条は芸術だった。
祐羽にとって唯一の1枚であり、ベストショットである。
正直言うとホーム画面にしたいくらいだ。
見る度に恥ずかしくなって無理そうなので止めたが…。
「あ…水族館に一緒に行ったのその人です。自分でも上手く撮れたな~って思ったんですよ。…その写真僕のお気に入りなんです」
またあの日の出来事を思いだし恥ずかしくなってしまい赤面してしまう。
照れ隠しにエヘヘと笑って誤魔化した。
そんな本人とは対称的に、部長の宇佐美を始め半分以上の祐羽推しの部員はその場に撃沈したのであった。
憐れ…と残り数名の部員はカオスな部室を見つめるのであった。
後日談~
「薄暗い水族館だったしイケメンに見えただけだなきっと」
「だな!」
「よくいる雰囲気イケメンだな、あれは」
懲りないバスケ部員。
まさかいずれ件のイケメンと対面することになろうとは、思いもしないのであった。
楽しくて嬉しくてスマホのカメラで結構撮ってしまった。
色とりどりの魚の写真を見ていると思い出す。
九条と行った水族館。
生まれて初めて受けた愛の告白。
それから思いを確認しあった…。
思い返す度に顔は熱くなり赤面するし。
おまけに体もなんだかムズムズしてしまうのは気のせいと思いたい。
「結局ふたりで行ってきました」
そう報告すると、さっそくその時の写真を見せろと宇佐美との高橋を筆頭に強く迫られた。
「あと約束の写真撮って来ました。ちょっと暗くて上手く撮れなかったんですけど…」
「早く見せろ月ヶ瀬!!」
「どれどれ~?!」
「俺も見たい!!」
「見えねぇ~そっち寄れよ!」
スマホのアルバムを開いて渡すと、我先にと部員が集まる。
「色んな魚が居て、とっても可愛いくて綺麗でしたよ~」
祐羽が同じく顔を寄せて説明をする。
いつもならば祐羽の髪の毛の匂いを嗅ぐ変態や肩を抱き寄せる不届き者が居るが、今はそれどころではない。
「この魚は~って、あ、早すぎますけど見えてますか?えっ、あ、カニも大きいの上手く撮れ、えっと…」
どんどんスクロールされるので、説明も何もない。
戸惑う祐羽はお構い無しに、宇佐美が「月ヶ瀬、お前写ってないの?」と聞いてくるので「あっ、写しました」とスマホを受け取る。
「確か何枚か撮って貰ったのが、この辺に…」
自分で撮るのは難しく、九条に頼んだのだ。
色々な魚とかと一緒に撮ったんです。あとは、こっちの魚と~この魚も寄ってきて可愛いかったんですよ!」
ニコニコ報告する祐羽に、宇佐美も高橋も他の部員もそうかそうか、と首肯く。
「どの写真も上手く撮れてるな~って…!?」
再びスマホを受け取り何枚か見ていた宇佐美がことばを詰まらせる。
「だ、だ、だ、誰?!」
宇佐美が写真の一点を指差した。
「ん~何?どした高橋?って、誰っ!?」
覗き込んだ高橋も絶句した。
「「「えっ?!!」」」
どうしたどうしたと覗き込んだ部員の心は一体となっていた。
(マジ本物のイケメンーっ!!!!!)
騒然とする部員に、祐羽が何事かと戸惑う。
そしてスマホの画面が本人に向けられた。
「…これ、誰?」
そこにはクラゲを写す振りをして不意打ちで撮った九条が居た。
水槽の水とライトと暗い館内のコントラストと整った顔の九条は芸術だった。
祐羽にとって唯一の1枚であり、ベストショットである。
正直言うとホーム画面にしたいくらいだ。
見る度に恥ずかしくなって無理そうなので止めたが…。
「あ…水族館に一緒に行ったのその人です。自分でも上手く撮れたな~って思ったんですよ。…その写真僕のお気に入りなんです」
またあの日の出来事を思いだし恥ずかしくなってしまい赤面してしまう。
照れ隠しにエヘヘと笑って誤魔化した。
そんな本人とは対称的に、部長の宇佐美を始め半分以上の祐羽推しの部員はその場に撃沈したのであった。
憐れ…と残り数名の部員はカオスな部室を見つめるのであった。
後日談~
「薄暗い水族館だったしイケメンに見えただけだなきっと」
「だな!」
「よくいる雰囲気イケメンだな、あれは」
懲りないバスケ部員。
まさかいずれ件のイケメンと対面することになろうとは、思いもしないのであった。
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