闇の覇王と無垢な花嫁

満姫プユ

文字の大きさ
712 / 1,010

※30

    必死に身を捩ったり声を上げて抵抗するが体格差は大きく、足をバタつかせようにも足の上に加藤の尻があってはまともに動かすことすら出来ない。  

    どうしよう、どうしよう、嫌だ嫌だ嫌だ。

    青褪め怯える祐羽に嗜虐心を煽られたのか、加藤は楽しそうにニタニタと気色の悪い笑みを深めていく。
    今度は祐羽の腕を一纏めにして頭上へ万歳の形で固定すると、空いた方の指を露になった乳首に無遠慮に絡ませた。
「アッ!!」
「小せぇなぁ。外崎の乳首は女みたいにデカかったぞ?まぁ、色は旨そうだ」
    そう言いながら小さな粒を指先で捏ね、痛みを伴う強さで刺激していく。
「うっ…やめっ、嫌だ!」
    九条に触れられて恥ずかしくて、でも嬉しくて体が熱くなるのとは全くの正反対、別物だ。
    全身から血の気が引くとはこの事かもしれない。
    九条と恋人同士になり数は少なくとも体を重ねて、その都度散々愛撫され続けた祐羽の乳首は少しの刺激でも期待にプクリと大きくなる位には育っていて、今はそれが完全に仇となっていた。
「嫌だ!やめて、痛いっ!!」
    そう訴える祐羽の声など一切聞かず、加藤は捏ねたり引っ張ったりとやりたい放題だ。
「んっ、やだぁっ…っ!」
「ガキのくせに、いやらしい乳首しやがって」
    加藤がゴクリと唾液を飲んだ音がしたかと思うと、自分の胸元に顔を寄せて来たのを祐羽は絶望と共に見つめた。
    その様子はスローモーションに見え、さながら映画を観ているかの様だった。

い、嫌だ!!

    祐羽が覚悟を決めて目をキュッと閉じた時だった。
「加藤さん?!何、してるんですか?!」
    外から見張り役をしていた男の声がして、寸でのところで加藤が動きを止めた。
    あと少し遅ければ加藤の舌が自分の乳首に触れていたかと思うと恐ろしい。
    恐怖で知らず知らず震えていた祐羽は、加藤が身を起こしたことで解放された手首を撫で無事を確認する。
    それから何とか逃げ出そうと身を捩るが、体は男の下にあって身動きが取れない。
感想 162

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

恋人に好きな人が出来たと思ったら、なにやら雲行きが怪しい。

めっちゃ抹茶
BL
突然だが、容姿も中身も平凡な俺には、超絶イケメンの王子と呼ばれる恋人がいる。付き合い始めてそろそろ一年が経つ。といってもまだキスもそれ以上もした事がない健全なお付き合い。王子は優しいけど意地悪で、いつも俺の心臓を高鳴らせてくる——だけどそれだけだ。この前、喧嘩をした。それきり彼と話していない。付き合っているのか定かじゃない関係。挙句に、今遠目から見つけた王子の側には可憐な女の子。彼女が彼に寄り掛かって二人がキスをしている。 その瞬間、目の前が真っ黒になった。もう無理だ。俺がスイッチが切れたようにその場に立ち尽くした、その時だった。前にいる彼から聞いたこともない怒声が俺の耳に届いたのは。 ⚪︎佐藤玲央……微笑みの王子と呼ばれ、常に笑顔を絶やさない。物腰柔らかな姿勢に男女問わずモテる ⚪︎中田真……両親の転勤で引っ越してきた転校生。平凡な容姿で口が悪いがクラスに馴染めず誰とも話さないので王子しか知らないし、これからも多分バレない ※全四話、予約投稿済み。 Rは書こうか悩み中です。本編に攻めの名前が出てこないの書き終わってから気が付いた。3/16タイトル少し変更しました。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

人気俳優に拾われてペットにされた件

米山のら
BL
地味で平凡な社畜、オレ――三池豆太郎。 そんなオレを拾ったのは、超絶人気俳優・白瀬洸だった。 「ミケ」って呼ばれて、なぜか猫扱いされて、執着されて。 「ミケにはそろそろ“躾”が必要かな」――洸の優しい笑顔の裏には、底なしの狂気が潜んでいた。 これは、オレが洸の変態的な愛情と執着に、容赦なく絡め取られて、逃げ道を失っていく話。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。