闇の覇王と無垢な花嫁

満姫プユ

文字の大きさ
438 / 1,010

番外編『あぶない園芸部』

※中学生1年の時とその後の祐羽の話。
※園芸部の活動とモブ女子部員の悲喜劇。
※ラストに、おまけで未来の様子もちょっとだけあるよw

■■■■■

中学生で部活に入ろうとした時、祐羽の脳裏には運動部も候補にあった。
特に惹き付けられたのはバスケットボール部だ。
しかし、自分は体力も無く特に運動神経がいいわけでもない。
そんな自分にバスケは荷が重い。

「部活か~どこにしよう…」

どこの部に入ろうか…そんな悩んでいる時に、たまたま見かけたのが園芸部だった。

綺麗な花壇は見ているだけでも心がほっこりくる。
自分で育てて、その花が咲いた時の嬉しさは一入だろう。
それに堆肥を運んだりの作業もあって、体力もつくのでは?筋肉がつくし一石二鳥だ!と祐羽は園芸部への入部を決めたのだった。

さっそく配られていた入部届けに記入して、活動をしている花壇を幾つか探すと、そこには園芸部がちょうど花壇作りをしていた。

「月ヶ瀬くんね。今日からよろしくね」

勇気を出して入部希望を伝えると、眼鏡をかけた部長の竹田が祐羽を笑顔で挨拶をしてくれる。

「はい。よろしくお願いします!」

祐羽は元気に挨拶を返した。

園芸部は3年生が3人、2年生が3人、1年生は祐羽を含めて2人。
そして祐羽以外は全員女子ばかりだ。
女子しかいない事に戸惑ったものの、みんな真面目な落ち着いたメンバーで祐羽を快く迎え入れてくれたので安堵した。

園芸部メンバーの活動は正直いうと地味だ。
大変な割りに地味だ。
綺麗な花を咲かせても特に感謝されないが、花が好きなので自分が嬉しいのでいいのだが、とにかく地味だった。

生徒は当たり前に咲いていると思っているだろうが、土を作り花の種を蒔いて水をやってと、とにかく忙しく大変だった。

そんな花達は心優しい部員に世話をされて、毎年可憐な花を咲かせて人々の目を楽しませている。

よぉ~し、僕も頑張ってお世話して花をたくさん咲かせるぞ!

祐羽は新しい事へと意欲を高めて、ワクワクと胸を高鳴らせた。
感想 162

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

恋人に好きな人が出来たと思ったら、なにやら雲行きが怪しい。

めっちゃ抹茶
BL
突然だが、容姿も中身も平凡な俺には、超絶イケメンの王子と呼ばれる恋人がいる。付き合い始めてそろそろ一年が経つ。といってもまだキスもそれ以上もした事がない健全なお付き合い。王子は優しいけど意地悪で、いつも俺の心臓を高鳴らせてくる——だけどそれだけだ。この前、喧嘩をした。それきり彼と話していない。付き合っているのか定かじゃない関係。挙句に、今遠目から見つけた王子の側には可憐な女の子。彼女が彼に寄り掛かって二人がキスをしている。 その瞬間、目の前が真っ黒になった。もう無理だ。俺がスイッチが切れたようにその場に立ち尽くした、その時だった。前にいる彼から聞いたこともない怒声が俺の耳に届いたのは。 ⚪︎佐藤玲央……微笑みの王子と呼ばれ、常に笑顔を絶やさない。物腰柔らかな姿勢に男女問わずモテる ⚪︎中田真……両親の転勤で引っ越してきた転校生。平凡な容姿で口が悪いがクラスに馴染めず誰とも話さないので王子しか知らないし、これからも多分バレない ※全四話、予約投稿済み。 Rは書こうか悩み中です。本編に攻めの名前が出てこないの書き終わってから気が付いた。3/16タイトル少し変更しました。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

人気俳優に拾われてペットにされた件

米山のら
BL
地味で平凡な社畜、オレ――三池豆太郎。 そんなオレを拾ったのは、超絶人気俳優・白瀬洸だった。 「ミケ」って呼ばれて、なぜか猫扱いされて、執着されて。 「ミケにはそろそろ“躾”が必要かな」――洸の優しい笑顔の裏には、底なしの狂気が潜んでいた。 これは、オレが洸の変態的な愛情と執着に、容赦なく絡め取られて、逃げ道を失っていく話。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。