闇の覇王と無垢な花嫁

満姫プユ

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よく見ると…。

これ、これって…。

「!!!」

祐羽は一気に顔を赤く染めて両手で顔を隠した。

そこには豊満な胸を晒して揺らすゲームキャラのバナーが貼られていたのだ。
しかも動いていた。
どうやらエッチな事をしているのが、思考の幼い祐羽にも理解できた。

もの凄い衝撃に項垂れる祐羽に、沼田達は大満足で笑っている。
最近の女子は一気に思考が大人びて、沼田達は相手にされないどころか、下手をすれば難癖つけられて痛い目をみる。
それに世間という物を知っている為か、冷静に分析し文言を並び立てやり返してくるのだ。

正直、全然面白くない。

その点、純粋培養の祐羽は良い。
祐羽の慌てる姿や驚く様子、恥ずかしがるのが大好物だった。

「月ヶ瀬、おっぱいどうだった?」

取り囲んだついでに肩を然り気無く抱いてくる始末。

「今度、俺ん家でエロ本見るか?」

気のせいか、沼田の息が荒い。

「おいっ、お前ら何してんだよ!!」

そこへ救いの神が現れた。

「げっ、篠崎」

ワラワラと周囲が開けて、沼田が祐羽から引き剥がされた。

イケメングループに所属する祐羽の友人だ。

「何してたんだよ?」

そんな後ろから現れたのは滝本で、沼田のスマホをヒョイッと取り上げた。

「ちょ、おいコラッ!返せよ!!」

沼田より断然背の高い滝本はフムフムと画面を見て、納得する。

「っざけんな、月ヶ瀬にこんな下らねぇもん見せるんじゃねぇよ」

「ん、どれどれ?」

そこへ顔を出したのは原。

祐羽の仲良し三人組が揃い踏みだ。

「確かにな。それにしてもお前らこんな二次元で満足なんてしちゃってんの?」

「生の良さを知らない童貞野郎が偉そうにしてんな」

「はい、散って散って~かいさーん♪」

沼田達は悔しさを全面に出して、そのまま教室を出ていった。
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