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家族三人、車で郊外の何でも揃う大型店へと向かった。
休みということもあって、たくさんの人で賑わっている。
「凄い人だね~。あっ、インテリアのお店あったよ!!」
漸く見つけたインテリア雑貨等の大きな店舗。
色とりどりのカーテンやテーブル、ソファにベッド等が所狭しと並べられていた。
同じ様に買い物に来た客が、楽しそうに見繕っていた。
「ねぇねぇ、これ!カッコイイよ!!」
祐羽が示したのはグレーの生地に黒で細かい模様が少しだけ施されたカーテン。
これを下げるだけで 一気に大人っぽいかもしれない。
しかし、それを否定する人間が居た。
亮介だ。
「却下。祐羽には似合わない!男っぽいのがいいならこっちにしなさい」
示されたのは青。ロイヤルブルーだ。
「ええ~黒がいい…」
意気消沈する祐羽に亮介は真面目な顔で言った。
「値段を見てみなさい。どっちも高いが青の方が少しだけ安い。他にも買うなら予算を考えなさい」
そう言われれば引き下がるしかない。
次に布団のシーツや枕カバーだ。
今度こそ黒で!と思った祐羽だったが、ここでも亮介が口を出してきた。
「黒は汚れが目立つぞ。あと祐羽は高校生活に慣れてきたら鳥を飼いたいって言ってただろう?鳥に黒ばかりの世界は圧迫感を与えるかもしれない」
「う~ん。そうかも?鳥って視力もいいし、カラフルに見えてるっていうもんね…。分かった。他の色にする」
祐羽が諦めると、亮介は見えない所でニンマリした。
それを香織が呆れた顔で見ていた。
その後もカッコイイ部屋のアイテムを見つけては難癖つけて次々と却下していく亮介。
気がつくとシックな色はどこへやら?
グレー、ブラックは一切無く。
内心ガッカリしつつ、買い物を終えて昼食を館内レストランでとる祐羽だった。
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