657 / 1,010
23
「はい。僕たちでも驚くんですから、昔の人が初めて見た時はもっと驚いたでしょうね…」
高い高層ビルなどを見慣れている自分でも驚くのだから、当時の人間は相当驚いたに違いない。
第一、今の様な建設機器など在りはしなかったのだから先人には頭が上がらない。
どうやって建てたんだろう?
当時の建立の様子など祐羽には想像も出来ない。
九条と並び暫く見上げていた。
「よろしければ、おふたりの写真をお撮りしましょう」
すると眞山がそう声を掛けてきた。
「あ、お願いします!九条さん、並びましょう」
「…」
(またか)という顔の九条には気づかず祐羽は笑顔を浮かべた。
観光客も九条や目立つ男集団に注目しているのか、直ぐに写らない様に祐羽たちを避けてくれる。
お陰でスムーズに撮影することができた。
「撮れましたよ。どうですか?」
「ありがとうございます」
ムスッとしてもカッコいい九条の隣で祐羽が控え目に笑っている後ろに大鳥居が上手くフレームに入っていて、眞山の撮影手腕に脱帽する。
いわゆる映える感じだ。
写真を確認して礼を述べてから祐羽は閃いた。
「あっ。眞山さん達も写真どうですか?せっかく来たんですし、あっ、僕お撮りします!!」
その言葉に中瀬がソワソワしはじめる。
「いえ、大丈夫です」
しかし眞山が断りを入れると、あからさまに表情が曇った。
「…でも、」
「社長のお付きとして今回は来ましたので。仕事ですからお気になさらず」
「あ、う…」
「撮って貰え」
祐羽がそれでは申し訳ないとショボンと項垂れると九条が眞山に指示をする。
ボスに言われては眞山は断ることは出来ない。
「それでは、お願いできますか?」
「はい!あっ、皆さんも一緒に…!」
「「「!!?」」」
祐羽が後ろを離れて歩いていた他の組員へも声を掛け全員がギョッとする。
「…」
そんな祐羽と組員の様子に、九条は珍しく笑いを噛み殺した。
高い高層ビルなどを見慣れている自分でも驚くのだから、当時の人間は相当驚いたに違いない。
第一、今の様な建設機器など在りはしなかったのだから先人には頭が上がらない。
どうやって建てたんだろう?
当時の建立の様子など祐羽には想像も出来ない。
九条と並び暫く見上げていた。
「よろしければ、おふたりの写真をお撮りしましょう」
すると眞山がそう声を掛けてきた。
「あ、お願いします!九条さん、並びましょう」
「…」
(またか)という顔の九条には気づかず祐羽は笑顔を浮かべた。
観光客も九条や目立つ男集団に注目しているのか、直ぐに写らない様に祐羽たちを避けてくれる。
お陰でスムーズに撮影することができた。
「撮れましたよ。どうですか?」
「ありがとうございます」
ムスッとしてもカッコいい九条の隣で祐羽が控え目に笑っている後ろに大鳥居が上手くフレームに入っていて、眞山の撮影手腕に脱帽する。
いわゆる映える感じだ。
写真を確認して礼を述べてから祐羽は閃いた。
「あっ。眞山さん達も写真どうですか?せっかく来たんですし、あっ、僕お撮りします!!」
その言葉に中瀬がソワソワしはじめる。
「いえ、大丈夫です」
しかし眞山が断りを入れると、あからさまに表情が曇った。
「…でも、」
「社長のお付きとして今回は来ましたので。仕事ですからお気になさらず」
「あ、う…」
「撮って貰え」
祐羽がそれでは申し訳ないとショボンと項垂れると九条が眞山に指示をする。
ボスに言われては眞山は断ることは出来ない。
「それでは、お願いできますか?」
「はい!あっ、皆さんも一緒に…!」
「「「!!?」」」
祐羽が後ろを離れて歩いていた他の組員へも声を掛け全員がギョッとする。
「…」
そんな祐羽と組員の様子に、九条は珍しく笑いを噛み殺した。
あなたにおすすめの小説
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
恋人に好きな人が出来たと思ったら、なにやら雲行きが怪しい。
めっちゃ抹茶
BL
突然だが、容姿も中身も平凡な俺には、超絶イケメンの王子と呼ばれる恋人がいる。付き合い始めてそろそろ一年が経つ。といってもまだキスもそれ以上もした事がない健全なお付き合い。王子は優しいけど意地悪で、いつも俺の心臓を高鳴らせてくる——だけどそれだけだ。この前、喧嘩をした。それきり彼と話していない。付き合っているのか定かじゃない関係。挙句に、今遠目から見つけた王子の側には可憐な女の子。彼女が彼に寄り掛かって二人がキスをしている。
その瞬間、目の前が真っ黒になった。もう無理だ。俺がスイッチが切れたようにその場に立ち尽くした、その時だった。前にいる彼から聞いたこともない怒声が俺の耳に届いたのは。
⚪︎佐藤玲央……微笑みの王子と呼ばれ、常に笑顔を絶やさない。物腰柔らかな姿勢に男女問わずモテる
⚪︎中田真……両親の転勤で引っ越してきた転校生。平凡な容姿で口が悪いがクラスに馴染めず誰とも話さないので王子しか知らないし、これからも多分バレない
※全四話、予約投稿済み。
Rは書こうか悩み中です。本編に攻めの名前が出てこないの書き終わってから気が付いた。3/16タイトル少し変更しました。
人気俳優に拾われてペットにされた件
米山のら
BL
地味で平凡な社畜、オレ――三池豆太郎。
そんなオレを拾ったのは、超絶人気俳優・白瀬洸だった。
「ミケ」って呼ばれて、なぜか猫扱いされて、執着されて。
「ミケにはそろそろ“躾”が必要かな」――洸の優しい笑顔の裏には、底なしの狂気が潜んでいた。
これは、オレが洸の変態的な愛情と執着に、容赦なく絡め取られて、逃げ道を失っていく話。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…